映画とネットのDIARY(tDiary版)

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映画の感想一覧 2004年7月以降 2005年  2006年  2007年  2008年  2009年

2005年05月29日 [Sun]

フリーメール

携帯との連携を考えて、MSN、goo、infoseekのアカウントを取ってみた。どれも一長一短で、フリーメールならYahoo!が一番使いやすいかと思う。Yahoo!は携帯でのアクセスができるし、メーラーでの受信もできる。MSNとgooは携帯には対応してもメーラーで受信ができない。infoseekはどちらもできないが、ウィルスチェックは無料でしてくれる(gooとMSNもそうだった)。ただし、迷惑メール対策が貧弱。

gooはiモードを使っているなら(NTT系だから)使いやすいだろう。メール用のiアプリもダウンロードできる。

auを使っていて、携帯メールのバックアップ用で外部に公開しないアドレスとしてはYahoo!がもっとも使いやすく、ここに携帯メールをすべて転送することにした。@niftyのメールが携帯でのアクセスを無料にしてくれると、一番理想的ではあるんですがね。

携帯で「たまに使って便利な機能」は……通話?

これは僕にも当てはまる。昨日までの3週間の料金は77,132円(割引計算なし)で、このうち通話料は502円。通話料が占める割合はたったの0.65%だった。パケット定額だから実際の料金は1万円程度になるが、そうでなかったら、とても携帯なんて使っていられない。来月もこんなに通話が少ないなら、プランSSに変えようかと思う。


2008年05月29日 [Thu]

お支払金額のお知らせ

2005年14本、2006年35本、2007年5本、2008年ゼロ。2004年以前は多すぎて数えていない。何かというと、m @ s t e r v i s i o nの映画評の数。僕も昨年は更新が激減したので、他人のことは言えないけど、仕事が忙しいのだろうか。日記にしても映画の感想にしても書かなくなると、徹底して書かなくなってしまいますね。僕の場合はmixiの方に少し書いていたのだが、仕事の環境が変わったりすると、更新ができなくなるのは個人サイトの宿命か。ここに書いてもしょうがないけど、m@ster様、復活を楽しみに待ってます。

m@sterと言えば、マスターカードからメールが来た。お支払い金額のお知らせである。年会費である。なんだなんだ、マスターカードなんて最近使ってないぞ。楽天KCカードしか使わないから、もうやめたんじゃなかったっけ。と思って引き出しの中を探したら、あった。この2年間、まったく使っていなかった。持っていることさえ忘れていた。有効期限を見ると、2010年3月までだった。

使わないのに年会費を払うのもバカバカしいが、もう1枚ETCカードを作っておいてもいいか。と思ってオンラインで申し込んだら、申込書を郵送で送ってくるらしい。楽天カードの場合はオンラインですべて手続きでき、2週間ぐらいでETCカードを送ってきたが、住友VISAマスターの場合は安全性を考慮しているのかもしれない。まあ、急いでいるわけではないので、いいんですけどね。


2010年05月29日 [Sat]

行の先頭に番号を打つ秀丸マクロ

仕事でちょっと必要になったので書いた。(1)、(2)、(3)のようなカッコ数字を行の先頭に挿入する。$spaceをOKにすると、改行だけの行にも番号を打つ。

$space="NG";
gofiletop;
#cnt=linecount2;
#num=1;
while(#cnt>0){
golinetop;
if(linelen2==0 && $space=="NG"){
	golineend2;
	down;
	#cnt=#cnt-1;
	}else{
	$num=str(#num);
	insert "(" + $num + ") ";
	#cnt=#cnt-1;
	#num=#num+1;
	golineend2;
	down;
	}
}
endmacro;

2011年05月29日 [Sun]

「無法松の一生」

所々で激しく胸を揺さぶられる。日本人の感性にぴったりの作品と言うほかない。陸軍大尉の未亡人(高峰秀子)とその息子を一途に支え続ける車引きの松五郎(三船敏郎)のあまりにも有名な話。松五郎は献身的に尽くすが、身分の違いをわきまえて、未亡人への慕情を表に出すことはない。それがついに押さえきれなくなったクライマックス、松五郎は「俺の心は汚い。奥さんにすまん」と絞り出すように言う。

稲垣浩監督は1943年に阪東妻三郎主演で映画化したが、軍の検閲によってカットされ、不完全なまま上映せざるを得なかった。15年後にリメイクしたこの作品はベネチア映画祭金獅子賞を受賞した。日本的な話だが、国境を越えて共感を呼ぶ映画なのだなと思う。キネ旬ベストテン7位。

「釈迦」

気が進まなかったが、少し見てみたら、画面のきれいさに驚いた。これもブルーレイが出ているらしい。日本人がインド人を演じるというのは無茶で、無国籍映画と言いたくなる。もっとも、考えてみれば、アメリカの俳優がロシア人やエジプト人を演じることもあるわけで、西洋から見れば、同じアジアなのだから違和感はないかもしれない。

1961年の三隅研次監督作品。セットやエキストラの数を見ると、予算はかかってるなあと感じさせる。日本初の70ミリ映画で、そういう資料的価値だけはあるだろう。山本富士子や叶順子、驚いたことに月岡夢路や中村玉緒まで、僕らの世代ではおばさんとの認識しかない女優陣はきれいだった。

「冷たい熱帯魚」

埼玉の愛犬家連続殺人事件をモチーフにした園子温監督作品。愛犬家連続殺人? ああ、犯人が逮捕前からテレビでよく流されていたあの事件か、と思ったが、内容は全然覚えていない。1995年に発覚した事件で阪神大震災とオウム真理教事件のために目立った報道がされなかったかららしい。中身はとんでもない事件である。

犯人は毒物で殺した後、遺体を切断し、骨と肉にさばいて骨は焼却、肉は数センチ四方に切り刻んだ上で川に捨てる。なぜ、肉と骨を切り離すかと言えば、肉は焼くと臭いが発生するからだそうだ。僕は刃物で刺されたり、切断されたりする場面を見るのは苦手なのだが、この映画の場合、切り刻むのは遺体だし、手慣れた作業として描かれるので不快感はあまりなかった。

熱帯魚店を経営する村田(でんでん)は主人公の社本(吹越満)の前で最初の殺人を犯した後、「これまでに58人やってる」と豪語する。映画で描かれる殺人(3人)は実際の事件(立件されたのは4人の殺人)をほぼなぞった展開だ。映画は事件に巻き込まれる社本の視点で描かれる。この社本も実際の事件で共犯者となった男がモデル。園子温の関心は気弱な男だった主人公の変化にあるようだが、ここはやはり犯人像に迫って欲しいところだ。事件の経過は分かるが、なぜこういう人物ができあがったのかの部分が詳細ではないのでもどかしい思いが残る。映画は共犯者が書いた著書を元にしているようだ。こういう映画には追加取材が不可欠なのだが、やっていないのだろう。だからジャーナリスティックな視点が皆無の映画になってしまっている。

でんでんは実際の犯人とよくにた風貌のためのキャスティングだろう。やや一本調子の演技なのが惜しい。その妻役黒沢あすかと主人公の妻役神楽坂恵が色っぽくて良い。こういう映画だと、エロスとタナトスを持ち出しての批評があるだろうが、当たり前すぎて面白くないな。


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