映画とネットのDIARY(tDiary版)
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【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2005年05月03日 [Tue]
■ 透析室
連休というのに患者も病院のスタッフもたくさん。透析に休みはないからなあ。大変だと思う。一瞬、臓器移植意思表示カードをもらっておこうかと考える。
一番端のベッドで点滴を受けた。血液検査も行った結果、白血球数5500、炎症反応1.7(昨日は2.3だったそうだ)。効果があるものだ。「あとは内服薬で治っていくでしょう」とのこと。
■ 秀丸エディタ 64bit-Editionテスト公開
ゴールデンウィーク限定。作者の独り言を読むと、64bitになると、これまでの32bitアプリケーションはどれも使えなくなるとのこと(当たり前か)。32bit互換環境はあるらしいが、作者が言っているように不便この上ないだろう。なかなか32bitから64bitへの移行は難しいのだろうなあ。2038年までに間に合えばいいことですけどね。
2038年と言えば、この日付のSpamが時々来る。何を考えているんだか。
■ 「SAW」(DVD)
いやあ、面白い。B級映画だろうと思って見始めたら、ぐいぐい引き込まれ、ラストで驚かされた。こういう犯人だったのか。まるで見当がつきませんでしたね。血なまぐさい部分があるので、万人向けではないだろうが、アイデアを詰め込んだ脚本の緻密さには感心。きっちり作ってあるミステリだと思う。
薄汚いバスルームで鎖につながれた2人の男。真ん中に自殺死体。閉じこめた犯人は2人にノコギリを与える。目の前の男を殺さなければ、家族を殺す、と片方の男は言われる。予告編ではこのシチュエーションだけが描かれていた。本編を見ると、サイコキラーとそれを追う刑事(ダニー・グローバー)の話が絡んでくる。そのサイコキラーが2人を閉じこめたわけだ。
これほど知能的な犯罪を繰り返すには犯人像に少し無理がある(シチュエーションにもある)のだが、小さな傷と言うべき。ジェームズ・ワン監督と脚本・出演を兼ねたリー・ワネルが考えたストーリーは最近のミステリ映画の中では出色の出来だと思う。中盤で犯人と思われる人物が出てきたあたりで、後は普通のサスペンスになるのかと思ったら、ラストで意外な人物が登場して観客に“最後の一撃”を与える。出し方もアンフェアではない。謎とサスペンスとスリラーが絶妙のブレンドで、昨年見ていたら、ベストテンに入れていただろう。
ワンとワネルは2006年公開を目指して「Silence」という作品を準備中とのこと。どういう映画になるのか楽しみだ。
2007年05月03日 [Thu]
■ コマンドプロンプトを非表示で起動
バッチファイルをダブルクリックすると、Dos画面が表示される。それを止めたくて、いろいろやってみたが、ダメだった。検索したらVectorにそのスクリプトを公開している人がいた。HiddenCMD.JSというスクリプト。これ、便利だなあ。作者の吉岡照雄さんはこのほかにも多くのスクリプトを公開していて、マイクロソフトのMVPアワードを受賞している。佐賀市在住の人らしい。
このスクリプトはWSHを使っている。以前、少し勉強したことがあったが、中断したまま。なかなか良い参考書がないのが残念。と思っていたが、amazonを検索したら「WSHクイックリファレンス 第2版」という本が昨年10月に出ていたので注文。
2009年05月03日 [Sun]
■ Gravatar日本語版
WordPressなどで表示するグローバルアバターを登録するサイトの日本語版。メールアドレスを登録すると、Gavatarを使用しているサイトなら、どこでも同じアバターが表示されるようになる。少なくとも、WordPressを使用しているブログでは同じアバターになるでしょう。4つ登録してみた。アバターは自分で作ろうかと思ったが、無理なのでアバターメーカーを使用。ここは新しいのより旧ページの方が格好いいアバターが作れる。とりあえず作ったのはこの3種類。右端のものだけ新しいアバターメーカーを使用した。
もちろん、Gravatarに登録するのは写真でもかまわない。まあ、あまり顔はさらしたくないだろうから、イラストを登録するのが無難か。
2011年05月03日 [Tue]
■ 「若者たち」
BSプレミアム「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本 家族編」の枠で放映された。歌は有名でも映画を見るのは初めて。甘い内容を想像していたら、全く違い、時代に深くかかわったさまざまな問題を提起していて、胸を揺さぶられるような作品だった。
親を亡くした5人きょうだい(田中邦衛、橋本功、佐藤オリエ、山本圭、松山省二)が時に激しく対立しながらも、助け合って生きていく姿を描く。1967年の作品。昭和40年代といっても、まだ貧しいのが普通の時代だったのだなと思う。ご飯を一生懸命食べる姿はそのまま一生懸命な生き方を表している。登場人物たちのまっすぐな姿勢がとても気持ちよい。
長男の田中邦衛は中学2年までしか学校に行かず、工事現場で働いて弟妹たちを食わせてきた。好きになった女(小川眞由美)から学歴がないことを理由に「(出世に)10年、15年回り道をすることになる」と交際を断られる。その晩、大学受験に失敗した末弟に「何年かかっても大学に行け、ボン」と声を荒げる姿に胸を打たれる。これ、田中邦衛の代表作ではないかと思ったら、毎日映画コンクールの男優主演賞を受賞したのだそうだ。
元はフジテレビのドラマだが、宮崎はまだ民放1局の頃なので、当然のことながら僕は見ていない。映画について日本映画作品全集には「広範な若者たちの深い共感を得た。学歴による差別、被爆者の苦悩、出稼ぎ農家の苦しみ、働きつつ学ぶものの厳しさ、学園紛争の中で揺れ動く若者の心、現代における生きがいなど、多くの切実な問題が組み込まれ、見る者を考えさせる」とある。キネ旬ベストテン15位。3部作になっており、第2作「若者は行く 続若者たち」(1969年)は12位、第3作「若者の旗」(1970年)は25位にランクされている。山内久脚本、森川時久監督。