モンスターズ・ユニバーシティ
前作の前日談 テーマも充実
ディズニー/ピクサーの代表作であるアニメ「モンスターズ・インク」(2001年)のシリーズ第2作。前作の前日談として話が展開する。
モンスターは人間の子どもを怖がらせ、悲鳴をエネルギー源としている。体が小さくルックスもかわいいことに劣等感を抱くモンスターの少年マイクは、憧れの名門大学モンスターズ・ユニバーシティの怖がらせ学部へ入学。そこにはマイクとは対照的な怖がらせ屋の一族に生まれたサリーなどエリート候補生がいた。マイクは精いっぱい努力するが、見た目がかわいいという致命的な欠点で学長に追放される。
監督は「カーズ」などの製作に携わったダン・スキャンロン。日本語吹き替えは前作と同じく田中裕二と石塚英彦が務めている。前作同様モンスターたちの生き生きとした表情には驚かされるが、アメリカ映画らしく「努力すれば報われるというテーマ」がしっかりと描かれている。(2013年7月18日・酒井)