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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド

原作とはまったく違う。前編は8割ぐらいは原作のプロットをなぞっていたが、後編はまったく異なる展開となる。巨人の謎が明らかにされ、戦う敵の設定も変えてある。連載中のコミックを映画化する上で、これも一つの方法だ。原作通りに作って破綻の末に討ち死にするよりは、はるかに賢明な選択だったと思う。

進撃ファンダメンタリストは怒るだろうが、個人的にはこの改変、悪くないと思った。こういう展開にするから、原作のリヴァイをシキシマに変えるなど細かい変更をしていたのかと納得した。最後まで見て思い浮かべたのはM・ナイト・シャラマンの某作品。B級SFにありそうなアイデアなのである。

ただ、残念ながら話が小粒になった。原作のスケール感がなくなった。前編で開いた壁の穴を塞ぐ攻防が中心になるので、これは仕方ない面もある。それと前編同様にドラマの盛り上げ方がうまくない。謎の解明に話を割いた結果、主人公たちの感情の動きがうまく描けていない。これは主に監督の責任だろう。

謎が謎を呼ぶ原作とは別物と思って見れば、別段、腹は立たない。

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