ザ・タウン
アフレックが監督・脚本・主演
ボストンと言えば、アメリカで最も古く歴史のある街として知られるが、そのボストン北東部の街チャールズタウンは強盗の多発する街らしい。
物語はこのタウンで起きた銀行強盗から始まる。父親も強盗だったダグ(ベン・アフレック)は家業のようにその後を継ぐ。仲間たちもタウンの幼なじみ。ダグたちは用意周到に作戦を練り、殺人を避けて強盗を実行する。ある日、強盗に入った銀行の支店長クレア(レベッカ・ホール)を監視しているうちに、ダグはクレアに恋をする。ダグは強盗をやめ、クレアと2人で街を出て行くことを決意する。
ハリウッドならではの派手な銃撃戦、間抜けな警察官、激しいカーチェイスなどなどを娯楽映画として楽しんで見る方が面白い。主演のアフレックは自ら監督を務め、共同脚本も兼ねている。凶暴な仲間のジェムを演じるジェレミー・レナーは今年のアカデミー助演男優賞候補となっている。(2011年2月17日・林田)