映画とネットのDIARY(tDiary版)
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【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2005年05月08日 [Sun]
■ 着うたフル
浜崎あゆみの「STEP YOU」をダウンロードしてみる。305円(約1.5MB)。こりゃ、もうかるサービスだな。CDが売れなくなるわけだ。貧弱なスピーカーでは聞くに堪えないが、イヤホンではまずまず。外部スピーカーにつなげば、それなりに聞こえる。
写真を撮ったり、着うたをダウンロードしていたりすると、24MBのメモリー領域ではとても足りないので、バッファローのminiSDカード512MBを注文。ノキアのようにHDD付きの携帯も増えてくるのでしょうね。
■ バッテリー半日
W21CAIIで写真を撮ったり、着うた聞いたり、メール送ったり、PCサイトビューアーやEZweb見たりしていると、バッテリーがすぐになくなる。きょうは半日でした。これは次期バージョンで改善してほしいところ。
着うたは充電台に置いて聞けばいいのかと思うと、マニュアルにはそうするとバッテリーの寿命が短くなるとある。使い切ってから充電した方がいいのはこうした機器に共通する。それならバッテリーをもう1個買えばいいじゃないかと思うが、バッテリーを充電するには本体が必要なので、結局、充電している間は使えないのだ。本体なしでも充電できるツールが欲しいところだ。カシオって、あまりこういうオプション機器を売らない方針なんですかね。
2007年05月08日 [Tue]
■ 320GB内蔵ハードディスク
取り付けた。フォーマットに1時間半ほどかかった。添付のソフトを使えば良かったか。で、壊れる寸前の250GBHDDからファイルを移動。HD Tuneを起動してみたら、温度が74度。もうこれはホントに壊れる寸前だな。急いでガワを開けたら、71度に下がった。何とか助ける方法はないかと、物理フォーマットを実行中。
HDDAnalyszerというソフトでチェックしてみると、「不明な属性」というのがある。ファイルシステムのエラーならば、フォーマットすることで助かるかもしれない、と淡い期待を持っている。まあ、無理だろうなあ。
2008年05月08日 [Thu]
■ HDD交換
500GB内蔵ハードディスクが1万円以下だったので買う。デスクトップの起動ドライブがカリカリとうるさいのだ。これ、昨年、交換したときからうるさかった。未対応品だったのだ。引っ越しには前回やったようにAcronis MigrateEasyを使用。HDDを取り付け、MigrateEasyを起動し、移転元と移転先のディスクを指定し、再起動したら後は勝手にやって電源も切ってくれる。古いHDDを取り外し、新しいディスクから起動。問題ないようだ。
このパソコンにはもう一台、問題のあるディスクがあって、HD Tuneで温度を調べると、60℃近くになっている。いつ壊れてもおかしくないクリティカルなレベル(ただし、1年前にも同じことを書いていて、未だに壊れていないので、もしかしたら、S.M.A.R.T.の温度の部分だけ壊れているのかもしれない)。取り外して、外付けHDDにしようと、HDケースを買いに行く。高いのもあったが、たまにしか使わないだろうから玄人志向の玄蔵にする。2400円余り。アルミケースでファンは付いていないが、付いていない方がうるさくなくていい。で、取り外したHDDを入れてUSB接続したら、認識しない。
調べたら、ダイナミックディスクはUSBには対応していないらしい。以前、取り付けた時にフォーマットをダイナミックディスクにしてしまっていたのだ。しょうがないので、もう一度パソコンに取り付け、データを移動させた後、ディスクの管理からベーシックディスクに変換。これはすぐに終わった。もう一度取り外し、USB接続したら、無事に使えた。
ふーん。パーティションの変更をそんなにたびたびやるわけではないし、パーティション作らないことも多いので、ダイナミックディスクにしていていいことはあまりないな。万が一のことを考えれば、フォーマットはベーシックディスクにしておいた方が無難か。
■ 日記アップデート
久しぶりにtDiaryのサイトに行ったら、バージョンアップしていたのでアップデート。最初はプラグインエラーが出て慌てた。問題のプラグインを削除したら表示されるようになった。これでいいのだろうか。
ところが、仕様が変わったためか、今までのHatenaテーマでは表示のおかしいところが出てきた。しょうがないので、CSSをいろいろいじって元の表示になるようにした。やっと完成。
2011年05月08日 [Sun]
■ 「浮雲」
デジタル・リマスター版。確かにフィルムに雨が降ることもなくきれいだった。成瀬巳喜男の代表作で1955年のキネ旬ベストテン1位。昨年12月に亡くなった高峰秀子の代表作でもある。見るのは30年ぶりぐらいか。戦争中に仏印(ベトナム)で知り合った妻のある男と女が戦後、日本でもずるずると関係を続ける。ほかにも女(岡田茉莉子=22歳のころで、かなりきれい)を作り、煮え切らない男の森雅之と腐れ縁とも言える関係を続ける女の話、とまとめてしまえるだろう。これ、20代にはまず分からない。だから30年前の僕にも分からなかった。
情けない男を演じる森雅之よりも高峰秀子のきれいさと演技に驚くほかない。これは高峰秀子だから傑作になった映画だ。テレビで見る高峰秀子は男っぽい、さっぱりした性格の人だったと思う。それが良い面でこの映画に生きている。必要以上に暗くならないのである。
浮雲のように流れていく男女は最後は雨が降り続く屋久島へ行くことになる。高峰秀子は肺を病み、床に伏せっているが、それでも男についていく。山に仕事に行く男に「私は山に行けないの?」と聞く姿が切ない。医者もいず、電気もない国境の島・屋久島は当時の感覚で言えば、地の果てだろう。映画で分からないのはなぜ、女が地の果てまで付いていくほど男にこだわるのか、ということである。
一つは若い頃、幸せだった仏印での恋に幻想を持っているから、ということがあるだろう。戦後の暗い日本とは違う、光り輝く青春時代を断ち切れないでいるわけだ。
Wikipediaには、「成瀬はその別れられない理由については『身体の相性が良かったから』といった類の発言をしている」とある。身もふたもない発言だが、そういう部分は昭和30年の映画では描けない。温泉に混浴する場面を描くぐらいだ(どうでもいいが、後年の国鉄のCMであった高峰三枝子と上原謙の温泉シーンはこの映画がヒントだったのではないか。担当者が、同じ高峰だから、と連想したのかも)。それにこれは男の感覚ではないかと思う。原作の林芙美子はどう書いているのだろう。
ここまで書いたところで、NHKの「邦画を彩った女優たち『高峰秀子と昭和の涙』」を見た。「二十四の瞳」と「浮雲」を中心に高峰秀子の女優としての道のりを描く。高峰秀子は20歳以上年上のプロデューサーと関係を続けた体験があったのだそうだ。なるほど。Wikipediaに「結婚を想定して交際していた会社の重役が後援会費を使い込み、しかも他の女性と交際していた事が発覚したことから疲れ果てて1950年11月新東宝を退社」とある。ついでに「『馬』で助監督を務めた黒澤明と撮影中に恋に落ちたが、母親の反対で強引に別れさせられた」こともあるそうだ。
最後の映画はテレビに仕事の場を移していた木下恵介が久しぶりに撮った「衝動殺人 息子よ」(1979年)。僕はこの映画、大学時代に見たが、高峰秀子の印象は薄かった。良かったのは主演の若山富三郎とゲスト出演的な藤田まことだった。
キネ旬4月下旬号には高峰秀子の追悼特集が掲載されていた。かなりボリュームのある特集で、50年間にわたる300本以上のフィルモグラフィーやインタビューも収録されている。インタビューの中で高峰秀子は「『浮雲』が良かったのは、森さんが上手だったからですよ。森さんがきちっとしてたから名作になったと思いますね」と語っている。