映画とネットのDIARY(tDiary版)

since 2004/07/15
ここは古い日記です。2013年11月からadiaryを使った新サイトに移行しました。
検索エンジンからのアクセスで、お探しのキーワードが見あたらない場合はNamazuで再検索してみてください。
映画の感想一覧 2004年7月以降 2005年  2006年  2007年  2008年  2009年

2004年12月01日 [Wed]

リダイレクト

「検索エンジンから来たアクセスの検索キーワードを自動的にNamazuの検索フォームに入れられないか」との質問メールをいただく。トップページをPerlやRubyなどスクリプト言語で書いている場合はHTTP_REFERERから検索キーワードを抽出することは簡単だが、普通のHTMLファイルでは難しい(tDiaryならプラグインで対応できそう)。そういう風な返事を出したのだが、よく考えたら、.htaccessが使えるなら、検索フォームにキーワードを入れることはできなくても、Namazuで自動的に検索させることは可能だろう。hnsのIntellisearchがこれと同じようなことをしている。

HTTP_REFERERから検索キーワードを抽出して、リダイレクトでNamazuに渡すCGIスクリプトを書き、.htaccessですべてのアクセスをこれにリダイレクトすればいい。HTTP_REFERERに検索キーワードがなかった場合は普通のトップページに、あった場合はNamazuに飛ばす。CGIスクリプト自体も簡単に書けそうだ。

ただ、Intellisearchを使っていた時に感じたのはGoogleの検索能力に比べて、Namazuの検索能力はフレキシブルではないこと。Googleは多少のスペルミスがあっても検索結果に表れるが、Namazuの場合はキーワードが完全に一致しないと出てこない。だからGoogleから来た人は「検索式にマッチする文書はありませんでした」とのNamazuの検索結果を見せられる場合がある。

それに自分のホームページのファイルがGoogleにすべてインデクシングされているなら、こんなことをする必要もない。Googleの利用者はNamazuを介さなくても目的のページにたどりつけるわけだから。まあ、インデクシングのタイミングがずれるという問題はつきまとうんですがね。

付け加えておくと、検索フォームに自動的に検索キーワードを入れるトップページをperlで作るのは難しくない(いや、RubyでもPHPでも難しくはないでしょうが、僕はPerlの知識しかないので)。最初の方でキーワードの抽出処理を行って、変数$wordに入れる。後はヒアドキュメントでHTMLを書いていき、Namazuの検索フォームのvalueに$wordを入れておけばいいだろう。個人的には先に書いたような理由でこういう機能を持たせることだけを目的に、トップページをCGIにする必要性は感じませんけどね。

Netscapeの新βはFirefoxとIEの切り替えが可能

これはSleipnirでもできますね。ホームページを持つ人にとって、両方で表示を確認できるのは便利。ブラウザエンジンの切り替えが簡単なら、Netscapeは久しぶりに利用者が多くなるのではないか。正式版の早期リリースを期待。

商品発送のお知らせ

SONY Styleからメール。ということは、金曜日には着きそうだ。本格的にデータのバックアップを始めねば。


2004年12月02日 [Thu]

「次の次元に行った」Acrobat 7.0、高速化も果たして登場

PDFなんて無料で作れるとはいっても、やはり本家のソフトには心が動く。無料ツールや安いソフトで作ったPDFに感じているいくつかの不満な点はないのだろうなという期待を持ってしまうのだ。Standard版がせめてあと1万円安ければね。


2004年12月03日 [Fri]

[MOVIE] 「モンスター」

酒場で意気投合したセルビー(クリスティーナ・リッチ)に「一緒に逃げて」と言うアイリーン(シャーリーズ・セロン)の寂寥感が胸を打つ。いや、セルビーにしか希望を見いだせなかった孤独が可哀想すぎる。父親の親友に8歳でレイプされ、弟と妹のために13歳から客を取り始めたアイリーンはそれを家族の前で公にされ、家族から家を追い出されてしまう。金が必要だったから取った選択だが、家族はそんなことを考慮しなかった。アイリーンはヒッチハイクしながら売春するようになり、男から虐げられる毎日を送ることになる。

本当にこの映画に出てくるのはカスのような男ばかりである。だからレズビアンのセルビーとの出会いはアイリーンにとってかけがえのないものになる。「男も嫌い、女も嫌い。あんただけが好き」。自身はレズビアンでもないのに、暗がりで激しく求め合うのはアイリーンにとって、セルビーが初めて心が触れあえた(と思えた)相手だったからだ。しかし、セルビーと暮らす金のために取った客がひどい男で、森の中でアイリーンは殴られ、あわや殺されそうになる。やむなく男を銃で撃ったアイリーンは約束の時間に待ち合わせ場所に行くことはできず、待ちきれずに帰ったセルビーの部屋の窓をたたく。そして「一緒に逃げて」と懇願し、悲惨な生活の中で初めて(一時的に)ハッピーな逃避行が始まるのだ。

7人の男を殺した実在の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスを監督デビューのパティ・ジェンキンスが映画化。連続殺人といっても、よくあるサイコキラーではなく、アイリーンの場合には単純に金を得るための殺しだった。ジェンキンスがイメージしたのは「『タクシードライバー』や『地獄の逃避行』のような70年代型のキャラクター映画」だったという。「『モンスター』と『レイジング・ブル』が比べられるのは、私にとっては最大級の賛辞よ」。映画は女性の連続殺人犯=モンスターが生まれた理由をこれでもかと見せつける。精神に異常を来した連続殺人犯ではなく、社会から受け入れられず、追いつめられた結果、生まれた殺人者。アイリーンの存在が重いのは特殊な事例として遠ざけることができないからだ。弟や妹のために始めた売春のように、アイリーンはセルビーとの生活を守るために殺人を続けねばならなくなる。アイリーンにとって、自分を買うような男は殺されて当然の存在だったのだろう。裁判でセルビーからも見捨てられ、死刑判決を受けたアイリーンの最後のセリフは「勝手にほざけ」。アイリーンの孤独と絶望感はあまりにも深い。

セロンが目を大きく見開いて顔が引きつったような表情をたびたび見せるのはメイクのせいもあるだろう。僕はアカデミー主演女優賞を取ったセロンの演技を必ずしもうまいとは思わない。13キロ体重を増やし、美形を跡形もなく消し去った(パンフレットにある実際のアイリーンよりも美しくない)女優根性には頭が下がるけれども、やはり美人女優は美人のままで女優賞を取ってほしいと思う。しかし、この映画のいくつかの場面でセロンが絶望的な寂寥感を体現していることは否定しようがない。そして、セロンが美しい外見のままでは演技が評価されなかったことと、アイリーンが娼婦になったこととの間にはそんなに大きな隔たりはないように思える。


2004年12月04日 [Sat]

TypeRセットアップ

昨夜届いたので、いろいろとソフトウェアをインストール。8時半から午前2時ごろまで。それでもまだ終わらない。インストールすべきソフトウェアが多すぎるのだ。気長にやるしかありませんね。

前のパソコンに比べると、CPUで3.8倍、ベースクロックで5倍速くなっている。HDDもシリアルATAになったので、トータルで20倍以上速くなっている計算だが、体感速度はあまり変わらない印象。ファイルのコピーなどは確かに速いか、という程度。まあ、負荷をかけるエンコードなどはまだやっていないのですがね。

驚いたのはディスクが1枚も付属していないこと。リカバリディスクは自分で作らなければならない。DVD-RとCD-Rが選べるが、CD-Rだと、8枚必要とダイアログが出た。もう昔のフロッピーの感覚ですね。

キヤノンのプリンタに付属するソフトのアップデータを入れようとしたら、解凍先の名前にスペースが多すぎるという警告が出て処理がストップ。名前にスペースを含まないフォルダにコピーして実行してもダメだった。圧縮解凍ソフト+Lhacaの設定で解凍先をデスクトップにしていたのが影響しているようだ。解凍先を「ファイルと同じ場所」にしたら、なんなくインストールできた。しかし、今時、セルフエクストラクター形式でアップデータを配布しているキヤノンもなんだかなあ、である。

ディスプレイは今回、デジタル(DVI)接続にしてみた。アナログのような微調整はできないが、しなくても十分きれいに表示する。DVDを再生してみたら、以前より鮮明。これはグラフィックボードの差でもあるのだろう。筐体は前のパソコンより一回り小さい感じ。音も静か。これからまだPerlとかFFFTPとか、PDF作成の設定とか、MTVX2004の設置とか、メールの設定、秀丸マクロの登録とかをやらなければならない。先は長いなあ。

Tabbrowser Extensions 既知の問題

Firefoxを入れて、Tabbrowser Extensionsも入れようとしたら、配布サイトにこの注意書きがあった。これ、以前からありましたっけ? 

「TBEはブラウザ内部のコードを書き換えるなどの恐ろしいことをいくつもしており、(TBEが安定して動いているように見えても、毎日の更新によって)ブラウザが数日のうちに動かなくなってしまうという危険性に対する覚悟なしに、あなたが夜間ビルドでこの拡張を使うことを、Firebird開発チームは推奨していません」ここまで書かれると、インストールを躊躇してしまうな。これ、便利なんですけどね。

NEIME-I閉鎖

12日に閉鎖するそうだ。このページだけでは理由が分からないが、Googleのキャッシュを見たら、「このサイトをそんな前からずーっとホスティングしていたITSS.NETから2004年4月1日に葉書にて通達があり、2005年3月にて業務を終了するという旨が届きました。既に2004年の4月には新規登録を締め切っています。つまりはホスティング会社の都合によりこのNEIME-Iのサイト運営およびドメイン維持ができなくなったということです」とあった。

ソフトウェアの日本語化のページは貴重なので、ぜひどこかで再開してほしいところ。

Apacheの文字化け

Perl5.8とApache2.0をインストールしてCGIのテストもできるようになった。いつもつまづくのがApacheの設定。Windowsの場合、ユーザーディレクトリはC:/Documents and Settings/*/My Documents/My Websiteとなるので、ユーザーhiroの場合はhttp://127.0.0.1/~hiro/でアクセスする。ついついMy Website内にhiroというディレクトリを作りたくなりますね。

それと文字化け、これはhttpd.confのAddDefaultCharset ISO-8859-1をAddDefaultCharset offにすればいいようだ。


2004年12月05日 [Sun]

VAIO TypeRにMTVX2004

設置した。サウンドのライン入力の接続端子がどこか迷ったが、マザーボードに4ピンの端子があったので接続してみると、ばっちり。チップセットがIntelの915Pなので特定環境向けソフトウェア(FEATHER2004D、Ver.6.12)をインストール。これで動作した。

ただし、このソフトウェアは暫定版。ダイレクトオーバーレイにはならない。MTVX2004の利点は生かせないのだが、CPU使用率を見ると、普通にテレビを見ている限りは1%から5%ぐらい。CPUの処理能力が高いのでこんなものなのだろう。これならテレビを見ながら、他の作業をしてもストレスはない。

ま、とりあえず設置できて安心。なにしろ、TypeRはテレビ機能をつけないで注文すると、オーディオ入力端子さえないですからね(これを知っていれば、テレビ機能付けて注文したのに)。僕の場合、テレビ録画をするつもりはない。パソコンでちょっと見られればいい。

Web上のユーザー登録不可

VAIOにはDVD作成ソフトとしてDVD ITとClick to DVD、Record Nowが付属しているが、どれも機能的に不満が残る。使い慣れたB's Recorder5は持っているが、このバージョンは二層書き込みに対応していない。新しく出たバージョン8を買おうと、BHAのオンラインショップに行く。ここを利用するにはユーザー登録が必要。で、ユーザーIDを入力して登録しようとすると、エラーになる。説明にこう書いてあった。

 以下に該当する方は、オンラインではご登録いただけません。ご面倒ですが、登録カード(ハガキ)でご登録ください。
・ アイオーデータ製品のCD-R/RWドライブをご購入の方で、ドライブ付属のソフトウェアに添付されているユーザ登録カードに、朱書きで「CLiP無償 配布対象」と書かれているカードをお持ちの方。
・ 朱書きの記載があるユーザ登録カードにつきましては、WebおよびFAXでの登録を一切受付けておりません。また、朱書きの内容のサービスにつきましても一切お受け出来ません。まことにお手数ですが、郵送にてご登録いただけますようよろしくお願い申し上げます。

なんだこれ。ユーザー登録カードなんてもうあるものか。と思って調べてみると、最初からなかったのだった。アイ・オー・データの説明書を読むと、ユーザー登録はWebでするように書いてある。で、僕はバージョン5のユーザーIDを持っているので登録しているはずなのだ。なぜWeb上で登録できないのか探してみたら、「一部の製品にて、現システムでは正しいシリアル番号であるとの判定が行えず、オンライン上では登録できないシリアル番号がございます」とのこと。なんだ、そっちの不備じゃないか。

仕方がない。B'sRecorderはバージョン1.xもユーザー登録していたので、過去のメールを探してユーザー登録の変更・確認ページに行き、B'sショップに登録。これでバージョンアップ版が買えるようになった。そういえば、昨年、バージョン7が出た時は案内のメールが来たが、今回は来たかなあ。保存メールにgrepをかけてみたが、出てこなかった。捨ててしまったのか、最初から来なかったのか。いずれにしてもシステムの不備をユーザーに押しつけるのはいかがなものでしょうかね。


2004年12月06日 [Mon]

液晶保護フィルター

DVDメディアを買いにパソコンショップに寄った。液晶保護フィルターの棚を見ていたら、何となく買いたくなったので1年ぶりに買い換える。Arvel製のLSF170L。前回、別のメーカーの薄いタイプを買ったら、案の定、貼る時にうまくいかず、隅の方が少し浮いた。で、今回は厚さ0.8ミリのやつにした。これぐらい厚みがあると、まず失敗しない。貼るといっても、四隅に透明テープを貼るだけ。だからしっかり固定はできないし、激しく動かすと外れそうだが、ディスプレイはそんなに動かすものではないからいいでしょう。

前の製品よりも光沢感は上々。DVDを見ると、きれいに感じる。これまで貼っていたフィルターをよく見ると、相当汚れている。1年もたつと、汚れるものですねえ。

Nvu 1.0ベータ

このページ、今朝はなかなかつながらなかった。Mozillaから生まれたWebオーサリングソフト「Nvu」のベータ版が公開を読んで、あれ0.6しかないぞと思ったら、0.6が1.0ベータだったわけですね。

Nvuは以前のバージョンを使ったことがあるが、保存するたびに改行が増えて使い物にならなかった。今回は大丈夫みたいだ。ただ、日本語版ではないので、設定でReformat Html Sourceを選ぶと、不要なところで改行してしまう。Retain Original Source Formattingを選んでおいた方がいい。1.0のリリースは来年3月らしい。英語でも操作は分かるけれど、日本語化を期待。

瞬間PDF

ベクターで12月12日までは2,352円と書いてあったので衝動的にダウンロード。パスワードなどセキュリティの設定と、PDFのタイトルや作成者の名前などが記入できるのがメリットだが、ほかはフリーソフトでもできることばかり。ま、分割・結合はフリーソフトより簡単か。

出来上がるPDFの品質はまずまず。ただ、一太郎の文字罫線は出力されない。ソースネクストのいきなりPDFでもきれいには出力されないが、これはまったく出ない。無料のAdobeのpostscriptプリンタドライバとGhostscriptを使えば、きれいに出力されるのに、これでは製品版の名前が泣きます。


2004年12月07日 [Tue]

myTVFOLiO

B'sRecorder GOLD8に付属しているキャプチャソフト。起動したら、いきなりOSごと落ちて電源が切れた。BHAの動作確認済みビデオキャプチャカードを見ると、カノープス製品は一つもないので対応していないのだろう。MTVX2004は特殊な処理を行っているのでしょうね。使えないかもしれないソフトを自動で入れてもらっても困るんですけどね。

DVD+R DL

メディアをパソコンショップへ買いに行く。1枚1,450円もした。何も入っていないディスクがこの価格というのはちょっとなあ。普通の映画が入ったDVDが1,500円とかで売っているのに。ま、まだ消費量が少ないのだろうから仕方ない。

帰ってさっそく焼いてみる。2.4倍速なので遅い。焼き上がって、再生してみると、おおやはりきれいだ。ところがDVDレコーダーではディスクエラー。はあ。SONYのパソコンで焼いたディスクがSONYのスゴ録で使えないのではしょうがない。やはりDVD+R DLに対応したレコーダーじゃないとだめなのだろう。ということはそういうレコーダーが普及しないと、二層書き込みにはあまり意味がありませんね。

一太郎2005来年2月10日発売

予約開始は14日から。毎年のことだけど、またバージョンアップするつもり。20年か。僕はそのうち7年付き合ってます。


2004年12月08日 [Wed]

[MOVIE] 「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」

「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」パンフレットクラシックなスタイルの巨大ロボットがニューヨークの街中を地響きを立てながら行進する。そういうビジュアルな面では申し分ない。いや、良くできていると思う。羽ばたきながら飛ぶ飛行機とか、空中に浮かぶ巨大基地とか、後半に登場する恐竜のいる島の描写も優れている(キングコングが出てくれば、もっと良かった)。監督デビューのケリー・コンラン、かつてのSF映画や1930年代から40年代の映画に強く影響を受けているという。その通り、これはマニアが作ったことが一目で分かるビジュアルである。紗のかかった映像がレトロ感を煽るし、主演のジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウのファッションもキャラクターも設定した時代によく合っている。しかし、話もクラシックにすることはなかった。古いSF映画そのままのストーリーでは、最新のVFXを使っているのにもったいない。こういう描写の映画として当然行き着くところの話に終わっていて、よくまとまっているけれども、新鮮さや驚きがなく、物足りないのである。ビジュアルが満点とすれば、話の方は60点程度。外見だけでなく中身にも凝ってほしかったところだ。

1939年のニューヨークが舞台。突然、巨大なロボットが多数、飛来してくる。科学者失踪事件の取材をしていたクロニクル紙の記者ポリー・パーキンス(グウィネス・パルトロウ)はロボットに遭遇し、必死に写真を撮る。空軍はエースパイロットであるスカイキャプテンことジョー・サリバンに助けを求める。現場に急行したジョーは巧みな操縦技術でロボットを食い止め、街の危機を救う。科学者失踪事件と巨大ロボットの間には関連があるらしい。かつて恋人だったジョーとポリーは事件を捜査し、背後にドイツ人の科学者トーテンコフ博士がいることが分かってくる。ロボットによって空軍基地が襲われ、ジョーの助手で天才技師のデックス(ジョヴァンニ・リビシ)が連れ去られる。デックスの残した地図からトーテンコフ博士がネパールにいることが分かり、ジョーとポリーはネパールに向かう。そしてトーテンコフ博士が「明日の世界計画」と呼ばれるプロジェクトを進行させていることを知る。

ジュード・ロウはハンサムなのでこうした冒険活劇にぴったりのように思えるのだが、この人、陰を引きずった部分があるので、ユーモアの部分が弾けにくい。グウィネス・パルトロウは活発な美人記者役に徹していて悪くない。ゲスト出演的なアンジェリーナ・ジョリーも空の要塞を指揮する隻眼の女艦長を好演。監督も出演者も映画を楽しんで作った感じがあり、それが好感度につながっている。

映画の元になったのはコンランが1人で4年かけてパソコンで作った6分間の短編という。コンラン、オタクな人なのだと思う。そうしたオタクがまず外観を真似ることから始めるように、この映画の外観もかつての映画のイメージで組み立てられている。急いで付け加えると、外観は似ていても、そのアレンジはオリジナリティにあふれており、コンランが作るイメージには一見の価値がある。コンランの次作はエドガー・ライス・バロウズの「火星のプリンセス」。これまたコンランにぴったりのクラシックな題材に思えるが、脚本まで1人で担当するのではなく、強力な助っ人を頼んだ方がいいのではないかと思う。

ヤフーからの通知を装った日本語フィッシングで何が起きていたか

高木浩光@自宅の日記より。多くの人がリンクしているが、これはリンクせざるを得ないような内容だ。フィッシング詐欺って、こんなに巧妙なんですね。

Lunascape2のベータ版を昨日、インストールして何気なくRoboFormを使えるようにしたが、これ便利なようで限りなく危険なツールでもある。Webページにフォームがあると、名前とかクレジットカードの番号とか自動で入力してくれるのだが、フィッシング詐欺のページでこれが動いたら(当然動くだろう)、騙される危険も大きくなるのではないか。


2004年12月09日 [Thu]

「Adobe Premiere Pro 1.5 hyper handbook」

VAIOに入っているPremiere Pro 1.5の勉強のため注文。注文した時は「1日〜4日以内に出荷予定」とあったが、今見たら、「取り寄せ」になっている。1冊しか在庫なかったのか、楽天ブックス*1

デジタルビデオカメラからAVI形式でパソコンに取り込むと、HDDを大量に消費する。300GBの内蔵HDDも増設したいところ。ま、来月ぐらいに考えますか。

*1 「弊社提携倉庫にて在庫切れとなりましたため、お届けできる商品を確保することができなかったことをご報告申し上げます」とのメールが来た。表示ミスだったのか。残念。Amazonに注文し直そう。

FEATHER2005

あすからダウンロード販売開始。衝動的に買ってしまいそうになるが、これは915Pチップセットでも動くんでしょうね。まあ大丈夫と思うが、そのうち出る可能性が大きいMTVX2005を買いたい気がするな。というか、SONYがVAIO用のキャプチャーボードを売ってくれれば、いいんですけどね。それなら最初から付けとけ、と言われるか。

Mail Distributor

同報メール配信ソフト。きょう来たアダルトスパムはこれを使っていた。調べると、過去二カ月で4通。多くはないので、発信者はたぶん同一だろう。別にこのソフトが悪いわけじゃないが、メールのX-Mailerがこのソフトの場合は削除するようにSMKを設定。


2004年12月10日 [Fri]

パソコンで読む漫画

「俺の空」第1話メールで「ソニースタイルご利用登録特典クーポン」1,000円分のお知らせが来た。利用できるコンテンツに漫画があったので、「俺の空 第1話 <豊かなる旅立ちの章(1)>」をダウンロード。読むにはC'moA Reader(シーモア リーダー)が必要。で、これもダウンロード。インストールしてもダウンロードした漫画ファイルのアイコン変わらないのが不思議。関連づけられていないんですかね。で、とりあえず、漫画ファイルをリーダーにドラッグ&ドロップしてみると、読めた。

しかし、ヘルプによると、本当は「起動した際にコンテンツファイルが指定されていない場合は、『タイトル保存先フォルダを指定してください』と表示されるので、OKボタンをクリックしてC’moAコンテンツファイル(拡張子が、*.cma)の格納先を指定してください。閲覧可能なタイトルの一覧が表示されます」とのこと。ダウンロードした漫画ファイルは拡張子がpdb。あれ、間違ったファイルをダウンロードしてしまったのか? ま、読めたからいいや。

「俺の空」第1話で126円というのは安いと思ったが、これ、ホントに第1話だけ。第1巻ではないので、ご注意。これを考えると、高いですね。1巻分読むには1000円以上かかってしまう。続けて使う気にはなりません。

C'moA Readerは一コマ一コマを見せていく方式で、自動で切り替わっていく(手動でももちろんできる)。パソコンよりもPDAで読んだ方が雰囲気は出るかもしれない。

クリスマス・プレゼント

トイザらスに長男と次女のプレゼントを注文。長男はゲームボーイのゲーム、次女はお茶犬のおもちゃ。長女は何だか分からないので家内にまかせた。ちなみにうちの下2人はサンタクロースの存在を信じている(^^ゞ。


2004年12月11日 [Sat]

「山猫は眠らない2 狙撃手の掟」(DVD)

ルイス・ロッサのあの傑作から9年ぶりの続編。トム・ベレンジャーが50歳を過ぎた狙撃手トーマス・ベケットを演じる。バルカン半島でイスラム教徒抹殺作戦を行っている将軍の暗殺にかり出されたベケットが元エリート狙撃手で死刑囚のコール(ボキーム・ウッドバイン)とともに任務に就く。しかし、作戦の裏には別の作戦があった。

クライマックスは廃墟での敵の狙撃手との戦いになり、悪くない設定なのだが、どうも味が薄い。IMDBで調べたら、TVムービーとのこと。監督はクレイグ・R・バクスレー。原題はSniper2。


2004年12月12日 [Sun]

ビデオ編集

子供のピアノ発表会をデジタルビデオに撮り、Premiere Proで編集してみる。パソコンへの取り込みはDVgate Plusで行ったが、最初からPremiereでもいいのだろう。シーンごとに分割されたAVIファイルをPremiereに読み込み、シーンごとにカットしたり、字幕を入れたり。面白いですねえ。シーンの変わり目にワイプやクロスディゾルブや暗転を入れると、本格的なビデオに見えてくる。

これをClick to DVDの形式に書き出して、レンダリング&書き込み。CPU3.8GHzとはいってもMPEG2へのエンコードにはやはり時間がかかる。12分程度の作品だが、取り込み、編集、DVD作成まで2時間ほどかかった。Premiereはさすがにプロ仕様なので、いろんなことができる。ビデオ編集は面白くて、はまってしまいますね。


2004年12月13日 [Mon]

画像ファイルアップロードマクロ

前のパソコンでこの日記に画像を付ける際はFTP Exchangeを使っていた。これ、更新ファイルのみをアップロードできるのが便利。ただ、日記を秀丸で書いている以上、他のアプリケーションを起動せずに秀丸内で終わらせたい。画像ファイル(jpgファイル)をアップするマクロを書いてみた。きょう作成した画像ファイルすべてを一時フォルダ(c:\temp)にコピーした上でFTPする。終了後に一時フォルダ内の画像ファイルを削除する。FTPコマンドのmputを使用している。

//jpgftp.mac (C)hiro http://homepage3.nifty.com/cinema1987/
//コピー元フォルダ
$dir1 = "d:\\\diary\\images\\*.jpg";
//コピー先フォルダ
$dir2 = "c:\\temp";
//接続するサーバー
$server = "foo.bar.ne.jp";
//ユーザー名
$user="hoge";
//パスワード
$passwd="pass1234";
//アップロードするサーバーのパス
$ftpdir ="/home/hoge/public_html/diary/images";
//------設定終了-----------------------------
$today = month + "-" + day + "-" + year;
$filecopy = hidemarudir + "\\filecopy.bat";
openfile "";
insert "xcopy" + " " + $dir1 + " " + $dir2 + " " + "/D:" + $today;
saveas $filecopy;
runsync $filecopy;
$scriptfile = "mput.scr";
openfile "";
insert "user" + " " + $user + " " + $passwd ;
insert "\n";
insert "binary";
insert "\n";
insert "cd" + " " + $ftpdir;
insert "\n";
insert "mput" + " " + $dir2 + "\\*.jpg";;
insert "\n";
insert "bye";
insert "\n";
saveas hidemarudir + "\\" + $scriptfile;
question "画像ファイルをコピーしました。\nアップロードしますか?";
	if(result == yes){
	runsync "ftp -i -n -s:mput.scr" + " "+ $server;
		if (!result){message "FTPに失敗しました\n設定を確認してください。";}
		else{message "画像ファイルをアップロードしました。\n一時フォルダの画像ファイルを削除します。";
		runsync "deljpg.bat";
		 endmacro;
		}
}else{endmacro;}
exit;

一時フォルダ内の画像ファイルを削除するには秀丸のインストールフォルダにdeljpg.batというバッチファイルを置く必要がある。中身はdel /P c:\temp\*.jpgと書いておくだけ。/Pオプションをはずすと、確認せずに削除する。

[MOVIE] 「レディ・ジョーカー」

「レディ・ジョーカー」チラシ「グリコ・森永事件」を基にした高村薫の原作を平山秀幸監督が映画化。脚本は鄭義信(チョン・ウィシン)。「愛を乞うひと」「OUT」に続くこのコンビの第3作なのだから期待したのだが、完成した映画はがっかりさせられる出来だった。犯人グループ5人のそれぞれの犯行の動機の描き方が希薄で、物語に説得力がない。これが一番の敗因と思う。平山監督はパンフレットで「(原作の)全体から浮かび上がってくるのは、すきま風だらけの日本の現状です」と言っている。だからといって、すきま風だらけの映画にすることはなかった。僕はなんとなく「新幹線大爆破」を思い出しながら映画を見たが、「新幹線…」にあった犯人たちの切実さがこの映画からは感じられなかった。登場人物の多い原作だから、その中の誰に焦点を当てるかによっても映画の印象は変わってくる。誘拐される社長か、犯人か、合田刑事か。それを単に均等に描いていったのでは映画は面白くならない。どれかに重点を置いた方が良かっただろう。そうしなければ、こうした原作ものによくある原作のダイジェストにしかならないのは自明のことだ。脚本の段階でもう少し詰めが必要だったのだと思う。

昭和22年、日の出ビールを解雇された物井清二が故郷の青森に帰ってくる場面で映画は始まる。清二は被差別部落出身者とともに不当解雇された。弟の清三は兄が日の出ビールに批判の手紙を出すのを見る。そして現代。清三(渡哲也)は東京で薬局を経営しながら一人暮らし。兄は特別養護老人ホームに入っており、やがて死ぬ。その5カ月前、清三の孫は日の出ビールの入社試験に落ちた後、バイク事故で死亡する。ここが重要なのだが、なぜ清三が競馬仲間4人と共謀して日の出ビールを恐喝するのかがよく伝わってこない。レディ・ジョーカーと名乗る犯人グループの5人はそれぞれに事情があるらしいが、それがはっきり見えないのである。レディとは犯人グループの1人、布川(大杉漣)の重度障害を抱えた娘。布川は自分の境遇を「ババを引かされたようなものだ」と自嘲的に言うが、企業恐喝に向かう理由は見あたらない。同じく刑事でありながら犯行に加わる半田(吉川晃司)についてもその理由は明確ではない。

加えて、犯行の描き方も不十分で、最初の日の出ビール社長(長塚京三)の誘拐はいいとしても、その後の恐喝の描写がきわめて物足りない。ビールに毒物を入れることをにおわせただけで、企業が20億円もの金を払うのかどうか。犯人グループの日の出ビールに対する明確な優位性をアピールする場面がほしかったところだ。

平山監督は「これは被差別側が、差別する側に対する復讐劇ですよね」と言ったら、高村薫に「違う」と言われたそうだ。確かに原作は社会の闇を含めてもっと幅が広いけれど、映画にするのならそういう風な単純な映画化もありだなと思う。原作のすべての要素を入れることは無理なのだから、一面的と言われようが、筋の通った映画にした方が良かった。いや、少なくともわかりやすさを捨てて、原作に近づこうとした平山監督と鄭義信の努力は買うべきなのかもしれない。不幸なことにそれが実を結んでいないのだ。

合田刑事役の徳重聡はやや弱いのだが、渡哲也、長塚京三、大杉漣、松重豊、吉川晃司、吹越満、國村隼、岸部一徳らがことごとく重みのある演技をしている。特に吉川晃司はすさんだ感じがいい。こうしたうまい役者をそろえながら、描写が表面的なもので終わってしまったことが惜しまれる。映画に核がないのである。


2004年12月14日 [Tue]

[MOVIE] 「誰も知らない」

「誰も知らない」パンフレットより歩くとキュッキュッと鳴るサンダルを履いて、末っ子のゆき(清水萌々子)が長男の明(柳楽優弥)と一緒に母親を迎えに駅に行く。母親が帰ってくると決まったわけではないが、まだ5歳のゆきはたまらなく母親に会いたかったのだ。自分の誕生日だったから。寒い中、駅の外で座って待っていたゆきはポケットからアポロチョコの箱を取り出して、「最後の1個だあ」とつぶやく。ここを見て、「火垂るの墓」だ、と思った。戦争で両親を亡くした「火垂るの墓」の兄妹は2人だけで必死に生きていく。食べ物が乏しくなる中、妹の節子は好きだったサクマドロップの空き缶に水を入れ、「いろんな味がするわあ」と微笑む。あの場面を思い出した。「火垂るの墓」で食べ物を調達するのは兄の役目だった。この映画の明も同じである。3人の弟妹のために明は必死で動き回る。しかし、悲しいことにゆきは節子と同じ運命をたどることになる。

1988年に起きた4人の子供置き去り事件を基にして、是枝裕和監督が脚本も書いた。映画化までに15年かかったそうだが、それだけの時間をかけた甲斐があったと思う。これは兄妹の悲劇に焦点を当てた「火垂るの墓」よりもずっと深みのある映画である。ひどい母親を描いただけの映画ではないし、電気もガスも水道も止められて悲惨な境遇に落ちた子供たちを描いただけでもない。子供のたくましさ、しっかりした兄、冷たい社会、温かい人々、友をなくす悲しみ、支え合って暮らすことの必要性、そういった諸々のことが胸に迫ってくる。日常描写を丹念に積み重ねて作ったとても丁寧な映画であり、何よりも実際の事件を単純な結論に結びつけない脚本の視点に感心させられた(「レディ・ジョーカー」はこういう風に映画化すべきだったのだと思う)。実際の事件はもっとひどい状況だったそうだ。是枝監督はしかし、長男の言動に注目して映画を組み立てた。

パンフレットにある「演出ノート」はその監督の姿勢がつぶさに語られて感動的である。「保護者遺棄の罪を問う裁判で母親に再会した少年は彼女の期待に応えられなかった自分を責めて涙を流したそうである。この一連の事件の中で、唯一この少年だけが、自らの責任を全うしようとした。そして、全うできずに自分を責めていた。…(中略)僕はこの少年がいとおしくてたまらなくなってしまったのである」。だからこそ映画には悲惨なだけではない子供たちの生活の様子がしっかりと捉えられている。母親がいなくなって自由に外出できることの喜び、自動販売機の返金スペースを探る次男のたくましさ。観客を安易に泣かせようなんて微塵も思っていない演出は立派なものであり、その手綱は最後まで揺るがない。

4人の子供たちの父親はばらばらで、子供の戸籍を作らず、学校に行かせず、外にも出さない母親が「好きな人ができたの」と言って、アパートを出て行く前半は、確かにこのあまりにもしょうがない母親に怒りを覚えるのだけれど、それ以後、子供たちだけの生活が始まって、次第に薄汚れていきながらも生きていく描写を見ていると、母親なんてどうでもよくなってくる。母親は子供たちを捨てたが、同時に子供からも見捨てられた。アパートを出て行く母親を送って、駅前のドーナツ店に入った明は「お母さんは勝手だよ」となじる。それに対して母親は「何が勝手よ。あんたのお父さんの方がよっぽど勝手じゃない。私が幸せになっちゃいけないの」と返す。それは小さな子供を持つ母親が言ってはいけない言葉だ。子供たちが母親の帰りを待っているのは現在の苦境を救ってくれると期待しているからであり、書留で金を送ってくるだけの経済的なつながりだけなら、それは親とは言えない。

妹の死を乗り越えて、また同じ生活を続ける子供たちの姿に「頑張れ、ガンバレ」と言いたくなってくる。同時に誰か助けてやってくれと思わずにはいられない。映画から受けるのはそうした重層的な思いであり、恐らく子供を持つ親は自分の子供を抱きしめたくなるだろう。

柳楽優弥はカンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞したが、それは映画の評価にも直結しているのだろう。「オールド・ボーイ」ではなく、この映画がグランプリであっても良かったと思う。4人の子供たちに加えて、それを助ける韓英恵、ダメな母親を演じるYOU、コンビニの店長役の平泉成、中学野球部の監督寺島進らが良い演技をしている。


2004年12月15日 [Wed]

ezhtmlと秀丸マクロ

ezhtmlは外部アプリケーションを登録してカスタムメニューから起動できる。これに秀丸を登録し、起動と同時にFTPマクロを動かすようにしたら、FTPが便利になった(秀丸の起動オプションで/x の後にマクロの名前を書くと、マクロを起動時に動かせる。ezhtmlの登録はコマンドラインのところにオプションを書く)。

ezhtmlは元々簡易FTP機能を備えているが、開いているファイルだけのFTPなので、これまで画像ファイルはFFFTPなどを起動して転送していた。一昨日書いたマクロを登録したら、FFFTPを起動してディレクトリを移動してという余計な手間が省けた。FFFTPにも起動オプションはあって、起動と同時に目的のディレクトリに移動することはできるんですけどね。

Namazu2.0.14リリース

クロスサイトスクリプティングの脆弱性を修正したとのこと。さっそくインストールして、インデックスを作成。順調に動いているようだ。

WindowsにtDiary

インストールしてみた。手元の環境でいろいろテストできると、便利だ。Apcheを普通にインストールすると、C:\Documents and Settings\ユーザー\My Documents\My Websiteがユーザーディレクトリになるので、日記本体はC:\Documents and Settings\ユーザー\My Documents\My Website\diaryに置く。データディレクトリはその一つ上の階層のC:\Documents and Settings\ユーザー\My Documents、つまりマイドキュメントの中にdiaryフォルダを作ればいい。

Apacheのデフォルトの設定では拡張子.rbはファイルのダウンロードになってしまうので、httpd.confの該当箇所を

DirectoryIndex index.html index.html.var index.rb
AddHandler cgi-script .cgi .rb

と修正しておく。これでApacheをリスタートすればOK。さて、どんなテーマを使おうか。


2004年12月16日 [Thu]

鶴亀メール4.00

ベータ版ではすでに搭載していた迷惑メールフィルターが付いたのが大きいか。迷惑ワードを登録してメールを振り分ける方式。@niftyの迷惑メールフォルダとSpam Mail Killerをすり抜けたあまり迷惑ではないメールを振り分けるのに使っている。

それにしても最近、Spamが多すぎる。それもメールだけでなく、Referer Spamも。tDiary自体にはhnsのようなアクセスコントロール機能がないので、甚だしいやつは.htaccessで弾くしかないんですかね。Referer Spamを記録しないプラグインもあるからそれを使ってもいいが、自分で作りたい気もする。とりあえず、Referer Spamを収集する必要はありますね。

一太郎2005

昨日、メールで案内が来ていた。例年のようにJust My Shopでバージョンアップ版を買おうとしたら、使えるポイントが9日でゼロになっていた。ここは1年間しか有効ではないのだ。ということは去年、一太郎2004を申し込んだのは12月9日だったわけか。ま、楽天カードで買ったので楽天にポイントは付くんですけどね。

きょうインプレスダイレクトから来たメールを見たら、800円も安かった。30分ほど早まった。_| ̄|○


2004年12月17日 [Fri]

Ghostscript 8.50日本語版

出ていたのでインストール。PDFを作ってみたら良好だった。以前、参考にしていた@nifty FDTP & FTEXは15日で閉鎖したとのこと。niftyのフォーラムもいよいよ微妙なことになっているな、と感じる。


2004年12月18日 [Sat]

IEにクロスサイトスクリプティングを許す脆弱性、SP2でも防げず

対処法としては「インターネットゾーンのセキュリティレベルを『高』にするよう推奨している」とのこと。ちなみにシネマ1987onlineのトップページはローカルで開くと、「セキュリティ保護のため、コンピュータにアクセスできるアクティブコンテンツは表示されないよう、Internet Explorerで制限されています」と警告が出る。これはアクセスログを取るのにJavaScriptを使っているから。アクセスのデータをサーバーに記録する行為が他のコンピューターへのアクセスと解釈されるのだろう。

困るのはリンクページで、ここにはJavaScriptでジャンプするリンク(いわゆるクイックリンク)があって、「高」に設定すると、これが機能しなくなる。表示もおかしい。サーバーにアップしたページではちゃんと機能するので支障はないのだけれど、ページの表示に関してJavaScriptを使用するのはちょっと考えた方がいいか。

IEのエンジンを使っているSleipnirではこれが何の問題もないのが不思議。というか逆に不安になる。Firefoxを使うか、LunascapeでエンジンをMozillaに切り替えて使った方がいいのかもしれない。


2004年12月19日 [Sun]

ゼンリンデジタル全国地図

VAIOに入っていた。これは便利ですね。場所を教える場合、its-moGuideのURLをメールで送ると地図を表示できる。検索も速い。まあ、いつも使うわけではないが、年間1,980円というのは安いのではないか。

肋骨骨折

昨夜、某所で転んで背中を打った。痛みはそれほどでもなかったが、今朝起きたら激痛に変わっていた。起きあがったり、いすから立ち上がるのにも苦労する。咳をしても痛い。湿布をしたが、昼になっても痛みが治まらないので近くの整形外科へ。これはきっと肋骨にひびが入ったのだろうと想像した。

診察した医師は背中をたたいて

「真ん中は痛くないんですね」

「はい、左側の方です」

「胸部ですね」

で、レントゲンを撮る。やはり肋骨が2本折れているそうだ。治療はリブバンド(胸部固定帯)を巻いただけ。痛み止めと湿布と胃薬をもらう。安静にしていれば、1カ月で治るそうだ。それって、全治1カ月の重傷じゃないのか。

注意することは

1.重いものを持たない

2.急激な運動をしない

3.体をねじらない

など。うーん、骨を折ったのは初めてだ。何か新鮮な感じ。肋骨が折れたと言うと同情されるが、理由を説明すると、「自業自得」と言われます。


2004年12月20日 [Mon]

週刊文春ミステリーベスト10

近くのセブンイレブンまで買い物に行く。一歩あるくたびに背中に鈍痛。むむむ、な感じである。

年に1冊しか買わない週刊文春があったので買う。国内部門の1位は雫井脩介「犯人に告ぐ」、海外部門はダン・ブラウン「ダヴィンチ・コード」。どちらも未読。「このミステリーがすごい!」では法月綸太郎「生首に聞いてみろ」、サラ・ウォーターズ「荊の城」がそれぞれ1位だった。

国内部門で伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」「チルドレン」が4位と5位に入っている。これどちらも買っているが、やっぱり未読。

杉本彩の好感度

その週刊文春のコラム「テレビ健康診断」で亀和田武が杉本彩を褒めている。小説新潮に杉本彩が書いたエッセイについて「思わずパチパチと拍手である。文章もセクシー系だけど、さわやかで味がある。'04年度のエッセイ・ベスト3に迷わず選びたい」

杉本彩はテレビなどで見ていると、あまりよく分からないのだが、竹を割ったような性格のようだ。「花と蛇」のDVDに収録されているインタビューは圧巻で、これ本編よりも面白い。腕に全体重がかかって15秒しか耐えられない過酷な縛りを要求されて、石井隆監督に「これは無理です」と言ったら、監督に「だって彩さん、約束したでしょう。できるって言ったじゃないですか。SMというものはどういうものか分からなかったんですか。そんな気持ちで引き受けたの」と言われたそうだ。

杉本彩は「自分が1回言ったことに対して、撤回して逃げた、みたいなニュアンスでとらえられてるんですよね。自分自身から逃げるなんてことは自分の辞書にはないわけですよ。本当に悔しくて悔しくて、絶対やってやると決意した」という。縄師と相談し、なんとか1分は持ちこたえられる縛り方を研究して撮影に臨んだが、監督は長回しで3分撮り続けたそうだ。このほか男性優位社会への反発的な発言もあり、女優の覚悟というか女優根性というか、そういうものが伝わるインタビューである。


2004年12月21日 [Tue]

車の乗り降り

土曜日から会社に車を置きっぱなしだったので、取りに行く。車の乗り降りには体をひねらなければならないので、ちょっと大変。自然と動作が緩慢になる。

以前、知り合いに腰を傷めた人がいて、ある日突然、車がベンツのオープンカーに変わった(1,200万円ぐらいするやつ)。何故かと理由を聞いたら、オープンカーは車の乗り降りが楽なのだそうだ。なるほど。上半身を曲げる必要はありませんからね。でも、ベンツに変わるというのがすごいところ。お金持ちな人だったのだ。

そういえば、シートがくるりと外を向く車もある。これは高齢者や障害者にとっては細かな配慮なのだろう。健康な時にはそういう部分、軽視してるけど、今はよーく分かります。

「LORELEI ローレライ」予告編

検索してきた人がいるのでリンクしておこう。予告編はよくできている。樋口真嗣監督だからVFXに関しては心配ないだろう。問題はあの長い小説をどうまとめるかだ。脚本は「金融腐蝕列島 呪縛」の鈴木智。日南海岸はたぶん出てこないのでしょうね。原作の感想は去年の10月19日に書いてます。


2004年12月22日 [Wed]

「携帯の電磁波がDNAにダメージ」と欧州の研究者

携帯をあまり使う方ではないが、やはりないと不便な状態にはなっている。電磁波の出る物体を頭に押しつけて話しているわけだから、影響がまったくない方がおかしい。「携帯電話業界では、電磁放射のせいで人体に悪影響が及ぶという断固たる証拠は何もないと主張している」というのはだから、あくまでも今のところの結論なわけだ。数十年後に脳腫瘍多発という事態もありうるかもしれない。

携帯用のヘッドフォンを使えば、電磁波の影響はかなり避けられるだろう。心配な人はそれを使えばいい。携帯のパソコン化は急速に進みそうな情勢だし、音楽プレイヤーとしても使えるようになったから、ヘッドフォンはもっと普及しそうな感じがある。

今使っているのは会社の携帯なので、自分用を買おうかと考慮中。家にあるのはauなので、2台目もauにするつもり。とりあえずメガピクセルカメラ付きで、メモリー容量が大きいやつを選びたい。

2004年窓の杜大賞

Firefox日本語版が受賞。当たり前と言えば、当たり前の結果か。しかし、受賞対象はMozilla Japanになるのか。ちょっと違うような気はするが、仕方ないのでしょう。

金賞はAdobe Reader SpeedUp、銀賞はSP+メーカー。どちらも実用的で優れたソフトと思うけど、常時使うものではないですね。ブラウザやエディタのように毎日使っているソフトの方が、ありがたみが増します。

Adobe Reader 7.0

起動がむちゃくちゃ速くなっている。これ、メモリーに常駐しているんじゃないかと思えるぐらい。スプラッシュロゴも表示されない(表示するようにもできる)。Adobe Reader SpeedUpが受賞した日にリリースされるというのも皮肉なものですね。

起動後のメモリー使用量は20MBを超える。6.0がどれぐらい使っていたか確かめていないが、けっこうな量だな。メモリー不足のPCではちょっと苦しいかも。


2004年12月23日 [Thu]

Google検索秀丸マクロ

 クリップボードの文字列をGoogleで検索する。誰でも考えそうなマクロ。日本語の文字化けを防ぐにはGoogleに渡す文字列に&ie=Shift_JISを入れておく必要がある。
//google_search.mac
//使用するブラウザの設定。\は2つ必要
$browser = "C:\\Program Files\\Sleipnir\\Sleipnir.exe";
//設定終了
 
$google = "http://www.google.co.jp/search?lr=lang_ja&ie=Shift_JIS&q=";
copy2;
beginclipboardread;
$clip = getclipboard;
question "クリップボードに「" + $clip + "」があります。
          \nこのキーワードをGoogleで検索しますか?";
   if(result==yes){
   $word=$clip;
   call searchSub;
   }else{
   $word=input("検索したいキーワードを入力してください");
       if(result==yes){
        call searchSub;
       }else{endmacro;}
    }
endmacro;
 
searchSub:
$search =$browser + " "+ $google + $word;
run $search;
if(!result){message "Google検索失敗!";
endmacro;}
return;

年賀状作成

朝から。自分の分はすぐにできたが、家内の分と子供の分も筆ぐるめで作る。子供は気に入ったイラストがないというので、フリーの年賀状イラストサイトに行ってみた。どこもページが開くのが重いですね。きょう、年賀状書いている人多いのだろう。

「ラブ・アクチュアリー」(DVD)

クリスマスに見るにはぴったりのラブストーリー。クリスマスの5週間前からクリスマス当日を経て、その1カ月後まで、いくつかの愛が並行して描かれ、それぞれにうまい。監督は「ブリジット・ジョーンズの日記」の脚本家リチャード・カーティスで、これが監督デビューという。それにしては手慣れたものである。

親友の恋人を好きになってしまった男の思い(これはなんせ、相手がキーラ・ナイトレイですからね。仕方ありません)とか、首相と秘書の秘めた恋とか、作家とポルトガル人メイドの恋とか、おかしくて切なくて悲しくてハッピーなさまざまなパターンが用意されている。終盤にはいくつものクライマックスがあって、お腹いっぱいという感じ。

カーティスの音楽のセンスはよく、ジョニ・ミッチェルの歌がエマ・トンプソンの悲しみの姿にかぶさる部分などは情感がある。ヒュー・グラントは首相にはとても見えない(実際のブレアの方がハンサムだ)が、作品の傷とも言えない。ローラ・リニーが家まで送ってきた男に「1秒だけ待っていてくださる」と言った後の場面はおかしかった。このセリフは終盤、別の人物が口にする。

多数の出演者を描き分け、たくさんのストーリーがあるのにすっきりした印象にした脚本のレベルは高い。これと出演者の好演が相乗効果を上げた佳作と言える。カーティスは「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月」の脚本も担当している。

爆笑厳禁

骨折して5日目。そろそろ痛みが収まってくるのではと少なからず期待していたが、まだまだ痛い。痛みには慣れてきたが、痛いのに変わりはない。一番の敵は笑いと咳である。幸いなことにクシャミはまだ出ていない。これが一番痛いんだろうと想像する。咳はなんとか我慢できても笑いはなかなか我慢できない。ついつい笑ってしまうと、体を折り曲げて痛がることになる。すると、ますます痛い。

きょうも家で爆笑してしまい、七転八倒した。いや本当に転がったわけではない。そんなことをしたら、痛みは想像を絶する。

宿題をしていた長女がこう聞いた。

「『進む』の反対は何?」

家内が答える。「退くでしょう。進退って言うから」

長女のそばにいた小学1年の次女がポツリと言った。

「むすす」

これがいけなかった。笑いと痛みが同時にこみ上げてきて、我慢できない。くずおれて苦しむ羽目になった。「むすす」という語感がおかしかったからではない。僕が冗談で言おうと思っていたのに先を越されたからだ。「こいつ、同じこと考えやがって」と思ったらおかしくてたまらなくなったのである。苦しんで体を震わせていると、体の中で「ベリッ」という響きがあった。

うーむ。形成され始めた仮骨が剥がれたのかもしれない。家にいると、肋骨骨折はなかなか治りませんね。かといって、会社でも昨日、爆笑してしまって苦しんだんですけどね。


2004年12月24日 [Fri]

Unicode版msearch

UTF-8などUnicodeの文書を検索できる改造版msearch。XMLのサイトが増えてくると、かなり重宝しそうな検索スクリプトと思う。作者のサイトは@niftyなのでPerlモジュールは使用していない。処理が増える分、本家のスクリプトよりインデックス作成には時間がかかるそうだ。また、検索フォームはUnicodeのページに置かないと、検索速度に影響するとのこと。

岸部一徳のアドリブ

休みなのだが、まだ映画館に行くのは不安なので家でDVDを見る。阪本順治「ぼくんち」(2003年、キネ旬ベストテン10位)を見ていたら、これがまた肋骨に悪い出来。おかしくて何度も笑って苦しんだ。阪本監督作品としてはちょっと変わった映画だけど、人物のおかしさは「どついたるねん」あたりと共通する。子役2人もかわいいし、観月ありさに何より感心。中盤、トラックの荷台に立って、タンカを切るシーンなどぴたりと決まっている。傑作だと思う。

しかし大笑いしたのは本編ではなくて、メイキング。岸部一徳と3人の子供のビニールハウスの場面で、阪本監督は岸部一徳に「ここで何かやってください」と頼んだそうだ。アドリブである。そこで岸部一徳が何をやったかというと、飛んでいるハエを手で捕まえる仕草を2回やった。「下妻物語」で樹木希林がやった仕草ですね。これ、本編の方でも笑ったが、アドリブと聞くとますますおかしくなる。

「ぼくんち」の衣装合わせでは、あまりにもボロボロの衣装に温厚な岸部一徳もさすがにムッとしたそうだが、この人ははまり込むとホントにおかしい。

「ゴシカ」(DVD)

ハル・ベリー主演のホラー。ちっとも怖くないのが困ったものだ。女子刑務所の精神科医ハル・ベリーがある夜、帰宅途中に下着姿の少女に出会う。少女のそばに近づいたベリーはそこで記憶が途切れる。気づくと、自分が勤務していた刑務所の中。ベリーは夫を殺したとして逮捕されていた。いったい何が起こったのか。孤立無援のベリーはなぜかあの少女の幽霊を見るようになる。

因縁話に少女暴行犯の話を絡めてというプロットは当世風だが、話の展開の仕方は古い。ベリーはB級映画にも出る方針らしいからいいのだが、ペネロペ・クルスはほとんど演技のしどころのない役柄で、出る意味が分からない。監督はマシュー・カソビッツ。

個人向けホスティングサービス向けにメールウイルスチェック機能の無償提供開始

さくらのレンタルサーバーで1月24日から。といってもここのアドレスにはウィルスが届いたことはない。公開していたのはほんの一時期だったから。ML用の投稿アドレスもウィルスチェックの対象になるので、安心ではあります。@niftyもウィルスチェックの無料化してくれませんかね。


2004年12月25日 [Sat]

MHonArc

MLのメールがたまってきたのでMHonArcでHTMLに変換することにした。MHonArcのインストール自体は簡単で、perl install.meで質問に答えるだけ。

サーバーのfmlのディレクトリにあるメールをダウンロードして、C:\spoolにコピー。HTMLを吐き出すディレクトリをC:\mlにしてコマンドプロンプトでC:\spoolに移動。

mhonarc . -outdir C:\ml

で、OKのはずだが、エラーが出る。fmlのメールは1 2 3 4 …という番号だけのファイルで、拡張子がない。これがいけないかと思い、.txtを付けてみたが、ダメ。.emlでもダメ。ところがファイルを直接指定して実行すると、うまくいく。

どこがいけないのかいろいろ試してみたら、添付ファイルのあるメールで失敗しているようだ。添付のあるメールをすべて削除して実行したらうまくいった。MHonArcには日本語名添付ファイルで文字化けのバグがあるそうだが、HTML化できないわけではないようだ。設定ファイルで回避できるのかな。

emlXtracter

MHonArcで試行錯誤している時に見つけたのがこのソフト。「UNIX mbox 形式、UNIX mh 形式、@nifty Webメールで一括保存したテキストファイルなどから電子メールメッセージを抜き出し、Outlook Express メールメッセージ形式 (.eml) に保存」する。ファイルは00001.eml 00002.emlと連番になるので都合がいい。

鶴亀メールは1メール1ファイル形式にも設定できるが、設定していずに受信したメールを分割するのがけっこう面倒だ。このソフトを使うと、簡単に分割してくれる。ただ、鶴亀はメールの区切りに余計な文字列が入っているので、これを削除する必要もある。正規表現で置換できそうですけどね。MHonArcを使う予定があるなら、1メール1ファイルで保存しておいた方がいいようだ。


2004年12月26日 [Sun]

MHonArcのRCFILE

やはり本家のサンプルを基にして作った方が間違いがないようだ。SPAMMODEがインデックスページで有効にならずにしばらく悩んだ後、本家のサンプルで作成してみたら、一発でうまくいった。このページのマニュアルは熟読する価値がありますね。

MHonArc.jpには日本語ドキュメントの整備が望まれるが、なかなか人がいないのでしょう。それにMLを管理している人なら、ある程度のスキルはあるだろうから、英語のドキュメントぐらい苦にならないのかも(僕は苦になります)。

MHonArcに関するドキュメントはいろいろなページがあるが、まとまった記述はなかなかない。あってもバージョンが古かったりする。バージョンが違うと、RCFILEの記述の仕方も違うので注意が必要ですね。


2004年12月27日 [Mon]

RSSのクロール

この日記、ツッコミは表示していないが、なぜかツッコミに書かれた言葉でキーワード検索してきた人がいた。ツッコミのデータはブラウザからはアクセスできないところにあるし、なぜかと思ったら、RSSがクロールされたらしい。なるほどねえ。そういうタイミングでのクロールもあるわけか。ツッコミの投稿があった場合にもRSSは更新されますからね。

しかし、RSSは最新15件しか表示していないので、いずれツッコミに書かれたキーワードをこの日記から見つけることはできなくなる。検索してきた人は変に思うでしょうね。

検索エンジンと言えば、検索エンジンのキーワードをこの日記は表示するようにしているけれど、それをクロールされる場合がある。というか、あって当然なのだが、Yahoo!などはそのキーワードを基に検索結果のページを表示してしまう。で、それをクリックすると、その日の日記には検索エンジンのキーワード表示以外に目的のキーワードについては書かれていないなんてことも出てくる。で、それをクリックすると、またもや同じ検索結果のページが表示される。ループですね、これでは。元々はそのキーワードに関する記述をしているわけだけれど、検索してきた人はたぶん、この日記の検索などはしない場合が多いでしょうから、これまた変に思ってしまうでしょうね。

PDF再入門 - フリーツールでどこまで行ける?

Mac OS Xが作成するPDFはPDF1.3ベースで、「高解像度のはずのベクター画像が低解像度のものに置き換わってしまう、色空間もCMYKからRGBに変換されてしまうことがある、などの問題が確認されている」というのは初めて知った。OS標準でPDFが作成できるのは便利だけれど、やはり完全ではないわけか。

しかし、個人が使う分には、問題ないだろう。フリーのPDF作成ツールも完全なものはないけれど、十分使えるレベルにある。個人的には無料で公開されているAdobeのPostscriptプリンタドライバとGhostscript、Redmonの組み合わせ(これでできるのは1.4ベース)がフリーや低価格のPDF作成ソフトの中では一番高品質のPDFを作成できると感じている。

[MOVIE] 「ゴジラ Final Wars」

「ゴジラ Final Wars」パンフレット「ゴジラ」シリーズ最終作。冬休みの平日、第1回の上映開始だが、子供の姿はうちの子供以外になかった。観客は10人足らず。ヒットしていないんですかね。

2000年の「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」以降の4作はそれまでのシリーズ作品よりワンランク上がったという印象を持っている。手塚昌明、金子修介という怪獣映画を本当に好きな監督が作っていたからだ。手塚昌明は普通のドラマの演出に弱い部分が残るにせよ、ゴジラを一番分かっている監督であることは間違いない。大島ミチル、大谷幸の音楽も伊福部昭をリスペクトしつつ、独自の世界を築いていたと思う。今回は監督が北村龍平、音楽はキース・エマーソン。まずゴジラとは合わない布陣である。北村龍平はゴジラに対して特別な感情を持っているはずはないし、キース・エマーソンに至っては劇場でゴジラを見たことがあるかどうかさえ疑わしい。そんな2人だから、ゴジラシリーズとは別の映画と思った方がいい。いや、これが最終作でなければ、こういう映画化もありかなと思うけれど、最終作としては軽すぎる。エマーソンの音楽が軽さに拍車をかけている。あまり目新しくないストーリーとドラマ部分の大雑把な演出が加わって、決定的にダメではないけれど、最終作としては大いに不満が残る。

物語は過去のゴジラシリーズを集約したような作りである。世界各地に出現した怪獣たちを謎の宇宙船が一挙に宇宙船の中に収容する。宇宙船に乗っていたのはX星人(地球人には発音できないからX星人と呼んでくれと言う)。X星人たちは地球に妖星ゴラスが接近していると警告し、それに対抗するには地球の軍隊を一カ所に集約する必要があるという。ミュータントを集めたM機関の尾崎(松岡昌宏)と国連の美人科学者・美雪(菊川怜)はそれを嘘であると見抜き、テレビでX星人の正体をばらす。X星人たちは地球人を家畜にしようと考えていたのだ。怒ったX星人たちは再び怪獣を出現させ、世界の各都市は滅ぼされてしまう。怪獣はいずれも遺伝子にX星人と同じM塩基を持ち、X星人に操られていたのだ。尾崎たちはM塩基を持たず、X星人に操られないゴジラを復活させ、怪獣たちに対抗させようとする。

過去の怪獣を総登場させ、「怪獣大戦争」(1965年)に出てきたX星人まで登場させているが、これはシリーズへの愛情というよりも安直な作りではないかと思えてくる。マトリックスやX-メンの要素までコピーしているのを見ると、なおさらその印象が強くなる。冒頭の雑な演出など頬が引きつってくるほどの出来。南極で轟天号がゴジラと戦っている。轟天号はなんとか、ゴジラを氷の中に封じ込めることに成功するのだが、ここでの描写は描写とは言えないほどのものである。それはこれに続く新轟天号とマンダの戦いにも言える。北村龍平、演出がまるでなっちゃいない。キネマ旬報1月上旬号で樋口尚文はこう書いている。「ちょっとどこがどうとは言い難いほど惨憺たる出来である。その手の施しようのないありさまは、(中略)もうそれに腹が立つというよりは、見る側の惻隠の情をかきかてるくらいに痛ましい。(中略)どうしてこうも『映画』の片鱗すら組み立てることができないのか」。

僕はそこまでは思わないが、この映画のドラマ部分や構成がかなり雑であるとは思う。日本にいたゴジラが突然、インドネシアに行ってクモンガと戦う場面には驚いた。そしてすぐに日本に戻ってくるのだから、さらに驚く。演出の大雑把さとはこういう部分を言う。細部にこだわらない監督はダメである。ただし、小学3年生の長男は見終わった後、「面白かったねえ」とつぶやいた。お子様には満足できる仕上がりなのだろう。

そんな不満の残る映画の中で、唯一良かったのはラドンが羽ばたいて飛ぶ姿。衝撃波を周囲にまき散らしながら飛ぶラドンは過去のどの作品よりもリアルで、もっと見たかった。カマキラスとモスラの飛翔シーンも良く、VFXスタッフは頑張っていると思う。ゴジラはもう終わりにしていいから、次は「ラドン」のリメイクを望みたい。


2004年12月28日 [Tue]

「容疑者 室井慎次」製作発表会見

「踊る大捜査線」のスピンオフ第2弾。第1弾の「交渉人 真下正義」(本広克行監督)は5月7日公開で、これが8月27日公開。監督・脚本が君塚良一というのは興味深い。といってもこれが初監督作ではなく、2月に「MAKOTO」という作品が公開されるそうだ。

東宝05年ラインナップ

例によって発売日より早く届いたキネマ旬報1月下旬号に書いてあった。期待作は上の2本のほか「ローレライ」(樋口真嗣監督、3月5日公開)、「あずみ2」(金子修介監督、3月12日公開)、「戦国自衛隊1549」(手塚昌明監督、6月11日公開)、「タッチ」(犬童一心監督、秋公開)、「ALWAYS 三丁目の夕日」(山崎貴監督、11月5日公開)などか。

「タッチ」は長澤まさみ主演。「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ ブリブリ3分ポッキリ大進撃」(4月16日公開)は監督がまたも代わってムトウユージとある。1月22日公開の「レイクサイド マーダーケース」(東野圭吾原作、青山真治監督)も評判いいですね。

[MOVIE] 「エイリアンVS.プレデター」

「エイリアンVS.プレデター」パンフレットダン・オバノンが最初にエイリアンの設定をした時、エイリアンは凶暴であると同時に高い知性を持つ異星人だった。これは基になったA・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙船ビーグル号の冒険」の猫型宇宙人にしてもそうなのだから、当然と言えば当然の設定だった。リドリー・スコットの映画にそのあたりの描写はなかったから、その後エイリアンは凶暴なだけの異星人として描かれ続け、この映画では“宇宙トカゲ”とまで言われる始末。知性があるとも思えない本能だけの生物みたいになってしまった。どう考えてもこれでは人類の味方にはなり得ない。その点、プレデターは戦闘を好む異星人で、優秀な戦士には地球人であっても敬意を払う。だからこの映画でプレデターが人間寄りの存在に描かれることもまた当然なのだった。

2大人気キャラクターを一緒に登場させての映画化は昨年の「フレディVS.ジェイソン」のように珍しいことではない。問題はどうストーリーを作るかなのだが、この映画、そのあたりに手を抜いている。両者を戦わせる設定だけを作って、それ以上のものを用意していないので、物足りないのだ。監督・脚本は「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン。どこまでいってもB級の人なので、この映画もこちらの予想の範囲を超える部分は1ミリたりともなかった。凡庸な映画なのである。加えてヒロイン役のサナ・レイサンがこういう映画のヒロインとしては機能していない。それこそ「バイオハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチ級の美人女優でなければ、こういう映画は成り立たないと思う。

ウェイランド社の探査衛星が南極の地下600メートルにあるピラミッドを発見する。社長のチャールズ・ビショップ・ウェイランド(ランス・ヘンリクセン)は調査隊を組織し、南極へ向かう。調査隊に加わったのは冒険家で調査ガイドのレックス(サナ・ネイサン)、考古学者のセバスチャン(ラウル・ボヴァ)、化学工学者のミラー(ユエン・ブレムナー)など。調査隊はピラミッドの真上にある捕鯨基地からピラミッドまで続く円形にえぐり取られた穴があるのを見つける。穴は一夜にして掘られたらしい。調査隊は穴からピラミッドの中に入り、そこで“生け贄の間”を発見。その真下の部屋の棺から3丁の武器らしいものを取り出すと、ピラミッドは封鎖され、一行は中に閉じこめられてしまう。そして生け贄の間ではエイリアンの卵からフェイス・ハガー(幼虫)のエイリアンが飛び出し、3人が犠牲になる。さらに多数のエイリアンがピラミッドの中にはいるらしい。そこへ宇宙船から降り立ったプレデターもやってくる。このピラミッドはプレデターがエイリアンの狩りをするために作ったものだった。

調査隊のメンバーは次々に殺されて、あっという間にレックスだけになってしまう。有名俳優はランス・ヘンリクセンを除けば出ていないのであっさり殺されるのも仕方がない。ヘンリクセンの役は「エイリアン2」に登場したアンドロイド、ビショップの基になった人物らしく、映画の序盤にそれをイメージした場面を用意している。主演女優だけでなく、役者の弱さが映画の弱さにそのままつながっている。エイリアンとプレデターが主役には違いないが、人間側にもそれに対抗する強烈なキャラクターが必要だったのだと思う。

パンフレットに雨宮慶太が書いているが、「プレデター2」にはプレデターの戦利品としてエイリアンの頭蓋骨が登場した。だからこういう映画の企画も分かるのだが、どうせ作るなら、もう少し面白い話で映画化してほしかったところ。エイリアン・クイーンなどのVFXは良い出来なのにもったいない。

「シスの復讐」予告編

劇場では既に始まっている「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」予告編。ネットでは見られないかと公式サイトに行ったら、AOL Moviesへのリンクがあった。ダース・ベイダーのテーマが鳴り響く暗い雰囲気ですね。


2004年12月29日 [Wed]

はやり目

2、3日前から左目が充血。きのうから長女も右目が充血した。これは伝染性の目の病気だろうと思い、眼科へ。診断は「はやり目」(ウイルス性急性結膜炎)。「感染力が強いのでお風呂は一番最後。タオルも別にしてください。学校や仕事も休まなくてはいけませんが、ちょうど年末の休みなので良かったですね」と言われる。いえ、あさっては仕事なんですけど。

放っておくと、視力が落ちるなどの後遺症が出る場合もあるとか。目薬を2種類もらって帰る。調べてみると、はやり目は風邪の原因ウイルスの一種に感染することで起こる結膜炎で、根本的な治療法はなく、休養を十分取って治るのを待つしかないそうだ。今年はよくよく病気とけがが続いた年だったなあ。

MHonArc設定終了

MHonArcの設定ファイルをいろいろいじって、ようやく満足できる感じになった。ヘッダー部分はこんな感じ。NamazuのホームページでのMHonArcの表示方法を参考にさせてもらった。現在の設定ファイルmhonarc.mrcはこんな感じ(MHonArcのバージョンは2.6.10)。

最初は敷居が高いんだけど、慣れると、どんな風にでもカスタマイズできて、MHonArcの優秀さを感じてしまいますね。で、Namazuでインデックスも作ってみたが、元々NamazuはMHoArcと親和性が高く作ってあるそうで、メッセージファイル以外(メインインデックスとスレッドインデックス)はインデクシングしないようになっている。これにも感心。


2004年12月30日 [Thu]

「ロスト・イン・トランスレーション」(DVD)

東京にCMの仕事に来た映画俳優ボブ(ビル・マーレイ)とカメラマンの夫についてきたシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)の淡い交流を描く。ソフィア・コッポラはこれでアカデミー脚本賞を受賞したが、凝った脚本ではない。2人は元々、周囲に理解されない疎外感を感じており、言葉の通じない日本に来てそれに拍車がかかる。だから日本の描写は理解できないものとして描かれる。

どうも見ていて「いい気なもの」と思えてきてしまう。2人は高級ホテルに泊まっているぐらいだから、経済的にも恵まれており(ボブのCMのギャラは200万ドル)、なに甘えたこと言ってんだよと思えてくるのだ。未開の地に来た白人の孤独を描いた映画は過去にもあったと思うけれど、まあ、当事者の国に住む者としては面白くない。この2人には「郷にいれば郷に従え」なんて感覚はないのだろう。刹那的な旅行者なのである。

個人的にはこの脚本は技術的な部分も話の根底にある考え方も甘いと思う。それでもこの映画に魅力があるとすれば、それは主演2人の魅力で、人生にうんざりしたようなマーレイと清楚でありつつ肉感的なヨハンソンはどちらもいい。実生活では2人とも近寄りがたいキャラクターらしいが、映画の中では好感のもてるキャラクターである。

正月の酒

普段飲むのは焼酎だが、実は日本酒大好きなので正月用の酒を酒店へ買いに行く。ちょっと迷って、「越乃寒梅 別撰」4合瓶と「黒松剣菱 特選」5合瓶を買う。正月の酒といいながら、夕食前にさっそく飲む。この2本、価格はずいぶん違う(越乃寒梅が4倍近く高い)が、味の方はそんなに変わらない。まあ、越乃寒梅の方が個性はありますけど、味が4倍違うかというと、そうでもない。日本酒の価格というのもよく分かりませんね。

僕はこの2本よりも月桂冠の≪超特撰≫ 鳳麟 純米大吟醸 の方が好み。これは素人が飲んでもホントにおいしく感じる酒だと思う。残念ながら、酒店には置いてなかった。


2004年12月31日 [Fri]

大晦日

5日ぶりに仕事。なので、ほとんど年末という感じはないですね。もう仕事始めの気分。あさってはまた仕事だし。人が休んでいる時に仕事をするのは自虐的なヨロコビがあったり。

しかし、まあspamに関しては大晦日も何もないですね。きょうだけでも30通ほど来ました(ウィルス除く)。ウィルスを含めると、Spam Mail Killerが削除したメールは今月だけで1000通は超えている。受信拒否の設定もしているので、総数はいったいどれぐらいになるのやら。Spam撲滅、来年は根本的な対策が望まれることろだ。

ボビー・オロゴン判定勝ち

K-1にはほとんど興味はないが、この試合は楽しみにしていた。ダウンを取られたのに判定勝ちとはホームタウン・デシジョンがあったんじゃないかなとは思うが、終始優位な試合ではあったし、まあいいでしょう。バラエティ出身の史上最強の初心者として、試合後の泣き笑いの表情も良かった。


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