映画とネットのDIARY(tDiary版)
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【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2004年07月15日 [Thu]
■ [MOVIE] 「スパイダーマン2」
昨日見たのだが、体力がなかったので、書けなかった。長い文章書くには体力が要りますね。
同じサム・ライミ監督による2年ぶりの続編。ダニー・エルフマンの音楽に乗って、前作のストーリーをイラストで見せるオープニングがいい感じである。前作の話をそのまま引きずっており、スパイダーマンことピーター・パーカー(トビー・マグワイア)とMJことメリー・ジェーン・ワトソン(キルステン・ダンスト)の恋の行方と、グリーン・ゴブリンだった父親(ウィレム・デフォー)を殺され、スパイダーマンに復讐心を燃やすハリー・オズボーン(ジェームズ・フランコ)のドラマを軸にしている。これに絡めて、核融合実験の失敗から機械のアームを持つ怪人ドック・オクとなった科学者ドクター・オクタビウス(アルフレッド・モリーナ)とスパイダーマンの対決が描かれる。
前作は「大いなる力には大いなる責任が伴う」というテーマを抱えながらも、ドラマ部分が軽かったのが不満だったので、ドラマ重視の作りは悪くない。高層ビルの壁面で展開されるアクションなどVFXも充実している。十分に面白いことを認めた上で不満な点を書くと、主人公の悲壮感が決定的に足りないと思う。どうもスパイダーマンとして生きる主人公の苦悩が響いてこない。その苦悩とはMJへの思いである。MJが自分と親しくなれば、悪いやつらから狙われる。だからパーカーはMJに思いを打ち明けられない、というわけだ。
このほかパーカーが家賃の支払いを迫られたり、仕事や大学の講義に遅刻したり、伯母が銀行からの融資を断られたりするエピソードがあるけれど、こうしたエピソードがスーパーヒーローものに必要だったかどうか疑問に思う。もちろん、サム・ライミは人間的な部分を強調したいがためにこうしたエピソードを入れたのだろうが、これはスーパーヒーローのキャラクター形成方法としてはほとんど間違っているとしか思えない。
宿敵ワルダスターを倒すために民間人を巻き添えにした「宇宙の騎士テッカマン」とか、近いところで言えば、地球生態系を守るために人間の犠牲をも厭わない「ガメラ3 邪神覚醒」のガメラの設定を見習って欲しいところだ。こういう悲壮な決意を持つ孤高のヒーローに比べると、サム・ライミのスパイダーマンはいかに表面で深刻な問題を抱えていても根底にはアメリカらしい脳天気さがある。スパイダーマンはNYの人々からスーパーマンのように正義の味方として認知されており、人々に理解されない孤高のヒーローではない。登場人物が深刻に悩んでいても基本的に明るいのはライミの資質が影響しているのかもしれない。僕のスパイダーマン原体験が平井和正原作、池上遼一作画の悲壮な スパイダーマン(このコミックは現在、メディアファクトリーから再刊中だ)にあるので、そういう部分に不満を感じてしまう。
主人公はスパイダーマンであることをそのコスチュームとともに一度は捨て去るが、伯母の言葉とMJをドック・オクにさらわれたことで復帰を決意する。このエピソードは「スーパーマンII 冒険篇」などを参考にしたのだろう(ロイス・レーンと結婚するためにスーパーマンの能力を捨てたクラーク・ケントは街のチンピラに叩きのめされたことと、スーパー3悪人が行っている悪行を見て復帰を決意する)。「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉は「大いなる力」を持った者は不用意にそれを捨てることは許されないという意味もあるのだと思う。スーパーヒーローには個人の幸せよりも社会の平和を優先する義務があるのだ。
だからクライマックス、ドック・オクがブレーキを壊して暴走した列車をスパイダーマンが身を挺して止める場面は、それを象徴している場面と言える。ここでスパイダーマンは前作同様、マスクを脱ぎ去る。そしてMJにもハリーにも素顔をさらすことになる。明らかに第3作が作られそうなラストの処理だが、スパイダーマンの苦悩の一つが解決したことで、この路線での第3作は相当に脚本を練らないと難しいような気がする。バットマンシリーズのように第3作ではそういう部分をばっさり切り捨てて映画化することもできるが、それではあまりにも芸がない。サム・ライミ、次が正念場だ。
■ さくらのレンタルサーバー申し込み
正午から申し込めるようになった。何も考えずにプレミアムサービス(3GB)に申し込んだ(年額15,000円。これに消費税が付くのかな)。すぐにIDと仮パスワードが送られてきた。標準で設置できるCGIを見てみたら、tDiary(バージョン2.0)がある。ほー。これを機会に移行しますかね。インストールしないで使えるのは便利。ただし、Namazuでの検索の仕方をよく知らないし、日記用のエディタを作る必要があったり(ないのか)。悩むところだな。ちょっと勉強してみよう。
移行するにはNamazuのインストールをする必要がある。telnetからサーバーの設定を見ようとしたら、接続できず。うーん、仮パスワードでは無理なのか。コントロールパネルからのパスワード変更もできないし、これだと不安が残りますね。サーバーはFreeBSDなので、これまでのインストール方法でも大丈夫なはず。完全に移行してからインストールしますか。
仮パスワードではメールの受信もできないもよう(設定が悪いのかなあ。Webメールは使える)。メールアドレスは何個でも作れるし、コントロールパネルからはディレクトリごとのアクセス制限(.htaccessの設定)もできて便利。
ちなみに新しいURLはhttp://cinema1987.sakura.ne.jpとなる。将来的には「シネマ1987online」も移行するつもりだけど、3月にURLが変わったばかりなので、移行するにしても来年3月ぐらいでしょうか。
それにしても3GBの容量は広大。このうち1割使うかどうかも分かりませんね。現在、2つのサイトを合わせても80MBぐらいなんですから。
2005年07月15日 [Fri]
■ 電車男を支える人々は、なぜ、匿名性が希薄なのか
このタイトルには「映画とテレビの」という形容詞が抜けている。映画とテレビの電車男には書き込む人々が実際に描写される。そうしなくてはドラマが成立しないからだろう。まあ、掲示板のやりとりをそのままドラマにできるわけはないのだから、題材にした上で面白い作品を作ってくれれば言うことはない。
気になったのはこの文章の作者が性善説うんぬんと言っているところ。元の書き込みの良い部分だけを収録してあるものに対して性善説はないだろう。だから「性善説で展開できる匿名社会」という言葉に説得力がない。
きのう、初めてテレビ版を見たが、これは半分、スラップスティックではないか。ギコネコが頻繁に登場するのに驚いた。そこまでやるなら2ちゃんねるの名前も出してはどうかと思う。
2009年07月15日 [Wed]
■ USB扇風機

職場の冷房があまり効かず(設定温度は26度)、暑いので楽天で買った。グリーンハウス製のUSB対応扇風機 そよ風 ライトブルー。高さ20センチ。おもちゃみたいな大きさだが、ちゃんと首を振るし、冷房の入った部屋で使うには十分か。
チーム・マイナス6%が提唱する設定温度28度だと、暑く感じる人が多いのではないかと思う。そのためか、USB扇風機は売れているようだ。楽天の店舗でも売り切れのところが多かった。僕が買った店より安いところはあったが、いずれも売り切れ。冷房の温度を下げるよりは、こういう小さな扇風機使った方が消費電力は少ないだろう。全員が使ったら、分からないが。
この製品は電池でも使えるので、キャンプなどにも持って行ける利点はある。
2010年07月15日 [Thu]
■ Mu P8
買ってきた。ダホンの折りたたみ自転車。折りたたむと小さいが、車のトランクに入れると、けっこう大きい。走った後に入れると、トランクが汚れるだろうから、キャリーバッグは必須かな。キックスタンドとベルは附属していた。ダホンのロゴが入った裾バンドも。ライトが必要なので、安いのを買う。といっても夜はあまり走らないだろう。ついでに雨の日も走らないから泥よけも不要。だいたいスポーツバイクには似合わないし、重くしたくもない。雨上がりに走るときのために、折りたたみ式のフェンダーがあるらしい。それを買っておくといいかもしれない。
あと必要なのはフランス式に対応した空気入れ、サイクルコンピューター、鍵などか。荷台はもちろんないので、メッセンジャーバッグを楽天に注文した。まあ、いろいろと必要ですね。
DAHONの正しい乗り方講座を参考にして、サドルの高さを調節し、さっそく家の近所を走ってみる。軽い。ママチャリとは大違い。坂道も楽々だ。しかし、少し乗っていると、お尻が痛くなる。乗り方が悪いのか。体重はお尻だけでなく、腕でも支えなくてはいけない。そうしているつもりだが、やはり痛くなる。慣れの問題だろうか。
小径車といえども、すいすい走り、スピードはけっこう出る。快適だ。15分ほど走って家に帰ったら、途端に汗が噴き出した。これでは通勤は無理。涼しくなってからにしよう。
auのRun & Walkは自転車のエクササイズにも使える。これまではウオーキング専門だったので無料のライト会員だったが、自転車が使えるベーシック会員に入った(月額105円)。明日の朝、犬の散歩を短めにして走ってみるつもりだ。