映画とネットのDIARY(tDiary版)
検索エンジンからのアクセスで、お探しのキーワードが見あたらない場合はNamazuで再検索してみてください。
【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2005年05月16日 [Mon]
■ ピクセル指定
朝から携帯サイトをいろいろいじる。auの携帯はスタイルシートを一応理解するのがかえってやっかい。文字サイズをピクセル指定、例えば、14ピクセル程度に指定していると、携帯のあの小さな画面ではメチャクチャ小さく表示されて読めたものじゃない。16ピクセルに変えても同じようなものですね。で、基本サイズをmediumかsmallにすると、PCのブラウザで見た場合にIEとFirefoxでは大きさがまるで違う。IEの場合、DOCタイプ宣言によっても文字の大きさが変わってくる。
携帯とPCとで同じページを使おうとすることに無理があるのは分かっているのだが、個人サイトの場合、2つもメンテできないので、いきおい省力化を図らざるを得ないのだ。書き換えるのは面倒そうだったので、Perlで元のHTMLファイルを読み込んで、スタイルシートなどの余計な部分を削除して表示するスクリプトを書いた。9割程度出来上がったのだが、細かい部分まで対応していくにはスクリプトの処理が多くなるし、ページを閲覧するだけでいちいちCGIを使うのは何となく面白くない。で、やっぱり元のファイルをコピーして書き換えて、別のサーバーにアップすることにした。書き換えようとしているファイルは1項目で78ファイルあるが、xyzzyを使ったら、940カ所ぐらいの置換が1、2秒で終わった。ほー、これを何回か繰り返せばいいなと思ったが、同じコーナーのファイルなのにスタイルシートなどの書き方がばらばらでそんなに簡単じゃない。なにせ、5年ほど前に作ったページで、こちらのスタイルシートの知識も乏しかったため、IDとかクラスとか使っていないのだ。
おまけに拡張子がhtmlとhtmの2種類ある。しかも別サーバーにアップすると、リンクの張り替えもしなくちゃいけない。というわけで、携帯サイト対応は前途多難。まあ、携帯サイトを公開したところで、そんなにアクセスが多いわけでもないだろうし、気長にやるしかありませんね。
■ 動画偽装
映画に行こうかと思ったが、それほど見たい作品はやっていないので、午後からは携帯に入れる音楽をせっせと作る。W21CAIIの場合、音楽ファイルは1.5MBまでの制限がある。1.5MBだと、曲の長さにもよるが、32kbpsから40kbpsぐらいがせいぜいだろう。これを突破するのが音楽ファイルを動画ファイルに偽装するやり方。いろいろなサイトを参考にさせてもらって、128kbpsで作ってみたら、ファイルサイズは4、5MBになるものの、十分きれいに聞こえるファイルができる。着うたフルなんかよりよほど音質がいい。携帯で聞く音楽は自作に限るとよく分かった。
128kbpsと言えば、CCCDなんかよりも高いビットレートなわけで、音質がいいのは当たり前。いや、ほんとにあのCCCDというのは腹立ちますね。今さらですが。
2006年05月16日 [Tue]
■ ソニー、Blu-rayドライブ搭載「VAIO Type R」
Blu-rayにはまだあまり興味はないが、この記事でおっと思ったのは「地上/BS/110度CSデジタルチューナとアナログチューナを搭載」という部分。普通のキャプチャボードでは地上波だけでBSもCSも受信できない。これ、単体で売ってくれませんかね。BSを受信できない限り、パソコンのキャプチャボードよりはDVDレコーダーを買った方がまし、ということになるのではないか。まあ、テレビとDVDレコーダーを買うよりはボード1枚の方が安いんですがね。
それにしても、この記事を読むと、Blu-rayで地上デジタルを録画しても、ムーブの際にいろいろな制限があるようだ。まだ買うのは早いか(買わないけど)。
2008年05月16日 [Fri]
■ 検索エンジンからのアクセス
tDiary2.2から、「検索窓に検索サイトで入力されたキーワードを設定」するようになったそうだ(tDiaryドキュメント - search_form.rb)。これには条件があって「disp_referrer.rbが併用されている」「default_textパラメタの値が空」の場合に限る。同じような意図のsubsearch.rbという出来の悪いプラグインを作っていたのだが、これで不要になった。というか、プラグインが動かなくなっていたので調べたら、この新しい仕様が分かったというわけ。
同じようなことを考える人はいるものだな。検索キーワードの抽出は元々、disp_referrer.rbが行っており、search_form.rbもこれを使っている。優秀なのはextract_search_keywordで検索キーワードを取り出せること。これはHTMLエスケープされている。エスケープされていないキーワードは@extract_search_keywordで取り出せるとのこと。Namazuによる再検索のリンクを以下のように書くことができる。
http://cinema1987.org/namazu2/namazu.cgi?query=<%= @extract_search_keyword %>
というわけで、ヘッダーにこのリンクを書いておいた。検索エンジンからのアクセスでない場合はextract_search_keywordは空なので、Namazuの検索ページが表示されるだけになる。
今、気づいたのだが、これ、どちらもエスケープされているような気が。Namazuの動作に支障はないようなので、いいか。
■ 「週刊 自転車ツーキニスト」
自転車通勤を提唱している疋田智さんのメルマガ。先月、購読を登録してなかなか届かないなあと思っていたら、今月9日に来て15日と今日の連続で来た。忙しくて書けない日もあるのだろう。2000年から続いているメルマガだが、疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」 - メルマ!でも読めるので、わざわざ登録する必要もなかったような気もする。まあ、いいでしょう。
最新号は「下半身露出の謎の」というタイトル。自転車とは関係なく、例のテレ朝社員の話題である。僕はこの社員、精神的にまいっていたとしか思えない。普通はしないようなあ、あんなこと。
それはいいとして、このメルマガを購読するようになったのは自転車に興味を持ったから。ママチャリではなく、クロスバイクを買おうかと思っている。ダイエットの延長の気分なのだけれど、自転車にはしばらく乗っていないので乗りたくなったのだ。まあ、現在のところ、買っても休みの日しか乗れないので、買うのは来年になるかな。かといって通勤に使えるかというと、スーツ着て自転車は少しつらいものがあると思う。やはり休みの日に少し遠出するぐらいか。
2011年05月16日 [Mon]
■ 「大殺陣」
工藤栄一監督が「十三人の刺客」に続いて撮った集団抗争時代劇。1964年の作品。大老の酒井忠清(大友柳太朗)が甲府宰相・綱重を将軍の後継として擁立し、天下を我が物にしようと企む。軍学者・山鹿素行(安部徹)はそれを阻もうと一党を組織し、綱重の暗殺を計画する。暗殺計画に参加するのは神保平四郎(里見浩太朗)ら侍6人。無謀と言える計画で、壮絶な斬り合いの後、侍たちは想像通りの最後を迎える。その後に一工夫しているのがこの映画のミソで、「柳生一族の陰謀」あたりもこれを参考にしたのではないかと思う。手持ちカメラを使った抗争シーンの映像は「仁義なき戦い」を思わせる。
剣の達人など登場しないのが「十三人の刺客」とは違うところ。クライマックスの戦いは誰が戦っているのか分からないほどの集団の中で描かれる。侍たち一人一人の死に特に焦点を当てることもない。それが実録路線のヤクザ映画を思わせるのだ。戦いの後に残るのは空しさだけ。1960年代の映画には戦後の余韻と学園紛争の影響が感じられる。
■ 「十一人の侍」
これは1967年の作品。西村晃が「十三人の刺客」に続いて剣の達人を演じる。クライマックス、豪雨の中での死闘は「大殺陣」の殺陣より見応えがある。ここで夏八木勲と大友柳太郎の1対1の決闘を描くのは集団だけを描いた「大殺陣」の反省に立ったからか。ストーリーもシンプルな仇討ちで分かりやすいのだが、「忠臣蔵」と「十三人の刺客」を合わせたような作りになっていることが減点対象。そういう意味で革新的な部分はないのだけれど、これはプログラムピクチャーとして間違ったあり方ではないだろう。暴君の松平斉厚を演じる菅貫太郎を含めて役者たちも好演している。なお、「大殺陣」と「十一人の侍」はビデオはあるが、DVDは出ていない。
■ 「トゥルー・グリット」
チャールズ・ポーティスの原作を半分ぐらいまで読んだところで見た。冒頭のナレーションは原作の書き出しと同じ。それにかぶせてマッティ・ロスの父親の死体と逃亡する馬を見せるのがうまい省略の仕方だ。冬の西部の風景が美しく、コーエン兄弟は的確な画面設計と描写でストーリーを語っていく。画面に格調の高さがあり、正統派の西部劇といった感じに仕上がっている。今年のアカデミー賞では無冠に終わったが、せめて撮影賞は人工的な「インセプション」ではなく、この映画の方が良かったと思う。
飲んだくれの連邦保安官ルースター・コグバーンを演じるジェフ・ブリッジスはセリフ回しなど、ちょっと作りすぎかなと思えるが、まず好演と言って良いだろう。ちなみに原作でアイパッチをしているのは左目だが、映画では右目になっている。主演のヘイリー・スタインフェルドはこれが映画デビューとは思えない。芯の強い少女をしっかりと演じている。トゥルー・グリット(本当の勇気)はこの少女を指しているのだろう。
ところで、主人公の父親が買った馬は原作ではポニーとなっているし、映画のセリフでもポニーと言っているが、字幕はマスタング。画面に出てきたのも普通の馬に見えた。僕はマスタングについては野生馬という訳しか知らなかったが、調べたら小型の野生馬のことだった。小型の馬だからポニーと言っていたのか?
■ 「パリより愛をこめて」
ノンストップのアクション。ただし、この話、1時間を過ぎたあたりの展開を序盤に持って来た方が良かった。初めの方の展開はノンストップではあっても謎が物足りないのだ。情緒を描く暇もない。昨年、サイモン・カーニック「ノンストップ!」という小説が面白かったけれど、あれを見習って欲しい。ただ、アクションに関しては十分、水準は行っている。トラボルタは敵を殺しすぎだけど。監督は「96時間」のピエール・モレル。主演はジョナサン・リース=マイヤーズ。