ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12カ月
ゼルウィガーのキュートな魅力
あのブリジット・ジョーンズが帰ってきた。それも前回よりさらに太って。この作品の魅力はなんといっても主人公を演じるレニー・ゼルウィガーに尽きると思う。
独身OLのブリジットは弁護士のマークと付き合い始めて幸せの絶頂だった。しかしマークのアシスタント、レベッカをめぐってブリジットはマークと大げんかする。落ち込むブリジットのもとに、昔の恋人ダニエルとコンビを組んでタイに行く旅行番組の仕事が舞い込んでくる。
前作は30代の独身女性の生活を、ユーモアを交えて描き、多くの女性のみならず男性にも共感を得た。続編は前作で一躍スターになったゼルウィガーのために作られた作品である。アカデミー賞女優として演技面で成長したゼルウィガーにはキュートな魅力がある。これほど男性の心をくすぐる女優も珍しいのではなかろうか。(2005年4月7日・酒井)