BECK
ロックバンドの青春
ハロルド作石原作の大ヒットコミック「BECK」を「20世紀少年」で話題を呼んだ堤幸彦監督が映画化したロックバンド青春ストーリー。
いつもいじめられている小さい幸雄ことコユキ(佐藤健)は平凡な高校生だった。ある日、天才ギタリストの竜介(水嶋ヒロ)と出会ったことから生活が一変。竜介、コユキ、千葉(桐谷健太)サク(中村蒼)平(向井理)の5人はバンドを組むことになる。バンドの名は「BECK」。激しい音がさく裂する。歌い始めたコユキの歌声は誰もが一瞬息をのむほどのものだった。5人はぶつかり合いながらも夢に向かって走り始める。
今人気のスター5人が演じるバンドはまるで実在のバンドかと錯覚するほど。ぴったりのキャストは原作のファンも納得だろう。とにかく5人ともカッコいいのである。苦境を乗り越えて「BECK」は前進する。果たして彼らは夢を手にすることができるのだろうか?(2010年9月16日・林田)