ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

魅力あふれる魔法動物

世界的に大ヒットした「ハリー・ポッター」シリーズが終了して寂しい思いをしているファンも多いと思う。この作品は同シリーズの原作者Ｊ・Ｋ・ローリングが新たに脚本を担当し、ハリウッドの一流スタッフが作り上げた「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ第１作となる。

魔法動物学者のニュート・スキャマンダーは世界中を旅して魔法動物たちを集めていた。ニューヨークを訪問したニュートは魔法のトランクを取り違えられ、中に入っていた魔法動物たちが逃亡してしまう。ニューヨークは魔法動物のためにパニックに陥る。ニュートは魔法使いのティナ（キャサリン・ウォーターストン）たちと協力して逃げた魔法動物たちを捕獲しようとするが…。

主人公のニュートを「博士と彼女のセオリー」「リリーのすべて」のエディ・レッドメインが演じる。監督は「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」などシリーズの後半４作品を担当したデヴィッド・イェーツ。作品の魅力はなんといってもユニークな魔法動物たちだ。映画の背景となる１９２０年代のニューヨークの街並みもうまく再現されている。家族で観賞するには最適の作品だ。（2016年12月8日・酒井）