1999年6月
生協インターネットはどう遅いか
涙、涙の掲示板
アクセス向上は難しい
検索エンジン一括登録にうんざり
映画会社さんにお願い
METAタグの置き方は?
パソコン周辺機器購入の法則
パソコン雑誌はどれを読む?


生協インターネットはどう遅いか

 サーバーのスペースを借りておきながら、こんなことを書くのは気が引けるけれど、生協インターネットの通信速度の遅さにはあきれてしまう。月会費1000円の安さに惹かれて3月に入会したら、それまで入っていたプロバイダより数倍遅かった。あまりに遅いので「窓の杜」から「インターネット通信速度計」というソフトをダウンロードし、計測してみて、目を疑った。午前1時台で秒速300バイト…。いちおう私はISDNを引いているのである。それなのにこれはないでしょう。

 ISDNは64kbpsだから、理論値で秒速最高8キロバイト。まあそこまでは無理にしても、5〜6キロバイトは出てもおかしくはない。それなのに20分の1の速度しか出ていない。しかも時々、目盛りがゼロバイトになってしまう。つまり通信が途切れているわけである。ちなみに私が利用しているのは宮崎アクセスポイント。別に他のアクセスポイントもみんな遅いなどと言うつもりはない。速いところもあるかもしれません。これは宮崎に限っての話である。

 あまりの遅さに我慢できず、5月からInfowebにも入会した。快適である。通信速度計で測ると、同じ時間帯で普通に5〜6キロバイトは出ている。時々、8〜9キロバイトなどという速度になることさえある(これはおかしい)。生協インターネットと比べると、実に30倍である。2回線を使用するMP接続にも対応しているから、そのさらに2倍、つまり生協の60倍の速さが出ることになる。Infowebは月150時間まで3000円。生協の3倍だけど、接続に要する時間を考えれば、安いものである。

 もう一つ、我慢ならないのはテレホーダイ時間のメールサーバーの非力さ。私はメーリングリストに入っているし、メールニュースの配信もを受けているので1日のメール量が100キロバイトを超えることも珍しくない。そういうのをダウンロードしていると、時間がかかるのはもちろんだが、途中でメールサーバーの反応がぴたりと止まってしまうのである。「サーバーから60秒間反応がありません」とメールソフトがメッセージを出す。さらに60秒間待つと、また同じメッセージが出る。これでは使い物にならない。

 もっとも許せないのは、そういう不満がありながら、すぐに解約できない点だ。1年間前払いのシステムのためである。しかも入会金は4000円と高い。これですぐにやめてはもったいない。もし生協の冠がなかったら、こんなサイテーのサービスでは悪徳プロバイダと言われるところだろう。

 生協ホームページにあるアクセスポイントの混雑状況を見ると、宮崎の場合、午後11時から午前1時台までは使用が100%となっている。いったい何人の会員がいるのか知らないが、もはや宮崎アクセスポイントの回線が耐えられる状況にないことははっきりしている。早急に改善すべきと思う。(6月16日)




涙、涙の掲示板

 このサイトの兄弟サイトである「シネマ1987オンライン」には掲示板を2つ設置してある。「シネマニアBBS」と「なんでも掲示板」という。生協はCGIを許可していないから仕様がないのである。「シネマニア…」は「WEB裏技」さん、「なんでも掲示板」は KENT WEB」さんのサイトからダウンロードさせていただいたm(__)m。最初は「シネマニア…」だけだったのだが、「どうしても投稿できない(原因不明)」という人のために操作のやさしい(?)「なんでも掲示板」(正式名称はlight boardという)を設置したのである。

 で、ですね、このやさしい掲示板は100件超えると、自動的にログが消えてしまうのです。サーバーへの負荷を軽くするための処置で、ま、どこの掲示板でもそういう処置はしてあるんですが、せっかく投稿してもらったのに消してしまうのはもったいない。そこで過去ログが残せるように、設定を変えてCGIのファイルを再転送した。設定を変えるといっても、CGIのスクリプトを直接いじるわけではないから、難しくはない。数字を0から1に変えるとか、その程度です。

 説明書にある通りに設定して、再転送し、「うまく動くかなー」と期待しながら、接続してみると、サーバーエラーが起きた。「あなたの要求には答えられません。Infowebに問い合わせてください。あなたに原因があるのかもしれません」などという意味の英語が表示されるのである。設定を元に戻して再転送してもエラー。サーバー上のファイルをいったん削除して再転送してもエラー。再び「KENT WEB」からファイルをダウンロードして転送してもエラー。エラー、エラー、エラー…である。そこで私はあきらめた。べつにこの掲示板が使えなくても構わない。違う種類の掲示板をダウンロードすればいい。

 再び「KENT WEB」に接続し、別の、少し機能の高い掲示板のファイルをダウンロードして転送。今度はうまくいった。涙が出た。「なんでも掲示板」とはわずか2、3日のおつきあいだったが、その間に2人の人が書き込みをしてくれていた。そのログはこの新しい掲示板に私が再度、書き込んでやろう。幸い、インターネット・エクスプローラーのキャッシュには残っていたので、それをファイルに保存しておこう…。

 しかし、新しい掲示板をいろいろ調べているうちに重大な誤りに気づいた。「シネマ1987オンライン」のトップページに戻るリンクが切れている! 設定をし忘れたらしい。そこで設定をし直し、イヤな予感とともに、ファイルを再転送した。予感は的中した。接続してみると、またもエラー、エラー、エラー。今回の掲示板とのおつきあいは1時間足らずだった。

 CGIはサーバーに負荷をかけたり、クラッカー(ハッカー)の侵入を許したりする、危険なものだから、Infowebには何らかの防御システムがあるのだろう。エラーがこんなに頻発するのはそのためではないか? そういう結論に私は達した。何度も設定を見直して転送してあるから、自分のミスでは少なくともないはずだ!

 で、今ある「なんでも掲示板」は再び、「WEB 裏技」さんのサイトからダウンロードしたものである。慎重に設定して転送し、うまくつながったときには、大粒の涙がこぼれた。半日を棒に振り、電話料金を使ったけど、CGIに対する教訓にはなった。もう私はCGIには手を入れない。少しぐらい不具合があっても、リンクが切れていても構うものか。掲示板が使えなくなるよりはましである。(6月17日)




アクセス向上は難しい

 掲示板は結局3つに増えた。さらにあと2つテストしてみようと思っているが、果たしてどうなるだろうか。設置がうまくいかない点について、前回、Infowebのセキュリティシステムのためではないかなどと書いたけど、CGI関連のいろんなサイトを見ても、そんなことは書かれていない。あるサイトの掲示板に僕の症状と同じ(いったん設置に成功したのに、設定し直したらエラーが出る)悩みが投稿してあったが、それに対する回答はやはり「設定ミス」。うーん、どこが悪いんですかね。プログラムによっては特定のプロバイダに設置できない場合もあるようですけど、一回成功したものができなくなるなんて、どうもよく分からない。

 もともと掲示板を設置しようと思ったのは、見に来てくれる人との双方向通信を確保するため、…というのは真っ赤な嘘で、アクセス向上の手段にしたかったからである。アクセスが多いサイトの条件として、1st Classというサイトは@一度ではすべて見ることができない膨大なコンテンツを持っている(インターネット・ムービー・データベースなどデータベース的に使えること)A更新が頻繁であるB掲示板など自己発展的な要素を持っている(これは更新の代わりになる)−と指摘している。

 @、Aについては、なかなか難しい。最初から膨大なデータを用意することなど個人には不可能だし、「シネマ1987オンライン」に関していうと、機関紙が出るのは月に1度だから、機関紙だけに頼っていては更新は月1回しかできないという情けない事態になる。自分が見た映画評もアップしていく方針だけれど、映画を見る本数が激減している現状では、これも月に1度か2度がせいぜいだろう(もっと見に行ければいいんですけどね。何かと用事が多くて…)。残るは掲示板ということになるのだ。

 ただし、いくら掲示板があっても何か書く気にさせる内容が伴わないと、駄目でしょう。僕自身、よその掲示板に書いたことはあまりない。結局、地道に@を目指すしかないわけだ。Aの更新に関しては、日記というパターンがもっとも簡単。つまらない身辺雑記ではだれも読んでくれないだろうけどね。インターネットに日記のページは多く、日記だけのリンク集「日記猿人(エンジン)」というサイトまである。

 実はこの「映画とネットの日々」もそうしたページを目指しています。「トホホDIARY」がもっと充実したら、日記猿人に登録しようかなと思う。掲示板を設置して良かったと思うのは、短い文章を載せやすくなったこと。あまりプライベートなことは書けないけど、友人、知人へのメール代わりにも使える。相手からの連絡であれば、メールより確実だ(掲示板にトラブルが起きない限り)。何より、双方向というのはやはりいい。見た人の感想も聞けるし。アクセスが多くなれば、チャットを設置してもいいんですけどね。

 うーん、今回はタイトルと中身が合っていないぞ。アクセス向上に関しては週刊アスキー6月30日号も特集している。それ読んでから、続きは次回に書こう。検索エンジンへの一括登録とか、まだまだ書きたいことがあるんです。(6月20日)




検索エンジン一括登録にうんざり

 舌の根も乾かぬうちに掲示板は4つになった。最初にやはりエラーが出たが、もしやと思い、エディタをWZから秀丸に変え、さらにFTPソフトをFFFTPからNEXT FTPに変えて、パーミッション(ファイルの実行可能属性。CGIはこれを変えてやらないと、動きません)変更をしてみた。そうしたら、エラーは解消された。

 できるようになった理由として2つの要素があるわけだが、僕はエディタが怪しいと思っている。改行コードに直接関係しているのはこちらだからだ。ご存じのように一般的なサーバーに利用されているUNIXはWindowsとは改行コードが異なる。だから、CGIプログラムなどはASCII(アスキー)モードで転送することで改行コードをUNIX用に変換する必要がある。WZエディタは特殊な形式を採用しており、これがコード変換に微妙に影響しているのかもしれない。ま、こちらの使い方が悪いということも十分考えられるので、現在、マニュアルを読み直しているところです。FTPについてはWS_FTPを使って試してみても駄目だったので、あまり影響はしていないと思う。

 さて、アクセス向上についてである。前回紹介した1st Classには検索エンジン一括登緑というページがある。ここを使うと、大小含めて100の検索エンジンに登録できる。これは便利と思い、使ってみたら大変でした。サイトの紹介文を30字以内、50字以内、100字以内の3パターン用意するのはまあいいとして、エンジン独自の登録形式をもつところは、これにいちいち記入しなければならない。この作業に疲れ果て、いよいよあとは登録ボタンを押すだけというところに来たら、なんとボタンは100回押さなくてはならないことが分かった。

 それぞれのエンジンに登録内容を送信しなければならないのだから、考えてみれば、これは当たり前の話。一括登録というからボタン1回で終わると考えたこちらが甘かった。で、押し続けました。でも登録サイトになかなかつながらなかったり、文字バケしたり、「字数が51字になっています」とエラーが出たりで、この作業が一番うんざりした。だから最後の方はもういい加減。なかなかつながらないと、途中で打ち切ったり、ボタン押さずに通り過ぎたりで、結局登録できたのは3分の1以下じゃないかな? すべての作業にかかった時間は約2時間だった。

 でもどこに登録したかは覚えていない。登録作業中に画面上で登録確認を表示するエンジンがいくつかあったが、うんざりしながら作業してるのに、そんなの全部覚えられるわけがない。登録がはっきりしているのはメールで登録完了を通知してくれた8カ所(メジャーなところではInfoNavigatorとNetPlaza、CSJも含まれていた)と掲示板に書き込んでくれた1カ所だけです。これでアクセスが増えれば、救われる?

 検索エンジンで一番人気のYaphoo!にはこれ以前に登録申請したが、未だに登録されていない。審査がかなり厳しくなっているそうで、駄目だったようだ。役に立つサイトへ充実を図ってから再申請してみるつもりだ。(6月21日)




映画会社さんにお願い

 トップページにある「新世紀エヴァンゲリオン」の画像はガイナックスのホームページからダウンロードした。申請すれば、個人のホームページへの掲載ができるようになるのである。用意されている画像は40枚程度だが、ガイナックスは今後、他の作品もこういう形で使用を認める予定があるそうだ。著作権侵害にならずに掲載できる画像が増えるのはありがたい。また、このシステムによってエヴァの画像を掲載するサイトも増えるだろうから、ガイナックスにとってもメリットがある。頭のよいやり方だと思う。映画会社もこういうシステムをとってくれれば、いいんですけどね。

 インターネットには無許可画像があふれている。アイドル系のサイトなどはすべて著作権侵害である。自分で撮影したアイドルの画像ならいいかというと、これは肖像権の侵害に当たるおそれがある。だからホームページに掲載できる画像というのはフリー素材か、肖像権を侵害しない画像(自分の写真はもちろんOK。友人・知人の写真も承諾を得れば、いいでしょう)、自分で撮影した自然、作者の死後50年以上たって著作権のなくなった画像などだけである。

 かくいう僕も、「シネマ1987オンライン」のトップページに「恋におちたシェイクスピア」の画像を勝手に掲載している。ただ、映画会社のスチル写真など見ると、報道やパブリシティに使う場合は許可を取らずに使用できる−と記されている場合がある。画像の掲載が著作権や肖像権を持つ個人・団体に利益になるか、不利益になるかで相手方の対応も変わると思っていいのではないだろうか。映画のPRになるのに、それをわざわざ削除するように求めてくるとは考えにくい(ガイナックスも不利益な使用は認めていない)。著作権を侵害していても、大目に見てもらえる場合があるというわけ。ま、これは自分勝手な都合のいい解釈ですけど…。

 インターネットの便利なところは、著作権侵害を指摘されたら、すぐに画像の差し替えができることだ。これが出版物だったら、回収費用もかかるし、出版にかかった費用は損失になる。相手が「掲載したら、すぐに訴訟を起こす」という態度であるなら、話は別だけど、そういう画像はそもそも掲載してはいけない。訴訟大国といわれるアメリカにもスターの無許可画像を掲載しているサイトは山のようにあるが、これはホームページが多すぎて、いちいちチェックできないという物理的な面があるからだろう。

 もちろん、ホームページは著作権を侵害しないように作るのが原則。有名サイトで著作権を侵害するような画像を置いているところはほとんどない(映画に関するページには時々ある)。「シネマ1987オンライン」のトップページの画像は定期的に変えるつもりなのだが、著作権を侵害せずにこれをやるのは不可能だ(なら、画像なしにすればいいじゃないかと、言われればそれまでですけど…)。だから最初にも書いたように各映画会社さんにはガイナックスのようなシステムを採用してほしいと思うのです。映画のPRの一環と思って、ぜひ。(6月22日)




METAタグの置き方は?

 前々から欲しかった液晶ディスプレーを買った。今までは、机の幅が狭いので、CRTとキーボードを置くと、手を置いてキーボードが打てなかった。体を斜めにして画面を見なければならなかったのだ。使いにくくてしょうがなかったが、これからは正面を向いてキーが打てる。ブラインドタッチ(?)も上達するに違いない。机の上もかなりすっきりして快適である。

 ただ、買った途端に思い出したのが今のグラフィックボードは液晶には対応していないこと。そのせいかもしれないが、画面が明るすぎる。白いバックの画面になると、目がちかちかする。画面を暗くすると、今度は背景画が見えにくい。どうも調整が難しい。デフォルトの設定では駄目だ。おまけに液晶はやはり視野角が狭い。ディスプレーはチルトするが、画面の上下で明るさ、コントラストが違う…などなどを痛感。画面の美しさはやはりCRTが数段上ですね。

 検索エンジンのInfoseekとgooに「シネマ1987オンライン」を登録した。gooの方はまだ出てこないが、Infoseekにはヒットするようになった。といっても、ロボット型の常でずらりと候補が出てしまう。登録がまだ新しいので、30番目ぐらいには出てくるが、どうして一発でヒットしないんでしょうねえ。不便でしょうがない。

 Infoseekの登録ページのヘルプにはMETAタグを使って、ページのキーワードとサマリー(要約)を書くように指定してある。で、書いたのだが、サマリーはこんな具合にしか表示されていない。

 ”6月21日更新 例会リポート 映画評 1998年ベストテン リンク STAR WARS Link JAVAアプレットを使用して います.ネットスケープの方 は表示に時間がかかります。 シネマニアBBS 掲示板です.映画情報や見 た映画の感想など自由に書 ...”

 なんのこっちゃ、と思いますね、これでは。トップページの右の方にある項目を並べているだけじゃありませんか。検索ロボット(プログラム)は通常、ページの先頭の文章を読み込んで、サマリーにする。ただし、Javascriptなどを使ったページはページの最初の方にスクリプトが並んでしまう。だからMETAタグでの指定が必要なんだけど、これではねえ。METAタグを置く場所が悪いのかと思って、僕よりは数倍、htmlに詳しいと思われる人のサイトのソースを見たが、同じだった。ま、そのサイトも間違っているのかもしれませんが…。

 WZエディタでCGIスクリプトの設定がうまくいかなかった原因が分かった。設定が改行付きテキストになっていたのである。これは通常のテキストの改行を保ってくれる機能で、htmlにコピー&ペーストする場合には非常に便利。この文章を書くのにも使っているが、やはり改行コードに影響するようだ。これを使わなければ、CGIの書き換えも大丈夫だろうが、いちいち切り替えるのも面倒なので、今後はCGIを設定する場合は別のエディタを使うことにしよう。WZは普通の文章を書くのに使います。(6月24日)





パソコン周辺機器購入の法則

 >グラフィックボードを変えたら、液晶ディスプレーの表示がとても鮮明になった。こんなに違うかと思うぐらいだ。やはりボードが悪かったわけか。こちらが液晶表示の限界に少し慣れてきたというのもあるでしょうがね。

 新しいボードはクリエイティブの3DブラスターSAVAGE4。VRAMは32MBもある(今のボードでは普通です)。これまでのボードは6MBだったから、26MBも増えたわけだ。ただし、通常2Dの表示に必要なメモリーは8MBあれば十分。あとは3Dゲームの際にしか使わないそうだ。僕はほとんどゲームやらないし、液晶はゲームには向いていないので、24MB分は無駄である。

 実際、店頭で購入する際、カノープス製RIVA TNTの型落ちモデル(16MB)とどっちにしようか少し迷ったのだ。3000円ほど安かった上に、RIVA TNTチップとカノープスのボードには定評がありますから。しかし、そこで”パソコン周辺機器購入の法則”が頭に浮かんだ。これは過去の経験から学んだものだ。すなわち、古いものよりは新しいものを、数千円の違いなら高い方を購入した方が良い−という法則。前のボードを購入した際にも、8MBの方とどちらか迷い、少し安いからという理由で買ったら、パッケージに「ゲーム用」と書いてあるのを家に帰ってから発見して愕然とした。他の性能にも大きな違いがあった。「ああ、こんなことなら、8MBのにしておけばよかった…」。

 LINUXではドライバの関係から少し枯れた機器を使用した方がいいといわれるが、Windowsに限って言うと、新しいものは常に正義だ。古い製品はメーカーもサポートに力を入れていないので、ドライバの更新もなくなり、新しい技術への対応ができなくなる。最近、少し鈍りがちとはいえ、パソコン本体の進歩は数ヶ月単位ですからね。できる限り、新しいものの方がいいと思う。

 うん、今回の決断は間違っていなかった。そんな自分に満足して新しいドライバをダウンロードしようと、クリエイティブのホームページに行って愕然とした。なんと、このボードの動作環境で、「富士通FMVはサポートの対象になっていません」と注意書きがあったのだ。そんな大事なことはパッケージに書いておけよな、クリエイティブ! 僕のパソコンはFMVデスクパワーSW207なのである。CPUとハードディスクは交換済みとはいえ、マザーボードとCD-ROMはもとのまま。ボードを付けて再起動したときに、BIOS設定画面が出たのはこれと関係あるのだろうか。非常に不安。

 今のところ、大きな障害はない。気になるのは、例えば、アニメーションgifのある画面でカーソルがアニメの動きに合わせるようにチカチカするようになったこと。JAVAアプレットの画面でもそうなる。それと、HD-BENCHで計測したら、DIRECT DRAWなどは明らかに性能アップしているのにトータルでは前のボードより少し劣っていること。ま、これは液晶のせいでしょうが…。とりあえず、現状は綺麗に表示できているから満足。ベンチマーク結果を気にし始めたら、きりがない。最高を求めてパソコンや周辺機器を次々に買い換えていく羽目になる。隣の芝生は見ない方が賢明である。(6月27日)




 パソコン雑誌はどれを読む?

 グラフィックボードを買った途端に、購読しているパソコン雑誌3誌が特集を組んだ。それによると、3DブラスターSAVAGE4はベンチマークでは最低レベル。ま、格安と言えるお値段ですから、しょうがないですね。ちなみに今、購読しているパソコン雑誌は次の通りです。

 週刊アスキー(アスキー。内容は薄いけど、読み物としては面白い)
 PC-fan(毎日コミュニケーションズ。初心者向けだけど、なんとなく)
 DOS/V POWER REPORT(インプレス。CD-ROMの充実度はピカイチ)
 Win PC(日経BP社。連載読み物がけっこう充実)
 PCComputing(ソフトバンク。もとがアメリカの雑誌なので、ちょっとユニーク)
 PC WORK!(毎日コミュニケーションズ。もうやめようかな)
 PC WORLD(IDGコミュニケーションズ。もうやめようかな)
 ホームページマガジン(インプレス。まだ1冊買っただけ。素材集が役に立ちます)
 Oh! PC(ソフトバンク。まだ1冊買っただけ。CD-ROMが使いにくい)
 ネットナビ(日経BP社。いったんやめたが、ホームページを作ったのを機会に復活)

 経費節減の折、いくらなんでも10冊は多すぎる。この中でどれを残すか? 週刊アスキーは週刊なのが最大の利点。「東京トホホ会」(あ、この日記のタイトルはこれのイタダキです)や「だってサルなんだもん」などの連載もいいから残し。DOS/V POWER REPORTとWin PC、PCComputingも無条件で残し。ホームページマガジンは高いけど、今一番役に立ってるから残し。ネットナビは情報ではなく、ホームページのレイアウトの参考にはなるから、ちょっと迷って残し。あとの5冊は、はっきり言って必要ないですね。どれも情報に違いはありませんしね。

 以前、週刊アスキーに「PC版悪魔の辞典」という記事があった。例の「悪魔の辞典」のパソコン版。その中でパソコン雑誌は「CD-ROMも含めてバックナンバーがなんの役にも立たない雑誌」と書いてあって、笑った。その通りなんですよね。CD-ROMに収録されるオンラインソフトはバージョンアップが頻繁だし、パソコンは進歩が早いから記事もすぐに古くなる。こんなに買っていると、本棚はすぐにいっぱいになる。CD-ROMだって月に10枚以上増えていくことになる(2枚付いている雑誌もありますから)。最初のころはありがたかったオンラインソフトもISDNを引いて以来、窓の杜やベクターからのダウンロードが苦にならなくなったので、今やほとんど必要ない。

 そんなことは重々承知しているのですが、こちらがパソコン記事中毒みたいになっているので、書店に行くと、ついつい買ってしまうのです。だいたい月刊誌の発売日は月末ですから、読み終えて次までが長いんですよね。だから週刊アスキーはありがたい。PC-fanも月2回発売だから、アスキーだけでは癒されない中毒症状の緩和になるわけです。パソコン雑誌を読むお陰で、ミステリーなど他の読書量は激減してしまった。何とかしないといけないと思う今日この頃です(ホントか?)。(6月30日)




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