トランスフォーマー リベンジ
前作をしのぐ視覚音響効果
日米合作アニメを実写映画化して大ヒットした「トランスフォーマー」(2007年)の続編。製作総指揮のスティーブン・スピルバーグ、監督のマイケル・ベイとスタッフ・キャストが再結集し、前作をしのぐスケールの作品が完成した。
金属生命体トランスフォーマーのオートボット集団と悪の集団ディセプティコンの激闘から2年。大学生になり、キャンパスライフを満喫しようとしていたサム(シャイア・ラブーフ)は破壊したはずのキューブのかけらを発見し、謎の古代文字の幻覚を見るようになる。それは新たな敵フォールンが地球征服のために探し求めていた情報だった。
コンピューターグラフィックスを駆使した視覚効果と金属の質感を見事に表現した音響効果は大迫力。見る者に考える暇を与えずに突っ走る。大ざっぱなストーリーに首をかしげたくなる点もあったが、スピード感に圧倒された。(2009年7月9日・のだ)