アカデミー賞受賞作品(第1回〜第10回)

第1回(1929年)

作品賞=「つばさ」
監督賞=フランク・ボーゼイジ「第七天国」
主演男優賞=エミール・ヤニングス「肉体の道」「最後の命令」
主演女優賞=ジャネット・ゲイナー「第七天国」「街の天使」「サンライズ」
脚本賞=ベンジャミン・グレイザー「第七天国」

第2回(1930年)

作品賞=「ブロードウェイ・メロディ」
監督賞=フランク・ロイド「情炎の美姫」
主演男優賞=ワーナー・バクスター「懐しのアリゾナ」
主演女優賞=メアリー・ピックフォード「コケット」
脚本賞=ハンス・クレイリー“The Patriot”

第3回(1931年)

作品賞=「西部戦線異状なし」
監督賞=ルイス・マイルストン「西部戦線異状なし」
主演男優賞=ジョージ・アーリス“Disraeil”
主演女優賞=ノーマ・シアラー「結婚双紙」
脚本賞=フランシス・マリオン「ビッグ・ハウス」

第4回(1932年)

作品賞=「シマロン」
監督賞=ノーマン・タウログ「スキピイ」
主演男優賞=ライオネル・バリモア「自由の魂」
主演女優賞=マリー・ドレスラー「惨劇の波止場」
脚本賞=ハワード・エスターブルック「シマロン」

第5回(1933年)

作品賞=「グランド・ホテル」
監督賞=フランク・ボーゼイジ「バッド・ガール」
主演男優賞=ウォーレス・ビアリー「チャンプ」、フレドリック・マーチ「ジキル博士とハイド氏」
主演女優賞=ヘレン・ヘイズ「マデロンの悲劇」
脚本賞=エドウィン・バーク「バッド・ガール」

第6回(1934年)

作品賞=「カヴァルケード」
監督賞=フランク・ロイド「カヴァルケード」
主演男優賞=チャールズ・ロートン“The Private Life of Henry VIII”
主演女優賞=キャサリン・ヘプバーン「勝利の朝」
脚本賞=セーラ・メイスン、ヴィクター・ヒアマン「若草物語」

第7回(1935年)

作品賞=「或る夜の出来事」
監督賞=フランク・キャプラ「或る世の出来事」
主演男優賞=クラーク・ゲーブル「或る世の出来事」
主演女優賞=クローデット・コルベール「或る世の出来事」
脚本賞=ロバート・リスキン「或る世の出来事」

第8回(1936年)

作品賞=南海征服(戦艦バウンティ号の叛乱)
監督賞=ジョン・フォード「男の敵」
主演男優賞=ヴィクター・マクラグレン「男の敵」
主演女優賞=ベティ・デイビス「青春の抗議」
脚本賞=ダドリー・ニコルズ「男の敵」

第9回(1937年)

作品賞=「巨星ジーグフェルド」
監督賞=フランク・キャプラ「オペラ・ハット」
主演男優賞=ポール・ムニ「科学者の道」
主演女優賞=ルイーズ・ライナー「巨星ジーグフェルド」
助演男優賞=ウォルター・ブレナン「大自然の凱歌」
助演女優賞=ゲイル・ソンダーガード「風雲児アドヴァース」
脚本賞=ピエール・コリングズ、シェリダン・キブニー「科学者の道」

第10回(1938年)

作品賞=「ゾラの生涯」
監督賞=レオ・マッケリー「新婚道中記」
主演男優賞=スペンサー・トレイシー「我は海の子」
主演女優賞=ルイーズ・ライナー「大地」
助演男優賞=ジョゼフ・シルドクラウト「ゾラの生涯」
助演女優賞=アリス・ブラディ「シカゴ」
脚本賞=ノーマン・ライリー・レーン、ハインツ・ヘラルド、ゲイザ・ヘルツォーク「ゾラの生涯」

 註:第1回アカデミー賞は1927年8月1日から1928年7月31日までの1年間に公開された作品が対象。第6回は調整のため1932年8月1日から12月31日までの作品が対象。第7回の1934年から、1月1日から12月31日までの公開作品を対象とする現在のスタイルとなった。男女助演賞部門は第9回から新設された。