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シネマ1987online

セックス・アンド・ザ・シティ2

過剰な演出で魅力伝わらず

一大ブームを巻き起こした大ヒットTVシリーズの劇場版第2弾。ファッショナブルで個性的な4人の女性が、お互いを思いやりながらそれぞれの人生の岐路を乗り越えていく姿を描く。監督はマイケル・パトリック・キング。

キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)の結婚生活は2年目を迎えたが、恋人時代のような刺激は薄れ、すき間風を感じていた。シャーロットは2人の子どもの母となるが、育児に疲れ果て、ミランダは上司と折り合わず会社を辞めてしまう。3人はサマンサに誘われ、中東の地アブダビへのゴージャスな旅に出発するのだった。

最新のファッションに身を包み華やかな世界の中にあっても、彼女たちが抱える悩みは多くの女性が経験するありがちなものばかり。あこがれと共感が、女性ファンに根強く支持される理由なのだろう。しかし、今作品では過剰な演出が目に余り、その魅力が十分に伝わってこなかった。(2010年6月24日・のだ)

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