映画とネットのDIARY(tDiary版)
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【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2010年12月04日 [Sat]
■ 「キャピタリズム マネーは踊る」
WOWOWで昨日放映したのを録画して見た。とても面白かった。昨年末に公開された日本ではあまり評価が高くなかったような気がするが、IMDBの採点は7.4と高い。マイケル・ムーアは1%の富裕層が90%の富を握るアメリカ資本主義の現状を痛烈に批判し、非富裕層に立ち上がれと呼びかけている。かといってムーアが社会主義を信奉しているわけではない。もっとシンプルに富の再分配の仕組みを求めているのだ。それはキリスト教の精神に基づくものなのだろう。
サブプライムローンによって銀行から家を取り上げられる人の場面で始まるこの映画、ブッシュ政権までのアメリカ社会のおかしさを懇切丁寧に怒りをこめて説明し、立ち上がった労働者たちのとても幸福で感動的なクライマックスを迎える。同時にユーモアが随所にあり、ウォール街の企業のビルの周りに「犯罪発生現場」の黄色いテープを張り巡らすシーンなどはムーアらしい。
ドキュメンタリーというよりは自分の主義主張を、事実をもって語らしめている映画。ドキュメンタリーは公平じゃないと、というトンチンカンな批判はこの映画にはまったく通用しない。原題は「Capitalism: A Love Story」。富裕層の資本主義への愛を表すと同時に、ムーアのアメリカへの愛の物語でもあるのだろう。アメリカを愛するからこそ、ムーアはアメリカに変わってほしいと願っている。
2010年12月15日 [Wed]
■ 「このミステリーがすごい!2011年版」
今年は海外編がまずまずの打率だった。読んでいたのは1位キャロル・オコンネル「愛おしい骨」、2位ボストン・テラン「音もなく少女は」、5位ジョン・ハート「ラスト・チャイルド」、12位マックス・ブルックス「World War Z」、15位サイモン・カーニック「ノンストップ!」、18位トマス・H・クック「沼地の記憶」の6冊。同じく15位の「ベルファストの12人の亡霊」は買っているが、まだ読んでいない。ジェフリー・ディーバ-「ロードサイド・クロス」とか、サラ・ウォルターズ「エアーズ家の没落」、ドン・ウィンズロウ「フランキー・マシーンの冬」などはまあ、ベストテンには入るだろうなと思いながら、好みじゃないのでスルーした。あれ、まずまずでもないか。
国内編はほぼ全滅で、買っていたのは2位の島田荘司「写楽 閉じた国の幻」だけ。しかも半分ぐらい読んで他の本に移ってしまった。1位の貴志祐介「悪の教典」はamazonのレビューが良くなかったのでスルーしたのが失敗。ミステリマガジンでは褒めてあったし、やっぱり自分で読んでみなくちゃ。
週刊文春ミステリーベスト10の方は国内編の1位は同じだが、海外編は「ラスト・チャイルド」が1位になっている。これは僕も1位にしたい。
会社の近くの蔦屋書店にはベストテンを全部そろえたコーナーができていた。今日はとりあえず3位の「卵をめぐる祖父の戦争」を買ってきた。翻訳ミステリが売れず、冬の時代と言われるが、こういうイベントで売れてくれればいいなと思う。
2010年12月19日 [Sun]
■ BBIQ開通
工事は2時間ほどかかると言われたが、1時間で終了。屋内はBフレッツの光回線と同じところを通したそうだ。電話もIP電話に変わった。電話料金が安くなるのは良いことだ。Webで使用状況が分かるのもいい。ネットは一昨日、持って来てもらったルーターの設定をBBIQに変更し、難なくつながった。回線速度を調べてみると、46Mbps。まあ、こんなものか。
今までのルーターより無線LANの速度が速いので、Digaに録画した映画をノートパソコンのDLNAソフトVAIO Media Plusを通じて見られるようになった。これはかなり便利。自分の部屋でゆっくり映画を見ることができる。
画面が小さいのでデスクトップの方でも見たいところだが、6年前のパソコンなのでデジタル著作権のあるDLNAには対応していない。都合のいいことに、というか、一昨日からパソコンの調子が悪い。寒さのためか、起動しなくなったのだ。マザーボードのリチウム電池が切れかかっているのだろう(電池の寿命は6年程度らしい)。交換すればいいんだけど、この際、壊れた事にして買い換えようかと思っている。
ま、その前にデータをバックアップしておかなければいけない。大事なデータはメールも住所録もGoogleのサーバーにあるので問題ないし、ハードディスクを取り出してデータを救出すれば、いいわけだからあまり問題ではないんだけど、作ったばかりでまだアップしていないホームページのトップページがバックアップしてなかった。あちこちいじって、なんとか起動したすきにDropBoxにホームページの全ファイルを放り込んだ。ところが、ファイル数がかなり多い上にパソコンの調子も悪いのでなかなかアップできない。ネットワークコピーも同時にやって、どうやらコピーし終えた。
今は普通に起動しているが、買い換えるにしても電池の交換はやっておいた方がいいな。
■ 電池交換
というわけでマザーボードの電池を交換することにした。久しぶりにパソコン(VAIO VGC-RA71PS)のガワをあけ、ハードディスクと電源ユニットを取り外す。マザーボードはASUS製のPTGD2-VX。さて、電池はどこにあるのだろうと探したら、右下の方にあった。これなら電源ユニットは外す必要はなかったな。電池はボタン型のCR2032だった。ヤマダ電機に買いに行く。
交換して電源ユニットとHDDを取り付けて起動。BIOSが初期化されているので、セットアップしなくてはいけない。適当にセットアップして再起動したら、正常に起動した。
これでまたパソコンの寿命が延びてしまったが、とりあえず調子が悪いということにして年明けぐらいにブルーレイドライブ付きのDELLのパソコンを購入するつもりだ。それとも春モデルが出るまで待つか。
2010年12月29日 [Wed]
■ ワイヤレスキーボード
新しいパソコンがもうすぐ届くので、今のデスクトップは子供の部屋に置くか、居間のテレビに接続しようと思っている。どちらにしてもワイヤレスのキーボードの方が都合がいいので、買いに行く。ロジクールのMK520がいいなと思っていたが、ヤマダ電機にはMK320しかなかった。ま、安いのでこれでもいいや。
USBレシーバーを挿すだけですぐに使える。キーボードは単四乾電池2個、マウスは単三1個でそれぞれ最大15カ月と5カ月持つそうだ。キータッチは以前のものより良い感じだが、Deleteキーの位置が微妙に違うので戸惑う。ま、慣れれば大丈夫だろう。ワイヤレスといっても遅延は感じない。Windowsが起動しないと使えないのかと思ったら、起動前でも使えた。機能拡張キーのうち、パソコンの起動キー(FN+F7)はスリープやスタンバイからの復帰ができる。さすがに電源を切った状態からの起動は無理だ。
で、テレビに接続するなら、HDMI端子付きのグラフィックボードに変更したい。楽天で調べたら、玄人志向の安いやつ(3000円ちょっと)があったので注文した。