ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
3部作の映画化第1弾
世界的ベストセラー、スティーグ・ラーソンの傑作ミステリー「ミレニアム」3部作の映画化第1弾。監督はニールス・アルデン・オプレヴ。
ジャーナリストのミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は大財閥ヴァンゲルグループ前会長ヘンリックから40年前に失踪した姪ハリエットの調査を依頼される。天才ハッカーのリスベット(ノオミ・ラパス)と真相を探っていくうちに忌まわしい事件が明らかになってくる。
残された写真や日記から浮かび上がってくる過去の断片。それをつなぎ合わせることで思いもよらない真実を突き止めていく過程はスリリングで一瞬も目が離せない。物語はただの謎解きに終わらず、時代を超えて暴力に虐げられる女性たちの無力な姿を映し出し、重厚で壮大なドラマに仕上がっている。ミステリアスなヒロイン・リスベットの魅力は強烈だ。続編ではその過去が明らかになるのか?(2010年4月1日・のだ)