映画とネットのDIARY(tDiary版)
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【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2004年07月24日 [Sat]
■ 最終日
午前6時半起床。朝食を食べたら、きょうは何も予定がない。チェックアウトは11時なので、ホテルの売店でお土産を買い、家内と子どもはプールへ。僕は部屋でゆっくり。11時からどこへ行くか、ガイドブックを眺める。結局、僕が一昨年行った「おきなわワールド(旧玉泉洞王国村)」→平和記念公園のコースにする。沖縄に来て南部戦跡を見せないと、子どもは「沖縄って楽しいリゾート」という感想しか持たないだろう。
お土産を宅配便に頼み、おきなわワールドへ向かう。残波岬から高速経由で1時間ほど。今日も暑い。鍾乳洞を見た後、園内を散策。というか、順路に従って歩く。途中、ちゅららうんじでシークヮーサーのジュースとお菓子をいただく(JTBツアーのサービス。というか、これも料金に含まれているのだろう)。冷たくておいしい。ここで長男と長女が園内のスケッチ大会に参加。暑い中、1時間ほど、絵が仕上がるのを待つ。園内のレストランで昼食。僕はシーフードピラフ、子どもはカレーライス。味はそれなりだが、量が多い。去年、フジテレビの中華レストランでもピラフを食べたが、それの2倍以上の量があった。
午後3時過ぎから平和記念公園へ。駐車場から歩いていると、おばちゃんが花束と線香を渡して供えろと言う。なんだなんだと思ったら、600円要求される。いい商売してますね。ところがですね、公園内には花を供える場所なんてないし、「慰霊碑ではないので線香は禁止」と看板が立っている。仕方がないので「平和の礎」の石碑の前に花を置く。
海を望む断崖で、「戦争中はこの海を米艦隊が覆って、艦砲射撃があり、20万人以上が死んだ。畳1枚当たり200発の砲弾が撃ち込まれた」と2年前に仕入れた知識で知ったかぶりの説明を子どもにする。興味を持ったようなので、資料館に入る。炎天下の外からエアコンの効いた室内は天国。しかし、展示されている内容は地獄。沖縄戦の証言のビデオがあったので見せる。まあ、今は分からなくても心に止めておけばいい。
午後4時過ぎにレンタカーの営業所へ向かう。車にガソリンを入れて返し、空港へ。空港内のレストランでサンドイッチ&アイスコーヒー(ほんと、こればかり。汗をかくのでお茶やドリンクばかり飲んでいて食欲がないのです)。売店で泡盛を買って飛行機に乗る。
駆け足の沖縄観光でぐったり。海辺でゆっくりしたかったんですけどね。貧乏性なのでついつい観光してしまう。来年は石垣島あたりに行ってのんびりしたいなあ。しかし、長女は「今度は涼しいところがいい」と言っている。
2005年07月24日 [Sun]
■ 楽天市場の店舗での取引に係る個人情報の流出について
楽天に出店しているAMCから123件の個人情報が流出したとのこと。メールには「なお、お客様の情報は、このリストには含まれておりませんでしたが、当該店舗での利用履歴がございましたので、念の為、ご連絡申し上げました」とあった。
AMCって何の店だったか調べたら、ラテラルサイトレーナーを買った店だった。123件というのは半端な数だな。
■ フレッシュオールスターゲーム
サンマリンスタジアム宮崎。家族5人で行く。前売りは5000枚ぐらいと聞いたが、まずまずの入りなのでは*1。2階席の方は空いてました。うちの家族が買ったのは外野席(子どもは野球のルールも知らないし、ほとんど興味なしなので)。内野の方はセ・リーグ側がほぼ満員の入りで、そのためか団扇で扇ぐ姿が目立った。外野は風が通って涼しかったです。
7回裏にジェット風船を飛ばす趣向があって子どもは喜んでいた。花火も上がった。個人的には一場とダルビッシュが見られたのが良かった(遠かったけど)。一場は150キロ台の速球をポンポン投げていた。
帰りが混雑するのは予想できたので8回表で帰る。そこまではパ・リーグが4−2で勝っていた*2。
2006年07月24日 [Mon]
■ [MOVIE] 「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
3年ぶりの続編。ビジュアルな部分と笑いに関して言えば、退屈はしなかったが、この内容で2時間31分はどう考えても長い。2時間以内にはまとめるべき作品だろう。前作の感想を読み返してみたら、「話に広がりがないし、展開がもたもたしているし、2時間23分もつ話でもない。展開が難しくないのはやはりお子様を意識したからだろう」と僕は書いている。今回もこれは当てはまり、ドラマ部分が盛り上がりに欠ける。話はお宝(デッドマンズ・チェスト=死者の宝箱)を巡る争奪戦で前作と同じような趣向なのだが、登場人物がすべて私利私欲だけで行動しているのでどうでもいい話に思えてくる。死者の宝箱に世界の運命を左右するような重要さがあると良かったかもしれない。前作に続いての監督ゴア・ヴァービンスキーの演出はいつものように緩みがちで、もっとスピーディーにコンパクトにできないものかと思う。キーラ・ナイトレイに大した見せ場がないのも残念。
ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)が結婚式を目前にして逮捕され、死刑を言い渡される。容疑は死刑囚のジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)を逃がしたこと。東インド会社のベケット卿(トム・ホランダー)からスパロウの持つコンパスを持ってくれば、放免すると言われたウィルはスパロウを探して旅立つ。その頃、スパロウはウィルの父親で深海の悪霊デイヴィ・ジョーンズにと捕らわれているビル・ターナー(ステラン・スカルゲールド)からジョーンズとの契約が迫ったことを知らされる。スパロウはブラックパール号の船長として13年間過ごした後はデイヴィ・ジョーンズの船フライング・ダッチマン号で永久に働くという契約を交わしていたのだ。スパロウはそれから逃れようと、ジョーンズの心臓を収めた死者の宝箱の鍵を探し始める。
序盤のブラックパール号が漂泊した島の原住民とスパロウ、ウィルらとのエピソードは本筋の物語からはほとんど不要。ただアクションを見せるためのものでしかない。もっともそれは映画全体にも言え、ストーリーを語るよりもアクションを見せることで終わった観がある。この映画、元々、ディズニーランドのアトラクションを基に生まれたものだが、何も考えずに見ていれば話が分かるというのはアトラクション的な映画を目指したためなのかもしれない。それにしても本来ならドラマを盛り上げるべきスパロウとエリザベスとウィルの三角関係などはほとんど手を抜いているとしか思えないほど情感に欠ける。こういう部分をきちんと描かないと、ドラマに深みが生まれてこないのだ。2作目と3作目は同時に撮影したそうで、ラストはいかにも続くという感じで終わる。2作目なりの決着をうまくつけてほしかったところではある。何かもう一つサイドストーリーを設定しておくべきだったのではないか。作りが単純なのである。
デイヴィ・ジョーンズはタコを貼り付けたような顔。部下たちはフジツボが体全体にあったりしていかにも海に呪われたという感じだが、これも仮面ライダーの怪人と変わりないレベルの発想と思う(仮面ライダーの方がもっと高度かもしれない)。ジョーンズが操る海の怪獣クラーケンは良くできていた。