映画とネットのDIARY(tDiary版)

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映画の感想一覧 2004年7月以降 2005年  2006年  2007年  2008年  2009年

2004年12月30日 [Thu]

「ロスト・イン・トランスレーション」(DVD)

東京にCMの仕事に来た映画俳優ボブ(ビル・マーレイ)とカメラマンの夫についてきたシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)の淡い交流を描く。ソフィア・コッポラはこれでアカデミー脚本賞を受賞したが、凝った脚本ではない。2人は元々、周囲に理解されない疎外感を感じており、言葉の通じない日本に来てそれに拍車がかかる。だから日本の描写は理解できないものとして描かれる。

どうも見ていて「いい気なもの」と思えてきてしまう。2人は高級ホテルに泊まっているぐらいだから、経済的にも恵まれており(ボブのCMのギャラは200万ドル)、なに甘えたこと言ってんだよと思えてくるのだ。未開の地に来た白人の孤独を描いた映画は過去にもあったと思うけれど、まあ、当事者の国に住む者としては面白くない。この2人には「郷にいれば郷に従え」なんて感覚はないのだろう。刹那的な旅行者なのである。

個人的にはこの脚本は技術的な部分も話の根底にある考え方も甘いと思う。それでもこの映画に魅力があるとすれば、それは主演2人の魅力で、人生にうんざりしたようなマーレイと清楚でありつつ肉感的なヨハンソンはどちらもいい。実生活では2人とも近寄りがたいキャラクターらしいが、映画の中では好感のもてるキャラクターである。

正月の酒

普段飲むのは焼酎だが、実は日本酒大好きなので正月用の酒を酒店へ買いに行く。ちょっと迷って、「越乃寒梅 別撰」4合瓶と「黒松剣菱 特選」5合瓶を買う。正月の酒といいながら、夕食前にさっそく飲む。この2本、価格はずいぶん違う(越乃寒梅が4倍近く高い)が、味の方はそんなに変わらない。まあ、越乃寒梅の方が個性はありますけど、味が4倍違うかというと、そうでもない。日本酒の価格というのもよく分かりませんね。

僕はこの2本よりも月桂冠の≪超特撰≫ 鳳麟 純米大吟醸 の方が好み。これは素人が飲んでもホントにおいしく感じる酒だと思う。残念ながら、酒店には置いてなかった。


2005年12月30日 [Fri]

送信者への警告!

というサブジェクトで「InterScanにより、送信したe-mailからウイルスが検出されました」とのメールが来る。送信者はJTB旅の予約センター(海外)。未だにこういう無駄なメールを出すシステムがあるのにあきれる。ウィルス感染を知らせるこういうお節介システム、ウィルスがアドレスを詐称することは普通なのに、何の意味があるのか。ウィルスに感染していない人に届いた場合、不快感を与えるし、それが企業だった場合、企業イメージも悪くなる。おまけに余計なトラフィックを増やす。資源の無駄遣いでもある。

「そうか、自分のパソコンはウィルスに感染してたんだ。教えてくれてありがとう、JTB」と思う人がどれぐらいいるだろう。JTBはソフト(の設定)を変えてはどうか。こういうメール、スパムでしかない。

キネ旬1月上旬号

探したらあった。居間の新聞・雑誌の中に紛れ込んでいた。

松竹の2006年以降のラインナップが紹介されている。期待作は原作ものに限ると、「夜のピクニック」(恩田陸原作、長澤雅彦監督、田部美華子、石田卓也)、「出口のない海」(横山秀夫原作、佐々部清監督、市川海老蔵、伊勢谷友介)、「地下鉄に乗って」(浅田次郎原作、篠原哲雄監督、堤真一、大沢たかお)、「陽気なギャングが地球を回す」(伊坂幸太郎原作、前田哲監督、大沢たかお、鈴木京香)など。

しかし、一番の期待は「花よりもなほ」(是枝裕和監督、岡田准一、宮沢りえ)か。サイトによると、「赤穂四十七士の仇討ちの影に市井のたくましい“生の物語”があった」という映画とのこと。1月下旬号には「“仇討ちもの+長屋もの”のユーモア時代劇とでもいうべきか。シナリオは是枝裕和自身のオリジナル」とある。


2008年12月30日 [Tue]

Google AJAX Feed API再び

いろいろいじって、一つのフィードを表示するのは以下のようにした。これは映画フォーラムのRSSを3つ取得して表示する。BLOG dot USK dot CCを参考に書き換えた。YOUR KEY HEREには取得したGoogle AJAX Feed APIキーを書く。

<script type="text/javascript" src="http://www.google.com/jsapi?key=YOUR_KEY_HERE"></script>
<script type="text/javascript">
<!--
google.load("feeds", "1");
function initialize() {
var feedControl = new google.feeds.FeedControl();
var feed = new google.feeds.Feed("http://forum.cinema1987.org/modules/d3forum/index.php?page=rss&forum_id=1&odr=1");
feed.setNumEntries(3);
feed.load(function(result) {
if (!result.error) {
var container = document.getElementById("google-rss");
var text = "";
for (var i = 0; i < result.feed.entries.length; i++) {
var entry = result.feed.entries[i];
var dd = new Date(entry.publishedDate);
var yearNum = dd.getFullYear();
var date = yearNum + "年" + (dd.getMonth() + 1) + "月" + dd.getDate() + "日 " + dd.getHours() + "時" + dd.getMinutes() + "分";
text += "<dt>「" + "<a href=" + entry.link + ">" + entry.title + "</a>」(" + date + ")</dt><dd>" + entry.contentSnippet + "...</dd>" ;
}
container.innerHTML = "<dl>" + text + "</dl>" ;
}
});
}
google.setOnLoadCallback(initialize);
// -->
</script>

表示したい所に<div id="google-rss">Loading...</div>と書けばOK。複数のフィードを扱うにはfeedControlを使う。

<script type="text/javascript" src="http://www.google.com/jsapi?key=YOUR_KEY_HERE"><
/script>
<script type="text/javascript">
<!--
google.load("feeds", "1");
function initialize() {
var feedControl = new google.feeds.FeedControl();
feedControl.addFeed("http://cinema1987.org/diary/index.rdf", "映画とネットのDIARY");
feedControl.addFeed("http://forum.cinema1987.org/modules/d3forum/index.php?page=rss&forum_id=1&odr=1", "映画フォーラム");
feedControl.addFeed("http://cinema1987.org/rss/index.rdf", "シネマ1987online"); feedControl.setNumEntries(3);
feedControl.draw(document.getElementById("feedControl"));
}
google.setOnLoadCallback(initialize);
// -->
</script>

表示には <div id="feedControl">Loading...</div>と書く。

しかし、これだと、なぜか日付が1カ月ずれる。これはGoogle側の不具合だろう。他のサイトでもずれている。そのうち直るのだろうか。スクリプトはこちらの方が簡単だが、その分、カスタマイズはあまりできないようだ。

このほか、参考になるサイトはGoogle AJAX Feed API入門など。


2011年12月30日 [Fri]

第3回AXNミステリー 闘うベストテン

視聴者1位の「ジェノサイド」は暫定5位に置いてあったが、「他のベストテンでもさんざん1位になっているから」という理由で別格として圏外へ。評者5人の論戦で最終的に決まった順位は以下の通り。

(1)「忘れられた花園」ケイト・モートン
(2)「11 eleven」津原泰水
(3)「ミステリウム」エリック・マコーマック
(4)「ローラ・フェイとの最後の会話」トマス・H・クック
(5)「なまづま」堀井拓馬
(6)「ねじれた文字、ねじれた路」トム・フランクリン
(7)「月と陽炎」三咲光郎
(8)「謝罪代行社」ゾラン・ドヴェンカー
(9)「装飾庭園殺人事件」ジェフ・ニコルソン
(10)「はいつくばって慈悲を乞え」ロジャー・スミス
別格(視聴者1位) 「ジェノサイド」高野和明

見事に1冊も読んでいないが、「ねじれた文字、ねじれた路」は先日買った。「謝罪代行社」は買ったまま。このベストテンの中で読みたいのはトマス・H・クックかな。過去のベストテンは番組ホームページに1998年分から掲載してある。歴史のある番組なのだ。今年で第3回なのは、ミステリーチャンネルがAXNミステリーに変わったため。それにしてもAXNミステリーをまともに見るのは1年間でこの1時間番組ぐらいなのだった。


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