テッド２

前作を超える下ネタが満載

大ヒット・コメディーの続編。動いてしゃべるテディベアのテッドが「巨星ジーグフェルド」やフレッド・アステアばりに踊るメーンタイトルがエレガントだ。

親友ジョン（マーク・ウォールバーグ）らに祝福され、バイト先で出会った美女と結婚式を挙げたテッドだったが、すぐに倦怠期に陥る。夫婦仲を立て直すためテッドは子供を持とうとするが、自分が法律的に人間であることを証明しなくてはならなくなる。困ったテッドは女性弁護士のサマンサ（アマンダ・セイフライド）を雇って法廷闘争に入り、大騒動になる。

品がいいのはタイトルの場面だけだった。前作を超える下ネタと危ないせりふのギャグが満載で、下品もここまで来ると芸術品。ただあきれて見ているしかない。モーガン・フリーマンや「96時間」のあの名優が突如登場するのにもびっくり。監督はセス・マクファーレンでテッドの声も演じている。（2015年9月17日・小野）