映画とネットのDIARY(tDiary版)
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【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2008年12月15日 [Mon]
■ SmartDefrag
デフラグをアイドリング時に行うソフト。Windowsが行う最適化のほかにファイルだけのデフラグができるのがメリット。最終的にはディスクのフラグメンテーションの解消が必要だから、最適化も行うことになるが、とりあえずファイルだけでもデフラグしておけるのはいい。
ただし、これを使った後にWindowsのディスクデフラグでドライブを分析してみたら、けっこう断片化したファイルが残っていた。ディスクデフラグの場合、ファイルの圧縮も行うからそこの違いなのだろうか。
2008年12月17日 [Wed]
■ FreeStyleWiki
5月に設置したのだが、今日アクセスしたら、パスワードを忘れてしまっていて、どうしようもなかった。普段、全然使っていないのだ。ええい、全部消してもう一度設置しようとしたのが間違いの始まり。設置自体はすんなり行ったが、新規ページの作成ができない。おそらくパーミッションの設定ではないかと思うのだが、どんなに変えてもダメ。悩むなあ。
これを使ってみようと思ったのはRSSのプラグインで外部のRSS一覧表示ができるから。プレビュー(ここまでは動いてる)で確かめてみたけど、更新時間順に並び替えることはできないので、XOOPSのXHLDモジュールの方が高機能ではある。だからWikiを使う必要がないことは分かったのだが、こうなるとどうしても動かしたくなる。
で、サーバーからもう一度、ファイルを削除。解凍の仕方が悪かったかもと思い、7-ZIPで解凍してアップ。setup.shの設定は
PERM_DIR=755 PERM_FILE=606 PERM_EXE=755
とパーミッション部分だけ書き換えた。これでOK。書き込みもできるようになった。やれやれ。うまくいかなかった原因として考えられるのはパーミッションかファイルの改行コードだと思う。
2008年12月19日 [Fri]
■ “branco(ブランコ)”サービス終了のお知らせ
SONYが運営しているインターネットテレビサービス。今年3月に始まったばかりなのに、来年1月30日で終了とのこと。会員数が目標を大きく下回ったとか。視聴はIPv6に限り、採算が取れそうなものではなかったから仕方がないだろう。僕もサービス開始当初は時々見ていたが、最近はほとんど見なかった。最近アニメ番組が多くなったのは会員を増やす意図だったのか。
画質はGyaOなどよりは相当良かったので終了はちょっと残念。
2008年12月20日 [Sat]
■ 「恐怖の足跡 ビギニング」
ミステリマガジンで「怪作中の怪作」と紹介されてあって、興味を持ったのでamazonで買った。発売元は低価格DVDを大量に出しているWHDジャパン。1955年の作品でナレーションはあるが、セリフは一切ない。サイレント映画を見ているような気分になる。
55分の短編なのですぐに見終わる。なんというか、なんだこれ、という感じで始まって、それなりに意味が分かるとまあまあと思えてくるが、結局、別に見なくてもいいような作品と言うほかない。狂った女の一夜の精神世界を描いた映画で、デヴィッド・リンチのテイストを100倍ぐらい薄めた感じ。DVDに表示された原題は「Daughter of Horror」。IMDBには「Dementia」(痴呆)で登録されている。評価は6.7だが、294人しか投票していない。
当時としては前衛的な作品だったのかもしれない。監督のジョン・パーカーはこれ1作しか監督していないとのこと。まあ怪作には違いないな。
2008年12月21日 [Sun]
■ 「ジャンパー」
テレポーテーション能力を持つジャンパーたちとそれを抹殺しようとするパラディンという組織との戦いを描く。評判メタメタの作品だったが、DVDで見る分には腹は立たない。1時間28分という短さで、アクションだけでつないだ感じ。話に奥行きがないのが致命的だ。
パラディンとジャンパーたちの戦いは何千年も続いているというよくある設定(「ナイト・ウォッチ」とか「アンダーワールド」とか)。しかし、それをうまく生かしていない。ジャンパーたちが銀行から金を盗むので、パラディンの方が善玉に見える。主人公が盗む金を悪の組織のものにするとかの工夫があれば、もっとましなものになっていたかもしれない。
スティーブン・グールドの原作はジュブナイルとのこと。これを「バットマン・ビギンズ」のデヴィッド・S・ゴイヤーらが脚本化、「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマンが監督した。原作とは随分変わっているらしいが、アクションしか知らないリーマンの才能のなさがこの程度の出来に終わった原因か。テレポートする際のVFXは良いのに惜しい。
主演はヘイデン・クリステンセン。「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルもジャンパー役で出ている。このほか、主人公の母親役でダイアン・レイン、パラディンの凄腕の殺し屋にサミュエル・L・ジャクソン。
2008年12月23日 [Tue]
■ RSS作成CGI
現在、ホームページのRSS作成に使っているのはCGIなのだが、これは手作業で作成したHTMLファイルをRSS1.0形式に変換するもの。手作業でタグ打つのがけっこう面倒になったりする。で、作成ソフトをVectorあたりで探した。RSS WriterとかRSS POSTとか。どちらもこれで十分と思わせる機能がある。RDFファイルを読み込めるRSS POSTの方が使いやすそうだ。
問題は現在、パソコン2台で作業しているので、片方でRSSを作ると、もう片方のRSSと不整合になること。でも考えてみたら、FTPでダウンロードしてRSS POSTで読み込めば、問題はないのだった。まあサーバー上で動いた方がFTPの手間も要らないし、便利ではある。
そう思って、とりあえずCGIで作ってみることにした。HTMLファイルでタイトルとURLと要約を入力するフォームを書いて、それを受け取って中間ファイルに加工・保存するCGI。この中間ファイルを読み込んで、RSS形式に変換するCGIは以前、Infomakerが公開していたスクリプトに手を入れればいい。久しぶりにPerlにさわったら、最初からつまずく。Jcode.pmの使い方から調べる羽目になった。3時間ほど格闘してようやくできたけれど、とても人様にお見せできるようなスクリプトではない。でも自分で使う分にはこれで十分。
書いていて思ったのはこういう公開しないプログラムをプログラマーやSEはけっこう書いているのではないかということ。公開すれば、フリーソフトとはいってもそれなりのサポートが必要になるからだ。特定環境で動くプログラムは難しくないが、いろいろな環境を想定してプログラムを書くとなると、けっこう面倒だったりする。
2008年12月28日 [Sun]
■ Google AJAX Feed API
RSSを読み込んで、HTMLファイルにJavaScriptで表示するAPI。掲示板のログをトップページに表示したくて方法を探し、これにたどりついた。普通のJavaScriptでは他のサーバーにアクセスすることはできないが、Googleがそれを肩代わりしてくれる。便利なAPIだが、カスタマイズするにはそれなりのJavaScriptの知識は必要になる。
Google AJAX Feed API - Dynamic Feed Controlを利用すれば、ページタイトルだけでコードを得ることができるが、うちの掲示板のRSSを入れても出て来ませんね。マイナーだから。というか、XOOPSのRSSは静的ファイルではないので、難しいのかもしれない。
とりあえず、いろんなサイトを参考にしながら作った。RSSファイルはUTF-8なので、ページ自体もUTF-8で作らないと、文字化けが起こる。ちょうどトップページをXHTMLに書き換えようとと思っていたので、これは良かった。
あと、会員のブログのRSSも一覧表示するようにした。これはGoogleリーダーで共有アイテムにすれば、簡単。困るのはRSSの中にPRが含めれているのがあること。これはGoogleリーダーでは排除できないようだ。
2008年12月29日 [Mon]
■ XOOPSテーマ変更
久しぶりに変更してみた。BCOOL THEMEのテーマを使わせてもらった。タイトルロゴの背景がグラデーションなので、これに合わせてGIFファイルを作るのが面倒だったりする。テーマフォルダの中にロゴのベースとなるGIFファイルは入っているのだが、今使用しているロゴが気に入っているので変えたくない。しかも自宅のノートパソコンにはなんとGIFを編集するソフトが入っていなかった(いや、ペイントやPhotoshop Elementsはあるんですけど)ので、背景の色を変更してしのぐ。それでも少し変だが、仕方がない。そのうち、赴任先のパソコンでちゃんとしたものを作ろう。
XOOPSのテーマはtableを使っているのが多いが、このテーマはCSSでデザインしてある。ページの表示速度が少し速く感じるのはそのためか。IEで見ると、表示が少し変になる部分があった。XOOPSのバージョンを表示するフッターの所でコピーライトの記号が化けている。元々、XOOPSのバージョンなどは表示しない方が良いので削除した。
ついでにこの日記のテーマも変更した。
2008年12月30日 [Tue]
■ Google AJAX Feed API再び
いろいろいじって、一つのフィードを表示するのは以下のようにした。これは映画フォーラムのRSSを3つ取得して表示する。BLOG dot USK dot CCを参考に書き換えた。YOUR KEY HEREには取得したGoogle AJAX Feed APIキーを書く。
<script type="text/javascript" src="http://www.google.com/jsapi?key=YOUR_KEY_HERE"></script>
<script type="text/javascript">
<!--
google.load("feeds", "1");
function initialize() {
var feedControl = new google.feeds.FeedControl();
var feed = new google.feeds.Feed("http://forum.cinema1987.org/modules/d3forum/index.php?page=rss&forum_id=1&odr=1");
feed.setNumEntries(3);
feed.load(function(result) {
if (!result.error) {
var container = document.getElementById("google-rss");
var text = "";
for (var i = 0; i < result.feed.entries.length; i++) {
var entry = result.feed.entries[i];
var dd = new Date(entry.publishedDate);
var yearNum = dd.getFullYear();
var date = yearNum + "年" + (dd.getMonth() + 1) + "月" + dd.getDate() + "日 " + dd.getHours() + "時" + dd.getMinutes() + "分";
text += "<dt>「" + "<a href=" + entry.link + ">" + entry.title + "</a>」(" + date + ")</dt><dd>" + entry.contentSnippet + "...</dd>" ;
}
container.innerHTML = "<dl>" + text + "</dl>" ;
}
});
}
google.setOnLoadCallback(initialize);
// -->
</script>
表示したい所に<div id="google-rss">Loading...</div>と書けばOK。複数のフィードを扱うにはfeedControlを使う。
<script type="text/javascript" src="http://www.google.com/jsapi?key=YOUR_KEY_HERE"><
/script>
<script type="text/javascript">
<!--
google.load("feeds", "1");
function initialize() {
var feedControl = new google.feeds.FeedControl();
feedControl.addFeed("http://cinema1987.org/diary/index.rdf", "映画とネットのDIARY");
feedControl.addFeed("http://forum.cinema1987.org/modules/d3forum/index.php?page=rss&forum_id=1&odr=1", "映画フォーラム");
feedControl.addFeed("http://cinema1987.org/rss/index.rdf", "シネマ1987online"); feedControl.setNumEntries(3);
feedControl.draw(document.getElementById("feedControl"));
}
google.setOnLoadCallback(initialize);
// -->
</script>
表示には <div id="feedControl">Loading...</div>と書く。
しかし、これだと、なぜか日付が1カ月ずれる。これはGoogle側の不具合だろう。他のサイトでもずれている。そのうち直るのだろうか。スクリプトはこちらの方が簡単だが、その分、カスタマイズはあまりできないようだ。
このほか、参考になるサイトはGoogle AJAX Feed API入門など。
2008年12月31日 [Wed]
■ ミステリマガジン2月号
オットー・ペンズラーが2008年のベスト・ミステリとしてトム・ロブ・スミスの「チャイルド44」を挙げている。「これは政治小説であり警察小説であると同時に、スリラーでもある。読み進むうちに鼓動がどんどん速くなり、手に汗を握ることになるのは間違いない」と絶賛。僕は冒険小説の一種と思った(詳しい感想はSorry, Wrong Access: 「チャイルド44」)に書いた)けれど、ペンズラーは冒険小説とは書いていないな。いずれにしても、この29歳の作家の次作が楽しみでであることは間違いない。それにしてもこの小説、アメリカでも今年発売されたのだな。
2月号の特集はデニス・ルヘインだが、ほぼ興味がない。というか、読んだことがない。ジェームズ・クラムリーの追悼特集の記事を読む。小鷹信光さんの長い評論も読み応えがあるが、池上冬樹が「ハードボイルド仕立ての私小説」と喝破しているのに感心した。なるほど、そうかもしれない。クラムリーはミステリを書こうという意思よりも確かに「男の生き方や女との出会いと別れといった人生の諸相」の方を描きたかった作家なのかもしれない。クラムリーは7冊の長編小説を残した。僕は幸いなことにすべて買っているが、読んだのは初期の3冊(「さらば甘き口づけ」「酔いどれの誇り」「ダンシング・ベア」)のみ。残りの4冊を早く読まなければ、という気になった。