マイアミ・バイス
麻薬組織に捜査官が潜入
FBIが中心となって行っていた捜査の極秘情報が麻薬密輸コネクションに漏れ、捜査関係者全員の命が危険にさらされる。この捜査には関係のないマイアミ警察の特別捜査課(バイス)で働くソニー・クロケット(コリン・ファレル)とリカルド・タブス(ジェイミー・フォックス)に情報の漏えいルートを突き止める任務が託された。二人は南米の危険地帯に乗り込み、麻薬密輸コネクションと接触を開始する。
1980年代にアメリカで大ヒットしたテレビシリーズの映画化である。80年代にも数本の映画が作られているが、今回は、その当時製作総指揮を務めた「コラテラル」「インサイダー」のマイケル・マンが監督をした。
マイケル・マンと言えば、都会の夜のシーンを描くのがうまい監督。今回の作品もマイアミの夜を情緒豊かに描き、リアルで緊張感のある作品に仕上がった。(2006年9月7日・酒井)