バットマン ビギンズ
スタッフを一新 素晴らしい出来
大富豪の跡取り息子ブルース・ウェインは、少年時代に両親を目の前で殺される。それがトラウマ(心的外傷)となり、世界をさまようが、デュカードという男と出会い、不正と戦うことを決意する。そのころ、故郷ゴッサム・シティでは悪の組織と暴力がはびこり、腐敗が進んでいた。ブルースは全身に黒いコスチュームをまとったバットマンとなり、悪と対決。
バットマン誕生の話である。人気コミック「バットマン」は過去4回映画化された。今回はスタッフを一新しての再出発である。監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン、バットマンはクリスチャン・ベール、わきをマイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、リーアム・ニーソン、そして渡辺謙という名優たちが固めている。
出来は素晴らしい、の一言。緻密な脚本、主人公の内面の葛藤、リアルなアクションシーンなど見どころ満載だ。ぜひ多くの人に見てほしい。(2005年7月21日・酒井)