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シネマ1987online

ターミネーター3

壮絶な戦いと衝撃のラスト

T2から12年、前2作で語り残した「審判の日」までを見事に描いた傑作である。今まで謎だったスカイネットと人類の関係が明白になる。

2029年からロサンゼルスにやってきたT-X(クリスタナ・ローケン)対ジョン・コナー(ニック・スタール)とT850(アーノルド・シュワルツェネッガー)の戦いが壮絶に繰り広げられる。コナー抹殺の命を受けたT-Xが女性なのは新機軸だ。CGより肉体によるアクションを優先したせいか、本物の人間性が感じられる。

随所に見られるユーモアと、前2作とのつながりを示す鍵の部分の描き方に「ターミネーター」シリーズへの監督のこだわりを感じる。

監督は「ブレーキ・ダウン」「U-571」と一級の娯楽作品を手掛けたジョナサン・モストウだけにパワー全開だ。

ラストは「猿の惑星」第一作のように衝撃的。といっても、これからが戦いの本番なのだ。(2003年8月7日・笹原)

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