映画とネットのDIARY(tDiary版)

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2005年05月09日 [Mon]

2次元コードメーカー

auのQRコード作成ソフト。Eメールの入力が携帯では面倒なので、これを使うと、パソコンで書いてQRコードを作成して、携帯で読んでメールを作成できる。手間がかかるが、携帯の入力の手間を考えれば、こちらの方が速いだろう。ただし、これ画面上で改行ができない。読み込んだ後に携帯上で改行するしかないか。

フリーソフトのeasyQRでも同様のことはできるが、携帯ではアドレスと件名は読み込めても、本文の読み込みができなかった。仕様が変わったのかな?

ま、こんなことしなくてもパソコンのアドレスからメール送れば、すむことなんですけどもね。外出前に書くメールでどうしても携帯に返事が欲しい時などは有効か。

auの携帯のメールはパソコンに取り込めないのがデメリット。携帯万能などのメモリー編集ソフトを使えば、ドコモのメールは取り込めたんですがね。取り込んだ後にパソコンで返事を書いて携帯に書き戻すようなことがauでもできるようになるといいと思う。よほどメールの形式が変わってるのだろうか。

[MOVIE] 「甘い人生」

「甘い人生」パンフレットパンフレットのイ・ビョンホンのインタビューによると、キム・ジウン監督は撮影中、ビョンホンにアラン・ドロンのイメージを重ね合わせていたそうだ。僕も映画を見ながらアラン・ドロンの映画をなんとなく思い浮かべていた。外見がハンサムとかそんなことではなく、アラン・ドロンの映画は暗黒街の組織に刃向かった男を描いたものが多かったイメージがあるのだ。フィルム・ノワールといわれるフランスの暗黒街を描いた映画に通じる臭いがこの映画にはあり、だからこそ韓国ノワールという言い方も的を射ていると思う。ただし、アラン・ドロンの映画はもっとクールであり、こんなにハードでも凄惨でもなかった。

この映画で描かれるアクションは凄まじい。無造作に銃を放ち、頭の一部が飛び、指が飛ぶ。殴り殴られるシーン、刃物で刺されるシーンなど肉を切り骨を断つ描写が続いて、画面から痛いイメージが伝わる。銃の撃ち方にはチョウ・ユンファの香港ノワールも思い起こさせたが、描写はよりリアルだ。キム・ジウンの狙いは物語よりもこうした描写の方にあったのではないかと思える。ボスの女に情けをかけたために主人公は組織から殺されかけ、危うく逃げ延びて復讐を図る。それが単なる設定としか思えないほど、この映画、アクション描写の方に力がこもっているのだ。それが半面で弱さにもなっている。主人公は女を愛してしまったのかどうか、なぜ命を狙われねばならなかったのか、どうも釈然としない。ほんのささいな出来事で人生の歯車が狂っていく男の不幸を描いた映画として見るならば、それはそれでいいのだが、激しいアクションの根底をなす部分なのであいまいなままではどうもすっきりしない。ボスの愛人を演じるシン・ミナが若すぎて、大人の女の魅力に欠けるのもマイナス要因ではないかと思う。普通の小娘にしか見えず、それまで女を愛したことがなかった男が惹かれる相手として説得力を欠くのである。

主人公のキム・ソヌ(イ・ビョンホン)はレストランとラウンジの支配人。裏社会を牛耳るカン(キム・ヨンチョル)の右腕として信頼を得ている。カンは3日間の出張の間に自分の愛人ヒス(シン・ミナ)を見張るよう命じる。最近、ヒスには若い男の影があった。もし、本当に男がいるのなら、「カタを付けるか、自分に電話しろ」とカンはソヌに言う。ソヌはこれまで女を愛したことがない。カンがソヌに頼んだのもそのためだった。ソヌはヒスを監視して、一緒に食事を取るようにもなるが、予想通り、ヒスは若い男と付き合っていた。ある夜、ソヌはヒスが自宅で男といる現場に踏み込む。電話をするか、殺すか。ヒスの表情を見ていたソヌは一瞬ためらい、2人に別れるように言っただけで去る。初めてボスの命令に背いたこと。それが破滅の始まりだった。

ここから映画はアクションに次ぐアクションの展開となる。アクションというよりは暴力描写といった方がふさわしいかもしれない。ソヌは徹底的に痛めつけられ、生き埋めにされる。そこからなんとか逃げ延びる場面は「キル・ビル」を思わせるが、地中から命からがら這い出しても再び、待ちかまえていた組織の男たちに捕らえられ、痛めつけられる。血まみれになりつつ、一瞬のすきをついてソヌは逃げ出す。そしてカンへの復讐を始めるのだ。

イ・ビョンホンはナイーブな2枚目のイメージがあるが、冒頭、素早い動きでチンピラを叩きのめすシーンでアクション俳優としてもなかなかやるなと思わせる。キム・ジウンは描写力、演出力では完成された技術を持っている。脚本に磨きをかければ、さらに面白い映画を作る監督になるのではないか。この監督、職人ではなく、作家的な資質を持っていると思う。


2008年05月09日 [Fri]

配信停止

Gmailにすべてのアドレスのメールを集約しているのだが、いくらなんでも届くメールが多すぎる。楽天のPRメールとかその他諸々を配信停止にした。これで少しはメールが少なくなるか。

最近、というかこの2年ほど、mixiの日記ばかり書いていてこっちの日記の更新が滞っていた。tDiaryをバージョンアップしたのを機会にこちらもせっせと更新しよう。ちょっとmixiに飽きてきたのだ。mixiが広まったのは誰でも簡単にホームページ(らしきもの)が持てるという部分も大きいのではないか。ああいう不自由なシステムでも自分のページが持てるというのはうれしいものなのだろう。

HTMLの知識ゼロでも書けるというのは多くのブログでも同じだが、mixiの場合、もう徹底的に初心者向けだからなあ。アクセスしてきた人が特定できるというのも大きい。アクセス制限が簡単なのもいい。

mixiと言えば、窓の杜のメールで@micoというソフトがあるのを知った。mixiのメッセージに特化したソフト。使ってみたが、あまりメッセージが届く方ではないので不要のように思う。3ペインでメーラーのように読めるのは良い感じ。マイミクがたくさんいる人はメッセージのやり取りも頻繁だろうから、使いやすいのかもしれない。ローカルにダウンロードできるのも売りだが、それならば、backup_mixiを使えばすむことなのだった。

エラーの原因

昨日、日記をバージョンアップした時に出たエラーの原因はtDiary ユーザー掲示板に説明があった。「tDiary 2.2から01sp.rbは50sp.rbに名前が変わっています。バージョンアップ時に01sp.rbを削除しなくてはいけません」とのこと。01sp.rbを削除して50sp.rbをアップしたら、正常に表示された。うーん。同じ名前ではなぜいけなかったんだろう。


2009年05月09日 [Sat]

最適化とページランク

2月から始めたブログのページランクはまだゼロ。自分が作っている3つのサイトからリンクしているが、それぐらいでページランクを上げるほどGoogleはお人好しではない。ところが、キーワード検索結果ではかなり上位に来る。「B型の品格 本音を申せば」を検索すると、amazonの次に表示されるのだ。「オッド・トーマスの霊感」は10件以内、「川は静かに流れ」「ユダヤ警官同盟」は20件以内に表示される。これは不思議。Googleはページランクで表示順を決めるのではなかったのか。

原因を推測してみると、ブログをWordPressで作っていること、ドメインのトップに割り当てていること、ぐらいしか思いつかない。WordPressにはAll in one SEO Packという検索エンジン最適化のプラグインがある。検索エンジン最適化のためにはページタイトルが「記事タイトル−ブログタイトル」の順で表示された方が良く、そういう改変を含めて最適化の設定をするプラグイン。ただし、使用するテーマによってはこのプラグインを入れていなくても「記事タイトル−ブログタイトル」の順になる。デフォルトテーマがこれで、僕が使っているのはデフォルトを自分でカスタマイズしたテーマなので、そうなっている。だからこのプラグインは入れていない。この日記(tDiary)の場合、ページタイトルが日付だから、最適化されていないということになる。ココログの場合も「ブログタイトル−記事タイトル」の順だからダメですね(最近のバージョンアップで改善された)。

ドメインのトップに割り当てるというのはまあ、複雑なURLよりも単純なURLの方が最適化されているということになるのではないかと想像しているだけで根拠はない。

WordPressに限らず、一般的に手書きのHTMLで作ったページよりもブログの方が検索結果の上位には来るようだ。これはGoogleに限らない。一番の要因は一つのテーマを1ページに書くというブログの方式にあるのではないかと思う。いくら素晴らしいことを書いていても、1ページにいくつもの映画や本の感想を並べると、検索結果の上位に来るのは難しいのだろう。逆に言うと、検索結果の上位にあるからといって内容が充実しているとは限らない。自分のブログを含めてそういうことは言えると思う。

Googleのページランクというシステムは内容の良さをリンクされている数で判断するという極めて理にかなったものだが、ブログ全盛の今、こういう方式だけでは対応しきれなくなったのだと思う。だから検索エンジンを利用して良いページにたどり着くことは難しくなっている。検索してページに行ってみたら、2、3行の感想やamazonのリンクしかなかったということがたびたびある。内容が素晴らしいブログももちろんあるけれど、ブログというのは検索結果の表示を狂わすゴミのような価値しかない場合も少なくない。


2013年05月09日 [Thu]

ジェネリック医薬品について

家内は発熱、僕は喉がいがらっぽく、体がだるい。連休中に発熱で寝込んでいた長男の風邪がうつったらしい。昨日、病院に行ったら、家内はインフルエンザB型だった。僕は陽性反応は出なかったが、「たぶん潜伏期間でしょう」とのことでインフルエンザの可能性が高いようだ。というわけで、夫婦それぞれタミフルと解熱剤を5日分処方してもらった。午前中はそれほどでもなかったが、だんだん熱が上がって昨日は結局37.8度まで。今朝は少し下がった。

で、昨日、調剤薬局の人から「ジェネリック(後発)医薬品を使用しますか?」と聞かれた。なんとなく「いいえ」と答えたが、使ってみれば良かったかな。どれぐらい価格が違うんだろう。Wikipediaによると、日本ではジェネリックの使用は進んでいないそうだ。欧米では5割の普及率なのに日本では1割程度とか。

先発医薬品に比べて効果は変わらないといわれる。なのにジェネリックを選びたくないのは効果に疑問を感じる心理があるからだろう。自分のためだけでなく、国全体の医療費抑制のためにも積極的に選んだ方がいいのだと思う。

最近、何かでジェネリックについて読んだ覚えがあったので、調べてみたら、吉本佳生さんの「クルマは家電量販店で買え!」の第4章だった。

ジェネリックは先発薬より2割から8割安いそうだ。国別のシェアを見ると、日本はジェネリックが19%しかないのに、フランス39%、ドイツ56%、イギリス59%、アメリカ63%となっている。気になる効果だが、後発薬メーカーは先発薬の20年間の製造特許が切れた後に製造するので、成分などもそっくりそのまま真似して作って何ら問題はない。ならば、同じような効果が期待できると考えてよいのではないかと思う。

後発薬メーカーが安く販売できるのに、先発薬メーカーがそれをやらない点について、吉本さんは「価格を下げても販売量はそんなに変わらず、利益を下げることになるから」と指摘している。例えば、価格を5割下げると、同じ利益を上げるには今までの2倍の販売量が必要になる。損すると分かっていることをメーカーはやらないのだ。

というわけで、どう考えても、ジェネリックを選択する方が合理的だ。以前はジェネリックを使うかどうかなんて聞かれたことはなかった。国の指導があったのかもしれない。どうせ聞くなら、「同じような効果で価格の安い薬を使いますか?」と聞いてもらえば、ジェネリックを選択する人が増えるのではないかと思う。ジェネリックと言っても、高齢者には分からないかもしれない。

僕は解熱剤を処方されてもほとんど飲まない。かなり高熱の場合を除けば、熱は出たままにしておいた方がいいからだ。どうせ飲まないなら、高い料金を払うのはバカバカしい。次からは積極的にジェネリックを使おう。


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