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シネマ1987online

スター・トレック イントゥ・ダークネス

ドラマが向上 興味深い展開

西暦2259年、宇宙船エンタープライズの若き船長ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)は、規律違反を犯してスポック(ザッカリー・クイント)の命を救ったため船長職を解任される。そんな時、艦隊本部が謎の男ジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)に爆破される。男は艦隊と敵対するクリンゴンの星へ逃亡。船長に復帰したカークは男を追って宇宙へ旅立つ。

テレビシリーズ「宇宙大作戦」の劇場版通算11作目にして、カーク船長の若き日を描いた新シリーズの第2作。2009年の前作に続き、J・J・エイブラムスが監督している。

劇場版が初公開された1980年以降、しまらない作品が続いたが、最近はドラマの練度が向上した。謎の男が敵か味方か分からず、乗組員の絆が崩れかかる展開が興味深い。むちゃな設定はあるが、ドラマの面白さで一気に楽しめる娯楽作だ。(2013年8月29日・小野)

 

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