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2003年1月号

出席 ♂ 笹原 鬼束 酒井 横山 ♀ 野口 林田(書記)
 常連の加賀さん、杉尾さんのお二人が、それぞれお忙しくて欠席。ちょっと淋しい合評会となりました。

OUT

監督:平山秀之
 出演:原田美枝子 倍賞美津子 室井滋 西田尚美

鬼 束 結局めちゃくちゃな人生になってしまうんですけど、「ささやかでも夢を持っているといいよ」という話しだだったのかなあと思いました。ただ原作より軽めに明るく作り過ぎていてその部分が浮いているように思えたのですが後半はストーリーで展開していったのでよかったんじゃないかなーと思います 西田尚美が夫を殺してしまうシーンなんですが、あまりにも簡単過ぎて、もうちょっと夫がでんぐりかえって足で反撃しても良かったんじゃ無いかと不満でした。最後に吉田日出子さんが出て来られて快活な笑い方が、北海道の女と言う感じがして良かったんじゃないかなと思いました。吉田さんはあのような役は初めではないでしょうか?今までは弱々しい役だったので、今回好きになれました。千石規子さんの寝たきりの痴呆のおばあちゃんなんですけど、あの人が死じゃった時は淋しい気がして、「有難うって言って欲しかった..」という倍賞さんのセリフは印象的でした。また倍賞さんの「人間しぶといからね」というセリフも良かったなという気がしました。映像的には北海道の真っ白な雪原の中の一本道を空から撮っていたシーンがすごく好きでした。

酒 井 非常に面白かったと思います。原作を読んでいないので原作がどれほど面白くってそれが映画とどれ程関連しているのかって言うのは分からないんですけど先ず最初のシーンのお弁当を作る所、あれがバラバラ殺人に非常に関連していて、お弁当の中に指がね入っているのでは無いかと、いかにもそういう風な雰囲気がするんですよね。そこらへんの生かし仕方、雰囲気の盛り上げ方が上手いんですね。4人の女優さんはそれぞれに非常に個性的で上手く演じていたと思います。その非常にパワフルな所がこの映画の持ち味で、それでずーっと引っ張って来たような感じがします。それに比べて男性陣の影がうすいのですけど、それなりに役割をこなしていたんでは無いでしょうか。それに、見てからもう1か月半あまり経っているので、覚えていないんですけど、一種の清々しさかな?そうい気がして、最後はどんな終わり方をするのかなと、捕まって終わるのかな?と思ったんですけど、なんか、しぶとさというか、図太さと言うかそういうのが残って面白かったです。

笹 原 原作は読んでいなかったんですけど、映画を見たら非常にカラッと仕上げてあって面白かったのですぐ原作を読んでみたんです。原作と違って...原作は原作で味があるんですけど、映画の方は細かい所をだいぶ変えているんですね。暗くならないようなセリフを練って練って作ってあったように感じました。今回特に室井滋が一番すごいなと思ったんですか、いかにも、根っからそう言う人では無いかと思わせる、ちゃらちゃらした(笑)お姉ちゃんでした。 原田美枝子はやはりどっしりとしていて、原作と同じようなイメージでした。原作では、最後の最後まで、風間寛平の演じた男と縺れあうのですが、その逞しささが良く現れていたと思います。 ただラストがいまいち、あのオーロラがね...ちょっと違うなと思いました。でもやはり最近の日本映画では異色の出来ではないかと思いました。

林 田 私もこの映画大好きでした。男の方とは多少見る目が違うのかも知れませんが毎日同じパートに出て、家にはふて腐れた息子がいて、会話のない夫がいて、日常から飛び出したいけど飛び出せないという前提に主婦がいる訳ですよね。何かのきっかけで、わーっと爆発しそうなものをみんな持っているのだと思います。はじめに死体の解体場面があって、もうどうしようかと思ったのですが、殺人に関わったと言うことで、だんだん強く逞しくなっていく彼女たちが気持ち良かったです。今解体したその手でお弁当を詰めて行くという日常的な事と非日常的な事が淡々と普通に映像化されている面白さがありました。同じような「テルマ&ルイーズ」というアメリカ映画が大好きでしたが、「OUT」の主婦の方が男にも頼らず自分で道を切り開いていったということが痛快でした。最後のシーンでトラックを運転する吉田日出子が出て来たと言うことで、「もしかしたら、彼女たちは生き延びてオーロラの彼方へ逃げて行くのかな...と惨めになるのではなくて、勢い良く明るく終わったと言うことが良かったと思います。今笹原さんに原作を借りているので是非読んでみます。

野 口 私もだいぶ前に見たので、忘れているのですが、一番印象に残っているのが何故かオープニングの「腹巻きを忘れてるよ」と言われて4人が一斉に振りかえる所なんですね。すごく日常的だから、なんかそこがあるから、死体の解体作業の非日常的なんだけど、普通にお弁当を捌くように共同作業ををやっちゃうシーンが生きて来たのかなって思いました。それで4人がどんどん強くなって、最終的にああいう希望的な終わり方をしているのですけど、あとで原作はもっと悲惨な終わり方だって聞いて、「映画がこういう風でよかったな」って思います。すごく共感する部分ってあるんですね。女性っていうのは我慢しちゃう部分っていうのがあるって最近思うのですが、そう言う所から抜け出してああいうきれいな終わり方をしたっていうのが支持されたのではないでしょうか。 後は大体同じです。原田美枝子よかったです。声がかわいらしい所色気がある所が良かったかなと思いました。

横 山 私も原田美枝子非常によかったと思いました。確か44才くらい...僕と同じくらいなんですけど、いっぱい映画に出ていますが、これがやっぱり一番よかったと思います。で、4人それぞれ良くて倍賞美津子も上手かったし、西田尚美のいい加減さも「確かにいるなあ」って感じでしたね。男優人も、香川照之も相変わらず上手くて、間寛平の凶暴な感じも無気味でよかったですね。全体的に明るく作ってあって僕も原作は途中までしか読んでいないんですが....ま、映画はよかったですね。あとは、死体の解体シーンなんですが、最初に首に包丁を入れる所が日常との分かれ目だったんでしょうね。背中を押してくれって言いますがそこから日常を離れて行くんですね。

野 口 あんなに細かく細かく(解体シーン)やるとは思っていなかったんで...でもあんまり気持ち悪く無いですよね。

横 山 あそこは原作より詳しいですよね。

笹 原 サラッと描いてますね。悲惨にならないように何回も何回も変えて変えて...原作はねもっと色々あるんですが、それを描いていたら無理があるから...後半は全然ちがいますからね。最後は殆ど裸ですから......

その後、香川照之の今年の活躍を、全員で絶賛して「OUT]の合評を終わりました。


たそがれ清兵衛

監督:山田洋次
 出演:真田広之 宮沢りえ 小林念侍 岸恵子

鬼 束 たそがれ清兵衛はですね、岸恵子のナレーションがですね「またか...」って感じ...「母ちゃん」で見てたからですね。でも、後半から良くなってきたです。 宮沢りえがぐーっと引き立ってくるし...次女役の橋口えりなちゃんの可愛さが光ってました。映像的には障子の隙間から入る行灯の光とか宮沢りえの着物にかかる日の光が小さい照明なんですけど、上手いなあと思いました。
 クライマックスの二人の話が長いと聞いていたんですけど、そうでもなくて、ただの殺しあいにならずに良かったと思いました。後は、草村礼子さん、小林念侍さん、初めは分からなかったです。で、最後はやっぱり、宮沢りえが良かったなーと思ってパンフレットも買いました。

酒 井 山田洋次がこんな映画を撮れるとは思えなくて非常に嬉しくなりました。素晴らしい作品でした。何が素晴らしいかと言うと、ものすごく演出が細かいんだけど実は、不自然さがまったく無いんですよね。すべて、物凄く自然の中に撮っているんだけど、何気なく撮っているようだけど、いろんな構図、照明の当て方など非常にち密に計算して、なおかつ作為的と思わせ無いような演出というのは、プロ中のプロで、こんなに丹念な映画が作れるのは、日本では山田洋次くらいでは無いかと、ほとほとと感心致しました。
 これが一番最初の印象ですね。つまり、こうゆう人って条件が揃えばこんな素晴らしい映画を作ることが出来るんだと言うことですね。非常に満足度が高いと言うか、ここ数年見た邦画の中でもそうですが、特に時代劇の中では、もうベストに数えられるくらいの作品だと思いますね。ストーリーの形は山田洋次の好きなストーリーなんですね。貧しさの中でもひた向きに生きて行く山田洋 次のいつもの言葉がちゃんと生かされていて、で僕は昔から好きですーっと入っていけるんだけども、時々感じるのは押し付けがましさというか、何かそこまでしなくても、お節介だよ、と、そう言う感じがするんだけれども、それが時代劇の中であまりにも映画の素晴らしさで飛んじゃって、非常に自然な形で入って来て、さすがだなとと思いました。演技人も、すべて上手くて、僕は特に宮沢りえがここまで出来るとは思いませんでした。演技指導がきちんとなされて、それに宮沢りえが努力して応えんだと思います。この映画をけなしている人はあまり聞いたことないんですが、いろいろ議論が別れる所は、先ほども出たナレーションのことなんですね。僕はさほど気にはならなかった方なんですね。最後に何十年後か、明治維新が終わって...そのシーンは余計なんじゃないかという話もあるんですけど、あそこに持って行かなくてはあのナレーションは生かされないんですね。
 いつもよりもちょっとトーンが暗いんですね。全体的に。それは東北地方特有の暗さをわざわざ上手く映画に生かしたのだと思う。そこら辺が上手いでね。後、あの時代劇背景をナチュラルにナチュラルにと言うか、本物らしく本物らしく作ろうとしているんですね。例えば死んだ農民の子どもが川に流されて浮かんでいるとか、今までの時代劇では描かれていないのだけど、ストーリーにも関係ないし....そう言う所が随所に出てくる訳ですね。農民階級と貧しくても武士であるという区別というか、リアリテイを持たして、できるだけ本当にこういう人が居たような錯覚を与えて、日本人の持っている美学というか、日本人はこうあるべきだとそういうふうな模範を示していて...山田洋次の映画はそういうのが多いんだけどそれが時々押し付けがましく思えるんだけど、今回はそういう押し付けがましさも感じられなくて、良かったと思います。

笹 原 酒井さんが殆ど言ってしまったんですけど....真田広之ですね、いつものオーバーアクションというか、全く無くてすんなり見れて、今回の演技はものすごく良かったって思いました。やっぱり、山田洋次の演出力、昔から僕はいつも買っているんですけど、今はキネマ旬報のベストワン作品取れるのは山田洋次くらいかなと感じがしました。今回まったく無駄が無い完璧で、最初から最後まで良かったなと思います。ちゃんとお話になっているというか、宮沢りえがやはりこの映画のポイントですね。

林 田 好きなシーンはたくさんあったんですけど、子どもたちが寺子屋に出かける朝のシーンですね、風呂敷に自分の荷物をを抱えて、いきいきと嬉しそうに明るい表情で駈けるように出かけて行く、鶏がばたばたと走り、画面に動きがあってよかったです。最近は教育を押し付けてはいけないような、学ぶことを良いこととしないような風潮があって、哀しいですね。子どもは学ぶことが好きなのにね。ほかに好きなシーンはもういっぱいあって「OUT」とこれとどっちがいいかと言われるとやっぱりこの「たそがれ...」になっちゃうのかなーと思います。宮沢りえにはやはりびっくりしました。私は宮沢りえは貴乃花とのごたごたでしか知らなかったのであの嫌な時期をよく上手に乗り切って成長したなあと拍手喝采でした。全部良かったんですけど、最後の岸恵子のシーンは私は無くても良かったのでは無いかなと思いました。

横 山 この秋「OUT」からずーっと見る映画すべて面白くて...「たそがれ清兵衛」は山田洋次だから、あまり期待せずに見に行ったら非情にいい映画でした。子どもを持っているお父さんが見たらたまらないのではないかと思いました。5才と10才でしたね。うちは9才と5才ですので...ほんとに可愛かった!たまらないって感じでした。基本的には山田洋次の映画だと思うんですけど、やっぱり時代劇だからいつもの臭さが薄まっている分良かったなあと思いましたね。宮沢りえとの関係がですね、内に秘めた思いをようやく打ち明けたら、向こうはもう婚約をしてしまっていたと言うのもあるんですけどほんとに上手いなとおもいました。決闘の場面なんですけど、あれは別に無くても、宮沢りえとのシーンで終わっていてもよかったかなと思いますね。決闘の場面は、ああいうのがあるのが現代のサラリーマンと違う所ですね。日本映画では今年のベストだと私は思いますね。

酒 井 映画の教科書みたいな映画なんですね。つまり、映画はこうゆう風に作るのものだと教えてくれて「あー」と頷くような見事さなんですね。

林 田 清兵衛はほんとに貧しい暮らし振りですけど、それでも武士ですよね。だから、それでは農民はどんなに貧しいのだろうって思わせられますね。

横 山 食事の場面など素晴らしいですね。

酒 井 ほんとに素晴らしい映画とはこう言うものなんですね。タケシの「ドールズ」を見たんですがいろんな演出があざといんですよね。すぐ底の浅さが解ってしまうんですよね。ほんとの映画というのはこうなんですね。

横 山 タケシは感性で撮ってますけど山田洋次は緻密な計算で撮ってますね。

笹 原 あの流れから言って決闘して勝って終わりだとは思っていたけど、中で話しをしたでしょ、あれが長いとも言われたんだけど、ただの決闘では無くて意味があって、私はとても良かったと思いますね。

酒 井 非情に嬉しい発見でしたね。山田洋次がまだ元気でこんな映画が撮れるって事が..地方の暮らしをよく勉強してますね。山田洋次のいい所は田舎をものすごく大切にするところなんですよ。方言とか習慣とか...私が一番不満なのはこんなにいい映画なのにあまりヒットしていないことなんです。宣伝もあまりしていないんですね。若い人よりもやはり我々の世代向けであり、その世代が映画館へ足を運んでいるのは確かなんですけどね。映画の質が高い割にはあまりね。

野 口 私はまだ見ていないので解らないのですが、去年老人問題の映画の上映会で山田洋次が来て話を聞いたのですが、あまり印象に残らなくて、寅さんもちゃんと見ていないです。敬遠している部分はあるんですけど.....見てみます。

横 山 ラブストーリーですね。

笹 原 そうです、これはすごいラブストーリーですよ。

話は尽きず、時間が許せば、朝まででも延々としゃべり続けそうな雰囲気でした。満足のいく映画にめぐり合えた嬉しさが全員の表情を明るくさせてくれました。


es[エス]

2001年度ドイツ映画
 監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
 出演:モーリッツ・ブライブトロイ クリスチアン・ベッケル

酒 井 ストーリーは...知ってます? 刑務所ゲームと言うんですか?ある大学病院での実験なんですけど、ボランテイアで人を集めてちょっとテストして、1週間どういう風な変化が起こって行くか?という事を実験した実話が映画の土台になっているんですね。そこに人間の本性がだんだん現れて来るのですね。暴力を使っては行けないとか、いろいろルールは決めてあるんです。  でもやっぱり一般市民がこのような環境に置かれると、普通の生活をしていた人間でもだんだん変わって行ってそのようになるのかなあと興味深く見ました。ただ、人に薦めるかと言うと僕は、ちょっと薦めると言う訳にはいかないと思いますね。陰惨なところもあるし....心理的にもう少し説明不足で物足りなかったということです。

笹 原 私は非常に衝撃を受けて、人間と言うのは一日二日でどんどん変わって行くものなのかなってそれが非常にショックでしたね。お互いに両方とも変わって行くと言うことがね。実際に実験したことなんだけれども、どこまでか本当にあったことでどこからが作っているのか、ちょっと解らないんですが、最後まで非常にショックでした。主人公が仕掛けた部分があって、そこらがなんか気になったんですけど...そこまでしなければ、こんな事にはならなかったのではと、だから良くやったと言う感じのラストで、そこが少し気になりました。その日は疲れていたんですけどね、もう目が離せなくて眠るどころでは無かった!見て良かったなと思います。

野 口 見ていないのですが、主人公は囚人側で、看守たちの抑圧から反発して?

笹 原 そうです、そうです。ま、いろいろあるんですが。映画を見ないとね、解らない部分はあります。

林 田 見たいけどね。恐いかなー?

横 山 設定は知っていてですね、話の内容も知っていたんですが、あのクライマックスで看守をいたぶるのは分かるのだけど、上の方にも刃向かって行って、歯止めが効かなくなってしまうと言う所が非常に面白いなと思いました。人間と言うのは状況に左右されやすいと言われているんですが、作り方がエンターテイメントなんですね。芸術作品では無く。だから分かりやすいのだけども、逆に物足りない部分も感じましたね。ドイツでは「羊たちの沈黙」よりも「ハンニバル」よりもヒットしたそうですね。ま、見て損はしないと思いましたね。面白いチュエーションで.....

野 口 こんな背景でこんなことが起こってってと聞いちゃうと、あーまー人間ってこんなものかなって....

笹 原 見るとまた違ってきますよ。衝撃度あるよ。

野 口 ホームページとかで見ると状況設定による人間の心理的変化が、ナチスと同じだと....

横 山 実験しなくても、戦争の時も強い人、弱い人とわけられると人間は変わって行くと思いますよ。

野 口 その時、どうすればいいのかと投げかけられているのでは?

横 山 でも、変わらない人は殺られてしまうし....

酒 井 ドイツ映画ってところが面白い。我々が思っているドイツらしさが、その通りなんですよね。


今月の1本

横 山 「ジョンQ」実話かなと思っていたらそうでもなんでもなくて、都合のいい話だなと思いました。でも、デンゼル・ワシントンはいいし、ま、見てください。

鬼 束 「アパートの鍵貸します」また古い映画なんですけど、DVDで見たら、やっぱり良かったです。

酒 井 「活きる」ビデオでみました。中国本土の監督でありながら、見て分かるような共産党批判をしているんですね。やはり中国も変わって来たのだなと思いました。

笹 原 「なごり雪」私はこの映画は非常にかっています。

野 口 「風花」あらためて、相米監督のすごさに気づきました。

林 田 「モンパルナスの灯」私も古い映画ですが、TVで見ました。

今年もそろそろベストテンの候補を絞らなくてはならない季節になって参りました。今年は総計何本の映画を見たことでしょう。この1年飽きること無く映画を見続けて、泣いたり笑ったり驚いたりの忙しい日々を過ごして参りました。
 しかし、事実は小説よりも奇なり…いや、映画よりも奇なり…現実の世の中にもいろいろありましたね。
 ホラーあり、戦争あり、テロあり、拉致あり、虐待あり、事故あり、ラブストーリーあり、ノーベル賞あり、まだまだ映画や小説の材料には事欠かないことでしょう。
 ああだ、こうだと言ってる間に1年なんてあっという間に終わってしまいます。のんびりとはしておれません…といっても、一時停止も分からない程度に突っ走ってペナルティー・マネー7,000円を支払うような馬鹿な真似はしないで下さい。
 私は先日、銀行へ振り込んで悔し涙に暮れました。
 シネマ1987のみなさま、来年は良い1年でありますように。合評会には多くの方々の出席を心待ちにしています。
 今年最後の書記役を何とか果たして、今ほっとしたところです。
 誰かと一緒にコーヒーでも飲みたい気分(〃´▽`〃)

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