映画とネットのDIARY(tDiary版)
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【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2005年05月18日 [Wed]
■ 利用期限更新
VAIOに入っていた体験版ゼンリンデジタル全国地図(its-mo Navi)。なければないですませられるが、あると便利なので。手続きしたら、利用期限が来年の昨日までになった。ホントは6月1日まで使えたので、2週間損した気分。もともと無料の体験版なので、損はしていないんですけどね。
携帯用の体験版MySyncもそろそろ購入手続きをしないといけないか。こちらは2000円払えば、ずっと使えるのでお買い得(でもminiSDカードですませられる部分もある)。
1年間で更新していくソフトは安いのか高いのかよく分かりませんね。
■ マニュアル500ページ
VMwareが届いた。同梱のマニュアルは500ページ近くある。読み応えがあるなと思ったが、これはソフトに付属しているユーザーマニュアル(ヘルプ)と同じもののようだ。ただ、やはり製本してある方が僕には読みやすい。寝ころんで読めますからね。
■ [MOVIE] 「交渉人 真下正義」
きのうセントラルシネマで見たのがこの作品。キネマ旬報5月下旬号の特集で十川誠志(そご・まさし)の脚本の評価が高かったので期待した。確かに脚本は地下鉄パニック映画としてよく考えられているけれど、さまざまな傷があると思う。何の根拠もなく勘だけで配線を切っていく爆弾処理なんてありえない。あの傑作「ジャガーノート」(リチャード・ハリスのカッコよさ!)を引き合いに出しているのだから、なおさらその思いは強くなる。単なる引用では情けない。引用した上で元の作品を上回るアイデアを詰め込むのが本当ではないか。「オデッサ・ファイル」や「深夜プラス1」など言及される他の作品についても同じことが言える。十川誠志は僕と年齢が近いのでそうした70年代の作品に影響を受けているのはよく分かる。それでも過去の名作傑作を部分的にでも超える意気込みがなければ、パロディ同様お遊びの域を出ないのは明白だろう。本広克行演出のメリハリのなさ、緊迫感のなさもマイナスに働いている。いつものように「踊る大捜査線」の音楽が流れ、「踊る」の世界を継承しつつ、新しい作品に仕上げようとした意図に間違いはないと思うが、これでは観客を満足させることはできないだろう。國村隼、寺島進ら脇役の好演は光るけれど、芯の通った作品にはなっていない。
レインボーブリッジ事件から1年後。東京トランスポーテーション・レールウェイ(TTR)の独立型運行管理システムがダウンする事件が起きる。システムに侵入した犯人は弾丸ライナーと名乗り、警視庁初の交渉人・真下正義(ユースケ・サンタマリア)を指名して「出ておいで」と呼びかける。クリスマスイブの日、実験車両のフリーゲージトレイン・クモE4-600が盗まれ、地下鉄の路線を暴走する事件が起きる。警視庁交渉課準備室にいた真下は現場に呼び出され、TTRの指令室で弾丸ライナーと電話で相対することになる。公園で起きた爆発に続いて、TTRの車両基地でも爆発が起きる。真下はクモの暴走から地下鉄を救うために総力を挙げるTTRの総合指令長・片岡(國村隼)と協力し、弾丸ライナーと交渉を繰り返す。捜査一課の熱血刑事・木島(寺島進)は地上で弾丸ライナーの正体を精力的に探り始める。そして弾丸ライナーの本当の狙いが明らかになる。
こうした魅力的な設定なのに、映画は今ひとつ盛り上がりに欠ける。出だしのシステムダウンの場面では視覚的に大きな仕掛けがほしいところだし、中盤の犯人との駆け引きにももっと工夫がほしいところ。静の指令室に対して動の部分を受け持つのが木島だが、登場場面の強烈な印象がその後薄くなっていくのは残念。ボルテージ上がりっぱなしの演技というのは得てしてそういうものなのだろう。ユースケ・サンタマリアを僕は嫌いではないが、こうしたパニック映画のヒーローとしてはあまりふさわしくないかもしれない。それこそ「ジャガーノート」のリチャード・ハリスのような奥行きのあるキャラクターが望まれるのである。
総じて、この映画に登場するキャラクターは型にはまったものになっている。キャラクターの背景が描き込まれないので、ドラマと呼べるものは希薄である。それが、話はよく考えてあるのに印象が薄くなった原因と思う。ゲーム感覚の犯行を描いてゲーム感覚の映画にしかならなかったわけだ。
犯人の設定や犯行の手口、カラスの使い方などを見ると、「機動警察パトレイバー The Movie」の影響があるのかなと思う。「踊る2」の映画評を読み返してみたら、「パトレイバー2」との類似性を僕は指摘している。ということは、これは本広克行の趣味なのかもしれない。
2007年05月18日 [Fri]
■ backup_mixiのファイル書き換え
backup_mixiでダウンロードしたファイルで「前の日記」「次の日記」にカーソルを合わせると、JavaScriptエラーが出る。元のページを必要部分だけ切り取っているのだから仕方がないが、気持ちよくはないので書き換えることにした。grepして置換できるエディタを使えば、簡単だ。xyzzyとか秀丸7.0のベータ版とか。それでは面白くないので、なでしこで書いてみた。10行のスクリプトで書ける。
対象フォルダは「D:\backup_mixi_win\mixi_backup\diary\」#backup_mixiでダウンロードしたフォルダのパス 「{対象フォルダ}*.html」のファイル列挙して反復 対象は「D:\backup_mixi_win\mixi_backup\diary\{それ}」 内容に対象を読む。 内容の「onMouseOut」を「」に置換 「onMouseOver」を「」に置換 「<a href="neighbor」を「<a href="http://mixi.jp/neighbor」に置換 もし、それ≠内容ならば それを対象に保存 終わる
ついでに「前の日記」「次の日記」も有効にするようにしてある。ま、mixiの方の「前の日記」「次の日記」へジャンプするだけですけどね。この処理、ファイルが多いとそれなりに時間がかかる。僕の場合は300ファイル近くだったので、数十秒。パソコンの処理能力にもよるだろう。2度目からは保存処理がスキップされるので速くなる。
2008年05月18日 [Sun]
■ お預りメール設定解除
最近の検索キーワードに検索ロボットのクロールが多すぎるので、リンクからNamazu検索ができる仕様をやめた。METAタグやrobots.txtを書いてもダメなロボットはダメなので仕方がない。
携帯のメールをau oneメールに自動転送するように設定したら、お預かりメールの設定がオフになった。まあ、それはそれで構わないが、au oneメールはGmailを使っているのに今のところ、携帯から見られないのが難。いや、新しい携帯は対応しているらしいのだが、古い携帯の場合はダメ。それとも、今は不具合があるからダメなのか。携帯のメールは以前からGmailへ転送するようにしているが、これをやめると、携帯から削除した過去のメールが読めなくなってしまう。このほか、Gmailより機能的に劣る部分がいくつかある。同じ仕様にしてくれませんかね。ついでにGmail Notifierにも対応してくれると、うれしい。
auのお預かりメールは「2008年9月にサービス終了を予定しており、2008年5月7日をもって新規の設定受付を終了しました」とのこと。メールデータの移行は以前やった時には一部しか移行できなかったが、今回もうまくいってなくて、移行作業が中断されている。再開したら案内があるとのこと。
2011年05月18日 [Wed]
■ 「9 ~9番目の奇妙な人形~」
3DCGアニメ。冒険活劇に徹しているのが素晴らしい。9と呼ばれる人形が目を覚ますと、そこは機械と人間の戦いが終わった未来。人間はすでに滅んでいた。9はふとしたことで邪悪なマシンを目覚めさせてしまう。復活したマシンは9の仲間の人形たちを次々に餌食にしていく。9はマシンとの戦いに挑む。
設定はファンタジーだが、中身はアクション。奇妙な人形たちは襲ってくる猫や翼手竜のような機械たちと戦う。戦いにスピード感があって良いが、設定の細部が今ひとつ分かりにくいのが惜しい。たとえば、人形たちはどうやって動いているのかとか、邪悪なマシンはなぜ人形たちの生気を吸うのかといった理由が説明されない。
シェーン・アッカーが自作短編アニメ(2005年アカデミー賞ノミネート)をティム・バートンの後押しを受けて長編化したもの。元の短編も見てみたいものだ。と思ったら、YouTubeにあった。なるほど、こちらは9と猫型マシンとの対決をメインに描いている。キャラクターの造形は長編版と同じ。9のキャラクターを他のキャラクターに分散して、物語の背景を拡充したのが長編版ということになる。短編は物語のワンシーンを描き、長編は全体像を描いているわけだ。IMDBの採点は短編が7.7、長編は7.0。
■ 「ウルフマン ディレクターズカット版」
劇場公開時に見ていないのでどこがディレクターズカットなのか分からないが、16分長いとのこと。1941年のロン・チェイニー・ジュニア主演「狼男」のリメイクでベニチオ・デル・トロが狼男を演じる。その父親にアンソニー・ホプキンス。監督は「ジュラシックパークIII」のジョー・ジョンストン。デル・トロの相手役に「ヴィクトリア女王 世紀の愛」のエミリー・ブラント。監督もキャストも傑作になりそうな布陣だが、批評的にも興行的にも失敗した。
僕はそんなに悪くないと思ったが、話が古いのが欠点か。1941年の映画の単なるリメイクでは限界がある。何か現代的なアレンジを入れたいところだった。狼男の特殊メイクを担当したのはリック・ベイカー。変身シーンのリアルさはジョー・ダンテ「ハウリング」(1981年)をはじめとしてもはや、やり尽くされた観があり、ベイカー自身も「狼男アメリカン」(1981年)で経験がある。変身後の姿がそれほど狼っぽくないのは古典のリメイクを意識したためかもしれない。