映画とネットのDIARY(tDiary版)

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映画の感想一覧 2004年7月以降 2005年  2006年  2007年  2008年  2009年

2005年04月01日 [Fri]

[MOVIE] 「約三十の嘘」

「約三十の嘘」チラシ登場人物を紹介する冒頭を除いて、列車の中だけで話が進行する。クレイジーケンバンドの音楽に乗って、6人の詐欺師のグループがお互いに騙し騙される姿をミステリータッチで描く。いや、ミステリータッチというよりも、この映画におけるミステリー的な部分は入り組んだ男女関係、人間関係を描くために使われた感じがある。監督の大谷健太郎(「とらばいゆ」)がやりたかったのはこの男女関係の方なのだろう。狙いは悪くないし、中谷美紀の好演が光るのだけれど、こういう映画にほしい都会的なタッチになりきれていない。中谷美紀を巡る男女関係が少し重たいのがその理由だが、他の役者が弱いためもある。椎名桔平に中谷美紀の目を潤ませるほどの魅力が感じられない。田辺誠一、妻夫木聡、八嶋智人は可もなく不可もなしといったレベル。伴杏里は少なくとも、中谷美紀より美人じゃないと困る(ただ、伴杏里、純情そうでいてそうじゃない二面性もそれなりに演じている)。こういうタイプの映画は嫌いではないが、よりいっそうの洗練されたタッチが望まれるところ。これに比べると、伊坂聡「g@me.」はうまかったなと思う。

詐欺師グループだった男女が3年ぶりに集まり、新しいヤマを始める。集まったのは、元リーダーの志方(椎名桔平)、美貌の女詐欺師宝田(中谷美紀)、宝田とコンビを組む横山(八嶋智人)、今回のヤマを企画した久津内(田辺誠一)、元アル中の佐々木(妻夫木聡)の5人。今回のヤマは偽物の羽毛布団を30万円で売る計画だった。グループは豪華な寝台特急で大阪駅から北海道に向かう。志方は凄腕の詐欺師だったが、3年前のある出来事がもとで今はくたびれた感じで、のど飴中毒みたいになっている。3年前、一味が手にした大金を今井(伴杏里)に持ち逃げされ、その結果、仲間がばらばらになったためだ。その今井が京都駅で列車に乗り込んでくる。今井に思いを寄せる久津内が仲間に引き入れたのだった。

ここから映画は今井が入ったことによるごたごたをさらりと描いて、帰りの列車内に舞台を移す。肝心の詐欺の場面がないのは元が戯曲(土田英生作)だからだろうが、本筋に沿っているのでこれは賢明な在り方。詐欺の上がりは7000万円だった。3年前のように仲間に持ち逃げされないように、金を入れたバッグとダミーを含めた鍵5個を6人がそれぞれに持つが、翌朝、バッグの中身がジャガイモとすり替えられているのが分かる。

果たして犯人は誰か、どのようにすり替えたのか。という謎はすぐに観客に明かされる。それから話は転々とするのだが、ミステリー的には大したことはない。6人のそれぞれの計画と思惑が交錯していくところに中心がある。残念ながら、それが十分に面白くなっていかない。ミステリー的にもちゃんとしたものを作らないと、こういう映画は成功しない。コンゲームの面白さを含めつつ、ユーモラスな場面とリアルな心情を絡める映画はなかなか難しいのだろう。

区域外再送信問題、いよいよ決着へ

地上デジタルが始まると、民放電波の区域再外送信が全面禁止になるという話。これ、宮崎県内の3局のケーブルテレビにとっては大きな問題だろう。県内3局はいずれも県外の民放(福岡や鹿児島)の放送がキラーコンテンツになっている。元々、県や市がケーブルテレビの開設を進めたのも県内に民放が2局しかないからだった。区域外再送信の禁止でケーブルテレビの大きな魅力の一つが消えることになる。

禁止の理由はデジタル化で著作権の「権利者団体からの支払い請求は相当厳しくなることが明らかだから」。この記事は番組を買って流すしかないとしているが、その価格がどの程度のものになるのか、買ってまで流す考えがケーブルテレビの側にあるのか気になるところだ。

[MOVIE] 「アビエイター」

「アビエイター」パンフレット「僕は飛行家(アビエイター)、ハワード・ヒューズだ」。新型機のテスト飛行で住宅地に墜落し、大けがを負いながらも脱出したヒューズ(レオナルド・ディカプリオ)が助けに来た男に名乗る。タイトル通り、映画は飛行家としてのヒューズの側面を強調した作りになっている。終盤、海外路線の独占を巡るパンナムとTWAの対立でヒューズが公聴会に呼ばれるシーンが全編のハイライト。パンナムの代理人としか見えない上院議員のオーウェン・ブリュースター(アラン・アルダ)の追及にヒューズが颯爽と切り返す場面はジェームズ・スチュアート「スミス都へ行く」の昔からハリウッド映画が得意とするところである。ただし、ここでヒューズが論拠とするのは民主主義でも自由でもなく、「そっちも悪いことやってるんだから、お互い様じゃないか」という論理。ヒューズの飛行機(航空ビジネス)にかける情熱は伝わるものの、気分的に必ずしも晴れ晴れとしないのはそのためだ。直前まで精神的に追いつめられていたヒューズが公聴会で急に立ち直って鮮やかな弁舌を繰り返すのも説得力を欠く。

映画はヒューズが400万ドルを投じた「地獄の天使」やジェーン・ラッセルの胸の露出具合が問題となった「ならず者」の映画製作を描きつつ、キャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)との愛を描き、やがてTWAを手に入れたヒューズがパンナムと対立する様子を描いていく。ヒューズの病的な潔癖性や精神的におかしくなっていく描写を挟んではいるが、こうしたエピソードを並べただけの脚本は決してうまくない。本筋は映画製作の方ではないのだから、前半を簡略化して後半のパンナムとTWAの対立の部分をもっと詳しく描いた方が良かったのではないか。2時間49分もかける必要があったかどうか疑問なのである。大作であり、力作ではあるけれど、マーティン・スコセッシ演出に切れ味の鋭い部分は見あたらない。そういうところがアカデミー賞に11部門もノミネートされながら、主要部門には食い込めなかった原因だと思う。

大作だから仕方がないのだが、ヒューズの人間性も十分に描いたとは言えない。病的な潔癖性、自分以外を汚いと感じる意識は差別意識が高じたもののように思える。その原点が冒頭に描かれるのだけれど、これだけでは不十分だろう。精神分析的視点が脚本から欠落している。だからヒューズに起こった出来事をなぞっただけの映画に終わるのである。生まれつきの富豪の男がどういう考えを持っていたのかもっと知りたくなる。

レオナルド・ディカプリオは相変わらずの童顔と幼い声がマイナスで迫力に欠けるが、「ギャング・オブ・ニューヨーク」よりも違和感はなかった。後半、ひげを生やしたあたりから少し年齢的に苦しくなるにしても、ヒューズの若いころからの20年間に時代を絞ったことが功を奏している。アカデミー助演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットはいつものようにうまい。助演男優賞にノミネートされながら受賞は逸したけれど、アラン・アルダの憎々しい上院議員やヒューズを補佐するジョン・C・ライリーもこの映画を支えていると思う。


2005年04月02日 [Sat]

大森望SFページはいつも工事中です

コンテンツがすべて消えてますけど、どうしてでしょうか。エイプリルフールのネタかと思ったら、ずーっと下の方に説明があった。「構想3秒、製作3分の10周年記念企画でした」とのこと。

全角か半角か

void GraphicWizardsLair( void ); //を朝読んでコメントしようとしてしなかったんですが、要するに新聞で全角アルファベットを使うのは縦書きだからで、記事をWebに載せる際、半角に変換する処理を以前はしていなかっただけのことですね。“新聞記者の記法”というのとはちょっと違います。

僕が不思議に思うのは普通のメールやWebページで全角アルファベットを使う人がいること。普通にアルファベットを入力したら、たとえ、かな入力であってもF10かF8キーを押せば、半角に変換されるでしょう。それをわざわざF9キーを押して確定してるんですかね? ま、IMEによっても違うとは思いますがね。

とりあえず言えるのは全角アルファベットを使っている人が初心者っぽく見られても仕方ないということ。港区赤坂四畳半社長が全角アルファベットを使う理由について書いてますけど、これ3つとも理由とも言えないたぐいのことですね。

個人的に迷っているのはアルファベットじゃなくて数字の方。日本語の文章の中に半角の一ケタの数字が入ると、個人的にはちょっと読みにくい。で、一ケタの数字の場合は全角で2ケタ以上は半角で書いてます。これも好きずきじゃないかと思いますが。

ツッコミがあったので以下に引用。

突っ込んでみる。全角数字と半角数字どころか、漢数字が混在してるじゃないか。なんでやねん。
かな入力でATOKを使っているのだが、半角に変換?そんなことはしない。1byte半角文字は直接入力する。ATOKでかな入力にしていると、入力中の文字列がなければ「変換キー」で直接入力になるからだ。変換したり確定したりなどしない。かな漢字変換の途中に入力することはない。
ローマ字入力を使っていると、いったん全角のひらがなアルファベット混じりのわけのわからん表記になって、 それをFnとかで「元に戻して半角に変換」という回り道をしているようだな。

ATOKでローマ字入力で入力して英数字に変換する場合はF10キーを押す場合が多いですが、もちろん入力前に半角に切り替えて入力することもあります。入力する前に変換キーを押して半角入力にすると、全角に戻るために再度変換キーを押さなければなりませんよね。F10キーを使う場合はEnterキーで確定が必要なので、キーを押す回数はどちらも変わりません。入力方法に関しては人それぞれ癖もあるでしょう。というか、かな入力とローマ字入力で違うみたいですね。かな入力はワープロを始めたころにやって、すぐにローマ字入力に切り替えたので、詳細を忘れてます。

僕が気になったのは全角アルファベットの入力の方で、これは意図的に全角で確定しないと、ならないでしょう。

漢数字の混在に関してはご指摘の通り。「一ケタ」と「2ケタ」、「3つ」の混在ですね。「2ケタ」は「二ケタ」に変えようかと思ったんですが、まあいいかと思ってそのままにしておきました。


2005年04月03日 [Sun]

商品発送のお知らせ

楽天ブックスから。注文して8日目。同じ本がamazonでは4日以内に発送とあった。ポイントがつくので楽天ブックスはよく利用するが、全般的に遅い印象があるな。特にマイナーな本の場合はそういう傾向がある。

神楽

近くの神社の神楽で長女が「豊栄の舞」を舞うことになったので、ビデオ撮影。7番目の登場だったが、僕が着いたのは3番目の時。すぐに始まるだろうと思ったら、一つひとつが長くて延々と待たされる。1時間半近く待ってようやく始まる。2度舞ったが、10分余りで終了。撮影後、すぐに帰り、パソコンに取り込んでPremiereProで編集。久しぶりなのでタイトルの入れ方も忘れていた。

ezweb.flnet.org スパムに関して

アホなスパムが削除されなかったのでドメインを検索したら、このページが出てきた。この人も迷惑しているらしい。とりあえず、@ezweb.flnet.orgからのメールはスパムと断定していいようなので、SMKの「禁止リスト@差出人」に入れておいた。ezwebとあったので携帯から送っているのかと思ったら、単なるサブドメインなわけですね。

スパムと言えば、久しぶりに昨日、Yahoo!メールにログインしたら、迷惑メールが200通もたまっていた。ここのアドレスはさらしたことはないんだけどなあ。


2005年04月04日 [Mon]

「入門xyzzy」

届いた。索引含めて456ページのボリューム。amazonには「ほんとにほんとの初心者向け」と否定的なカスタマーレビューがあるが、入門書としてはこれでいいだろう。

xyzzyは設定の部分で敷居が高いので、丁寧な入門書は大変役に立つと思う。僕はインストールして使えるようになるまで、多くのWebサイトを参考にさせてもらったが、Webページはいつかは消えていく。現にxyzzy関係でも2つの有用なサイトがなくなった。本格的に使うのに必要な事項を1冊にまとめた意味は大きい。

DVD-R10枚で997円

ホームワイドで。4倍速だし、プリンタブルでもないけど、安かったので買う。速度に関しては、うちのDVDレコーダーは4倍速なのでかまわない。

これに対してDVD+RWは1枚717円。5枚セットは置いてなかった。テレビ録画のDVDは画質が悪いので永久保存したくない。だから普段は+RWを使う。見たら消すのである。ただ、こんなに1枚当たりの価格が違うと、-Rでもいいかと思いますね。だいたい、見たら消すとはいっても、メディアがたまる一方でなかなか見る暇はないのだった。

編集

昨日撮影した神楽の編集を続行。編集といっても神楽の部分は3場面。始まる前の10数秒のカットに続いて、6分ほどの神楽が2回撮影してあるだけ。冒頭にタイトル、つなぎ目にワイプを入れただけで終わりである。ひとつのシーンが6分もあると、映画だったら長すぎると思うが、カメラ1台なので、カットを割れないから仕方ない。

これにエンドクレジットを作成。家内が撮影した静止画を加工してスタッフ、キャストの字幕も作成し、適当な音楽を入れる。このエンドクレジットの作成が一番面白い。画面の切り替え(トランジション)にはアイリスや暗転を使った。ただ、アイリスは開くやつしか入っていない。終わる場面では閉じるアイリスも欲しいところ。前回編集した時も思ったが、PremiereProは、やっぱり面白くてはまるなあ。


2005年04月05日 [Tue]

B's Recorder GOLD8アップデータ

先月出ていたのか。久しぶりにアップデートしてみたら、DVD-Rダブルレイヤーに対応したのだそうだ。しかし、「記録したDVD-R DLのメディアは、他のDVDドライブやDVDプレーヤ・DVDレコーダで認識できない場合や、正常に再生できない場合があります」とのこと。+RのDLはうちのDVDレコーダーでは確かにダメだった。-Rは果たしてどうだろう。互換性が確保されないと、DLの意味はあまりないと思う。

と思ったが、互換性云々の前に、僕のパソコンのDVDドライブは、-R DLには未対応だった。これではダメですね。


2005年04月06日 [Wed]

Adobe Acrobat 7.0 Elements 日本語版

ダウンロード版が4,900円。そりゃまあ、ソースネクストの「いきなりPDF」よりは高いけど、低価格PDF作成ソフトの中ではこれが最良の選択かも。編集機能がないのが残念だが、Standard以上にあるOCRや電子印鑑など個人ユーザーだったらあまり必要ないだろう。セキュリティがかけられて、品質の高いPDFができるならこれで十分と思う。


2005年04月07日 [Thu]

HARADA FREAKS

原田真人監督のホームページ。1月19日、23日の日記に「アビエイター」と「ミリオンダラー・ベイビー」の感想がある。どちらも「10年に一度の名画」というのが原田監督の評価だ。

「ミリオン…」に関しては「一言で言うならば、アメリカン・ハードボイルド文学の最高峰の文体で綴る名画」「この三人のすべてに、見るものが感情移入し、それぞれの決断に深く涙する。とてつもなく大きな映画」とのこと。絶対見るぞ、という気になりますね。


2005年04月08日 [Fri]

福岡出張

きょうまでの2日間。福岡も暑かった。相変わらず会議、懇親会、会議。宿泊も相変わらず東横イン西中洲。夜中に暑くてパジャマを脱いだ。それでも暑くて午前5時半ごろ目が覚めた。冷房をつけて再び寝る。7時半に起きたら、いきなり地震。まだ福岡県西方沖地震の余震が続いているのだった。

今回は会議の後に別件の用事があったので、映画を見る暇はなかった。帰りも早い便にしたし。きのう、会議まで時間があったので、博多駅前の紀伊國屋書店に寄って恩田陸「夜のピクニック」を買った。地下鉄七隈線にも乗ってみる。まだ新車のにおいがした。

子供へのおみやげに「博多きゃらまん」(キャラメル味の饅頭)を買ったら、「『通りもん』の方がおいしい」とのこと。


2005年04月09日 [Sat]

うさぴょん

久しぶりにインストール。パソコンの性能が上がったためか、5連敗のあとようやく1勝。序盤をしっかり組めば大丈夫だが、油断するとやられる。初心者は十分遊べます。

作者は「コンピュータ将棋のアルゴリズム」という本を出したそうだ。

その後、何度か指したら、勝つコツが分かってきた。うさぴょんはどうもほとんど駒の損得勘定だけで手を指すみたいだ。いやそれは普通なのだが、損得勘定がない時はいきなり悪手を指してくれる。指しようがなくて飛車を捨ててくれたり、無意味な王手をしてみたり。そうなったら、もう負けませんね。

まだレベルが上から3番目(1手20秒)なので、これが1手400秒も考えられたら、勝てないのでしょう。でも、うさぴょん、まだまだ序盤の駒組みが甘いみたいだ。


2005年04月10日 [Sun]

千日手

きょうも、うさぴょんと対戦。勝てるようにはなったが、まだまだ。だいたい僕は矢倉一辺倒の将棋で、戦法のバリエーションがない。飛車とか角を交換されると、すぐに負けます。感心したのはうさぴょん、同じ手順を3回やったら、ちゃんと「千日手です」とダイアログが出ること。普通ならここで再試合ということになるのだが、少し戻して手を変えて続行。そういうことができるのがゲームの良さか。

棋譜の再生ができるので、どこが良かったか、悪かったか分かるのが便利。東大将棋も持っているのだが、新しいパソコンにはインストールしていない。新バージョンが出たら、今度は買おうか。

久しぶりに将棋ソフトをやって面白かったので、磯部将棋というのもダウンロードしてみる。これはちょっと駒が見にくい上に駒音もしないので、どちらが手順か分かりにくいですね。でも強いみたいだ。

リンク元非表示の効果

ようやくアクセスが減ってきた。10日ほどかかった計算。Yahoo!のインデックス更新にはこれぐらいの時間がかかるのだろう。


2005年04月11日 [Mon]

[MOVIE] 「きみに読む物語」

「きみに読む物語」パンフレット富豪の青年ロンと木材置き場で時給40セントで働くノアの間で揺れ動くアリーの選択の基準がよく分からない。こういう物語の場合、金持ち同士の結婚では観客の支持はまず得られないから、アリーがノアを選ぶのは自明のことなのだが、ロンを演じるジェームズ・マーズデン(「X-メン」のサイクロップス!)が悪い面もない普通の好青年に見えるのに対して、ノアの方はなんだかよく分からない男なのである。過去の熱烈な愛があったにしても、よく見れば、どちらを選ぶべきかは明らかだろう。映画はそういう意図ではないはずで、要するにノア役のライアン・ゴズリングに魅力が足りないのである。このキャスティングは逆だった方が良かったのではないかと思う。

都会から来た男と田舎の少女のひと夏の恋を描いたピアス・ハガード監督の名作「サマーストーリー」の裏返しのシチュエーションながら、そういうわけで過去の部分の恋愛描写にはそれほど感心しなかった。映画はこれに現在のアリーとノアの描写を入れることでオリジナリティーを得ている。アルツハイマーの問題を含めて描かれるこの現在のパートを演じるのは監督ニック・カサベテスの母親ジーナ・ローランズとジェームズ・ガーナー。邦題もこの部分から取られている。ただし、個人的にはこの枠組みを考慮したにしても映画は水準作のレベルと思う。

1940年のノースカロライナ州シーブロック。カーニバルの夜、ノアは都会から来た女アリー(レイチェル・マクアダムス)に一目惚れして、強引にデートに誘う。すぐに熱烈な愛に燃え上がるが、アリーの母親(ジョアン・アレン)はノアがアリーにふさわしくないと考え、交際に反対する。夏の終わり、予定より早くアリーは母親とともに都会に帰っていく。自分のことをクズ(トラッシュ)と非難した母親の言葉を聞いて、ノアはアリーと喧嘩別れしたままになってしまう。ノアは毎日、アリーに手紙を書くが、母親の妨害でアリーには届かなかった。アリーは大学に行き、ノアは軍隊に行くことになる。そして7年後、2人は再会する。

映画はひと夏の恋(あるいは若いころの恋)を燃え上がらせた相手が一生連れ添うに値するかというテーマをはらみつつ進行する。それを補強するのはアリーの母親がやはり若い頃に愛した男がいたと打ち明けるシーンだ。ジョアン・アレンの演技によって、このシーンは説得力があるけれども、それなら今は夫と形式的な夫婦であることへの思いを描く必要があったように思う。確かにセリフでは語られるのだけれども、かつて愛した男と結婚した方が良かったのか、今の方が幸せなのか、釈然としない。涙を流しながら、そういう経験を話す母親にはアリーの気持ちが分かったはず。それならば、貧乏な男との交際に反対する理由に説得力が足りない。

ニック・カサベテスは「ジョンQ」でも思ったが、父親に比べて演出力が不十分だ。細部にこだわった演出が必要なのだと思う。原作はニコラス・スパークス。2時間で読めるラブストーリーを目指したという。原作がどうかは関係ないにしても、脚本化する段階で、もう少し工夫が必要だった。


2005年04月12日 [Tue]

Microsoft OfficeとOpenOffice.org、どちらを選ぶべきか

MS OfficeがOpenOffice.orgより明確に優れている点はいくつかあるのかもしれないが、企業がMS製品を使っているからしょうがないのでみんな使っているだけだろう。ソフトウェアの優劣よりは単にシェアの問題。OOoがもっと早く存在していたら、MSに数万円も支払う必要なんてなかった。これはやはり大企業が積極的にOOoを使い始めて欲しいところ。そうすれば、その下請けや取引のある会社もOOoを使うでしょう。

アメリカの会社に莫大なライセンス料を払うのはバカらしい。政府はそういう方針を取ってはどうか。まあ、そうすると、アメリカ政府から圧力がかかるのかもしれませんがね。


2005年04月13日 [Wed]

中島美嘉「MUSIC」

楽天のポイントがたまっていたので何かCDを買おうと思い、これにした。別にファンではないのだが、先日、CD借りたら良かったので何となく。先月出たCDで13曲入っている。「朧月夜〜祈り」とか「LEGEND」とかCMソングが多いんですね。ホームページへ行ったら、CDジャケットと同じ壁紙があったのでダウンロード。

メモリー使用量

で、SonicStageで「MUSIC」を聞きながら、うさぴょんと対戦。ふとメモリー使用量を見たら、残りが200MB程度しかない。これはSonicStageがメモリー食いなのかと思ったが、うさぴょんの方だった。対戦終わって、うさぴょんを閉じたら、残りメモリーが750MBにアップ。ふだんは500MB前後なので、相当メモリーを使うらしい。まあ、思考のゲームですからね。

Turbolinux 10 Desktop Series Update Kit 3

出た。Turboは古いパソコンにしか入っていないので、最近、起動することはあまりないんだが、一応ダウンロードしておいた方がいいか。


2005年04月14日 [Thu]

soundFOLIO

BHAが出している音楽ファイル加工ソフト。きのう買ったCDをリッピングしてMP3変換するのに使ってみた。変換できるのはMP3のほか、mp3PRO、WMA、Ogg Vorbis、monkey's Audioの5種類。ヘルプにはWAVEも書いてあるけど、リッピングすれば、WAVEになるでしょう。

音楽ファイルの結合・ミキシングや特殊効果の付加もできるようだが、まあ使わないだろうな。でも操作は簡単だし、B's Recorder GOLDに付属しているのでお得と言えばお得か。


2005年04月15日 [Fri]

「VMware Workstation 5」日本語版発表

発表しただけで、まだ購入はできないのか? VMWareの日本語サイトでは、BUY NOWのボタンがない。楽天を調べたら、20日出荷開始とのこと。PC EXPRESSでは26,700円。

日経Linux5月号でもエミュレーターの特集でVMWareを特集しており、1台のPCに複数のOSを共存させる目的で買いたくなるが、ITmediaによると、VMware Workstation 5は「アプリケーション開発や動作テストの環境として使うことで、環境構築の手間や時間を削減することに重点を置いた製品」とのこと。普通にLinuxを使うなら仮想技術を使うよりデュアルブートして使う方がいいのだろう。でも、Windowsから切り替えて使えるのはやはり便利だと思う。

[MOVIE] 「エイプリルの七面鳥」

「エイプリルの七面鳥」パンフレット「ギルバート・グレイプ」「アバウト・ア・ボーイ」の脚本家ピーター・ヘッジスの監督デビュー作。癌の母親のために七面鳥を焼こうとするエイプリルの奮闘を描く。アパートの住人たちの協力を得ながら感謝祭の七面鳥を焼くエイプリルと、エイプリルのいるニューヨークに向かう家族の様子を交互に描きながら、ヘッジスは徐々にドラマのシチュエーションを明らかにしていく。エイプリルが親にとってまったくよい子ではなかったこと、母親が癌で余命幾ばくもないこと(母親がかつらであることが途中分かるが、あれは抗ガン剤のためなのだろう)。終盤、家族はエイプリルのアパートの前まで行きながら、結局、立ち寄らずにレストランへ向かう。そこのトイレで母親はある少女とその母親の諍いを見て、気持ちを翻す。そして幸福感あふれるラストシーンへとつながる。ナレーションが多かった「アバウト・ア・ボーイ」とは違って、淡々とした描写の積み重ねで内面描写は一切ない。エイプリルが七面鳥を焼こうと思った気持ちも説明されないが、行動を通して登場人物たちの思いを描き出そうとするヘッジスの狙いはうまくいっていると思う。だめ押し的な演出をしないことに好感が持てる。

「アバウト・ア・ボーイ」同様、クスクス笑える作りである。エイプリル(ケイティ・ホームズ)は黒人のボビー(デレク・ルーク)とニューヨークの小汚いアパートに住んでいる。七面鳥を焼こうと準備していたら、オーブンが故障しているのが分かる。ボビーは既にどこかへ出かけ、修理もできず大家もいない。仕方なくエイプリルはアパートの住人たちの部屋を訪ね、オーブンを貸してくれるよう頼む。その頃、エイプリルに招待された家族4人は祖母を拾ってニューヨークに向かう途中。祖母は半分ぼけかかっている。車の中での家族の会話からエイプリルが家族に迷惑ばかりかけた存在だったことが分かる。招待されたけれども、いやいや向かっているというのがありあり。しかし、父親だけは違う。いい思い出がないという妻が車を降りたのを追って、「だからいい思い出を作りに行くんだ」と話す。癌が進行している妻と娘が理解し合えるのはこれが最後のチャンスなのである。

エイプリルが苦労しながら七面鳥を焼く姿は壊れた家族の絆を取り戻したいという気持ちと容易に重ねることができるけれども、それを映画は力を込めて言っているわけではない。そこがスマートだ。ことさらドラマティックな演出をしないことが洗練につながっている。

アパートに住む優しい黒人夫婦やピンチの時に助けてくれた親切な中国人家族の描写に対して、高級オーブンを持っている独身の白人男は嫌なやつに描かれる。そこにヘッジスのスタンスが感じ取れる。絶賛はしないが、いい作品だと思う。母親を演じたパトリシア・クラークソンは昨年のアカデミー賞で助演女優賞にノミネートされた。


2005年04月16日 [Sat]

Bフレッツつながらず

断続的に切れたり、つながったり。夜はずーっと、つながらなかった。NTTの方の障害か?

「オアシス」(DVD)

キネ旬ベストテン4位。東京では昨年2月に公開された。軽度の知的障害のある男ジョンドゥ(ソル・ギョング)と脳性マヒで体が不自由なコンジュ(ムン・ソリ)のラブストーリー。まず、ムン・ソリのリアルな演技に驚き、こうした2人を主人公にして映画を成立させてしまうイ・チャンドン監督の力量に驚く。2人はそれぞれ周囲から理解されていない。だからこそお互いがお互いを切実に必要としている。それが周囲にまったく通じない。いや障害を持つ2人は自分たちの真実を周囲に伝える術を持たないのだ。圧倒的に孤立した絶望的状況の中で、映画は悲劇的展開に走りそうになるけれど、そうはならず、2人の純粋さを強烈に浮かび上がらせる。希望を持たせるラストが素晴らしい。

一方で、ぎりぎりのところで成立している映画だとも思う。ムン・ソリの演技は一歩間違えれば、障害者差別と受け取られる恐れもある。脳性マヒの患者はこういう姿形をしていると表現すること自体が差別を含むものだからだ。物まねと演技は紙一重なのだ。そうならなかったのはイ・チャンドンの確かな視点と真摯な演出があるからだろう。安易な泣かせにすることなど、イ・チャンドンの頭には最初からなかったに違いない。


2005年04月17日 [Sun]

[MOVIE] 「コンスタンティン」

「コンスタンティン」パンフレット昨日見た。肺ガンのくせにヘビースモーカー。若い頃、自殺を図ったために天国への門は閉ざされている。虚無的で偽悪的な主人公のジョン・コンスタンティンのキャラクターは魅力的だ。コンスタンティンは(映画では)死んで地獄に行きたくないために人間界に侵略してくる悪魔たちを追い返している。幼い頃から悪魔が見える能力を持っていたために長じてエクソシストになり、悪魔退治屋になった。それとて、正義のためではなく自分のためというのがいい。そのコンスタンティンをキアヌ・リーブスが颯爽と演じる。血を吐きながら、たばこを吸い、機関銃に似た武器で悪魔と戦う。DCコミックスの人気キャラクターを、ミュージックビデオ出身で監督デビューのフランシス・ローレンスはスタイリッシュにビジュアルに映像化している。まるで核戦争後のような地獄のビジュアルなど映像面では水準を保っているのだが、惜しいことにキャラクターに血肉が通っていない。だから物語にはそれなりのひねりがあるのに、エモーションが高まっていかない。ビジュアルがビジュアルにとどまっているのはそのためだろう。ニヒルな主人公を突き動かすエモーションをもっと描く必要があったと思う。ミュージックビデオ出身の監督が陥りやすい欠陥にすっぽりはまっている。

冒頭、メキシコでキリストを殺した“運命の槍”が地中から掘り出され、見つけた男が憑かれたように歩き始める。車がぶつかっても男は傷ひとつ負わない。槍を持った男が通ると、周囲にいた牛たちがバタバタ倒れていく。変わって、主人公コンスタンティンが少女に取り憑いた悪魔を払う場面。自分の手には負えないとヘネシー神父(ブルイット・テイラー・ビンス)がコンスタンティンに悪魔払いを依頼したのだ。その悪魔払いの中でコンスタンティンは今までとは違う何かを感じる。神と悪魔は中立を保っているはずなのに、悪魔が少女の体を借りて人間界に進出しようとしていた。女性刑事アンジェラ(レイチェル・ワイズ)は妹の自殺の謎に迫るため、偶然会ったコンスタンティンに協力を求める。いったんは断ったコンスタンティンだが、アンジェラの背後に悪魔がつきまとっているのを知り、妹の死の真相を探り始める。

映画は大天使ガブリエル(ティルダ・スウィントン)、サタンの死者バルサザール(ギャビン・ロズデイル)、神と悪魔の間で中立を保つミッドナイト(ジャイモン・フンスー)、天使でも悪魔でもないハーフ・ブリードたちを巻き込んで進行する。それぞれにいい役者をそろえ、物語も悪くないのに、どうも深みに欠けるのはやはり演出に力が足りないためか。破綻のない映画には仕上がったが、一通りそろえれば、映画は面白くなるわけでもないらしい。「ブレイド」と「マトリックス」を合わせたような展開で、全般的に目新しさに欠けるのも一因だが、何よりも破綻を恐れて小さな完成度にとどまった印象がある。まとめることだけに力を注いだ感じなのである。

アンジェラと妹の2役を演じるレイチェル・ワイズは色っぽくてよろしい。クライマックスに登場するピーター・ストーメアは飄々としながら一筋縄ではいかない雰囲気を漂わせるサタンを好演していると思う。


2005年04月18日 [Mon]

小説「きみに読む物語」

小説「きみに読む物語」表紙映画を見たとき、原作は薄っぺらな話ではないのかと思ったが、予想は当たった。帯にあるのは「全米450万部 奇跡の恋愛小説」という言葉。ほんとにこんな簡単な小説が450万部も売れるとは奇跡以外のなにものでもない。250ページほどの短い小説で、最初の40ぺージ余りがノアとアリーの若いころの話、続いて再会した2日間が130ページほど、最後の年老いてからの話が70ページ余りである。これを読むと、映画の脚本はかなりうまく脚色しているなと思う。小説よりも映画の方が優れている数少ない例と言える。

若い頃の話などは、小説ではほとんどプロットそのままと言ってもいいぐらいの描写だが、映画はここに重点をおいてじっくり描いていた。原作にないエピソードも入れており、描写が細かい。そうしないと、再会後の2人の気持ちの高まりに説得力がないのである。原作にはアリーの母親が若い頃の恋を話すエピソードもない。

アメリカのベストセラーは分厚くて詳細な描写があるのが普通だが、この小説、描写に関しては本当に薄いし、構成も簡単だ。ただ、よく分かったのはアリーがロンをどう思っているのかという部分。ロンはただの仕事人間であり、アリーとの出会いも映画とは異なる。原作ではこう書かれている。

 あとでアリーは、ロンと最後に話をしたときのことを思い出そうとした。ロンはじっくり聴いてくれたが、言葉のやりとりはあまりなかった。彼は会話を楽しむタイプではなく、アリーの父のように、考えや感情を人とわかちあうのが苦手だった。彼にもっと近づきたいと説明しても、手ごたえのある返事はなかった。

こういう部分をもっと強調してくれれば、映画に対する印象も変わったと思う。原作者のニコラス・スパークスは「メッセージ・イン・ア・ボトル」の作家で、これがデビュー作とのこと。続編が出たそうだが、もう読むことはないだろう。

AdobeがMacromediaを買収

どちらもソフトウェアの価格が高いことで知られる2社の合併。Web関係のソフトウェアだけのマクロメディアより映像関係やPDFまで持っているAdobeの方が業績はいいのでしょうね。僕はマクロメディア派だったんですけどね。Photoshopとイラストレーターは業界標準だものなあ。

マクロメディアがおかしいぞと思い始めたのは、いつまでたってもDreamweaverMX2004の次期バージョンが出なかったこと。バージョン番号を年にすると、こういう場合に不都合が生じる。今年後半には出るらしい次のFireworksは買うつもりだが、間もなく出るはずのPhotoshop日本語版の次期バージョンにも心が動くなあ。


2005年04月19日 [Tue]

「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」予告編

クライブ・カッスラーのダーク・ピットシリーズ「死のサハラを脱出せよ」の映画化。ダーク・ピットが映画になるのは「レイズ・ザ・タイタニック」(「タイタニックを引き揚げろ」)以来25年ぶり。ピットを演じるのはマシュー・マコノヒー。イメージ的には悪くないか。ただ、予告編見てもあまり目新しい映像はないようだ。面白そうな感じはしませんね。共演はペネロペ・クルス。監督はテレビシリーズ「テイクン」などのブレック・アイズナー。うーむ。

先週末の全米1位は「The Amityville Horror」でこちらは「悪魔の棲む家」の26年ぶりのリメイク(予告編はこちら)。前作は面白くなかったが、今回はどうだろう。監督はアンドリュー・ダグラス。

複数の“スナップショット”が保存可能になった「VMware」が首位を獲得

窓の杜のランキング。VMwareのダウンロード数は30,230。使っている人、けっこう多いんだな。僕もダウンロードしておこう。一応試してみないと、購入するわけにはいきませんからね。


2005年04月20日 [Wed]

IMDBの画像

インターネット・ムービーデータベースの画像は普通に右クリックしても保存できない。お目当ての画像の変わりに小さな(1ピクセル四方の)gif画像が保存される。どういう仕組みかと思ってソースを見たら、お目当ての画像は背景でその上に透明gifを引き延ばして表示しているのだった。単なる右クリック禁止のJavaScriptよりも手が込んでおり、担当者はよく考えたなと思う。

例えば、Studio Stills Photoの画像などがそういう表示方法になっている。これはもちろん著作権保護のためなのだが、ソースを見て直接、画像にアクセスすれば、右クリックから保存できてしまう。それにページ自体を保存してしまえば、画像も手に入るのだから、これは手間をかけさせるだけの意味合いしかない。それでも一定の効果はあるだろうし、画像をまとめてダウンロードするようなソフトの被害を防ぐことはできるだろう。

ネット上で画像の著作権を守るのは難しい。最終的には画像自体に再利用できないような仕組みを取り入れるしかないが、そうすると、ネットで表示できなくなる恐れもある。電子すかしの技術もあるけれど、ネットに氾濫する同じような画像をチェックするには著作権管理者にそれなりの手間が必要になるだろう。

VMware5をインストール

インストールはできたんだが、無料体験版のシリアル番号は「24時間以内に送る」とあった。あれえ、すぐに送ってくるんじゃないのか。うーん、日本のサイトでレジストしたのが間違いか。シリアルがないとLinuxのインストールができない。

仮想マシンを作る段階でTurbolinuxも対応していることを知ったが、とりあえずはVine3.1をインストールしてみようと思う。明日にはシリアル送ってくるんだろうな。


2005年04月21日 [Thu]

vine3.1をインストール

VMwareのシリアルがメールで届いたので、きのうダウンロードしておいたVine Linux3.1のISOイメージからインストール。CD-ROMに焼かなくてもインストールできるのは便利だ。小さなウィンドウの中でVineがインストールされるのを見るのはなかなか面白い。インストールしながら思ったのは、雑誌などでインストール画面のスナップショットがあるのはVMwareを使っているのだろうということ。これなら簡単にスクリーンショットも撮れますね(こんな感じ)。

40分近くかかって終了。途中、ちょっと迷うのはのはLILOをMBRにインストールするかどうか。仮想マシンなので、MBRにインストールするのが正解。あくまでも仮想マシン内のMBRにインストールされるのだった。

仮想マシンの中でVineを再起動すると、きれいなGUI画面が出てくる。おお、これはパーティション切ってインストールするよりもきれいだ、と感動していたら、マウスカーソルが動かないことに気づいた。マウスの種類でマイクロソフトのUSBマウスを選んだのがまずかったか。うーむ、インストーラーの中では普通に動いていたんですけどね。

設定ファイルを書き換えればいいのだが、GUIからマウスを使わずにどうやってエディタを呼び出すのかよく分からなかったので迷うことなく再インストールすることにした。簡単に削除できて何度でもインストールできるのがVMwareのありがたいところ。今度はインストールの段階ですべてデフォルトの設定にしてみた。で、OK。

マウスカーソルは動くようになったものの、画面の解像度が1280×1024にはなりませんね。まあ、狭い画面でも仕方ないか。

と思ったが、いちおうsetupを実行してみる。何回か試行錯誤して1280×1024にはなったが、なんだか画面が汚い。うーん、これなら元の方が良かったような気が。もう少し調整してみよう。VMwareが絡むと、グラフィックボードの設定がよく分からない部分があるな。マニュアルがあった方がいいようだ。


2005年04月22日 [Fri]

ビデオメモリー

いろいろ調整して、ようやく1280×1028でもきれいになった。問題があったのはグラフィックボードのメモリーの設定で128MBを32MBにしたらOK。何のことはなかった。

vmware-toolsもインストールしてみると、これは便利。マウスカーソルをVMwareのウィンドウの外に置くと、自動でゲストOSとホストOSのアクティブを切り替えられる。全画面表示にした場合は従来通りCTRL + ALTを押せばいい。VMwareが便利なことを実感できたので、購入を検討。


2005年04月23日 [Sat]

CPU使用率100%

最初はVMwareが原因かと思った。急にパソコンの調子がおかしくなり、CPU使用率100%になった。アプリケーションも起動できない。再起動してもダメ。デフラグをかけてみようと思ったが、マイコンピュータを開くのに時間がかかり、デフラグなんて実行できる状況ではなかった。仕方がないので電源を切って、会社に行ったら、会社のパソコン2台も同じ状態。これでウィルスバスターが原因だろうと思い当たった。会社と自宅のパソコンに共通するのはそれぐらいだからだ。

セーフモードでは普通に機能する。2ちゃんねるを見たら、やはり同じ症状の書き込みがたくさんあった。10時過ぎに新しいパターンファイルが出たので、アップデートを行って回復。こういう時は2ちゃんねるが頼りになりますね。

それにしても、トレンドマイクロ、パターンファイルのテストをやらなかったか、十分にやっていなかったに違いない。ウィルス対策ソフトがウィルスよりもひどい症状を引き起こすとは皮肉。PCの同時発生障害としては記録的な数になるのではないか。一般企業の休みが多い土曜日だったから良かったものの、平日に起きていたら、もっと深刻な状況を引き起こしていただろう。損害賠償を請求する企業が出てきてもおかしくない。


2005年04月24日 [Sun]

Samba

ファイルの共有のためSambaを設定。といってもVineにはデフォルトでは入っていないので、apt-getでインストール。設定は過去のLinuxマガジン(2004年12月号)を参考にした。よく言われるようにSambaは意外にあっさり動く。Windowsのマイネットワークから見ると、ちゃんと2つのフォルダが見えていた。ただし、publicフォルダへのアクセスができない。いろいろ設定を書き換えてどうやらOK。

publicフォルダは/var/samba/publicに設定。ln -sでデスクトップにリンクを作っておく。とりあえず動いたsmb.confの設定はこんな感じ。

[global]
	server string = Samba %v
	security = SHARE
	workgroup = WORKGROUP
	map to guest = Bad User
	passdb backend = tdbsam
	unix password sync = Yes
	socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192
	os level = 1
	dns proxy = No
	ldap ssl = no
	dos charset = CP932
	unix charset = EUCJP-MS
	display charset = EUCJP-MS
[homes]
	comment = %U's Home directory
	read only = No
	browseable = No
[public]
	comment = Public space ;anyone can write any files.
	path = /var/samba/public
	read only = No
	guest ok = Yes
	guest only = Yes
[tmp]
	comment = Temporary file space
	path = /tmp
	read only = No
	guest ok = Yes

VMware注文

Vineの環境が整いつつあるので、VMwareのパッケージ版をインプレスダイレクトに注文。楽天のショップはクレジットカードが使えなかった。インプレスダイレクトを使用するのはWindows2000を注文した時以来5年ぶりか? パッケージ版の発売は5月9日とのこと。

被害は17万台?

ITmediaの記事によると、ウイルスバスターの問題のパターンファイル2.594.00のダウンロード数は約17万とのこと。もちろん、XPSP2以外のユーザーもいるだろうから実質的な被害台数はこの記事からは分からないが、うちのアクセスログからXPの割合を17万にかけると、11万ぐらいになる。これにSP2を適用していないXPを除かなければならないが、いずれにしても過去最高の被害件数になるのではないか。

原因はやっぱり人為的なチェックを怠ったため。無限ループでのOSダウンなんて、初心者だけがやることとは限らないわけか。

ちなみに自宅のパソコンは僕が会社に行っている間に長男が起動したらしい。動かなかったのでそのまましばらく放置していたら、動くようになったとのこと。修正版のパターンファイルを自動でダウンロードしたためだろう。ただし、パソコンが正常に戻った後、アプリケーションがたくさん起動したとか。動かなかったのでデスクトップのアイコンをクリックしまくっていたようだ。

ウィルスバスターをインストールしたフォルダにはまだLPT$VPN.594が残っていた。作成日時を見てみると、23日午前8時54分49秒になっていた。修正版のパターンファイルlpt$vpn.596は23日午後0時15分51秒。うちのパソコンは3時間余り死んでいたわけか。


2005年04月25日 [Mon]

Momonga Linux 2 Release

VMwareがあると、システムを壊される心配はないので試しにインストールしてみようかという気になる。ただ、もうMPHの使い方とか忘れてますね。yumは使ったことないし。サーバーの混雑が終わったら、ダウンロードしてみよう。

今、インストールしたいのはmomongaではなくて、オープンソースになるSolarisの方。Solaris10はGet Solaris 10からダウンロードできるようだ。

Momonga Linuxをインストール

ダウンロードが意外に早く終わったのでDVDのISOイメージからインストールしてみる(ISOは2.7GBほどある)。インストール画面はVineよりも鮮明。インストールタイプにパーソナルデスクトップを選んだら、インストール自体も30分程度で終わった。再起動してみると、画面が800×600。これは1280×1028に簡単に変更できた。

おー、画面がきれいだし、なかなかいいじゃないかと思ったら、メニューがすべて英語表示。ログイン画面に変更ツールがあるので、日本語にしようと思ったら、選択できない。あれれ。新しいソフトウェアをインストールしようとしたら、GUIなツールが××がインストールされてないぞと言って終了してしまう(これは読み込み先がCD-ROMだったためのようだ)。やれやれ。ワークステーションでインストールし直してみるかな。

で、インストールし直してみた。やっぱりダメ。インストール時にちゃんと日本語を選んで、SELinuxも無効にして、ワークステーションを選んでインストールしてダメ。VMwareを使っているせいか、それとも単なるバグか。

これは/etc/sysconfig/i18nに何も書いてないからだそうで、FAQにはログイン画面で変更できるとあるが、変更できないのでi18nにLANG="Ja_JP.eucJP"と書いたら日本語化された(スクリーンショット)。

[MOVIE] 「インファナル・アフェアIII 終極無間」

「インファナル・アフェアIII 終極無間」パンフレット善か悪かの狭間の無間地獄に堕ちた男たちを描いた映画にふさわしい決着の付け方だとは思うものの、3部作の締めくくりには決定的に物足りない思いが残る。これが1作だけの話ならこういうラストもありなのだが、3部作として見ると、アンディ・ラウの運命はあまりにも小さいレベルでの話に終わった印象がある。この決着のつけ方を有効にするために中盤、精神科医のケリー・チャンの存在が大きくなってくる。しかしケリー・チャン、ヒロインとしては前作のカリーナ・ラウの足下にも及ばない。美人ではあっても演技の質が軽すぎるのだ。トニー・レオンとの絡みのユーモアなどこのシリーズの雰囲気とはかけ離れたものだろう。2作目が面白かったのはヤクザ映画、ギャング映画の側面が強調されて裏切りに次ぐ裏切りが展開されたからで、大変密度の濃い話をうまくまとめていた。今回は1作目のつながりと過去の回想を展開して新しい側面も見せるのだけれど、結局、1作目のその後の話であり、落ち穂拾いにしかならなかった。当初から3部作の構想があったという割には不満の残る出来である。2作目がいかに素晴らしい出来だったかをあらためて痛感した。

潜入捜査官ヤン(トニー・レオン)の殉職6カ月前と10カ月後の話が複雑に絡み合って映画は進行する。時間軸を動かす脚本・演出は凝っているが、技術的なうまさを感じるほどではない。マフィアに内通したラウ(アンディ・ラウ)はヤンの殉職後、一時的に庶務課に左遷させられる。善人になりたいと願うラウは警察内部にいる潜入マフィアを始末してきた。保安部のヨン警視(レオン・ライ)にもどこか不審な点があった。疑いが晴れて内務調査課に異動したラウはヨンの身辺を探り始める。ヨンは密かに中国本土のマフィアであるシェン(チェン・ダオミン)と接近していた。シェンはヤンの殉職前にマフィアのボス、サム(エリック・ツァン)と取引関係にあり、ラウはヨンが潜入マフィアではないかという疑いを強くする。ラウは同時に精神科医のリー(ケリー・チャン)に近づき、ヤンのカルテを手に入れようとする。

と、ストーリーを書いていってもなかなかこの映画の面白い部分は伝わらないだろう。複雑な人間関係が織りなす群像劇や、登場人物の皮肉で奥深い苦悩が浮き彫りにされていくところにこのシリーズの面白さはある。今回、苦悩を一身に背負っているのはラウで、サムの組織が壊滅したことでラウは善人になろうという思いを強くする。元々、組織に入ったのもサムの妻マリー(カリーナ・ラウ)に恋したからだった。そのマリーも死に、ラウにはマフィアの内通者であることの理由はなくなっている。そして最後まで警察官として生きたヤンの存在に強く惹かれることになる。ここを強調していくと、こういうヒッチコックを思わせるような結末になるのだろう。ただ、アンディ・ラウは主人公としては個人的に弱く感じる。

2作目はエリック・ツァンやヤンを助ける警部役のアンソニー・ウォンらベテラン俳優たちの演技が光っていた。今回もこうしたベテランは登場するけれど、映画の中心にいるのはラウであり、群像劇の面白さは薄れてしまった。その代わりに新しく登場したレオン・ライとチェン・ダオミンの存在が光っている。この2人の演技が今回の数少ない収穫と言えようか。


2005年04月26日 [Tue]

フルブラウザの「W21CA II」、4月26日から順次発売

今、欲しいのはこれ。定額制になる5月に入ってから買った方がいいか。PCサイトビューアーでの定額制実施に合わせて、待ち受け画面の更新間隔が1分から30分になったというのがちょっとせこいような気が。


2005年04月27日 [Wed]

東京出張

いつものように三井アーバンホテル銀座に泊まる。昨年泊まった時、部屋のパソコンはWindows98だったが、XPに代わっていた。ホテルのサービスもよくなったみたい。冷蔵庫の飲み物も値下げしてあった。ホテル業界も厳しいのでしょうね。バイキングの朝食を食べていたら、コロッケやパンやチマキを持ってきて勧められる。おいしくいただくが、二日酔い気味なのであまり食欲がない。

昨夜は今春、東京に異動した知人と新橋の飲み屋を3軒回った。ビール、日本酒、紹興酒、ウイスキー。ちょっと飲みすぎか。

ビッグバード

日比谷で映画を見た後、モノレールで羽田空港へ。考えてみたら、新しくなってから今回が初めての利用だった。第2ターミナルは凄く大きいですね。きのうは到着後、延々と歩いて疲れました。

4階のレストラン街にあった「かつ玄」でロースかつ膳をいただく。1700円。高いのか安いのかよく分からないが、普通のロースカツに小鉢とシジミの赤だしが付く。肝臓にいいなあと思いつつ、シジミを食べる。トンカツの方はまあ普通でしょう。

搭乗待合室の中は店が少ない。ま、頼まれていた「東京ばな奈」と「ミルフィーユ」はあったのでいいか。

飛行機の時間まで暇だったので、野尻抱介「太陽の簒奪者」(ハヤカワ文庫)を読む。ファーストコンタクトもののハードSFで2002年の星雲賞を受賞した。まだ読み終わっていないが、面白いなあ。知的好奇心を追求するヒロインの設定は伝統的なSFに沿ったものだと思う。SFらしいSFを読んでいる感じがする。


2005年04月28日 [Thu]

トレンドマイクロ、パターンファイルの問題で復旧費用を負担へ

自力で復旧したユーザーはパターンファイルの提供期間を3カ月間延長。障害発生の有無にかかわらず、というから、復旧費用を請求しなかったユーザーが対象となる。金額にすると、1,000円にも満たないが、まあ、そんなものでしょう。


2005年04月29日 [Fri]

[MOVIE] 「海を飛ぶ夢」

「海を飛ぶ夢」パンフレット東京で見たのはこの映画。「女性の日」だったので、上映開始20分前に行ったら、シャンテシネには既にオバサマたちの長い行列があった。

「あなたがテレビで言ったことを忘れない。ラモンが家族の愛に恵まれていないですって! 私は28年間、ラモンの世話をして自分の息子のように思っているわ」。

首から下が麻痺した主人公ラモンの義姉マヌエラが同じ障害を持つ神父に怒りをぶつける。自分の人生に尊厳はなかったとして死を望むラモンは支援者とともに裁判で尊厳死の法制化を訴えた。神父はテレビのインタビューでそれに対するコメントをして、話し合うためにラモンの家にやってきたのだ。この映画が巧みなのは決して裁判をメインに持ってこず、ラモンの家族や友人たちの描写を丹念に積み重ねることで尊厳死の問題を自然に浮かび上がらせていることである。「アザーズ」の時にも思ったが、アレハンドロ・アメナーバルは描写がうまい。主人公が夢の中で空を飛ぶシーンなどにもそれは発揮されている(このシーンの飛翔感、浮遊感はとても印象的なので、邦題にした理由もうなづける)。細部の描写に説得力があるためにテーマも深化する。アメナーバルが言うようにこれは家族愛や男女の愛などさまざまな愛を描いたラブストーリーとして成立している。語りたいテーマをどう語ればいいのかよく分かっているからこうした巧みな映画になるのだと思う。

今年のアカデミー外国語映画賞受賞。実話を基にした映画なのだという。船乗りだったラモン・サンペドロ(ハビエル・バルデム)は25歳の夏に海に飛び込んで首の骨を折り、首から下が麻痺してしまう。以来、ベッドに寝たきりとなった。家族はそのラモンを献身的に支える。兄のホセ(セルソ・ブガーリョ)、その妻マヌエラ(マベル・リベラ)、息子のハビ(タマル・ノバス)、老いた父親ホアキン(ホアン・ダルマウ)の4人。農場と小さな菜園が一家の収入源である。寝返りを打つのにも家族の手を借りなければならないラモンは自分に尊厳はなく、生きる義務を負わされていると感じて、死ぬ権利を要求する。

個人的には人間、放っておいても死ぬのだからそれを早めることはないじゃないかと思うが、義務と感じるほどラモンにとって生きることはつらいことなのである。四肢麻痺の患者すべてに尊厳がないということか。そうではない、とラモン自身も否定する。四肢麻痺の神父はそれを例証する存在でもある。愛に恵まれたラモンのような存在であっても、死にたいと思うことはある。自分一人の力では自殺できない人間は死ぬために他人の力を借りなければならない。しかし、死を手助けした人間は犯罪に問われる。その現状を変えろ、死ぬ自由を与えろというのが映画のシンプルな主張である。

ただし、映画に感動するのは献身的にラモンの介護をするマヌエラの姿であり、自身も痴呆の病気を持つ弁護士フリア(ベレン・エルダ)であり、ラモンに好意を寄せるロサ(ロラ・ドゥエニャス)であり、ラモンの主張を理解して手助けするジェネ(クララ・セグラ)たちの姿である。ラモンを死なせたくない兄、ラモンの言うことに従う甥のハビ、なすすべもなく見守る年老いた父親など、それぞれの描写に豊かな情感が込められる。それが大上段にテーマを振りかざすような幼稚な映画になることを免れた理由だろう。死にに行くラモンの乗った車を見送っていたハビが思わず追いかけて走り出すシーンはそうした登場人物たちのしっかりとした描写に支えられていっそう感動的になる。

アメナーバルはテーマ主義の監督では決してなく、描写主義の人なのだと思う。そしてその姿勢は優れた映画監督に欠かせない条件なのである。36歳のハビエル・ハルデムが詳細なメイクで50代のラモンを演じている。メイクだけでなくその演技の充実には驚嘆せざるを得ない。


2005年04月30日 [Sat]

発熱

昨夜から熱が出た。昨夜は38.3度、今朝は37.3度、現在は38.2度。夜になると熱が上がるのは子供みたいだな。

ウイルスパターンファイルの問題に関するお客様への対応について

トレンドマイクロからメール。既に契約期間を1カ月延長したとのこと。ただし、自分で復旧した場合に3カ月延長するには電話しなくてはいけないようだ。面倒だな。

宮崎に待望のシネマコンプレックス

宮崎セントラルシネマ。5月17日にオープンする。ポイントカード会員というのがあって、入会金1000円で入会すると、映画料金が1500円になるとのこと。

同じく会員制がある宮崎キネマ館の場合は年会費3000円で料金が1200円になる。セントラルのシステムがいいのは永久会員で以後、会費を払う必要がないことか。ポイント(料金の10%がポイントになる)が1200ポイントになると、招待券1枚。ということは8回行くと招待券がもらえる。キネマ館の場合は10回で招待券1枚。ま、キネマ館の場合、パンフレットの100円引きというのもあるから、どちらが得かは一概には言えないところ。

映画をよく見る観客へのサービスは歓迎すべきことで、とりあえずセントラルでも会員になっておいて損はないようだ。


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