1999年9月
バイソンに感動
独自ドメイン取得の誘惑
高機能なFireworks2
“工事中”は格好悪い
検索ロボットへの対処法
サーバー内検索ソフトはどれがいい?
@ニフティまで1カ月

バイソンに感動

月遅れの夏休みを取って、大分まで遊びに出かけた。行き先は別府のハーモニーランドとアフリカン・サファリ。ご存じかもしれないが、ハーモニーランドはサンリオの遊園地、アフリカン・サファリは放し飼いの自然動物園である。ま、子どもを連れての夏休みだから仕方ない。家族サービスに徹しようと、覚悟を決めていたのだが、アフリカン・サファリの方は行って良かった。見たかった動物がいたからだ。

ここは30年ほど前にオープンしたから、いくら絶滅の危機に瀕しているとはいえ、トラやサイがいてもおかしくはない。今や輸入は難しいでしょうけどね。でも、アメリカバイソンがいたのにびっくりしたのだ。それも数十頭も! 当然のことながら、放し飼いだから、アメリカの国立公園にいるような形でバイソンは群れている。まさか、隣の県でこんな光景を見ることができるとは…。

バイソンはバッファローとよく誤解される。アメリカ映画でもバッファローとして紹介されることがあるし(「ホワイト・バッファロー」とかね)、バイソン狩りで有名なハンターにバッファロー・ビルという人物もいた。しかし、バイソンはバイソンである。いくら牛の仲間とはいえ、水牛ごときと勘違いしてもらっては困る。

かつて北米大陸に数十万頭から数百万頭いたと推定されるバイソンは乱獲によって一時は絶滅の危機に瀕した。すべては白人のせいである。アメリカ先住民はバイソンの肉を食用にし、毛皮を衣服に使ったが、必要以上に捕獲することはなかった。白人たちは違った。おとなしい草食動物のバイソンを狩猟のための狩猟、単なる楽しみのために大量に撃ち殺した。バッファロー・ビルは西部劇にも時々登場するが、自然保護派から見れば、唾棄すべき人物以外の何者でもない。バイソンはこうした人々の手で19世紀末には数百頭(百頭ぐらいだったか)にまで減ってしまった。その後、手厚い保護によって絶滅の危機は脱したが、非常に危ないところだったのだ。だいたい動物の種というのは個体数が100頭を切ると絶滅へのカウントダウンが止まらなくなるといわれるからだ。映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」で、バイソン狩りのシーンは一つの見どころとなっていた。監督・主演のケビン・コスナーは自然保護に理解があるから、当然、このシーンでは模型を使用するなどして一頭もケガをさせていない。

アフリカン・サファリのリーフレットにバイソンはまったく紹介されていない。やはり、こうした自然動物園で人気があるのはライオンなどの猛獣や大きなゾウ、キリンなのだろう。ただ、百獣の王ともあろうものが、バスの金網につかまり、大きな口をあけてえさをねだる姿は情けなかった。バイソンはあまり人気がないのか、観光客への餌付けはされていず、バスから離れたところでひっそりと草を食べていた。アフリカン・サファリは高原にあり、気温は平地よりもやや低い。分厚い毛皮に覆われたバイソンにも少しは過ごしやすいだろうか。(9月5日)

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独自ドメイン取得の誘惑

週刊アスキー9月22日号がレンタルサーバーについて特集している。ホームページ使用量は現在、2メガバイト足らずだから、まだまだ余裕はあるのだが、レンタルサーバーは独自ドメインを取得できるという点でかなり魅力がある。例えば、「シネマ1987online」のURLは
http://village.infoweb.ne.jp/~fwnk1502/
と長いし、覚えにくい。チルダの入力も初心者にはやっかいだろう。これを独自ドメインにすれば、
http://www.cinema1987.com
という風にできるのだ。これなら簡単だし、すぐに覚えてもらえそうである。

で、いくつかレンタルサーバーのサイトを見てみた。安いところは月額1500円からサービスがある。ここの場合、ホームページ容量は25メガバイト。一般的には3000円から5000円の範囲内で、5000円も出すと、容量は300メガバイトとぐんと大きくなる(シネマ1987onlineはテキスト主体だから、そんなには必要ないんですけどね)。ま、手が届かない額ではない。それに1500円なら生協インターネットとあまり変わらない。生協は10メガバイトだから、その2.5倍の容量を1.5倍の価格で持てるわけである。もちろんプロバイダとは違って、接続サービスはないが、考えてみれば、今だって生協はメールチェックとInfowebの月1回のメンテナンスの時ぐらいしか使っていないのだから、構わないのである。

ドメイン取得後はアメリカの管理団体に毎年35ドル(1ドル110円で計算すると、3850円)の維持管理料金を支払わなくてはならない。これも自分の好きなドメインを持つことができるなら、それほど高いとはいえないだろう。念のために、cinema1987.comが登録されているかどうか検索してみたが、まだ登録されていないようだ。うーん、心が動きますね。

ただし、こうしたレンタルサーバー、CGIを制限しているところが多い。自作スクリプトを許可していてもチャットはだめとか、telnetを禁止しているとか、SSIや自作スクリプト自体を禁じているところもある。telnet以外はCGI使い放題のInfowebとは大違いである。だから、レンタルサーバーを利用するとしたら、本サイトをレンタルサーバーに置いて、CGIはInfowebに置かなくてはならない。ちょうど今の「シネマ1987online」と「映画とネットの日々」のような関係になるわけだ。アクセスカウンターの「ジジジカウンター」が使えないのは残念だが、それ以外はそんなに不便ではないだろう。気になるのはレンタルサーバー業者に中小規模の会社が多いこと。経営が思わしくなくて倒産とかいうことになったらと心配だ。大手が参入してくれると、安心なんですがね。(9月14日)

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高機能なFireworks2

マクロメディアのWeb画像作成ソフト「Fireworks2」を買った。マクロメディアのソフトは一般的に高く、これも実売で2万円以上するが、基本的にはプロ仕様なので、価格に見合うだけの機能は備えているようだ。どんなロゴでもこれで作れるし、ロールオーバーボタンやアニメーションgif、クリッカブルマップなどにも対応している。画像中心のホームページ作成ソフトとしても利用可能だ。これまで、ロゴの作成には「ホタル2001」付属のロゴファクトリーを使っていたが、これ、あまりいいロゴが作れないんですよね。どうもセンスがない(自分も?)。影付き文字も立体文字もけばけばしくなるので、気に入らなかった。「ホームページマガジン」など雑誌の付録や素材集のページにはけっこういいロゴがあるが、当然、そういうロゴはよそのページでも使っている。オリジナリティのある、もっとシックなロゴを自分で作りたかったのだ。

さっそく「シネマ1987online」のタイトルロゴを作ってみたら、まずまずいい感じに仕上がった。ロゴ作りはそれほど難しくない。しかし、それ以上進もうとすると、途端に難しくなる。レイヤーは分かるにしても、スライスとかインスタンスとか、トゥイーンとか、聞き慣れない用語が続出してくるのだ。付属のユーザーガイドだけでは理解にしくく、ガイドブック(「Fireworks2 Web画像作成 スーパーテクニック」Web&HP研究会編著。書店になかったので、クロネコヤマトのブックサービスに頼んだ)まで買う羽目になった。

ガイドブックを読みながら、ロールオーバーボタンを作ったら、簡単ですねー。ロールオーバーはJavaScriptでも作れるが、たくさんのボタンを一度に作るにはこれ、便利である。ついでにロールオーバー付きのクリッカブルマップも作ってみた。これも簡単。Fireworks2は素材を作ると同時にHTMLも出力してくれる。そのソースのコピーを自分のページに張り付ければ、スクリプトを書くことなく、ロールオーバーがボタンが出来上がる。難点はソースが複雑になり、ファイルサイズも大きくなること。なんと、このソースだけで17キロバイトもある。それにたくさん出力される画像のファイル名も自動的に付けられるので、どれがどのファイルなのか分かりにくい。これでは自分で加工しにくい。手間はちょっとかかるにしても、後々のことを考えれば、自分でこつこつJavaScriptを書いた方がいいようだ。

で、インデックスを従来のスタイルシートを使った文字から画像に変えて、トップページを作り直してみた。Fireworks2でロゴを並べた画像だけを作り、TTTEditorでクリッカブルマップにしたのである。文字から画像に変えたのは、文字だと画面が狭くなった時にレイアウトが崩れることと、ネットスケープで表示が不十分なためだ(フォントを指定しても反映されない)。ロールオーバーはしないが、これで十分という感じである。背景は白、文字は黒のモノクロームを基調にしたのでいくらかシックな感じが出たのではないかと思う。カラーなのはタイトルロゴと下の方にあるリンク用バナー、WEBリングだけ(これレイアウト的に言うと、じゃまですね)。

作る過程で感心したのはロゴの整列機能があること。上下、左右の幅を等しい幅にして、きれいにならべられる。一つのロゴが2行にわたる場合はセンタリング、左合わせなどの形も自在。こうした修正作業が高機能なのはありがたい。まだまだ使い切れてはいないが、買って損はなかった(と思いたい)。同じマクロメディアの「FLASH4」も欲しくなりますね。(9月19日)

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“工事中”は格好悪い

ホームページのデザインについてはなかなか参考になる本がない。「HTMLデザイン辞典」(翔泳社)はテーブルやフレームを作る上で役に立つ本ではあるが、具体的にどんなデザインがいいのかについては教えてくれない。画一的にこんなデザインがベストというのは言えないし、ページの価値観も人それぞれではあるだろうから、一概には難しいのだろうが、何か指標になるものが欲しいと思う。だからいつも書店に行くと、Webデザイン関係の本を探してしまう。先日見つけたのが、「くたばれ!チープなウェブサイト」(エムディエヌコーポレーション)という本だ。

これは昨年出版されたものだが、デザイン的にサイテーのホームページを取り上げてどこが悪いかを解説するという、いわば反面教師の内容だ。著者はビンセント・フランダースとマイケル・ウィリス。この2人のアメリカ人はWeb Pages That Suck.comというサイトを公開している。出来の悪いデザインを検証することで、優れたデザインについて教えるというサイト。つまりこの本の基になったサイトなのである。残念ながら、アメリカでは1998年に出版されたらしく、タグの使い方やスタイルシートに対する考え方など古くなっている部分もある。しかし、ユーモアと示唆に富んでおり、参考になる部分も多かった。

「じゃあ、ウェブサイトをつくってみるかい」から「サイトを売り込む方法」まで全11章ある。画像の章では一般的にいわれるように大きすぎる画像をトップページに置くのを禁じているほか、gifアニメ多用の禁止、ALTパラメーターの設定やテキストリンクの必要性などを解説している。テキストリンクはクリッカブルマップや画像ボタンを使っている場合、画像が表示されないと、どこにも行けなくなる恐れがあるから必要なのだという。なるほど、もっともな指摘である。「建築中のサインを使うな」というのも同感だ。「すべてのサイトは永遠に建築中だ。つまり、更新するのが当たり前ってこと。だから、わざわざサインを出す必要なんてないのさ。そんなサイン、すぐに消すべきだね。特にアニメーションを使っているなら、即削除だ!」というわけである。

コンテンツにUnder Constructionとか工事中とかの表示を使っているサイトがあるが、あれは本当に必要ないと思う。いや、1カ月ほどで工事が完成するなら、まだ話は分かるのだが、ずーっと工事中が続くのは格好悪い。単なる見栄と思われても仕方ないだろう。これがありなら、例えば、「世界映画作品全集」(工事中)、「全映画人物辞典」(工事中)、「Yaphoo!より詳しい検索エンジン」(工事中)、「とてもきれいなWeb素材集」(工事中)、「ほかには絶対にない最高機能の自作CGI」(工事中)なんて並べることもできるのだ。工事中の表示を使うと、クールなページからほど遠くなるということを肝に銘じておきたい。(9月25日)



検索ロボットへの対処法

「くたばれ! チープなWebサイト」の最後には検索エンジンへの登録の仕方が紹介されている。検索エンジンの中で著者が最も重視しているのはYaphoo!だ。

 「(Yaphoo!以外の検索エンジンやディレクトリ・サービスは?)俺たちは『無視しても構わない』と思う。Yaphoo!にさえ登録できれば8割がた押さえたようなもんだ。検索エンジンやディレクトリ・サービスは、現状でも700カ所以上あるが、残り2割を埋めるために時間や労力を使う必要もないだろう」。
 アメリカでも日本でもYaphoo!の利用者が多いのは同じなんですね。ただ、以前も書いたことだが、Yaphoo!の審査は厳しくて、なかなか登録してもらえない。逆に言えば、それだけ信頼性はあるということだ。だから審査に通るようコンテンツを充実させていくしかないのである。「くたばれ!…」にも「コンテンツは王様」と書いてある。

ではロボット型検索エンジンの場合はどうか。これはホームページのURLとE-mailアドレスを書いて申請すれば、そのうちに検索ロボットが来て自動収集してくれる。gooに登録されると、Yaphoo!で検索して該当キーワードがなかった場合、gooの検索結果を表示するという利点もある。gooの場合、登録内容に収集結果が反映されるまでには1カ月ほどかかるようだ。このほか、アクセスログを見てみると、「シネマ1987online」にはInfonavigatorのロボットがよく来ている。これはまあ、Infowebにあるのだから当然だろう。なにしろ申請してもいないのに来るんですから。あとLycos Spiderというログが残っている時もある。これ、Lycosのロボットなのだろうか?

ロボット型で困るのはホームページの紹介文(サマリー)にページの内容がそのまま反映されることだ。現在、gooで「シネマ1987online」を検索すると、サマリーはこんな風になる。

 「since 1999 May 21 ★SORRY,JAPANESE ONLY CONTENTS ■ 更新情報   8月10日更新 ■ 例会リポート ■ 映画評 ■ 1998年ベストテン ■ リンク    ┗NOFRAME ■ STAR WARS LINKS ■ 検索エンジンルーム....」。
 これは8月10日現在の収集結果だが、今はクリッカブルマップを使っているから、「Since 1999 MAY 21th We Love Movies 1990年代ベストテン…」という風になるだろう。これを普通のサマリーにするためによく言われるのがMETAタグの使用である。たいていのホームページ作成本には書いてあるし、「くたばれ!…」にもある。例えば、「シネマ1987…」はこんな風に記述している。
<META name="keywords" content="映画,映画サークル,映画評,掲示板">
<META name="descripton" content="1987年に発足した映画サークル。トーク形式で映画を批評し合う合評会のレポートや本音の映画評を掲載。映画リンク、掲示板、チャットあり。1990年代ベストテンと今年のベストテンを募集中">

しかし、これがそのまま表示されたのを見たことがない。今の検索ロボットはヘッダー内のMETAタグではなく、実際の本文を収集するらしい。「METAタグの使用はできない」とはっきり書いている検索エンジンも多い。これはたぶん、METAタグの内容と実際の中身が違うのを回避するためではないか。映画のページのようなサマリーを書いて、実際はアダルトのページとか、あるいは逆に自己紹介のページなのにアダルトページのようなサマリーを書くとか、できますからね。検索結果に信頼性を持たせるには本文を拾った方が良いから、仕方がないのだろう。

となると、サマリーを的確に反映させるにはホームページのトップに記述するしかない。レイアウト上みっともないことになるが、これをやって少しでも来訪者を増やすか、あきらめるかである。僕はずっとレイアウトの方を大事にしてきたが、最近、サマリーをトップページに書いた。といっても、ブラウザでは見えない。白のバックに白の文字で書いているからだ。タイトルとコンテンツの間が少し空くことになるが、文字を8ポイントにしたら、それほど気にならなくなった。ま、これが反映されるのは1カ月ほど先でしょうがね。(9月26日)


サーバー内検索ソフトはどれがいい?

「これはインターネットの宝だ」と思うWebサイトの一つに「日本映画データベース」がある。その名の通り、明治32年から現在までの日本映画のデータベースである。収録作品は3万4000本、収録人数は5万5000人。個人が作ったデータベースとしては最大級のものだろう。例えば、「黒澤明」を検索すると、89個のデータが現われる。その一つ一つがリンクになっていて、さらに詳しいデータが出てくる。映画のストーリーや解説は無視して、単純にスタッフや上映時間、出演者のデータに限っているが、それにしてもこれは凄いことである。日本版「インターネット・ムービー・データベース」なんである。

で、このサイト、1年ほど前に訪れた時は使い物にならないと思った。なぜか。検索速度が遅すぎたのである。キーワードを入れて検索ボタンをクリックした後に延々と待たされた。それがですね、最近行ってみたら、検索がものすごく速くなってるじゃありませんか。驚きました。変更履歴を見てみたら、こう書いてあった。

1999/03/23   全文検索によりシステム再開
1999/01/21   サーバに負荷が係りすぎるため検索システム休止

なるほど、検索プログラムを変えたわけか。きっとインデックス作成型に変えたのでしょうね。

検索プログラムはフリーでたくさん公開されている。よくあるのはPerlで書かれたプログラム。僕もこれを設置している。検索のたびに全文検索をするので速度は遅いのだが、設置が簡単という利点がある。もうひとつがインデックスを作成するタイプである。これはC言語で書かれたものが多い。コンパイルの必要があるから、初心者には難しいし、その前にプロバイダがtelnetを許可していないと、設置できない。「日本映画データベース」はたぶん、このシステムに変えたのだと思う。

コンテンツが多くなってくると、自分のサーバー内を検索できるシステムが欲しくなってくる。僕もPerl版をいろいろ探しているのだが、「これは」と思えるものは少ない。見込みのあるものをこれまでに4つローカルで試して、そのうちの2つをページに設置した。「とほほのWWW入門」にある「検索フォーム」と「WEB新撰組」の「検索君」である。「検索君」はHTMLの検索結果にタグが表示されるのが難点。見た目は「検索フォーム」の方がスマートだ。ただ、複数のディレクトリを検索するようにする設定に少し手間取り、ホームページの掲示板を参考にしなければならなかった。その点では「検索君」の方が簡単だ。とほほさんが偉いのはコピーライトの表示をまったくしていないこと。たいていのCGIプログラムには表示があるし、再配布なども禁じているが、とほほさんの場合、すべてOKなんですよね。さすがYaphoo!のクールマークをもらう人は違います。

Perl版でもインデックス作成タイプがあることはある。一つダウンロード済みだが、まだ試していない。僕の場合、映画評と例会リポートを検索する設定にしてあるが、これ今はほとんど毎日追加しているから、インデックスをそのたびに作成しなければならなくなる。サーバーへの負荷を考えると、全文検索型でも変わらないのではと思えるのだ。ま、試してみてよかったら、また設置する事にしたい。設定が難しそうなのが、不安なんですけどね。
 各種検索プログラムについては日本語全文検索エンジンソフトウエアのリストで詳しく説明されています。(9月29日)


@ニフティまで1カ月

過去の映画評を掲載するようになって、更新材料に事欠かなくなった。最近5年間は環境の変化で映画評を書けなかった(その前に映画を見に行けなかった)のだが、1987年から1994年までは毎月、1,2本の映画評を書いていたので、ストックは大量にある。機関紙をスキャンして、e.typistでテキスト化してTTTEditorでHTML化するだけ。1本あたり、20分程度で終わってしまう。楽ですねー。

以前の映画評を読み返して思うのは、今よりまともだな、ということ。1本書くのに3,4日かけていたから、当然なのである。機関紙は1カ月に1度の発行だから、推敲する時間もたっぷりあった。今は映画を見たその日に書いて翌日アップしており、ちょっと雑ですね。改めなければ、と思うのですが、インターネットは「速報性が命」の部分が大きく、遅れて映画評を載せても仕方がない。なら、どうして過去の映画評を載せるんだと、いわれるかもしれませんが、これはデータを多くしたかったから。新しい映画評だけだと、インデックスが貧弱なんです。週1本増えていくにしても、1年間で52本ですからね。それにビデオで見る人には、見るべきか見ないべきかの参考程度にはなると思います。

Infowebとニフティサーブの統合まであと1カ月になった。Infowebのホームページにも統合に関する注意事項が掲載され始めた。それによると、現在のホームページスペースMy Sweet Homepageの新規募集は打ち切り、@ニフティに新しいスペースを作るという。現在のホームページは移転してもしなくてもよく、サービス内容もあまり変わらない。異なるのは新しいスペースでSSIが使えないことぐらいか。SSIは今、アクセスログを取るのに使用しているが、これはCGIでも代用できるし、実はCGI版も設置済みである。うれしいのは統合に伴い、ホームページの拡張料金が安くなること(新料金はMy Sweet Homepageにも適用される)。今までは2メガバイト増やすのに200円かかっていたが、11月から半額以下の5メガバイト200円になる。基本容量10メガバイト、最高30メガバイトまで増やせるのはこれまで通りだ。

@ニフティは会員数335万人の巨大プロバイダとなる。Infowebの「会員のホームページを見よう」のようなコーナーができ、そこで「シネマ1987online」をリンクしてもらえば、訪れる人も増えるのではと、かすかな期待がある。Infowebの場合、ページを更新すると、リストのトップに表示され、目立つようになるが、更新する人は多いからトップに表示される時間は長くはない。会員数63万人でこれだから、335万人だと、すぐにリストの下の方になっちゃうでしょうね。アクセスアップに効果があるかどうかはまだ不透明だ。

それに移転すると、URLが変わってしまう。どうせ変わるのなら、いっそのことレンタルサーバーを借りようかと迷っている。レンタルサーバーは借りるなら「さくらインターネット」に決めた。ここは100メガバイトで年間2万円(月にすれば1700円足らずだ)、CGI、SSI、telnetもOK。標準サービスでnpc.cgi(つまりジジジカウンター)を用意しているのが決め手だ。ドメイン登録・維持もやってくれるし、すぐにでも申し込みたいぐらいだ。ただ、レンタルサーバーを借りてもInfowebか@ニフティにホームページは残したままにするつもり。上記のようなPR効果は捨て切れませんからね。

統合への情報は今後、増えてくるだろう。いずれにしても新スペースへの移転は少し様子を見てからにした方がいいかもしれない。(9月30日)

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