ワイルド・スピード SKY MISSION
急逝した俳優 最後の姿に涙
シリーズ第7作。「ソウ」シリーズなど恐怖映画で有名なジェームズ・ワンが監督している。
オーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を倒し、穏やかな日々を送っているストリート・レーサーのドミニク(ヴィン・ディーゼル)たち。彼らの前にオーウェンの兄デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が弟の仇討ちのために現れる。元特殊部隊の暗殺者ですご腕のデッカードは東京のドミニクの仲間を襲う。大切な仲間を奪われたドミニクたちは最強の敵に戦いを挑む。
車に乗ったまま空からダイブするなどアクションはさらにパワーアップ。デッカードとの対決の話がカート・ラッセル登場のあたりから怪しくなり、脚本はいい加減だが、過激なアクションと2013年に急逝したポール・ウォーカー最後の勇姿に胸が熱くなる。ポールとヴィンの車が道路を左右に分かれて走り去って行くラストに感涙必至の一作である。(2015年5月28日・小野)