映画とネットのDIARY(tDiary版)
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【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2005年03月16日 [Wed]
■ いきなりPDF to Data
PDFを読み取って、WORDやExcelなどのデータに変換するソフト。パナソニック製のOCRを使うようだ。もちろん、セキュリティで内容の抽出を制限しているPDFではダメですね。ソースネクストはPDF関連のソフトに力を入れているなあ。それが売れるというのは、Acrobatが高すぎることの裏返しなのだろう。
■ 「Born Into Brothels」予告編
アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞。「売春窟に生まれついて」と訳すのだそうだ。ブラサルズって、最初はブラザーズの間違いじゃないかと思った。
インドのカルカッタにある売春地帯に住む子供たちを追った映画。詳細は町山智浩アメリカ日記に詳しい。見なければいけないような内容だが、アメリカでも恵まれた公開ではなかったようだ。IMDBを見ると、200人足らずしか投票していない。アカデミー賞効果でもっと公開規模が大きくなって、日本での公開も望みたいところ。
■ 「マッドサイエンティストの手帳」ブログ化
久しぶりに行ってみたら、日記がブログになっていた。ASAHIネットのブログはアサブロというらしい。まだテスト公開中とのこと。
2006年03月16日 [Thu]
■ [MOVIE] 「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」
ジョニー・キャッシュ(ホアキン・フェニックス)やジェリー・リー・ルイス(ウェイロン・マロイ・ペリン)やバンドのメンバーが朝から酔っぱらっているのを見てあきれたジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)が「まっすぐに歩けない男たちばかりね」と怒る。それでジョニーは「君のために真っ直ぐ歩く」と訴える「アイ・ウォーク・ザ・ライン」という歌を作る。少女時代からステージに立ったジューンの歌をジョニーは少年時代からラジオで聴いていた。手の届かない世界にいると思っていた憧れの女性と同じステージに立ち、一緒にツアーに出るようになって、ジョニーはジューンへの距離を徐々に縮めていく。酒場で初めて心を通わせる場面など2人の関係を描くシーンがとてもいい。ジューンは2度結婚に失敗し、ジョニーも既に結婚していたので、なかなか恋人同士にはなれないのだが、この映画、ジョニー・キャッシュの生涯をジューンとの関係に重点を置いてラブストーリーとして映画化したのが成功の要因だと思う。素敵なラブストーリーになっている。
何よりホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンの歌のうまさには驚くばかり。「キューティ・ブロンド」(2001年)のようなコメディのキャラクターの要素を残しつつ、シングルマザーの歌手を見事に演じてウィザースプーンはアカデミー主演女優賞を受賞したが、ホアキン・フェニックスも主演男優賞を取ってもおかしくない演技。残念ながら受賞は逸したけれど、ひたすら真面目に取り組んだ様子が手に取るように分かる演技である。フェニックス、かなりの演技の虫なのではないかと思う。
「悪魔は出来のいい子を奪った」。アーカンソーの貧しい家で飲んだくれの父親が嘆く。ジョニーの兄のジャックは1ドルを稼ぐために行っていた電動ノコギリ作業中の事故で死んでしまう。仲の良かった兄の死と父親の残酷な言葉がジョニーのトラウマになったのも無理はないと思える(考えてみれば、ホアキン・フェニックスもまた兄リバーを亡くしているのだった)。序盤のジェームズ・マンゴールド監督の演出は無駄な部分がなく的確で、ここで観客のハートをしっかりとつかんだ後、楽しすぎる歌のシーンが続いて前半は100点満点の映画と思った。もう2人の歌が素晴らしすぎて、サントラが欲しくなってくる。後半、ドラッグ(アンフェタミン)に溺れるあたりが「Ray/レイ」との類似性もあって損をしているし、ブルーな気分にもなるのだが、実際にあったことなのだから仕方がない。ジョニーのドラッグをやめさせようと、ジューンが協力して、さらに二人の愛は深まっていくことになり、ステージ上でのプロポーズという幸福なラストシーンにつながっていく。
少年時代から描いていることと、肉親の死やドラッグの描写があることで、どうしても「Ray/レイ」と比較したくなるのだが、僕はジェイミー・フォックスがレイ・チャールズに人工的に似せようとした「Ray/レイ」には窮屈さを感じた。「ウォーク・ザ・ライン」にはもっと大らかな感じがあり、主演2人の好感度の高さが映画の印象を心地よいものにしている。ジョニーがドラッグから立ち直る描写は人の再生を示して説得力があり、「Ray/レイ」よりもうまいと思う。
2009年03月16日 [Mon]
■ Webアプリケーションファイアウォール
さくらインターネットで僕が使っているサーバーは今朝、バージョンアップを行ったようだ。コントロールパネルから見てみると、サーバーのバージョンが変わっていた。しかしMySQLの移行については何も書いてない。これはやっぱり旧バージョンのデータを削除しないと、ダメらしい。XOOPSとWordPressの移行は以下の手順で行った。
- XOOPSのMySQLデータのバックアップ(phpMyAdminでデータをエクスポート)
- WoedPressの投稿やコメントデータを管理者メニューからエクスポート
- データベースを削除
- データベースをMySQL5.1で作成
- phpMyAdminでXOOPSのデータをインポート
- WordPressを再インストール
- WordPressのXMLデータをインポート
まずMySQLのデータバックアップ。XOOPSはProtectorからエクスポート、その後念のためにphpMyAdminからXOOPSのデータを選んでエクスポートしておいた。ファイルはアクセスログの中に文字化けした部分があるので、この行は削除しておいた方がいい。文字コードが混在しているWordPressはphpMyAdminからデータをそのまま移すのは無理なので、XMLファイルをエクスポートした。再インストール後に記事をインポートするためだ。
で、コントロールパネルからデータベースを削除してみたら、当然のようにMySQLのバージョン選択メニューが出てきた。もちろん5.1を選び、ProtectorからエクスポートしたデータをphpMyAdminでインポート。XOOPSは拍子抜けするぐらい簡単に移行できた。
問題はWordPress。FTPでwp-config.phpを削除した後に再インストール。ところがデータベースになかなか接続できない。3度目にふと気づいてFTPからwp-config.phpを見てみたら、データベースの指定が旧サーバーのままだった。これを書き換えて、再インストールした。
ところが、サーバーが限りなく重い。管理者メニューに入るのに数分かかる。WordPressのフォーラムを探し、インストール完了後、動作が極端に遅いを読んで気づいた。さくらインターネットはバージョンアップに伴い、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入したのだった。これが原因だろう。ところが、コントロールパネルを見てみると、有効にはなっていない。該当するドメインでWAFをすべて有効にしてみたら、見違えるほど速くなった。Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の利用を考えていますが、注意すべき事項はありますか?を見ると、普通は逆だと思うんだが。
その後も管理者メニューを開くのに時々重いことがある。今日はデータベースの移行作業をしている人が多いためか。それとも単にWAFの影響か。WAFはSQLインジェクション対策になるので、有効にしておいた方がいいが、サーバーが重くなるのは勘弁してほしい。ま、とりあえずMySQLを無事に移行できてほっとした。
で、この日記を書いてプレビューしようとしたら、Forbidden。WAFの影響らしい。この日記はMySQLは使っていないので無効にした。MySQLを使っているのは別のドメインなので影響はない。別ドメインにしておいて良かった。
その後、WordPressがやっぱり遅いと感じる。XOOPSがあまり影響を受けないのはキャッシュ機能があるからだろう。WordPressにもキャッシュプラグインはあるが、携帯で見られなくなるのが痛い。いや、見られるようにすることもできるんだけど。どうもWordPressは使っていて、XOOPSの機能には及んでいないなと思えることが多い。
ここから追記。結局、サーバーが重かった原因はバージョンアップに伴ってCPUの処理能力が足りなかったためらしい→ OSバージョンアップ後の「さくらのレンタルサーバ」における動作遅延および対策について。CPUのスペックが上がったら快適になった