映画とネットのDIARY(tDiary版)

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2005年02月03日 [Thu]

カウンター

久しぶりにcounter.rbプラグインを使ってみる。Apacheのログを見れば、だいたいのアクセス数は分かるが、詳しいログが見たくなったのだ。

去年の8月にこのプラグインを有効にした時、tdiary.confの書き方を間違って、日記を再インストールする羽目になった。今回はローカルにもtDiaryをインストールしてあるので、テストしてから試そうと思ったら、エラーが出る。Windowsでは使えないのか。

仕方がないので、直接この日記で有効にする。なんのことはなく、動いた。前回はカウンターの数字に画像を使ったが、今回は文字にした。この方が表示をスタイルシートでカスタマイズできるのでいいようだ。

[MOVIE] 「オペラ座の怪人」

「オペラ座の怪人」チラシ製作・脚本がアンドリュー・ロイド=ウェバーだったので、演出にも絡んでいるのかと思ったら、監督はジョエル・シュマッカーだった。うーん、シュマッカー、何をやっておるのか。IMDBでの評価がそこそこいいのが不思議だが、個人的にはさっぱり面白くなかった。主演の3人のキャラの立たせ方が決定的に足りないと思う。美男美女の2人はどう描いても美男美女なので仕方がないにしても、ファントムのキャラクターをもっと陰影に富んだものにしないと、単なるストーカーにしか見えない。キャラクター描写が希薄だから、エモーションも高まってこない。だからセリフの代わりに歌で描かれるクライマックスはなんだかいらいらしてしまう。キネマ旬報2月上旬号でシュマッカーは「ミュージカルは「全然(好きじゃない)」「ダーク・ムービーの方が好き」と語っており、この題材に惹かれたのもダークな部分らしい。それにしてはダークさも足りないが、それはウェバーとの駆け引きがあったのかもしれない。単純な話なのに2時間23分と無駄に長いのも腹立たしい。

モノクロで描かれる廃墟のオペラ座がよみがえって物語の時代にさかのぼるジャンプショットはすこぶる映画的な技法である(残念なことに予告編で何度も見せられたので印象は薄くなった)。シュマッカーは所々にこうした映画的な見せ方を取り入れており、舞台を映画に置き換えようと努力した跡は伺われる。ただ、全編のハイライトである絢爛豪華な仮面舞踏会のシーンの演出では舞台をそのまま撮ったような見せ方で、ミュージカル映画の呼吸はない。これは監督がミュージカルを知悉しているかどうかに関わってくることなのだろう。登場人物たちが、セリフの代わりに歌で気持ちを表現することの不自然さを不自然に感じさせない演出が必要なのに、そうした部分はあまり考慮されていないように見える。ドラマと歌をどのように融合させるか、という努力はないように思えた。

歌1曲で観客を引きつけたり、踊りだけで引き込んだりするような部分も見あたらない。ファントム役のジェラルド・バトラー、クリスティーヌのエミー・ロッサム、ラウル役のパトリック・ウィルソンはそれぞれに歌はうまいのだけれど、例えば、「ムーラン・ルージュ」で決定的にうまさを際だたせたユアン・マクレガーのような驚きと魅力には欠ける。及第点はクリアしていても、突出した部分がないのである。スター性がないと言うべきか。

ウェバーとしては、舞台は残らないので後世に残る映画にしておきたかったと意図があったのだという。映画としての完成度の前に、映画の記録性の部分に着目したわけだ。それにしても、バズ・ラーマンのようなミュージカルの分かった監督が撮っていれば、もっと映画的なミュージカルになっていたのではないかと思う。チラシにはアカデミー賞最有力作品とあるが、ノミネートされたのは主題歌、美術、撮影の3部門だった。


2006年02月03日 [Fri]

空港の搭乗口

福岡空港の検査機にバッグを通したらブザーが鳴った。係員によると、中のポーチが反応したらしい。ポーチを出してもう一度通したらOK。ポーチの中に入っているのは洗面道具で、ひげ剃り、ムース(スプレー缶)、クシ、歯ブラシなど。いつもと変わらないのに、なぜ今日は鳴ったのだろう。

バッグの中をよく見たら、ちょうどポーチの上に当たる部分のポケットに車の鍵があった。これと合わせて反応したのか。

先週の出張では連れのバッグが鳴った。中にキャンプ時に使うナイフが入っていたのを忘れていたらしい。ナイフなら仕方ないですね。当然、没収された。

ディスプレイ接続

出張から帰ったら、FlexScan S1910-HRが届いていたのでさっそく接続。電源を入れた後にパソコンを起動。画面の解像度(1280×1028)は17インチと同じなので何ら違和感はない。というか、ほとんど差異が感じられない。画面の大きさもきれいさも。動画性能に関してもそれほど際だった違いはないように思う。前のディスプレイはけっこう優秀だったんだな。視野角(左右178度)は確かに広いような気はする。

使う前は必要性をあまり感じなかったArcSwing 2 スタンドは便利。角度と高さが自由自在なので、前のディスプレイよりも高さを低くできた。アプリケーションごとに表示の仕方を自動調整するオートファイン・コントラストはまあなくてもいいような気が。手動で調整してもなんら構わない。テキストモードは僕には暗すぎる感じ。これ、USB接続が必要なのだが、背面のUSBポートはすべてふさがっているので、前面につないで使用中。USBハブを買ってくるか。

アカデミー賞ノミネート

BS2でゴールデングローブ賞の授賞式を見ながら、そう言えば、アカデミー賞もノミネート作品が発表されたのだったと思い、IMDBのAcademy Awards 2006で確認。キーラ・ナイトレイ(「プライドと偏見」)が主演女優賞候補に入ったのがいいですね。ナイトレイはこの作品で立派に主演女優を務められることを証明したと思う。受賞してほしいけど、まだ早すぎるし、無理だろうなあ。既に「モンスター」で受賞しているシャーリーズ・セロンも除外すると、ゴールデングローブ賞を受賞した2人、フェリシティ・ハフマンとリース・ウィザースプーンの争いになりそうな感じ。

助演男優賞で「シンデレラマン」のポール・ジアマッティが候補に入ったのはご同慶の至り。ラッセル・クロウが言っていたように関係者がけっこう運動したのかも。


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