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シネマ1987online

ヴィクトリア女王 世紀の愛

英帝国築いた2人の愛描く

1837年、わずか18歳で即位した大英帝国の若き女王ヴィクトリアは聡明で美しく明るい王女だった。彼女はベルギー王のおいに当たるアルバート公に初めて会った時から恋をする。アルバート公は女王のハートを射止める任務を負わされていたのだが、彼も会った時から彼女に恋をした。

緑に囲まれた美しいお城、かしずく家来たち。まるでおとぎの国の王子さまとお姫さまのラブストーリーのようだが、これが史実であるから興味深い。結婚を申し込むのは女王からでなければならない。気をもむアルバート。しかし女王はとうとう命令する。「私と結婚して」と。世界に君臨した世界最強の大英帝国を築いたヴィクトリアと夫のアルバートの共同統治がこうして始まる。

ヴィクトリア女王にはエミリー・ブラント、夫のアルバートにルパート・フレンド。監督はジャン=マルク・ヴァレ。今年のアカデミー賞で衣裳デザイン賞を受賞した。(2010年4月29日・林田)

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