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ドラキュラZERO

闇の力と契約 悲劇の始まり

15世紀、トランシルバニアは君主ヴラド(ルーク・エヴァンス)の統治で繁栄し、人々は平和に暮らしていた。しかし、強大なオスマン帝国がヨーロッパを征服するため少年1000人の徴兵を要求、この中にはヴラドの息子も含まれていた。いったんは息子を引き渡そうとするが、愛する妻(サラ・ガドン)や息子、そして国を守るためオスマン帝国に反旗を翻す。帝国の強大な力の前にはなすすべもなくトランシルバニアは風前のともしびとなった。

ヴラドは最後の手段として、古代より伝わる闇の力と契約を交わし、強大な力を手に入れる。これが新たな悲劇の始まりだった。

吸血鬼ドラキュラは数多くの映画で描かれてきたが、どのようにしてドラキュラが誕生したかを描いた作品はなかった。この作品ではドラキュラが人々から敬愛された君主であり、家族を大切にする優しい人物であったという従来にない視点が描かれている。(2014年11月27日・酒井)

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