映画とネットのDIARY(tDiary版)

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映画の感想一覧 2004年7月以降 2005年  2006年  2007年  2008年  2009年

2005年05月21日 [Sat]

パソコンテレビ「GyaO」

キネマ旬報に広告があったので行ってみる。完全無料のブロードバンド放送。先月から始まったそうだ。メールアドレスや郵便番号などを入れるだけで映画本編やドラマ、アニメ、ニュース、バラエティなどが無料で見られる。現在、視聴可能な映画は「オール・アバウト・マイ・マザー」「イグジステンズ」「タイムライン」「レインメーカー」など。「オール・アバウト…」を少し見てみた。始まる前にCMが数本流れる(途中にもテレビ同様流れる)が、本編は画面が大きくて十分見られる。レンタルするまでもない作品はここで見ればいいか。

回線速度は768kbps。視聴者が多くなると、苦しくなるかもしれない。視聴者が増えなければ、広告効果は薄い。快適に見せるためには設備の増強も必要になってくるだろう。USENグループなので、設備の方は大丈夫かもしれないが、そういうことをしてまで、こういう商売、成り立つのだろうか。


2006年05月21日 [Sun]

リサイズ超簡単!Pro

Vectorのメールで紹介されていた。デジカメや携帯で撮影した画像を小さくするのに、いちいちPhotoshopだのFireworksだのを起動するのは少しおおげさ。このソフトは名前通り簡単にサイズを小さくできる。きれいに小さくしてくれるのが利点。これにトリミングしたり、明るさを変えたりする機能を付けると、理想的ではあるが、それだと初心者には難しくなるのかもしれない。シンプルに徹しているのがいい。

[MOVIE] 「ブロークバック・マウンテン」

「ブロークバック・マウンテン」パンフレットようやく見た。主演の男優2人にはまったく魅力を感じなかった。そうなると、女優で見るしかない。ジャック(ジェイク・ギレンホール)と性急な結婚をするラリーン(アン・ハサウェイ)は「プリティ・プリンセス」などよりはいいが、いつものハサウェイの演技以上のものはない。イニスの妻アルマ(ミシェル・ウィリアムズ)は中盤から終盤にかけて屹立してくる。魚かごのエピソードは切なく悲しい。アカデミー助演女優賞にノミネートされたのはこの演技があったからだろう。僕にとってはウィリアムズの演技を見られたことだけが、この映画の価値だった。

ブロークバック・マウンテンでイニスとジャックが結ばれるくだりの説得力の不足がいかんともしがたいと思う。ジャックは元々、ゲイだろうと思わせるが、イニスがジャックの誘いに応じたのがよく分からない。しかし、それ以上にこの映画は時の流れの重みや取り返しの付かない失敗、自分の思う道を進めなかった男の強い悔恨の思いをもっともっと描くべきだったように思う。そうした部分が薄いので、なんだか淡々とした映画に終わってしまう。淡々とした中にも主人公の強い思いを感じさせる映画は多いのだけれど、この映画はそこまで行っていないのだ。ラリー・マクマートリーは「ラスト・ショー」(1971年)の脚本家だが、あの傑作に比べてこの映画の叙情性の薄さ、人生への厳しい視点のなさなどは大きく劣っているように思う。男2人のラブストーリーをそれ以上のものには描けなかったアン・リーがアカデミー監督賞に値するとは思わない。うじうじした甘い男の映画でしかなく、ゲイの人は怒るべきではないか。どうひいき目に見ても普通の作品である。

ここまで書いてパンフレットを読んだ。原作を翻訳した米塚真治の文章が原作と映画の違いを論じて非常に分かりやすい。少し引用しよう。

 原作の出だしは、映画の出だしから二十数年後。長女が結婚した、さらにその後のことだ。職を失い、数時間後にはトレーラーハウスを引き払わないといけない状況。あの二枚のシャツも、隙間風に凍えているように見える。そんな状況でイニスの脳裏に去来する回想が、原作の中身だ。

まさに僕が映画に感じた不満を払拭させるようなオープニング。映画はこのように始まらなければならなかったのだと思う。人生に敗れた男の悔恨に満ちた物語。しかもこの男は自分の同性愛嗜好を認めていない。そういう視点がアン・リーには、というか脚本のラリー・マクマートリーにはなかったのではないか。だからこの程度の甘い物語にしかならないのだ。凡庸な脚本を凡庸な監督が映画化した作品。僕にはそう思える。

ヒース・レジャーは老けのメイクがまったくできていず、時の流れを感じさせない。鈍感な男をリアルに演じたのなら大したものだが、そうではないだろう。いっそのこと、ブロークバック・マウンテンの場面はもっと若い俳優に演じさせれば良かったのではないかと思う。


2007年05月21日 [Mon]

秀丸の単語補完

秀丸7.0ベータから導入された機能。ATOKの省入力候補と機能がダブるような気がしたが、ATOKは日本語入力の途中で候補が出るのに対して、秀丸の単語補完は英字の場合に出る。と思ったら、日本語の場合も指定もできた。ただし、カーソル位置の単語の補完のようなので、これなら機能がバッティングすることはないだろう。

秀丸の単語補完はプログラムやHTMLを書く時に便利にできている。編集中のファイルから同じ単語を探し出して候補に出すほか、辞書ファイルの指定もできる。残念のなのは確定するキーがAlt+Enterであること。ATOKはShift+Enterで指がこちらの方に慣れているのだ。秀丸だとキーを変更することも可能なんですがね。


2008年05月21日 [Wed]

RSSに本文を含めない

そういう設定にした。Googleが収集するフィードは元のファイルが更新されても更新されない。最初に書かれた、というか、Googleが収集した時点でのフィードがずっと表示されてしまうからだ。間違いを書いたのに気づいて本文を修正しても、Googleリーダーで表示されるフィードの方には反映されない。だからフィードに含めるのは要約(description)だけにしておいた方がいいのではないか。この日記のフィードの要約には先頭から250文字程度が含まれるから、要約の中でも間違いはありうるんですがね。

逆にこの更新されないというのを使って、ネットでアリバイが証明できないかということをふと考えた。1人で自宅にいて何かの事件の犯人と疑われた場合、ネットへの書き込み時間がアリバイにならないか。自分の日記だったら、自分で書き込み時間を操作することはできるだろうが、第三者のGoogleのキャッシュは操作しようがない。「その事件があった時、私は自宅にいて日記を書いてました。証拠はGoogleがキャッシュしたフィードの時間を見てください」と現場不在証明ができる。この日記は携帯メールでも更新できるが、メールを出したかどうかは携帯電話会社を調べれば分かるだろう。と思ったが、Googleが表示しているのはフィードの更新時間ではなく、収集した時間らしい。しかも1日以上前になると、時間は表示されない。というわけで、ダメ。

Googleのキャッシュは一般ページでも問題になることがあるが、フィードの場合、問題が大きいのはキャッシュを過去にさかのぼれるからだ。一般ページのキャッシュは単一のページでリンクをクリックすると、キャッシュではないページに移動する。フィードの場合はキャッシュの中をずっと読んでいくことができる。Googleリーダー利用者にとっての便利が、サイト公開者にとっての便利とは限らない。Googleがキャッシュした過去のフィードを表示するのは便利な半面、都合の悪いこともあるだろう。


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