2000年3月
データベースを作りたい!
引っ越しは大変
スタイルシート論争について
OSの価格は適正か
ちょっとDIARY
TTTエディタ大幅強化


データベースを作りたい!

SFオンラインの映画レビューを読んだら、「13ウォーリアーズ」の監督交代劇について書いてあった。ジョン・マクティアナンは途中で降り、後を原作者で監督としても実績があるマイケル・クライトンが引き継いで撮影したそうだ。完成後も長く公開されなかったという。製作費が130億円にも膨れあがったのはこの交代劇が影響したのではないか。大作の雰囲気がないのも納得できる話ではある。

さくらインターネットにようやくWebスペースの申し込みをした。以前も書いたが、生協インターネットは今月末で契約が切れるので、更新せずに新しい環境に移ることにしたわけです。さくらインターネットは年間1万円で100MBのスペースが利用でき、CGI、SSI、telnetもOK。もちろん接続サービスはないが、@ニフティも最近つながらないことはなくなったので大丈夫でしょう。

移転はNamazuのインデックスが大きくなってきたことが一番の理由。このインデックスを「さくら」に移して、検索は「シネマ1987online」からできるようにするつもり。Yaphoo!やgooと同じく検索サーバーを別にして@ニフティのサーバーの負担を減らすわけです。リモートからCGIを呼び出すだけなので、たぶん大丈夫と思う。「シネマ1987online」は現在、5MB余り。インデックスを除くと、3MB程度だから、まだ余裕はある。掲示板など他のCGI関係も徐々に新しい環境に移し、「シネマ1987…」には映画評と例会リポート、映画関係のデータを中心にしていきたいと思う。

100MBという容量はそれを全部移し替えてもまだまだ余裕がありすぎるくらいだが、これはまた新しいページを作りたい。といってもどんなページにするのか、何もアイデアはない。ぼんやりと考えているのは、映画のデータベースで、「日本映画データベース」のようなページにしたいなと思っている。しかし道は遠いですね。「日本映画データベース」で感心するのは、よく一人であんなにデータを入力できたなということ。基礎データの入力というのは単純で地味な作業だから、ものすごく根気がいる。このデータベースが完成まで(フルリンクに対応するまで)2年近くかかったのは当然なのである。近くアップするが、過去5年分のアカデミー賞受賞作品を入力しただけで、すっかり疲れた僕には限りなく大変な作業に思えます。

ところで、「日本映画データベース」でも利用しているNamazuのバージョン2.0のインストールがうまくいかなかった点について、FAQを読んでみたら、どうもKAKASIのパスが通っていなかったのが悪かったようだ。レジストリにも書き込んでいるようだから、まず旧バージョンを完全にアンインストールし、Autoexec.batを書き換える必要がありそう。それは分かったのだが、なかなか踏ん切りがつかない。試しにPerl版の検索エンジンの新しいバージョンをローカルで試してみたら、バージョン1.3Xで作ったインデックスにも対応しているはずなのに、なぜか動かない。これでますます不安になってしまった。今回のバージョンのKAKASIはインストーラーがまだついていないから、自分で設定する必要がある。Namazu for Win32自体にもバグがあるらしいし、2.0のインストールはKAKASIのインストーラー付きが出てからでも(出るのか?)遅くはないのではないかと思う。

このバージョン2.0、まだ使っているサイトは少ない。唯一、確認したのはFLASHメーリングリストの加入者が過去のメールの検索用に作成したサイト。ここは直接、サーバーにインストールしているようだ(UNIX方面の知識がないのでよく分からないのだが、こういうインストール、レンタルサーバーでもできるのかな)。ま、当面はPerl版で行くつもりだけれど、いずれにしても、もっとNamazuについて勉強する必要がある。というわけで「日本語全文検索エンジンの構築と活用」を読み直している(これのバージョン2.0対応版は出ないんでしょうか)。UNIXについても何か参考書を買った方がいいのだろう。Namazu for Win32のメーリングリストにも加入したが、ここはメールのやりとりが少ないようで、まだ1通も届かない。…と思っていたら、2通来た。バージョン2.01が出たそうです。(3月3日)

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引っ越しは大変

さくらインターネットからページ使用開始許可の連絡が来たので、さっそく引っ越し作業をしている。普通のファイルはアップロードするだけでいいが、面倒なのはCGIスクリプト。@ニフティとは設定が異なるので、いちいち書き換えなくてはならない。まず、Namazuを転送してみた。サーバーは@ニフティと同じApacheなので簡単に動くかなと思ったが、そう簡単ではなかった。最初にアクセスしてみたら、なぜかページが真っ白。あれと思い、Perlのパスを変えたり、改行コードを変えたり、転送モードを変えたり、設定ファイルを書き換えたりしたが、全然ダメ。いろいろやっているうちに、おなじみのInternal Server Errorが出るようになってしまった。試しに@ニフティのNamazuファイルを転送してみたけれど、やはり同じで真っ白。ここまでやってダメということは、さくらインターネットではNamazuは動かないのかなと結論しそうになった。しかし、それでは100MBのスペースを借りた意味がないではないか。

telnetでログインし、namazu.cgiのチェックもしてみたが、スクリプトにエラーはない。そこでハッと思いついた。もしかしてこれはパスが違うのでは…。Namazu設定ファイル(namazu.conf)のインデックスのパスを書き換えてみたら、ようやく動くようになった。なーんだ。原因は分かってみれば、簡単なものである。これまで相対パスでいいのかと思いこんでいましたが、絶対パスの誤りでした。Namazu(Perl版)設置ノーハウのページもこの部分を訂正しておきました。

この作業の途中で、さくらインターネットのFTP転送速度が遅いことが分かった。@ニフティの6〜7割程度ではないか。さくらは大阪、@ニフティは東京で、さくらの場合、東京−大阪間に自前の回線を持っていないから、こういうことになるのかもしれない。ファイル転送中はほかのことをしていてもいいから構いませんが、ちょっと気になる。ま、将来的に回線を引く予定らしいので、しばらくの我慢でしょう。

Namazuの移転によって、前回書いたように検索サーバーを別にすることができた。Web上から検索を試してみると、検索ページの表示速度は問題ない。1台のサーバーを利用する人数は120人までで、@ニフティより大幅に少ないだろうから、むしろCGIの反応はいいのではないかと思う。これでインデックスのファイルサイズを気にする必要はなくなり、一安心である。映画フォーラムなどの掲示板も徐々に移転を進めている。こちらはログを引き継ぐ必要がある。DREAMWEAVERを使えば、ローカルのファイルに上書きしてくれるので割と簡単だ。FFFTPではサーバーのログをダウンロードすると、エディタが立ち上がり、そこから保存しなくてはならない。DREAMWEAVERは作業を省力化でき、こういう時に便利ですね。

telnetは初めてやってみた。使ったのはWindows付属のtelnet。意外に使いやすい。念のために他のtelnetソフトもインストール済みだが、付属品の方で十分ですね。ただし、UNIXのコマンドを知らないと、どうしようもない。現在、参考書を2冊買って、勉強中です。(3月6日)

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スタイルシート論争について

「とほほのWWW入門」の掲示板「ラウンジ」でスタイルシート論争が展開されている。発端が何だったのか、ラウンジの最初の方を読んでいないので分からないのだが、とほほさん自身のスタイルシートに関する記述にも一因がありそうだ。とほほさんは「現状では対応していないブラウザもあるので、スタイルシートを使うにはリスクが伴う」との趣旨。これにスタイルシート擁護派がかみついた。「批判的なことばかり書いてあって、初心者があのページを読んで、スタイルシートを使う気になるわけがない」というわけである。「とほほのWWW入門」はYaphoo!のクールマークが付いた有名ページだから、その影響力は大きい。そんなページでスタイルシート=危険という記述があったら、初心者は使わないでしょうね。僕が「スタイルシート基礎講座」(未完成です。好ましくない記述もしてあります。最近更新していませんm(__)m)なんてページを作ったのも、とほほさんのスタイルシートに関する記述の仕方が一因だったから、これは気持ちとしてはよく分かる。スタイルシートに関する講座なのにスタイルシートを使っていないというのは気になるのである(すべてのブラウザの人に読めるように書いたという理由があったにしても)。BLOCKQUOTEタグでマージンを取るなど、など好ましくない使い方もしてある。

スタイルシートを使うか使わないかは個人の自由。だから論争の結論は見えている。W3C(World Widw Web Consortium)も「必ずスタイルシートを使え」と言っているわけではなく、あくまでも勧告に過ぎないのである。僕もスタイルシートは擁護するし、ネットスケープの対応の悪さには腹が立つ。しかし擁護派の人たちの発言には「…すべき」という“べき論”が多くて閉口する部分もある。勧告に過ぎないものを「…すべき」という言葉でくくるのはどうかと思うのだ。きっとstrictな人が多いのだろう。もちろん記述の仕方に誤りがあれば、正した方がいいのだけれど、たとえ誤りがあっても今のブラウザ(特にIE)では問題なく表示されるんですよね。

文章の論理構造と見栄えを分けるというW3Cの主張を僕はもっともだと思う。現状で問題があるとすれば、HTML辞典やWYSIWYG型のホームページ作成ソフトが必ずしもそれに沿っていないことだ。辞典には当然のことながら(W3Cが“有害”とする)FONTタグの説明もあるし、作成ソフトにいたっては平気でこうしたタグを挿入する。スタイルシートに対応したDREAMWEAVERのようなソフトでさえそうである。スタイルシートで記述するためにはわざわざスタイルシートの編集を選ばなくてはならない。何も知らない初心者にはこれは無理だろう。FTPさえ知らなくてもページが公開できる時代なのである。だからスタイルシートを本当に普及させるためには辞典や作成ソフトに“有害”なタグを使った仕様をやめてもらうほかないと思う。そうなると、初心者には敷居が高くなるという問題は残るが、もともときれいなページを作ろうと思ったら、それなりに勉強は必要だ。

個人的になぜ、スタイルシートを使い始めたかというと、リンクの下線を消したり、文字列をOnMouseoverで色が変えられることにあこがれたからである(ネットスケープは対応していない)。で、スタイルシートの参考書を読むと、いろいろと便利なことが書いてある。外部スタイルシートを採用すれば、背景色や文字の大きさなど簡単に複数のページに設定できるし、JavaScriptと組み合わせれば、ダイナミックな変化(ダイナミックHTML)も可能だ。HTMLソースもきれいに、すっきりする。ページの左右にマージンも取れ、読みやすくなる。テキスト主体のページの場合、スタイルシートに利点は多いのである。初心者がスタイルシートを始めるのは、こうした「単なるタグより便利なことができるから」という理由が多いと思う。論理構造と見栄えを分けた方がいいという論理はそれから後に納得することだろう。

「とほほのWWW入門」の論争は進むにつれて、具体的な記述の是非などトリヴィアルな方に向かいつつある。先に書いたような理由で、もともと論争として成立しにくい問題だから、こうなるのは当然なのである。ただ、論争の経過はなかなか勉強になる。スタイルシートに興味がある人は一度のぞいてみることをお勧めします。(3月11日)

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OSの価格は適正か

さくらインターネットへのCGIの移転を進めている。懸案だったAUTO LINKも移転を済ませた。というか、移転のついでにスクリプトをKENT WEBの「コスモ・ナビゲーター」に変えた。今までのも優秀だったのだが、何件登録されているか項目をクリックしないと分からず、ちょっと不便を感じていたのです。「コスモ・ナビゲーター」は登録件数が項目別に表示されるので使いやすいと思う。今まで登録してもらった人のを消すわけにはいかないので手作業で再登録したが、ひとつ大きなことを忘れていた。このスクリプト、サーバーのsendmail機能で登録完了通知を送るのだが、僕はこれを自分のところにメールが来るものと勘違いしていた。当然、登録者に送られるんですよね。しかも、自分のホームページのアドレスを間違っていたので、メールを受け取った人は何のことか分からないかもしれない。登録していただいた方々すみません。そういう事情なので、ご了承ください。

このほか、ゲーム関係のCGIスクリプトも設置を始めた。100MBも容量があるのに現在、使っているのは3MB余り。もったいないですからね。でもCGIスクリプトのファイルサイズはせいぜい数10KB。それを考えると、100MBの容量というのは相当たくさんのコンテンツが設置できますね。CGIの移転を進めた結果、@niftyの方は3MB足らずに減った。こちらも当分、容量的には心配なくなった。

MYCOM PC MAILに面白い記事があった。サン・マイクロシステムズがOSのSolaris8の無償配布を始めたという。「UNIXを母体としているLinuxが無償で配布されているだけに、Solarisも同じ道を歩まざるを得ないともいえる」との理由らしい。無償配布をできることについて同MAILはソフトウエアの収益が全体の10%程度だから、としている。サンの収益の9割はハードウエアによるものという。しかし、理由がどうあれ、これは大変なことだ。マイクロソフトがWindowsを無償配布するようなものなのである。

Windowsの価格ほど不明朗なものはない。世界の8割以上のパソコンにインストールされるのにアップグレード版でさえ1万円余りする。いったいどうやって価格を決めているのか疑問に思わざるを得ない。製作コストを回収して十分な利益を挙げてもまだお釣りが来るような価格なのではないか。そもそもOSを販売するという姿勢にも疑問はある。コンピューター文化、インターネット文化というのはもともと無償の努力によって発展してきた側面がある。UNIXのGPL2(GNUの一般公有使用許諾書バージョン2)に沿って配布されるフリーソフトはNamazuをはじめ今でも少なくないのである。もちろんコンピューターやインターネットを新たな商売の場と考えても一概に悪いとは言えないし、世はどうもそういう方向に進んでいるようだ。しかし、UNIXのようなフリーのOS(ソフト)がなかったら、インターネットがこんなに発展しなかったこともまた事実なのである。

無償にしろとは言わないから、Windowsの価格、もう少し下げてもらえないだろうか。今の半額以下の価格でも十分、元は取れるはずだ。結果的にはその方がマイクロソフトのためになる、と僕は思う。世界一のお金持ちであるビル・ゲイツは昨年だったか、かなり高額の寄付をして話題になったが、そんなことよりWindowsの価格を大幅に下げた方がよほど世のため人のためなのである。(3月17日)

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ちょっとDIARY

○月×日 あっぽーさんの「もぐらたたき」ゲームを2つ設置させてもらった。顔文字版と画像版である。反射神経だけの勝負なのだが、始めるとけっこうハマる(ちょっとしたコツもあって、何回かやっているうちに高得点が出るようになります)。CGIとJavaScriptを組み合わせて作ってあるが、感心するのはゲーム本体がJavaScriptだけでできていること。だからオフラインでもプレイできる。一度ゲームのページを表示させれば、回線を切っても何度でもプレイできるわけです。JavaScriptで、こんな面白いゲームが作れるなんて、感心してしまいます。CGIは得点を記入する部分のみに使ってあり(掲示板と同じ仕組み)、これならサーバーへの負担が軽いという利点もある。アイデアが抜群と思う。

○月△日 WOWOWで「京極夏彦 怪」の第2弾「隠神(いぬがみ)だぬき」が放映された。テレビ向けのオリジナルストーリーだった前作「七人みさき」とは異なり、今回は「巷説百物語」の中の「芝右衛門狸」のドラマ化である。ただし脚本は京極夏彦ではない。最初から見たが、ほとんどコメントする気にならないような内容で、がっかりした。1作目も担当した酒井信行の演出がまったくダメ。映像的な魅力はかけらもなく、安っぽいうえに水増しとしか思えないような描写が続く。1時間でも十分な内容を無理に1時間40分に引き伸ばしている感じ。映像が緩みっぱなしなのである。ゲスト出演の嶋田久作と谷啓(原作ではレギュラーの“事触れの治平”役)は良かったものの、物語の魅力的な設定が生かされていない。第3弾も酒井信行が撮影するらしいが、お願いだから、最後の4作目は名の通った監督に撮らせてほしい。必殺シリーズを撮っていた監督ならピッタリと思うのですがね。

○月◇日 子どものお供で見た「ドラえもん のび太の太陽王伝説」はドラえもん誕生30周年記念と銘打ってある。僕はドラえもんが誕生した最初の回をリアルタイムに雑誌で読んでいる世代であり、藤子・F・不二雄の漫画も好きだが、映画版を劇場で見たのは初めて。しかしねえ。映画には30周年記念に対する意気込みはなく(ウィーン少年合唱団が主題歌を歌っているのは意気込み?)、これまた水増しした内容である。幼児はこの程度でも喜ぶのかも知れないが、お供をする親の気持ちにもなってほしい。こんな内容だったら、親は寝るしかありませんね。技術で「トイ・ストーリー2」を超えろとは言わない。でも話の面白さなら超えられるはずなのである。

○月□日 昨年見逃したことを最も後悔したのがテレンス・マリック監督の「シン・レッド・ライン」。WOWOWでようやく見た。スピルバーグ「プライベート・ライアン」と同じ時期に公開され、アカデミー賞にも同時にノミネートされたから比較されることが多かったが、全体的なまとまりとしてはこちらの方が上だろう(「プライベート・ライアン」の圧倒的な革新性には負けている)。ガダルカナル島の高地奪回戦を延々と描く前半にまず驚く。まるで「二百三高地」だ。戦場のシーンが多いが、ジャングルの描写はあくまでも美しく、静謐である。テレンス・マリックらしいスタイルで、これは戦争映画だなんだという前に立派に作家の映画である。「天国の日々」以来20年ぶりの作品だが、映像の瑞々しさは変わらない。マリックはもっと映画を撮るべきだろう。(3月21日)

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TTTエディタ大幅強化

どうもおかしいと思っていた。「全文検索ソフト(Perl版)徹底比較」のページに最近アクセスが多いのである(ここには裏カウンターが設置してあります)。急激に伸びたので、どこかアクセスの多いページにリンクしてもらったに違いないと考えたのだが、リンク元は当然分からない。一度ページのアクセスログを取ってみようかと考えていた矢先にリンク元が分かった。久しぶりに行ってみた「日本語全文検索エンジンソフトウェアのリスト」に以下のような記述があったのである。

『全文検索ソフト(Perl版)徹底比較 (hiro氏)』 は、以下のスクリプト群(+ Namazu + ASS)を実際に比較導入してみて 5段階評価をしています。設置難易度などは一般的なユーザの実感にもっとも近い感想かとおもいます。

驚きました。まさか手本にしたページにリンクしてもらえるとは…。馬場肇さん、ありがとうございました。ただし、アクセスが増えると、ページの記述に間違いがないか、検索ソフトの作者に失礼になっていないか、不安にもなる。もう一度、記述を確かめた方がよさそうだ。それと、「全文検索…」のページに来る人がついでにトップページにも来てもらえれば、アクセスカウンターの数字、もう少し伸びるんですけどね(^^ゞ。分からないのはインターネットの片隅にある僕のページがなぜあちらに分かったのかということ。「日本語全文…」でもアクセスログを取っているのでしょうか?

さて、いつもこのページを書くのに使っているHTMLエディタのTTTエディタがバージョン2.0にアップした(今までは1.4だった)。作者のtaka36さんによると、プログラムを根本から作り作り直したという。β2版を既にダウンロードしていたが、やはりベータ版にはバグがつきものなので怖くてあまり使わなかった。25日に正式版がアナウンスされたのでさっそくダウンロードして使っている。機能は大幅にアップしているようだ。追加機能は以下の通り(ヘルプから引用)。

・印刷機能(プレビュー付き)を追加。
・エディタを2つに分割機能を追加。
・参照ウィンドウを追加。
・ページの表示時間計算を追加。
・ブックマーク機能を追加。
・ファイル検索機能を追加。
・上書き保存時バックアップ機能を追加。
・キャレット位置のタグ、属性をヘルプ表示できるようにした。

便利なのはブックマークウィンドウと検索機能の強化。ブックマークウィンドウはリンクを張る場合などに、IEやNNのお気に入り(ブックマーク)を読み込み、指定したURLをページやリンク設定ダイアログに張り付けることができる。今まではお気に入りを表示してURLのコピー、ペーストをしていたが、この機能を使えば、手間がかからない。ただ、お気に入りのフォルダは表示されず、ファイルだけなので数が多いと、探すのがちょっと大変である。検索機能は編集中のファイルだけでなく、他のフォルダにあるファイルの文字列も検索できるように強化された。これはかなり優秀。間違いや書き直したい文字列をいちいちファイルを開いて探さなくてもよくなったのである。できればこれに複数ファイルの文字列の一括置換機能も付けてもらえれば、DREAMWEAVERみたいにもっと便利になると思う。

このほか従来の機能の強化・変更部分は数え上げればきりがない。書いていったら、それだけでこのページが埋まってしまう。エディタ自体の反応速度も前バージョンよりアップしているようだ。納得のバージョンアップであり、こんなに機能豊富なのにフリーソフトなのである。最強のHTMLエディタと断言できる内容だ。僕はシェアウェアになっても使いますね。唯一残念なのはツールメニューにあった「改行コードを<BR>に変換」機能が今回からなくなっていること。これ、テキストを張り付けた際、複数行に一度に<BR>を挿入できて大変便利だったのだ。作者に復活してもらうよう要望してみよう。と、思って掲示板で要望してみたら、さっそく回答があった。ツールメニューから編集メニューに変わったそうです。名前も「行末に<BR>を追加」に変わっていました。(3月26日)

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