映画とネットのDIARY(tDiary版)

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映画の感想一覧 2004年7月以降 2005年  2006年  2007年  2008年  2009年

2006年07月03日 [Mon]

「神の左手悪魔の右手」予告編

楳図かずお原作、金子修介監督作品で22日公開。金子監督は売れっ子だなあ。故那須弘之監督の後を引き受けたとか。脚本も変えたのだろうか。そこが気懸かり。主演は「デビルマン」つながりで渋谷飛鳥(「デビルマン」のミーコ役)。

予告編を見た限りでは普通のホラー。監督は自分のブログで「コワイですよ〜」と書いている。公開規模から言えば、「Death Note」はメジャーだが、これはマイナーで、全国8館でしか公開されない。順次公開拡大していくのだろうが、DVDで製作資金回収すればいいか、という映画なのでは。


2006年07月07日 [Fri]

名画座とDVD

名画座が機能しなくなったのはビデオが本格的に普及した1980年代からのように思う。ビデオやDVDがあるから名画座なんていらないやと思うのは早計で、名画座は上映する映画のセレクションに意味があった。3本立ての旧作を選ぶのに監督特集やジャンルの特集を入れて系統立った見方をすることができた。観客としては名画座のセレクションを信頼しておけば、それなりに映画の蓄積はできたと思う。もちろん、これには名画座の経営者なり支配人の確固とした目が必要だ。

今、DVDで旧作を見る場合、そういうセレクション(見るための指針)が乏しいのが難点だろう。ガイドブックはあるけれど、普通の観客(というかレンタル店の利用者)は本を買ってまで映画を勉強しようとは思わないだろう。勢い、レンタル店のお勧め文などに頼ることになるが、旧作の場合はそういうものはないし、あっても信頼できない場合が多い。それにガイドブックのたぐいは洋画も邦画も含めた名作紹介が多いのでジャンル作品を追いかけるにはユーザーの姿勢も関係してくる。

こんなことを思ったのはDVDで「いつか読書する日」を見たから。50代の忍ぶ恋を描いた静かな映画で、端正な演出はなんだか成瀬巳喜男を思わせる。キネ旬の特集を読み返してみたら、監督の緒方明、やはり成瀬巳喜男が好きだと言っている。緒方明は僕と同い年なので、成瀬巳喜男をリアルタイムで見たわけではない。たぶん、名画座で成瀬に出会い、作品を集中的に見たのだろう。

今、名画座の役目を肩代わりしているのは毎週テーマを決めて映画を放映しているNHKのBS2かもしれない。ただ、テレビの場合、特集するといってもなかなか毎日見る時間もないのがつらいところだ。つまらなければ、途中でチャンネル変えてしまう。つまらなくても最後まで見る(羽目になる)映画館とはそこが違う。


2006年07月08日 [Sat]

[MOVIE] 「カーズ」

「カーズ」パンフレットピクサーの3DCGアニメだが、ジョン・ラセターの監督・脚本作としては「トイ・ストーリー2」以来7年ぶり。新人レースカーのライトニング・マックイーンがラジエーター・スプリングスという寂れた町で人間的な成長を果たす姿を描く。もう端的にスピード重視、最短距離重視ではなく、ちょっと寄り道してもいいじゃないか、という映画。自分の勝利よりも人間的な在り方が大事という当たり前のことを当たり前に描いた映画である。

脚本もきちんと定跡をふまえた展開になっている。そういうストレートな映画は最近少ないし、「俺、お前を選んで良かったよ」「何に?」「親友!」という人のいいレッカー車のメーターとライトニング・マックイーンの会話などはアニメでなければもはや成立しないのではないかと思う。子供を連れて見に行った大人も楽しめる作品で、大人の方が作品の深い部分には共感できるだろう。驚くのはCGの技術で、最近のピクサーアニメの中でもピカイチの出来。車のスピード感あふれる走りや光沢、動きに加えて、レース場の観客席の大量の車の細かい描写に感心した。音響効果もエンジン音、走行音なども細かい。丁寧に作られたファミリー映画の手本みたいな作品と思う。

自動車レースのピストン・カップでライトニング・マックイーンは新人初のチャンピオンとなることを目指していた。ライバルは今シーズン限りでの引退を決めているキングと万年2位のチック・ヒックス。マックイーンはトップに躍り出るが、ピットインで時間節約のためガソリン補給だけでタイヤ交換をしなかったため、タイヤが破裂。ゴール直前でキングとヒックスに追いつかれ、3台が同時にゴールして、あらためてカリフォルニアで再レースをすることになる。運搬用トラックのマックでカリフォルニアに向かったマックイーンは居眠りしたマックから落ちてはぐれてしまう。マックイーンはラジエーター・スプリングスという寂れた町にたどり着くが、ひょんなことから道路を壊してしまい、警察に捕まり、道路補修を命じられる。

ラジエーター・スプリングスはかつては栄えた町だが、近くに高速道路ができたために訪れる人もなくなり、地図からも名前が消えてしまった。都会での弁護士生活に疲れ、ラジエーター・スプリングスに来たサリーは言う。「かつての道路は今のように地形を無視したまっすぐなものじゃなくて、地形に沿って走っていた。最短距離を移動するものじゃなくて、移動を楽しむものだったのよ」。急いで生きる人生を見つめ直す。効率よりも人間性。そういうニュアンスの言葉が映画には散りばめられていて、シンプルな主張になっている。擬人化した車たちによって語られる寓話と言えようか。ラセターはそれを無理なく語っている。

僕が見たのは日本語吹き替え版。かつての名レーサーで、心に傷を持つドック・ハドソンの声をポール・ニューマンが演じているそうで、これはどうしても字幕版が見たくなる。


2006年07月17日 [Mon]

[MOVIE] 「日本沈没」

「日本沈没」パンフレット映画を見た某SF作家が「小松左京原作とはまったくの別物」という趣旨のことを書いていたのが気になっていた。映画を見てみると、なるほど、原作の大きな改変がある。某アクションスターが主演したアメリカ映画を思わせる展開である(パンフレットでは小松左京原作の「さよならジュピター」を指摘している)。これが安易な改変なら口を極めて罵るところだが、樋口真嗣監督、映画をうまくまとめている。改変には興行上の計算もあったのかもしれないが、阪神大震災後の映画として何よりも映画のラストに希望が欲しかったのだろう。こういう改変をしつつ成功したことは褒められていい。樋口真嗣のこのまとめ方と通俗性はハリウッド映画を目指しているように思える。正攻法に徹した岩代太郎の音楽が映画に風格を与えている。

主演2人の好演も映画を支えている。特に柴咲コウ、「東京消防庁ハイパーレスキュー隊阿部玲子、皆さんを救出に来ました」というラストのセリフは、ヘリからカッコ良く登場する冒頭のシーンと呼応していてとてもいい。草なぎ剛も役柄に真摯に取り組んだ姿勢がかいま見えて僕は好感を持った。残念なのは庶民の視線で未曾有の大災害を描きながら、庶民のエピソードが少ないこと。これをもっともっと描けば、映画はより充実したのではないか。脚本にそういう部分での厚みが足りないのである。

太平洋プレートの沈み込みで蓄積されたマントル(メガリス)が崩壊することによって、太平洋プレートの沈み込みが加速、それに引きずられて日本は沈没する。というのが映画の最初の方でアメリカの科学者が提示する仮説。これは30年後に起きるとされていた。しかし、田所博士(豊川悦司)は独自の調査によってマントル内のバクテリアの増殖でプレートの沈み込みが加速し、日本は1年以内に沈没することを発見する。そして日本各地で火山が噴火、大地震が発生し、日本列島は崩壊していく。

映画はこの骨格に深海潜水艇のパイロット小野寺(草なぎ剛)と東京消防庁のハイパーレスキュー隊員阿部玲子(柴咲コウ)のエピソードを絡めて描く。冒頭、静岡を襲った大地震で両親を失った少女美咲(福田麻由子)が火に巻き込まれそうになるのを小野寺は見つける。間一髪のところで、レスキュー隊のヘリが来て、ロープで下りた隊員が少女を救う。この呼吸がとてもよろしい。隊員はもちろん玲子で、このことで2人は親しくなる。政府側の対応を代表するのが文部科学大臣で危機管理担当大臣に指名された鷹森沙織(大地真央)。沙織は田所博士と20年前に離婚したという設定。首相(石坂浩二)が阿蘇の噴火で死に、首相代行となった内閣官房長官(國村隼)と対立しながら、国民を救出しようと奔走する。

映画は後半、次々に起きる大災害と、まるで「ドラゴンヘッド」のような火山灰が降る中で逃げまどう人々を描きながら、イギリスに脱出しようと誘う小野寺と玲子の関係に焦点を絞っていく。玲子は阪神大震災で両親を亡くし、自分だけレスキュー隊員に助けられた過去を持つ。今は東京の叔母(吉田日出子)の世話になっている。だから美咲の姿に自分を重ねており、「一人でも多くの人を助けたい」と思っている。愛する者を失う悲しみに耐えられなかった玲子は「もう誰も愛さない」と誓ったが、小野寺を愛してしまう。終盤の小野寺と玲子の関係が切ない。

樋口真嗣は73年版「日本沈没」の影響を大きく受けているそうだ。73年版は名作でも傑作でもないが、それなりのインパクトは持っていた。パニック映画流行の中で封切られた旧作と樋口版「日本沈没」の違いは時代背景の違いとも重なっているのだろう。映画の出来としては今回の方が良いと思う。

SF関係者の「日本沈没」評

いくつか探してみた。

日々是口実(高千穂遥)

マッドサイエンティストの手帳(堀晃)

惑星ダルの日常: 2006年5月(森下一仁)

On the Production(井口健二)

堀、森下両名は内容には触れていない。高千穂遥の感想は僕のと似ている。井口健二は厳しいが、コアなSF者ならこういう批判が出てくるのはよく分かる。僕はそういう部分も含めて通俗的な映画にした樋口真嗣の力量は認めるべきだと思う。


2006年07月21日 [Fri]

「フォーラム@nifty」は、2007年 3月31日をもって終了します。

パソコン通信時代からの長い歴史を持つフォーラムもついに終了。僕がniftyに入ったころに既に下火になりつつあった。一時はいろんなフォーラムに入ったが、ここ数年は閑古鳥が大量に鳴く状態。2ちゃんねるの影響が大きかったような気がする。閉鎖的な空間はこういう運命をたどることになる。

閉鎖的なサイトでもmixiの利用者が増えているのは自分でホームページを簡単に持てることと無関係ではないだろう。ただし、やはり閉鎖的であることの限界はあると思う。


2006年07月22日 [Sat]

ErrorSafe

子供が使っていた後でパソコン画面を見たら、何やらダイアログが表示されている。

「注意:レジストリデータベース、システムファイルにあるエラーによってコンピューターは機能が正しくなくて、フリーズ、クラッシュの恐れもあります。エラーを修正するとコンピュータパフォーマンスが向上してデータ損失ができなくなります。無料でコンピュータをスキャンするようにErrorSafeをインストールしますか?(推奨)」

Windowsの警告ダイアログかと思ってしまうが、マイクロソフトが無料でソフトをインストールさせるならWindows Updateから行うはず。これはおかしいとErrorSafeを調べてみたら、スパイウェアとのこと。ダイアログでOKボタンを押すと、ソフトをダウンロード&インストールしてしまうらしい。

シマンテックのサイトによると、「ErrorSafe は、コンピューター上で誇張した脅威の報告を提示する可能性がある、セキュリティリスクです。このプログラムは次に、報告された脅威を駆除するためにソフトウェアの登録されたバージョンを購入するようにユーザーに促します」という。

訪れたページにプログラムが仕込まれていて、ダイアログを出すか、別のページをIEで開いているようだ。そういうページが国内のページにもあるかどうか知らないが、外国製のスパイウェアなので、外国のページ行くと危険性は増すかもしれない。危ない危ない。しかし、これ、引っかかる人も多いような気がする。子供には外国のページには行かないようにきつく言っておいた。ゲームを探していろいろなページに行っているようだ。


2006年07月24日 [Mon]

[MOVIE] 「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」

「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」パンフレット3年ぶりの続編。ビジュアルな部分と笑いに関して言えば、退屈はしなかったが、この内容で2時間31分はどう考えても長い。2時間以内にはまとめるべき作品だろう。前作の感想を読み返してみたら、「話に広がりがないし、展開がもたもたしているし、2時間23分もつ話でもない。展開が難しくないのはやはりお子様を意識したからだろう」と僕は書いている。今回もこれは当てはまり、ドラマ部分が盛り上がりに欠ける。話はお宝(デッドマンズ・チェスト=死者の宝箱)を巡る争奪戦で前作と同じような趣向なのだが、登場人物がすべて私利私欲だけで行動しているのでどうでもいい話に思えてくる。死者の宝箱に世界の運命を左右するような重要さがあると良かったかもしれない。前作に続いての監督ゴア・ヴァービンスキーの演出はいつものように緩みがちで、もっとスピーディーにコンパクトにできないものかと思う。キーラ・ナイトレイに大した見せ場がないのも残念。

ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)が結婚式を目前にして逮捕され、死刑を言い渡される。容疑は死刑囚のジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)を逃がしたこと。東インド会社のベケット卿(トム・ホランダー)からスパロウの持つコンパスを持ってくれば、放免すると言われたウィルはスパロウを探して旅立つ。その頃、スパロウはウィルの父親で深海の悪霊デイヴィ・ジョーンズにと捕らわれているビル・ターナー(ステラン・スカルゲールド)からジョーンズとの契約が迫ったことを知らされる。スパロウはブラックパール号の船長として13年間過ごした後はデイヴィ・ジョーンズの船フライング・ダッチマン号で永久に働くという契約を交わしていたのだ。スパロウはそれから逃れようと、ジョーンズの心臓を収めた死者の宝箱の鍵を探し始める。

序盤のブラックパール号が漂泊した島の原住民とスパロウ、ウィルらとのエピソードは本筋の物語からはほとんど不要。ただアクションを見せるためのものでしかない。もっともそれは映画全体にも言え、ストーリーを語るよりもアクションを見せることで終わった観がある。この映画、元々、ディズニーランドのアトラクションを基に生まれたものだが、何も考えずに見ていれば話が分かるというのはアトラクション的な映画を目指したためなのかもしれない。それにしても本来ならドラマを盛り上げるべきスパロウとエリザベスとウィルの三角関係などはほとんど手を抜いているとしか思えないほど情感に欠ける。こういう部分をきちんと描かないと、ドラマに深みが生まれてこないのだ。2作目と3作目は同時に撮影したそうで、ラストはいかにも続くという感じで終わる。2作目なりの決着をうまくつけてほしかったところではある。何かもう一つサイドストーリーを設定しておくべきだったのではないか。作りが単純なのである。

デイヴィ・ジョーンズはタコを貼り付けたような顔。部下たちはフジツボが体全体にあったりしていかにも海に呪われたという感じだが、これも仮面ライダーの怪人と変わりないレベルの発想と思う(仮面ライダーの方がもっと高度かもしれない)。ジョーンズが操る海の怪獣クラーケンは良くできていた。


2006年07月30日 [Sun]

[MOVIE] 「M:i:III」

「M:i:III」パンフレット「ミッション・インポッシブル」シリーズ第3弾。最近のアクション映画の中では屈指の出来だと思う。その理由は凝った脚本と切れ目のないアクションにある。主人公のイーサン・ハント(トム・クルーズ)がIMFの教え子を殺される前半、結婚したばかりの妻が敵に捕らわれの身となる後半ともエモーションを高める工夫がある。007シリーズと同じようなエージェント物でありながら、007シリーズよりも面白くなったのはそのためだ。アクション場面の質の高さはその007シリーズでアクション監督を務めるヴィク・アームストロングが第2班監督とスタント・コーディネーターを務めたことと無関係ではないだろう。

アームストロングはスタントマンとして1966年から活躍を始め、1979年以降はスタント・コーディネーター、アクション監督、第2班監督として活動の場を広げた。僕が名前を意識したのは「トゥモロー・ネバー・ダイ」(1997年)からだが、その後「チャーリーズ・エンジェル」「サハラに舞う羽」「ダイ・アナザー・デイ」「ギャング・オブ・ニューヨーク」「ブレイド3」「宇宙戦争」などに関わっている。この映画ではCGも多用されているけれども、クルーズが高層ビルからジャンプする場面や斜面を転げ落ちる場面、上海の家の屋根を走り回る場面など至る所に見せるアクションが散りばめられている。クルーズは走りに走っており、その走りは短いショットの積み重ねとともに画面に躍動感とテンポの速さを生む要因となっている。

問題はこの映画がやはり「ミッション・インポッシブル」の枠組みの中で語られていることにある。監督のJ・J・エイブラムスは「人物に焦点を当てた映画」を撮りたかったのだという(前作のジョン・ウーも同じようなことを言っていた)。それがクルーズのエモーション、ひいては観客のエモーションを高める工夫にあるのだけれども、どうしてもイーサン・ハントはスーパー・ヒーローであらねばならず、どんなに危機に陥っても死ぬことはない。だから緊張感のある設定が緊張感として作用しないことになる。いや、この映画でイーサン・ハントは一度死ぬのだけれど、当然のことながら生き返る。そしてその場面の描き方などは妻に医師の役を割り当てた脚本の細かさに感心する一方で、どうもドタバタコメディに近い感覚が生じてしまうのだ。映画を見て感じたのはどれもこれも記号的なキャラクターだなということ。エモーションを高める設定が設定以上にはうまく働かず、キャラクターが記号にしか見えないのはエージェント物の枠組みがあるからにほかならない。どうせ現実にはあり得ない絵空事。そんな思いが頭をもたげてくる。そうなると、リアルなアクション映画としては機能していかない。この映画の脚本は「ミッション・インポッシブル」のシリーズから離れて1本の別の映画として主人公のキャラクターを詳細に描き込んだ方が面白くなったに違いないと思う。

あるいはエイブラムスの演出にも問題はあるだろう。この映画のテンポの速さは驚嘆すべきものではあるが、ノンストップの映画は一方で描写が少なくなるという弱点を抱え込まざるを得なくなる。足を止めてじっくり主人公の感情の高まりを描写する場面を入れれば、テンポの速さとともに映画は厚みを増していただろう。緩急自在の演出とはそういうものだ。


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