It's Only a Movie, But …

シネマ1987online

プラチナデータ

目が離せないテンポの良さ

近未来の日本、政府が収集した国民のDNA情報プラチナデータを基に犯罪捜査が行われ、摘発率は百パーセントとなった。このプラチナデータを構築した警察庁「特殊解析研究所」の科学者・神楽龍平(二宮和也)は、DNA捜査システム関係者の連続殺人事件を担当する。しかし、わずかな証拠からシステムが導きだした犯人はなんと神楽自身だった。身に覚えのない彼は真犯人を捜すべく逃亡する。

東野圭吾が映画化を前提に執筆した小説を「るろうに剣心」の大友啓史監督が映画化した。主人公を追跡するベテラン刑事役の豊川悦司ほか、鈴木保奈美、生瀬勝久、杏らが出演している。

複雑なDNAの話は出てこないので知識がなくても十分に楽しめる。物語に無駄な部分はなく、テンポ良く展開するので最後まで目が離せない。ただ、DNAのデータから身体的特徴は推測できるにしても、現在の年齢を推測するのは不可能な気がするのだが。(2013年4月11日・酒井)

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