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2000年10月号

出席者:鬼束 加賀 酒井 笹原  川越 中島 矢野 【書記】杉尾

台風の影響で、もぉ〜っ、ええかげんにしてくデェ〜と叫びたくなるような長雨の中、集まりました八人の面々です。合評会に「ホワイト・アウト」をひっさげて、久しぶりに語るわヨっとの意気込みの中島さんを交えて、台風もどっかに行っちゃうのではと思うくらい、盛り上がりました。・・・・・・・・がっ、なななんということでしょう。書記が帰宅してさて、文章に起こしましょうとテープを回してみると、全然音が入っていないっ!?・・・タラ〜っでございます。原因は分からないけれど、入ってないもんは仕様がない。すぐに、参加したみんなに、作品の感想をもう一度Eメール等で送って頂くようお願いした次第であります。せっかくの楽しい雰囲気をどれだけ、伝えることができるか非常に不安ですが、記憶を振り絞って・・・・・今回の“合評会レポート”いってみたいと思います。

リプリー

監督:アンソニー・ミンゲラ 出演:マッド・デイモン ジュード・ロウ グウィネス・パルトロウ

参加者の内、加賀、酒井、笹原の3人が見ていました。3人とも見る前の印象と見た後からの印象が随分違ったようです。アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』のリメイク版だそうだけど、まったく別物になっているらしい。(書記はまだ未見)デイモンよりも、ジュード・ロウの評価が高かったのが興味ありました。では、まず、先着順で酒井さんから・・・・。

酒井 『太陽がいっぱい』のリメイクとのことですが、まったく違う作品になっていました。思ったより出来が良くて満足しています。まず、イタリアの雰囲気がよくでていました。イタリアの明るい太陽と、リプリーの陰の部分がうまく表現されていたと思います。とっても細かい部分までこだわって、スタイリッシュに出来ています。感心しました。次に、ストーリーもいつばれるかとはらはらドキドキの連続でした。少し長かったのですが、退屈させなかったのはさすがです。出演者も、おおむね良かったと思いますが、リプリー役のマッド・デイモンの演技は評価がわかれると思います。僕はどちらかというとあまり評価していません。うまいのですが、どこかわざとらしさがあって好きになれませんでした。

笹原 横山さんがあまり誉めていなかったので、観るかどうか迷っていましたが、アンソニー・メンゲラ監督(『イングリッシュ・ペイシェント』 ’96)なので、観ました。メンゲラはやはり、凄い! 傑作です。タイトルバックからラストシーンまで画面に魅せられた。あっという間の2時間20分でした。 マッド・デイモンはミスキャストだという意見も聞きましたが、上流階級のディッキーと下層階級のトムの比較という意味では、田舎臭い顔のマット・デイモンで良かったと思う。

同じ、パトリシア・ハイスミスのトム・リプリーシリーズを原作にした『太陽がいっぱい』’60 PLEIN SOLEIL(ルネ・クレイマン監督)と比較されているが、まず原作に忠実な『リプリー』と違い『太陽がいっぱい』は原作の一部を脚色したものであり、『リプリー』とはトムが同性愛者であることをハッキリ描いていて、それが殺人やその後に起こる出来事の重要な要素になっている。ラストシーン(主人公の行く末)も違い『太陽がいっぱい』とは別物になっていた。

メレディス役のケイト・ブランシェットを初めて観たのだが、彼女に目が釘付けだった。美しい!! 『エリザ・ベス』を見逃したのが痛かった!注意したい。音楽(ガブリエル・ヤレド)撮影(ジョン・シール)衣裳(アン・ロス/ゲイリー・ジョーンズ)が素晴らしい。ディッキーの趣味を原作の絵画から音楽(ジャズ)に変えたのが良かったと思う。1950年代のジャズナンバーが効果的に使われていた。ディッキーを演じたジュード・ロウとピーター役のジャック・ダベンポートが美男子でトムが惚れるのもわかる気がした。(注:私は同性愛者ではない)ディッキーの家でトムが二役を演じ、マージ・メンディス・ピーターと町ですれ違いで会うところは、いつバレるかとドキドキした。トムとディッキーが初めて会い、いつまで事情を隠すのかなと思っていたら、意外にあっさりと、すぐに正直に話してしまう。そういう滑り出しで、映画に素直に入り込めたと思う。トムが無罪になるのも、デッキーの大学時代の傷害事件の事や、ディッキーの父親が息子の同性愛を隠すそうとした事などが重なった為であり、唯一真相に気づいているマージの話を誰も信じないのも、面白い展開だった。

加賀 『太陽がいっぱい』とはまったく別物になっていた。イタリアの風俗とか観るのも面白かった。登場人物に深みがあったと思う。トムに感情移入したんで、いつバレてしまうのかと息苦しく見ていた。しかし、最後まで捕まらなかったのには、ちょっと肩透かしでした。見終わった後で、ジワジワと良さがわかってくるような作品でした。(送られてきた感想以外に、当日、「リプリーは人に好かれる性格じゃない」「イタリアの警察もバカだなぁ」等と発言もありました・・・書記メモより。)


ホワイトアウト

監督:若松節朗 出演:織田裕二 松嶋菜々子 佐藤浩市

『ホワイトアウト』は酒井、加賀、笹原、鬼束、中島、杉尾、矢野の7人が観ていました。この内、この作品に大変好意的だった杉尾を除いて、皆いまいちだという意見が大半を占めました。う〜ん。ちびしぃ〜〜い!では、まず、酒井サンからです。

酒井 原作を読んでいないので比較は出来ませんが、この種の邦画にしてはまあまあの出来だったと思います。でもいただけないのは、原作をむりやり映画に押し込んでいるために、ストーリーがよく解らないところです。たとえば、警察署の署長が、トリックに気づくところの説明が不足しているし、配水管から流されるシーンも何かリアリティーに欠けていたと思います。警察の描き方もワンパターンで頂けないし(他の映画のパクリのよう)、富樫がなんでそんなに頑張るのか私には理解できなかった。とにかく、つつけばいっぱいおかしな点がある作品です。それだけ荒削りなんでしょう。

(書記:酒井サンは、鑑賞当日愛妻をお誘いになり、それにくっついてお子さま方も一緒にという状況だったそうで、いつ坊ちゃんたちが退屈して騒ぎ出すかと、気が気でなく、そんな意味でどきどきしたと話されていました。ポップコーンでなんとか持ちこたえたらしいです。−笑−)

笹原 話の持って行き方がへた。原作者が脚本に参加しているのに・・・・。(皆から原作はいいところをたくさん聞いていたので余計にそう思った。)松嶋菜々子はかわいそう。あれだけ動かず、あれだけセリフがなければあの程度しかできなかったと思う。

犯人グループの一部が仕掛ける「だまし」がよくわからない。富樫と吉岡の関係、富樫と千晶の関係に気持ちが入っていかないので、最後まで映画に入れなかった。非現実的な話(テロリスト?ダム乗っ取り?)で乗れなかったというのもあった。とにかく、長い!ヒーローとヒロインが最後に会うという設定も読み物としては面白いかも知れないが、映画になってしまうと、もったいない。佐藤浩市が悪役として役不足! 敵役として魅力がない。ヘリコプターに雪崩がきて、その後、乗っていた人がピンピンしているのは不可解。

加賀 (書記:当日のメモで分かる部分だけ記載してみます。)本を読んだときも思ったけど、話は面白い。登場人物の描き方がうすっぺらだ! 菜々子も・・・・で暗い。警察署長は、存在感が無さ過ぎる。織田が観客を泣かせよう、泣かせようとする演技が鬱陶しい。(笑)佐藤浩一の役が、あれだけ仲間意識があるようにみえて、裏切るのが最後まで、納得がいかなかった。ホント、残念だ。でも、ま、全体的にはまとまった作品、登場人物に遊びが在れば、もっと良かったかなと思う。

鬼束 (書記:感想が間に合わなかったのでメモから・・・・)まあまあの映画でした。映像もしっかりしているしそんなに悪くなかった。ストーリーは、あんなに展開しなくても良かったのにと思った。2人がラッセルする場面はリアリティーに欠けていた。

矢野 もう、今では記憶のすみに行ってしまった映画です。織田裕二が「M:i−2とP.Sに勝った」と言っていたので、(皆:そりゃ〜、宣伝よぉ!)少し期待して観てしまったのがいけなかった。(書記:・・・ということは、やっぱりだめだったのね。−笑−)織田裕二ファンでないので、ごめんなさい、さようなら。(笑)ところで、子供には映画の日やレディースなどの特割りが全くないので1000円でみなくてはいけません。不公平!?わたしは『ジュブナイル』の方が良かったです。子供もそう言っていました。(皆:そりゃそうだ!)

そして、そして、みなさん、お待たせしました。『ホワイト・アウト』これに、“もの申すっ!”それだけっのだめに、すがる子供たちを振り切り駆けつけました、中島さんの感想です。途中の割愛はなしで、ノーカット記載させていただきます。

中島 女優に厳しい中島です。(笑)誰か松嶋菜々子のギャラ教えて! ほとんど芝居してなっしょ、松嶋! ずーっと座って縛られてて暗ーい顔して「あの人は絶対こない、逃げるだけよ」って言ってるだけ。あれで高いギャラ貰ってたら怒るよ。それに、ヘタだ。知ってたけど。最初っから最後まで同じ顔だし、唯一表情変わったのは襲われたときだけ。そういうキャラなんだろーけど。もう少しなんとかしてくれ。アクション映画(チョット違う?)の紅一点なのに、華がなさ過ぎ。婚約者の石黒賢とも織田君とも並ばないのはでかすぎるからか?それから、平田満は友情出演なんですか? あっという間に殺されたんでびっくり。ギャラにこだわるわけじゃないけど、もったいない。(これには「そのほうがインパクトがある」といった意見あり)石黒賢は凍死似合ってましたね。あの時の遭難者がテロリストだって分かるんだけど、何の意味があるのかなぁ。織田くんはそれなりにがんばっていました。とりあえず、彼は寒そうでした。「ふえ〜ん」とか「ひーん」とか泣きいれる小芝居もよかった。でも彼の寒さは全体として画面から伝わってこないし、緊迫感もうすい。織田くんも、スゴイことしてるはずなにの、スゴーいとかカッコイイとか思えないところが非常にツライ(思う人は思うらしいけど)。排水口から脱出するとこなんか、ほとんど死んでるでしょう、マジで。 水がきたーっておもったらもうせせらぎのほとりで、中略だし。

いきなり紙包み出して、何をするのかとおもったら、焚き火。あの程度じゃどーにもなんないって。 佐藤浩市が何度も「ただの運転員じゃない」って言ってたけど(確かにガスボンベ爆発するとこなんかね)じゃあ、織田くんってなんだったの?まさか、「山男の運転員?」(笑) 特殊部隊にいた前歴とかなかったよね??ともかくみんな、リアリティーないのよね。いや、なくてもいいんだけど、そんならそれで、突き抜けないとねー。役者の使い方という点では、佐藤浩市ももったいない。恐ろしくもないし、かっこよくもない、中途半端。「なんでそんなに簡単に仲間を捨てられるんだ。」って言われて「組織に絶望した、挫折の連続だった。」って言ってるけど、それじゃぜーんぜん説得力無いじゃん。原作者が脚本書いたらしいけど、失敗ですね。脚本が悪すぎて、役者が動けてないという感じ。それと、やっぱ撮り方でしょう。雪とか寒さとか、いわば隠れた主役になるべきものが撮り切れてない。だから、緊迫しない。誰にも生命の危機を感じられない。アメリカ映画に倣ったのかやたらパンパン殺す割に、恐ろしさがない。感情移入できないですー。感情移入できないといえば、あの、テロリストがダムを乗っ取って身代金を要求するって言う設定自体にリアリティーないんじゃない? 日本じゃあまり考えられないっていうかー、アメリカじゃないんだから、いないってテロリスト。「赤い月」って言う名前で「ふーん、共産系の方かしら」ってこっちが心の中でフォローしなきゃなんないから忙しい。(笑)

でもそういう人たちは70年代に終わっているよね。 某宗教団体なんかの方が、やばいでしょう。それから、警察もまぬけすぎる。田舎の署長が1人で頑張ってるみたいに見えるけど、実際は何にもできないしね。中継車がもう一台あるってわかったところで、だから、どーした、の世界。電話囲んでぐちゃぐちゃ言っているだけで何もしないし、誰も出動しないし(事件は現場で起こっているのにー(笑))警察庁は警察庁で、古尾谷さんだけが円卓でパソコンに向かってて、でかいスクリーンあって、ゴジラ出現かと思った。

あと、中継車がもう一台あってそっから本当の要求出してるって、よくわかんないよね、聞いても。全然登場しない人がいきなりトリックに絡んでるなんて、反則でしょう(ミステリーじゃないか)。あのヘリコもいきなりだし、雪崩にあったら普通死ぬでしょう。ついでに言えば雪崩を起こした本人も死ぬでしょ普通。ダイハード並に不死身だけど、日本版ダイハードとはシャレにも言えない。だって、都合がいいだけなんだもーん。ともかく、全てがあまりにも中途半端すぎる。この話を夏に公開するなんて挑戦的なことするなら、もっとこごえさせてくれって感じ。もしかして、これって超大作のふりした超低予算映画だったの???それなら納得。

ふぉ〜ぃっっっっ、もぉ〜〜、みんな随分と語ってくれちゃいました。ここまで、言われると、もぉ、返す言葉もないって感じ。(笑)でも、やっぱ、織田裕二のファンではないけれど、ここはひとつ「な〜ん、面白かったがねぇ〜。」という意見も無ければと思うので、杉尾、いってみたいと思います。

杉尾 私は、非常に面白く観たんですよ。(笑)織田裕二も大変頑張っていたと思うし、寒さも充分伝わった。原作のスケールの大きさを考えると、あれだけ映像に撮ることができたら充分だと思う。難を言えば、私もあるのだけど。(笑)松嶋菜々子の平たい演技は、どうフォローしようにもできない、何も伝わってこない表情の貧困さにはがっかりした。そういうところは原作と、つい比べてしまう。映画と小説はいつも別物と思って観ているのだけど、千晶の最愛の恋人を失った深ぁ〜い悲しみとその親友に対する複雑な心情を表現するには並の女優さんではムリだと思う。どうして、富樫があんなにがんばったかって、会ったこともない千晶のために頑張ったんじゃないんです。千晶を愛する親友吉岡との「自分になにかあったら、千晶を頼む」という約束の為と、無二の親友を助けることが出来なかったやるせない自分の心の痛みから少しでも放たれる為に頑張ったんだと思う。どっちかというと、2番目の理由の方が大で、極端な話、千晶を助けるということは、吉岡を助けることのすり替えだったに過ぎないのかも。それを思うとラストあたりの署長の「三ヶ月遅かったけど、間に合ったんだ」という言葉にジーンときちゃったんだなぁ〜、これが。ところが、じーんときて、うるうるしている時に見たあのラストシーンはなんだっ!月曜サスペンスかなんかみたいに、晴天の雪の上でずら〜っと、ならんで、えっちら、えっちら、やってくる富樫をみんなが出迎える・・・・けぇ〜っ、折角高まっていた感情がいっぺんに冷めてしまいました。それと、やっつけたテロリストが、山で助けた人だったというのは、重要な伏線だと私は思います。なんの為に、吉岡は死ななければいけなかったのかという不条理、助けた為に今回の事件が実行されたという事実、その富樫のショックが、これから先の富樫の人生に重くのしかかってくるというところに考え及ぶと、やっぱ物語をしめるのに重要な所ではないかと思います。でも、映画では、表現されてなかったですね、確かに。でも、でもです、私。面白かったです。配水管で生きててもいいっ!雪崩は、「十戒」の海のように彼を避けて、なだれていくのです。はい。そうです。彼は不死身で、山男の運転員なので〜〜す。

・・・というところで、テープが上手く録音できてなかったわりには、随分長くなってしまいました。今回、2作品とも観ていなかった川越さん、今度の合評会で沢山ご登場期待していますね。

今月の一本

加賀 『スタートレック ボイジャー』

酒井 『二番目幸せなこと』出張の時、飛行機の中で観ました。なかなか面白い。

笹原 『仮面学園』併映の「死者の学園祭」が「死者の学芸会」だったが「仮面学園」 は撮影や編集がさえていて面白く観た。内容は?だが、こういう映画が大好き。

鬼束 『シン・レッド・ライン』久しぶりに見直したら、やはり良かったです。

中島 『ウルトラマン ティガ』子供のだけど、大人っぽい。いいですよ。

矢野 『パーフェクト・サークル』

川越 『イル・ポスティーノ』よかったぁ、あんな映画だとは思わなかった。もっと明るい映画かと思ってた。

杉尾  懐かしいです。『イル・ポスティーノ』  優しくジワジワとその良さが伝わってくるような映画だった。フィリップ・ノアレ扮する詩人が、身を寄せた小さな村で気の良いポストマンとふれあう。とても、感動した。多分、人は相手からの愛や見返りを期待しているうちは、本当に幸せにはなれず、我知らずに苦しむのだと思う。楽しく幸せだった日々が確かにあったという事実だけを見つめ受け入れることが出来たとき、初めて‘待つ’苦しみから解き放たれて、素直に相手や物事に前向きに向かっていけるのだと思う。映画がクランクアップすると同時にポスティーノ役の人が亡くなったと知り、ノアレの海岸を歩く時の悲しい表情が偽りのものでないとわかった。お薦めの逸品。


※冒頭に書いてありますように、メールで感想を送っていただきました。以下は鬼束さんと加賀さんの感想です。

鬼束さんの感想 「リプリー」 ストーリーはわかりやすく、マット・デイモン出演作では一番面白いのではない か。映像はまあまあ。音楽もジャズが使われてるけど、そこそこ。ラストは、パル トロウだけが、デイモン(リプリー)を疑っているというのだったが、どうなった のかは忘れてしまった。
「ホワイトアウト」 ストーリーもしっかりしていて、映像もきちんとしていたから、初監督作品とし ては上出来ではないか。ただ、始めのほうの織田裕二の演技がいまいち。吹越満の 髪型は、松嶋菜々子に迫る戸田の髪型のイメージだった、原作を読んだときは。そ して、吹越の役こそ、長髪のイメージだったのに。終わりのほうのヘリからスノーモービルの織田を撃つシーンは弾当たらなすぎ。署長役の中村さんがよかった。

加賀さんの感想 「ホワイトアウト」久々のアクション大作で、話も面白い。なのに、原作者が脚本書いてるのに、映画に活かされてない。監督もこれが初めてらしいが、演出もメリハリがないし。たとえば、テロリストのリーダーの佐藤浩市が偽装交渉するシーンがまったく無かったリ松嶋菜々子の演技指導してなかったり?その他一言、言いたい場面が沢山あっ た。しかし、それでも織田裕二と原作の人気で、ヒットしてるようだし、どうにか破綻せずに作品になってる。もったいないよね。

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