奥さまは魔女
往年のドラマをニコール主演で
往年のテレビドラマを元にした作品で主演はニコール・キッドマン。
魔女のイザベルは魔法を使わない普通の生活にあこがれて一人暮らしを始める。本物の魔女とは知らずに、元トップスターのジャック(ウィル・フェレル)は自分が主役の新番組「奥さまは魔女」のサマンサ役としてスカウトする。鼻を動かせるだけの無名の新人なら、主役の引き立て役になるだろう、と。
久しぶりのロマンチック・コメディーの王道。とにかくニコールがかわいいし、マイケル・ケインやシャーリー・マクレーンなどの大物が見事に脇役に徹している。大げさになりがちなウィル・フェレルの動きも、それを受けるニコールの品の良さが中和している。
監督・脚本は「めぐり逢えたら」のノーラ・エフロン。ただのテレビドラマのリメイクではなく新しく、いとしい作品になっている。ニコールのファッションもすてき。デートムービーには最適な作品だ。(2005年9月8日・手塚)