映画とネットのDIARY(tDiary版)

since 2004/07/15
ここは古い日記です。2013年11月からadiaryを使った新サイトに移行しました。
検索エンジンからのアクセスで、お探しのキーワードが見あたらない場合はNamazuで再検索してみてください。
映画の感想一覧 2004年7月以降 2005年  2006年  2007年  2008年  2009年

2005年02月01日 [Tue]

WebメールにRSSリーダー

@niftyが始めた。なんでWebメールにRSSが必要なのか、理解に苦しむが、いちおう使ってみる。表示は「題名のみ」、「題名と概要」、「題名と本文」の3通り。「題名と概要」が一番RSSらしい表示。「題名と本文」を選ぶと、そっくりそのままWebメール内にブログが表示される。うーん、必要かなあ。決して反応が速くないWebメールで読むよりはローカルのRSSリーダーで読んだ方がいいような気が。

それにしてもちゃんと、フィード登録用 Bookmarkletまで用意してあるのが、さすがと言うべきか。

ジャスト「一太郎」の販売中止を命じる 松下アイコン訴訟で判決

「アイコンの機能説明をさせる第1のアイコンをクリックしてから第2のアイコンをクリックすると、第2のアイコンの機能説明をしてくれる処理」というのを文章で読んでもよく分からないが、要するにWindowsでも一般的に使われている機能。「?」のボタンをクリックして、別のボタンにドラッグすると機能の説明が出てくるというやつらしい。僕は一太郎使い始めて8年になるが、この機能使ったことがなかった。

松下が特許権を持っているのだから、無断使用が特許権の侵害になるのは分かるけれど、ワープロソフトの基本機能とは関係ない機能で販売差し止めというのもずいぶん無茶な感じがする。裁判長は製品の廃棄も命じたそうだ。機能の廃止や改造とかではダメだったのか。

一太郎2005は予定通り10日に発売されるとのこと。まあ、そうでしょうね。この訴訟、最高裁まで行くのだろうか。

「オペラ座の怪人」公式サイト

「コンテンツが表示されない場合、WindowsXP SP2・Yahooツールバー・Googleツールバー・各種セキュリティソフトの『ポップアップ禁止機能』がONの可能性があります。OFFにしてご覧ください」との注意書きがある。今時、ポップアップを利用したサイトなんて作ってる方が悪い。クライアントからポップアップの要望でもあったのか?

それにこのサイト、遅すぎる。メニューをクリックした後にプレゼントのお知らせが必ず出るのも趣味が悪い。あれ、まだ工事中かと思ってしまう。回線が細いのに、Flashなんか使わないでほしい。


2005年02月02日 [Wed]

ScanSnap

ホントはAcrobat7.0が欲しいだけなのだが、それならScansnap買ってもいいかという気もする。Acrobat7.0と名刺整理ソフトもついているのがポイント。これで5万円前後なら安い。いったい本体の方の価格はいくらなんだろう。問題はもう僕の部屋には物理的に置く場所がないということ。ノートパソコンを別の部屋に置くしかない。

PDFと言えば、ちょこっとイイブック経由で電子書店パピルスへ行ってみる。ここは今年で10年なのか。ダウンロードして読むのはいいのだけれど、パソコンで読むのはちょっとなあ。本は寝ころんで読みたい派なのだ。それにこれは、という本はないですね。

石けんシャンプー

家内から頼まれて太陽油脂の石けんシャンプーとリンスをケンコーコムで買う。我が家はもう10年ほど前から石けんシャンプーを使っている。

きっかけは「週刊金曜日」に連載されていた「買ってはいけない」だった。普通のシャンプーの人体への害が書いてあったからだが、使い始めて10年近く、少しは効果があったのかなかったのか。整髪料とか付けていると、石けんシャンプーを使っていてもダメな感じはありますね。


2005年02月03日 [Thu]

カウンター

久しぶりにcounter.rbプラグインを使ってみる。Apacheのログを見れば、だいたいのアクセス数は分かるが、詳しいログが見たくなったのだ。

去年の8月にこのプラグインを有効にした時、tdiary.confの書き方を間違って、日記を再インストールする羽目になった。今回はローカルにもtDiaryをインストールしてあるので、テストしてから試そうと思ったら、エラーが出る。Windowsでは使えないのか。

仕方がないので、直接この日記で有効にする。なんのことはなく、動いた。前回はカウンターの数字に画像を使ったが、今回は文字にした。この方が表示をスタイルシートでカスタマイズできるのでいいようだ。

[MOVIE] 「オペラ座の怪人」

「オペラ座の怪人」チラシ製作・脚本がアンドリュー・ロイド=ウェバーだったので、演出にも絡んでいるのかと思ったら、監督はジョエル・シュマッカーだった。うーん、シュマッカー、何をやっておるのか。IMDBでの評価がそこそこいいのが不思議だが、個人的にはさっぱり面白くなかった。主演の3人のキャラの立たせ方が決定的に足りないと思う。美男美女の2人はどう描いても美男美女なので仕方がないにしても、ファントムのキャラクターをもっと陰影に富んだものにしないと、単なるストーカーにしか見えない。キャラクター描写が希薄だから、エモーションも高まってこない。だからセリフの代わりに歌で描かれるクライマックスはなんだかいらいらしてしまう。キネマ旬報2月上旬号でシュマッカーは「ミュージカルは「全然(好きじゃない)」「ダーク・ムービーの方が好き」と語っており、この題材に惹かれたのもダークな部分らしい。それにしてはダークさも足りないが、それはウェバーとの駆け引きがあったのかもしれない。単純な話なのに2時間23分と無駄に長いのも腹立たしい。

モノクロで描かれる廃墟のオペラ座がよみがえって物語の時代にさかのぼるジャンプショットはすこぶる映画的な技法である(残念なことに予告編で何度も見せられたので印象は薄くなった)。シュマッカーは所々にこうした映画的な見せ方を取り入れており、舞台を映画に置き換えようと努力した跡は伺われる。ただ、全編のハイライトである絢爛豪華な仮面舞踏会のシーンの演出では舞台をそのまま撮ったような見せ方で、ミュージカル映画の呼吸はない。これは監督がミュージカルを知悉しているかどうかに関わってくることなのだろう。登場人物たちが、セリフの代わりに歌で気持ちを表現することの不自然さを不自然に感じさせない演出が必要なのに、そうした部分はあまり考慮されていないように見える。ドラマと歌をどのように融合させるか、という努力はないように思えた。

歌1曲で観客を引きつけたり、踊りだけで引き込んだりするような部分も見あたらない。ファントム役のジェラルド・バトラー、クリスティーヌのエミー・ロッサム、ラウル役のパトリック・ウィルソンはそれぞれに歌はうまいのだけれど、例えば、「ムーラン・ルージュ」で決定的にうまさを際だたせたユアン・マクレガーのような驚きと魅力には欠ける。及第点はクリアしていても、突出した部分がないのである。スター性がないと言うべきか。

ウェバーとしては、舞台は残らないので後世に残る映画にしておきたかったと意図があったのだという。映画としての完成度の前に、映画の記録性の部分に着目したわけだ。それにしても、バズ・ラーマンのようなミュージカルの分かった監督が撮っていれば、もっと映画的なミュージカルになっていたのではないかと思う。チラシにはアカデミー賞最有力作品とあるが、ノミネートされたのは主題歌、美術、撮影の3部門だった。


2005年02月04日 [Fri]

NTT-X Store

Scansnapの価格をいろいろ調べたら、ここが一番安かったので注文。49,800円で7,000円のクーポンがその場で使えるので42,800円(税込み、送料不要)。これに36,540円のAcrobatも含まれているのだからお買い得だ。楽天で探しても、ここより安いのはなかった。

利用するのは初めてだが、クレジットカードが使えないのがちょっと不便。ま、銀行振り込みでもATMから振り込めば手間ではないんですがね。振り込んで2時間ほどで、入金確認のメールが来た。「お届け日:最速2月8日(火)」らしい。と思ったら、商品発送のお知らせが来た。早ければ日曜日には届くか。

サーチエンジン追加

 リンク元にgooブログからの検索があったので、$HOME/www/diary/misc/plugin/jaのdisp_referrerプラグインのgooのところに以下の3行を追加。
[%r{\Ahttp://blog\.goo\.ne\.jp/index\.php.*}, '"goo"', ['fid'], nil ],
[%r{\Ahttp://blog\.goo\.ne\.jp/search/search\.php.*}, '"goo"', ['MT'], nil ],
[%r{\Ahttp://so-net\.blog\.goo\.ne\.jp/search/so-net_search\.php.*}, '"goo(so-net)"', ['MT'], nil ],
 まとめ検索も以下を追加した。
[%r{\Ahttp://(www|search|movie)\.matome\.jp/tag/(.*(?=\.html\Z)|.*\Z)}i, 'keyword=$2; "まとめ検索"', [], nil],
 無事、検索に含まれた。それにしてもgooブログとココログにpingを打つようになって、検索エンジンからのアクセスが増えたなあ。

nofollowタグ

リファラSpamやコメントSpam対策で各検索エンジンが対応方針のタグ。日記のソースを見て、disp_referrer.rbがリンク元にこのタグを入れているのに気づいた。バージョン1.43から対応したとのこと(SourceForge.net CVS Repository - log - cvs: tdiary/plugin/disp_referrer.rb参照)。それならYahoo!検索から来た場合に再検索を促す自作プラグインは不要。Yahoo!のクロールが一通り終わったら外すことにしよう。


2005年02月05日 [Sat]

「MSのウイルス対策ソフト参入に対する戦略はある」トレンドマイクロ

新しいPCのウィルス対策ソフトはノートン・アンチウィルス。これが使用期限まで1カ月になった。古いパソコンの方はあまり起動していないし、メールも受信しないから、ウィルスバスターをアンインストールして新しいPCの方に移そうと思っている。古いパソコンにはAVG Anti-Virusか、ウィルスセキュリティを入れておけばいいだろう。MSのソフトの価格はいくらぐらいになるのだろう。

Scansnap届く

Scansnapがもう届いた。最近、宅配便が速くなったような気がする。ゆうパックの影響か。

さっそくセットアップ。パソコンとつなぐ前にAcrobat7.0とScansnap関連のソフトをインストール。Acrobatは6.0も付属していた。これ、別のパソコンにインストールしてもいいのだろうか? そのあたりのライセンスはどうなっているのだろう。ま、起動が遅いのであまり使いたくはないですけどね。

Scansnapのスキャンはノーマル、ファイン、スーパーファイン、エクセレントの4段階ある。使ってみた限りではスーパーファインがいいようだ。エクセレントだと、ファイルサイズが大きくなるわりにはきれいじゃない。新聞をスキャンしてみたら、操作は簡単だし、まずまずのPDFができる。ただ、フラットベッドスキャナでスキャンした画像をPDFにした方がきれいにはなるようだ。速く簡単にPDF化というのがコンセプトらしいので、そのあたりは割り切りが必要なのだろう。

感心したのは名刺OCRで、読み取り精度も十分だし、かなり実用的。名刺をどんどん取り込んでいこう。


2005年02月06日 [Sun]

Acrobat7.0

今まで、PDFなんてフリーソフトや安いソフトで作っても同じと思っていたが、やはり本家の機能はさすがに豊富。挿入や削除の編集が簡単なのがいいし、ページ番号も書き込める。リンクも張れる。もちろんセキュリティーもかけられる。ScanSnap本体よりもこちらの方が面白いなあ。すっかりはまって昨夜は2時半までいろいろ操作していた。これはバージョンアップしていく価値がある。操作の方もヘルプをざっと読んでだいたい分かった。

Acrobatは高いので、ScanSnapを購入すると、お買い得だが、既に持っている人には無駄になる。ケータイWatch スタパトロニクスでスタパ斉藤さんも書いているように(これは一つ前のバージョンだが)、Acrobatが付属しない製品も出すと、いいかもしれない。

キグレNewサーカス

「キグレNewサーカス」パンフレット5年ぶりに行く。というか5年ごとにしか公演がない。前回も前々回も行ったので3回目。なので、あまり新鮮みはないのだが、それでも空中で行われる決死の芸には手に汗握る。いや、ホントに手のひらに汗がにじんだ。

ほとんどは過去に見たプログラムで、新しいと思ったのは「羽根出し」「シルクズリバー」の2つだけか。「羽根出し」は男が肩で支えた太い竹の上にはしごを立てて、その上で女性がバランスを取る芸。手を使って支えているわけではないので、バランスだけの勝負。男の方から声をかけている。「シルクズリバー」は青い布につかまった男女3人が空中で舞うような曲芸。命綱はなく、布に手や足を絡めているだけ。大丈夫かなと思う。

どの曲芸もバランスとタイミングが命。出演者同士の呼吸が合わないと、大けがの恐れがあるので、かなりの練習を積んでいるのだろう。そういう芸には敬意を表します。出演者は以前より若い人が多かったような気がする。中国の雑伎団出身と思える女性もいた。

座席は中央の最前列。あらかじめ指定席を買っておいてよかった。入場前売り券2,000円、指定席の特席券1,000円の計3,000円。それだけの価値はある。ただ、高いところで見せる曲芸が多いので、見上げていたら首が痛くなった。

テントには1,600人入るそうだ。それが満席だった。平日は少ないのだろうが、土曜日曜は儲かってますね。子供は光るヨーヨー(500円)とか、バルーン(2,000円)とか買うし。

僕はパンフレット(1,000円)を買ったが、写真ばかり。せめて芸の解説とか、出演者の紹介とかあればいいのに。映画のパンフでこの内容だったら、怒りまくりです。

コメディアンの三木のり平さんが存命のころは、公演会場を訪れるのが常だった。演出を担当していたのだ。


2005年02月07日 [Mon]

カウンターの桁数

昨日と今日のアクセスも表示したくなったので、表示したらケタの後ろがなかなか合わない。試行錯誤して、フォントサイズを12px、font-familyをmonospaceにしたうえで、Total:とToday:からの左マージンを6の倍数(つまり6ピクセルの倍数)にしたら何とかそろった。

にしても、このカウンター、Firefoxではキャッシュを読むようで、古い数字を表示するなあ。まあ、いいんですけど。

修復

古い会報をPDF化しているが、なにしろ十数年たっているので、表紙が汚れている。シミになったり、ホチキスの爪がさびて茶色くなったり、醤油をこぼした後があったりする。かまわずにそのままScanSnapにかけていたが、いくらなんでも汚れすぎて、これではPDF化してもあまりうれしくない。で、表紙と裏表紙を修復することにする。

最初は表紙をスキャンし直して、Fireworksで修復していたが、そんなことをしなくてもPDFから画像を抽出してその画像を修復すればいいのだった。クリップボードに画像をコピーしてPhotoshop Elementsでクリップボードから作成を選ぶ。後はブラシツールとバケツツールで修復していけばいい。これをPDFにプリント。Acrobatで表紙を差し替えればOK。割と簡単だ。修復の仕方が分かったので、がんがんPDF化を進めよう。


2005年02月08日 [Tue]

「電車男」映画化

気になるのは誰が監督するかということではなく、どういう風に脚色するか。まさか、電車男とエルメスだけの話にはしないだろうな。そうすると、どこにでもある話になって面白くない。「2ちゃんねる」の書き込みの雰囲気をどう出すかが腕の見せ所。工夫することを期待したい。脚本家は大変だな。

寒来光一の笑たらあかん

延岡出身で北九州在住の作家・寒来(さむらい)光一さんのホームページ。「『寒いギャグを飛ばしながらも、いつか一番光り輝く日が来る』ことを願って、このペンネームを名付けた」とのこと。日記があります。1月3日で中断してますが。

Linux magazine休刊のお知らせ

「そのようにしてLinuxが『当たり前』になった今、語られるべきはオープンソースで構築されるシステム全体であり、あるいはソリューション総体であり、OS単独にフォーカスした弊誌は、すでにその役割を果たし終えたと言うべきかもしれません」。むむ。残念。売れてなかったのかな。始まったばかりの連載もあったのに。

入門誌としてLinux Magazineは良かったと思う。僕は5年10カ月のうち4年ほど読んだか。いろいろ勉強させてもらいました。来月からは日経Linux買おう。といっても、新しいパソコンにはLinux入れていない。再起動してOS切り替えるのはだんだん面倒になってきたので、VMwareを買おうかと考慮中。


2005年02月09日 [Wed]

オススメ王冠マーク付きページ

@niftyからメールが来て、「シネマ1987online」をVippies(ビッピーズ)の「オススメ王冠マーク付きページとして認定させていただきます」とのこと。王冠マークが付くと、Vippiesグッズがもらえるそうだ。

とりあえず、ぬいぐるみの方を希望しておく。ホームページの紹介文を書かなくてはならないが、全角30文字では何も書けませんね。

日本2−1北朝鮮

高原と俊輔が入ってから、試合の流れがまったく変わった。いや、2人とも凄い選手。鈴木、玉田との格の違いを見せつけた感じ。ボールタッチと戦術のイマジネーションが素晴らしい。後半残り20分から胸のすくようなプレイを見せてくれたので、このまま引き分けでもいいかと思ったほど(良くないんだが)。そこに大黒を投入して、ロスタイムに劇的な勝利。ジーコの采配、大黒の投入はズバリだったが、俊輔と高原は同点に追いつかれる前に投入した方が良かった。

ま、勝てば何でもいいんである。サッカーを見て久しぶりに、おおおおおーっと叫んだ。


2005年02月10日 [Thu]

一太郎2005

何かと話題の一太郎の新バージョンが届いたのでインストール。起動してみたが、外観は変わりませんね。例年のように関心事はATOKの方。使いやすくなってるかな。だいたいバージョンアップすると、省入力モードの履歴がクリアされていたような気がするんだが、今回は引き継いでいるようだ。これまでが気のせいだった?


2005年02月11日 [Fri]

[MOVIE] 「パッチギ!」

「パッチギ!」チラシ「モーターサイクル・ダイアリーズ」のエルネスト・ゲバラと同じように、主人公の松山康介(塩谷瞬)は恋するキョンジャ(沢尻エリカ)のいる対岸に向かって鴨川を渡る。劇中に流れる「イムジン河」は朝鮮半島を南北に分断する川を歌ったものだが、この映画の中では日本人と在日コリアンの間にある深い川をも象徴しているのだろう。だから、康介が川を渡る姿は民族の対立を超えた姿にほかならない。川を渡るという行為のメタファーは実に分かりやすいのである。もちろん、康介にはそんな大層な意識はない。好きなキョンジャに近づきたく、親しくなりたいだけだった。そのために朝鮮語を勉強し、「イムジン河」の歌を練習する。

井筒和幸監督が「ゲロッパ!」に続いて撮ったのは1968年の京都を舞台にした青春群像ドラマ。日本人と在日朝鮮人の高校生たちが恋とけんかに明け暮れる姿をエネルギッシュなタッチで描いている。フォーク・クルセダースの「イムジン河」「悲しくてやりきれない」「あの素晴らしい愛をもう一度」(実際は加藤和彦、北山修のデュエットだし、これは70年代の歌である。だから劇中ではなく、エンドクレジットに流れるのだろう)などが流れ、60年代のムードが横溢している(音楽はそのフォークルのメンバーでもあった加藤和彦)。高校の先生が毛沢東語録を紹介したり、全共闘の描写があったり、描かれる風俗は40代以上にはある種の郷愁を誘う内容であり、「アメリカン・グラフィティ」のように見ることもできる。失神者が続出して救急車が駆けつける冒頭のオックスのコンサートの場面から戯画化されていて、笑って笑って時に泣かせる展開を堪能した。若手俳優からわきを固めるベテランまで出演者の演技が総じて良く、群像劇を見事に成立させている。何よりも元気の出る映画になっているところがいい。

府立東高の2年生、松山康介はある日、担任から朝鮮高校にサッカーの親善試合の申し込みに行くよう言われる。親友の紀男(小出恵介)と一緒に恐る恐る朝鮮高校に行った康介は音楽室でフルートを吹くキョンジャに一目惚れする。キョンジャの兄は朝鮮高校の番長アンソン(高岡蒼佑)だった。楽器店で坂崎(オダギリジョー)と知り合った康介はキョンジャが吹いていた曲が「イムジン河」という曲だったことを知り、ギターを練習するようになる。康介は坂崎からコンサートのチケットをもらい、キョンジャを誘うが、逆に円山公園で行うというキョンジャのコンサートに誘われる。円山公園ではコンサートではなく、帰国船で北朝鮮に行く決意をしたアンソンを祝う宴会が開かれていた。

映画は康介とキョンジャの関係を軸にその周辺のさまざまな人間模様を活写していく。それがどれもこれも面白い。康介が在日のアボジ(笹野高史)から「お前ら日本人は何も知らん」と言われる重たい場面から、「悲しくてやりきれない」が流れる中、ギターをたたき壊す康介の場面、そしてラジオ局で康介が歌う「イムジン河」をバックにアンソンたち朝鮮高校と東高の生徒たちの集団乱闘シーンへと連なるクライマックスが秀逸である。日本人と在日コリアンの関係について特別な回答を用意しているわけではないけれど、監督はパンフレットで「殴り合え、でも殺し合うな」というメッセージを込めたと言っている。殴り合うこともまた交流の一歩なのであり、そうした複雑な関係を普通に描写しているところにとても好感が持てる。60年代を舞台にしていても、ただ懐かしがっているわけではなく、今に通用する映画になっているのは人物の描き方が生き生きしているからだろう。主演の塩谷瞬は透明な感じがいいし、ラジオ局で「イムジン河」を流すことに反対する上司を力づくでだまらせるディレクターを演じる大友康平、スケバンから看護婦に転身する真木よう子、アンソンの恋人役の楊原京子などの演技が印象に残る。

ちょっと気になったのはカラーの画質で、妙にくすんでいる。60年代を意識したのか、デジタルビデオカメラでの撮影だったのか知らないが、もっとすきっと抜けるカラーにした方が良かったのではないか。


2005年02月12日 [Sat]

Windows Script Host ハンドブック

注文していたのが届いた。2002年9月に出た本だが、Windows Script Hostに関する本では一番新しいと思う(未だに第1刷というのに驚く。売れていないのか)。雑誌連載をまとめたものなので、リファレンス的に使うには難があるが、まあいいでしょう。リファレンスはWindows Scriptからドキュメント(ヘルプになっている)をダウンロードすると便利だ。というか、このヘルプがあれば、プログラミングに慣れた人なら本は不要かも。本は初心者向けですね。

この本の著者のホームページ(Tuya's HomePage)があったので、行ってみる。FAQに「本文の説明部分と図のあるページがずれていて読みにくいです」というのがあった。この本、スクリプトが解説のあるページから3、4ページ先にあるのだ。このため読みにくい。雑誌連載時は見開き2ページだったそうで、それを小さな本に収録しようとして、こういう構成になったのだろう。雑誌連載をまとめる難しさと言えようか。でも本を出し慣れた人なら連載時からまとまった場合のことを考えて書くんでしょうね。スクリプトの半角スペースを四角で表示しているのも読みにくい。初心者向けを意識したためだろうが、これはない方がすっきりしたと思う。


2005年02月13日 [Sun]

参考ヒット数の非表示

Namazuで参考ヒット数を非表示にするにはどうすればいいかとのメールをいただく。確かにインデックスの数が多い場合にはない方がすっきりする。

Namazuのマニュアルを見ると、コマンドラインから-rオプションを付けて検索すると、参考ヒット数は表示されないとある。それはその通りにできた。namazu.cgiからはreferenceのCGI変数を付ければいいらしい。で、reference=noを付けてみたら、ダメ。

Namazuホームページを検索したら出てきた(Re: 参考ヒット数を表示しない)。reference=offとすればいいとのこと。最初にここを検索すべきでしたね。


2005年02月14日 [Mon]

サポート

拙作のnlview.cgiが動かないとのメールをいただく。昨日と同じ人である。Namazuを設置できる人なら、nlviewは簡単に設置できるはず。これまでにこういうメールをもらったことはない。考えてみると、pnamazuの場合は普通のCGIより簡単に動くので、こういうこともあるのかも。

教えられたページを見てみると、nlviewは動いているが、検索ログがまったく表示されていない。検索プログラムはpnamazuなので、ローカルで作成したインデックスファイルをサーバーにアップロードしているのだろう。ということはローカルのNMZ.slogをサーバーのNMZ.slogに上書きしてログが消えているのにちがいない。という返事を送ったら、NMZ.slogにログが記録されていないとの返事。それはパーミッションが違うのでしょう。という返事を送ったら、お礼の返事が来た。

シェアウェアを公開してサポートしている人には初心者からのメールも多いだろう。シェアウェアからフリーウェアになるソフトが時々あるが、サポートの大変さが原因の一つなのかもしれない。

nlviewは2年以上、放置したまま。Perl初心者のころ書いたものなので(いや、今も初心者ですが)、不都合な部分も目に付く。そのうち改良版を出そうと思う。と思っているだけで、書き直すとなると、全面的に書き直したいので、なかなか暇はありませんね。

行の最後の特定文字列を先頭に持ってくるマクロ

 会社でちょっとした秀丸マクロを書いた。自宅に送るのを忘れたが、こんな感じだったか。いちおうメモっておく。
//行の最後の特定文字列を先頭に持ってくるマクロ
gofileend;
#y = y;
$word = "([0-9].*/[0-9].*)";
call subreplace;
endmacro;
 
subreplace:
gofiletop;
while(y < #y){
    searchdown $word,regular;
    if(!result){return;
    }else{beginsel;
    golineend;
    cut;
    golinetop;
    paste;
    }
}
return;
 「ああああああ(2/14)」という日付が最後にある文字列を「(2/14)ああああああ」と日付を最初に持ってくるだけのマクロ。

2005年02月15日 [Tue]

ユーザビリティー

映画チラシコレクションのページにはフレームが使ってある。このページをAnother HTML-Lintでチェックすると、AタグのTarget属性が減点されて、情けない点数になる。W3Cはフレームの使用とTarget属性を推奨していないらしい。かなり以前に作ったページなので、HTMLの書き方にも不備がある。思い切って全面的に書き直すことにした。

フレームを使わずにページを構成すると、インデックスページが縦に長くなる(290作品のリンクがあるのだ)。divタグで段組をして、1ページを3つに分けたが、これでもまだ長い。で、divで囲った部分の縦の長さを400ピクセル程度にしてスクロールバーを出した。これなら縦には長くならないけれど、リンク先からトップページに戻ると、ページの頭に戻ってしまう。普通のスクロールバーのあるページならクリックしたリンクの場所に戻ってくるんですけどね。divのスクロールではダメらしい。おまけにFirefoxではホイールを回してもスクロールバーが動いてくれない。だからリンクをクリックして画像を1枚見て元の場所に戻ってくるのに時間がかかる。

フレームだと、ページに画像を読み込むので簡単だ。ま、確かにページをどう見るか、ウィンドウをどう開くかはユーザーが自分で選択したいところだし、Target属性が推奨されないのも分かるのだが、使い勝手という点ではフレームは優れていると思う。まだアップしていないけど、いずれにしてもトップページに関しては工夫の余地があるなあ。トップページにすべてのリンクを書くのはやめにした方がいいか。

大変だったのは、画像を掲載したページの書き換え。DOCタイプ宣言が古かったし、戻るリンクもなかった(フレームなので不要なのだ)ので、書き直したり書き加えたりする必要があった。数えたら123ファイルあり、一つずつやっていては時間がかかりすぎる。xyzzyのGREP置換と簡単な秀丸マクロを書いて、ページを書き換えた。いやあ、マクロってつくづく便利だと思う。

いろいろ迷って、結局、2003年以前のリンクを別ページに移した。→映画チラシコレクション


2005年02月16日 [Wed]

「ワープロ・パソコン通信」サービスの終了について

フォーラムの多くはインターネットに移行しているようだし、終了は当然か。ITmediaには「現在の利用者は約2万人」とあるけれど、実際はその半分以下じゃないかなあ。閉鎖的なサービスはこうなっても仕方がない。閉鎖的であることのメリットもあるんですけどね。

王冠マーク

その@niftyのビッピーズで、先日書いたように「シネマ1987online」に王冠マークが付いた。ユーザーWeb検索で、きのう確認した。今は一番上にあるが、先日までは4番目だった。@homepage(アット・ホームページ)の「今週のピックアップ」では21日まで紹介されるとのこと。

ちなみにここにあるコメントの最後「最新作から旧作まで、バッチリサポート!(V)」というのは僕が書いたのではありません。ビッピーズキーパーが付け加えたものです。

ez-HTMLと秀丸マクロ

ez-HTMLには外部アプリケーション起動のツールがある。これに秀丸のマクロを登録しておくと、かなり便利。設定はアプリケーションパスに秀丸のインストール先(C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exeなど)、コマンドラインに/x マクロ名 %pとすればいい。外部アプリケーションを起動すると、ez-HTMLで編集中のファイルを秀丸で開き、起動と同時にマクロが実行される。外部アプリケーションは登録すると、ツールバーにも表示できるので、クリック一発で秀丸マクロが実行されることになる。

きょう思いついたのはftp.macの併用。ez-HTMLには元々、FTP機能があるが、1つのサイトに限られている。拙作のftp.macを外部アプリケーションに登録しておけば、他のサイトにもFTPできる。ftp.macはこんな感じ。

//ftp.mac ver.0.3
//接続するサーバー
$server = "foo.bar.ne.jp";
//アップロードするファイルのあるドライブ
$drive = "c:\\homepage";
//ユーザー名
$user="hoge";
//パスワード
$passwd="pass1234";
//アップロードするサーバーのパス
$ftpdir ="/home/hoge/public_html";
//------------設定終了-------------------
save;
$putfile = directory2 + "/" + basename2;
$upfile = basename2;
$ftpdir2=$ftpdir + directory2;
$file = "ftp.scr";
openfile "";
insert "user" + " " + $user + " " + $passwd ;
insert "\n";
insert "cd" + " " + $ftpdir2;
insert "\n";
insert "put" + " " + $putfile;
insert "\n";
insert "bye";
up;
replaceup $drive, "";
replaceallfast "\\", "/";
saveas hidemarudir + "\\" + $file;
up;
searchup ":";
if(result==yes){message "このファイルはアップロードできません。
\n指定フォルダ以外のファイルです。";}
else{
question $upfile + "をアップロードしますか?";
	if(result == yes){
	runsync "ftp -n -s:ftp.scr" + " "+ $server;
		if (!result){message "FTPに失敗しました\n設定を確認してください。";
		}else{message $upfile + "をアップロードしました。";
		exit;}
	}else{endmacro;}
}
exit;

HTMLエディタにFTP機能があるのはホントに便利で、最近、Dreamweaverはほとんど起動しなくなった。


2005年02月17日 [Thu]

「gooブログ」が無料3Gバイト、有料1Tバイトに

1Tバイトって、そんなにブログで使いますか。ほとんどの家庭のパソコンより容量多いぞ。無料の3GBでも使い切れないと思いますね。画像と動画を大量に置かないと。ブログサービスを提供する側には、容量を多くしてもそんなに使えるわけがないと、高をくくっているフシがある。テキストだけだったら、1日10KBのテキストを書いても(これは相当な量だ)、1年で3MBちょっとだものなあ。

ちなみにさくらのレンタルサーバーは3GBですが、現在使用しているのは200MB余り。映画チラシコレクションをPDFにしたのは、このためでもあります。もっと使わないと、何だか損してるみたいで。有料のプロバイダもホームページスペースをブログサービスのレベルに引き上げてくれると、うれしいんですけどね。

それにしてもgooブログの利用者って12万7000人もいるのか。これも相当な数ですね。

[MOVIE] 「ボーン・スプレマシー」

「ボーン・スプレマシー」パンフレットロバート・ラドラムのベストセラーを映画化した「ボーン・アイデンティティー」の2年ぶりの続編。記憶喪失の元CIAエージェント、ジェイソン・ボーンをマット・デイモンが再び演じる。監督はダグ・リーマンからポール・グリーングラスに替わったが、スピーディーな展開と切れ味のあるアクションは継承している。感心したというか、目立っているのは編集で、同じカットを3秒以上見せないとでも意図したのか、カットが細かく切り替わる。これがスピーディーな印象を与える要因でもあるのだが、目まぐるしすぎてアクション場面などでは逆にダイナミズムを欠く結果になっている。どこがどうなったのかよく見えないし、細かくカットを割りすぎると、重みを欠くものなのである。

その目まぐるしさが落ち着くのが、クライマックスの後のエピローグ的な場面。ここが全体の締めに当たる部分なのに、それまでの物語で主人公のこういう意図を見せていないのであまり効果を上げていない。前作に続いて脚本を書いたテリー・ギルロイは「ジェイソン・ボーンは元暗殺者なので復讐劇にはできなかった」として、今回の映画を「償いの旅」とまとめているが、償いの部分がこの場面に唐突に出てくる印象にしかなっていない。水準をクリアしたスパイ・アクションだけれど、話の作りはうまくないと思う。スピーディーさばかりでは結局、一本調子になってしまう。緩急を付けた演出と伏線を十分張った物語が望まれるところなのである。

前作から2年。ジェイソン・ボーンはマリー(フランカ・ポテンテ)とインドで暮らしている。記憶は完全には戻らず、悪夢にうなされる日々だ。そのころ、ベルリンでCIAの女性諜報員パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)は組織の不祥事に関する調査に当たっていた。公金横領の資料を手に入れようとしたが、何者かが取引現場を襲撃し、2人が殺されてしまう。現場にはボーンの指紋が残っていた。インドではボーンが襲撃され、逃走中にマリーを殺されてしまう。ボーンは事件の真相を探るため、ヨーロッパに向かう。CIAもボーンを事件の犯人として、追跡を開始する。事件の背景にはトレッドストーンという計画があるらしい。パメラは計画の責任者だったアボット(ブライアン・コックス)を問いただす。

ボーンにとっては巻き込まれ型の展開だが、最愛のマリーを殺されたのだから、復讐劇にしてしまった方がすっきりしたと思う。それが「償い」の話になるのはボーンが途中で記憶を取り戻し、過去の仕事を後悔するからだ。このあたりをもっと深く描けば、映画はアクションだけが目立つような出来にはならなかっただろう。それには記憶を取り戻す場面をもっとドラマティックに描く必要があったし、ボーンの苦悩も深く描いた方が良かっただろう。前作を僕は底が浅いと思ったが、今回も同じような感想を持った。

マット・デイモンは前作同様、アクション場面も無難にこなして凄腕のエージェントを好演している。ただ、こういうハードな映画の主人公としてどうかというと、ハードさが足りない部分はあると思う。映画全体もハードな部分が意外に希薄なのは演出がスピーディーではあっても、重みに欠けるからではないか。

「フォーガットン」予告編

「ボーン・スプレマシー」の劇場で見たのがこの予告編。ジュリアン・ムーア主演のサスペンスで、主人公の息子をはじめ周囲の人間が消えていくというまるでM・ナイト・シャマランの映画のような設定だが、予告編の最後で超常現象が出現する。初夏公開だそうで、スピルバーグの「宇宙戦争」とかぶりそうな印象。アメリカでは既にDVDが発売されている。IMDBでの評価は悪いですね。予告編はSony Pictures - Previews & Clipsにもある(字幕なし)

今夏は「シスの復讐」も公開されるし、SF大作が多いな。


2005年02月18日 [Fri]

Firefoxブラウザ2500万ダウンロード達成

IEが7.0を早めに出さざるを得なくなったのはやはりFirefoxの人気のせいでしょうね。うちのサイトのアクセスログではIEの割合は89.9%、Mozilla系は7.2%になっている。これはサイトによっても異なるだろう。一般的なブラウザのシェアは今、どうなっているのだろう。


2005年02月19日 [Sat]

setmarkマクロ

 任意の単語のある行をマークするマクロ。これの欠点は同じ行に該当の単語がある場合、行のマークが消えてしまうこと。秀丸マクロのsetmarkは一度実行すると、マークするが、もう一度実行すると、マークを削除するからだ。マークの削除はunsetmarkとかのコマンドがあると便利なんですけどね。
//setmarkマクロ
gofileend;
#y = lineno;
gofiletop;
$word = input("マークしたい単語を入力してください");
call subrewrite;
if(#count !=0){
marklist;}
endmacro;
subrewrite:
#count = 0;
while(lineno <= #y){
searchdown $word;
     if(!result){break;}
if(result == yes){
setmark;
#count = #count + 1 ;
     }
}
if(#count > 0){
message $word + "は" + str(#count) + "カ所にあります。";}
else{message "マークした箇所はありません";}
return;

Nvu(エヌビュー)を使ってみよう

0.81が出ていたので、インストール。日本語化したら使いやすくなった感じ。こうしたGUIなHTMLエディタはテーブルを組む時には便利だが、今や表を除いてテーブルタグを使うことはなくなった。こういうツールは初心者向けの意味合いが大きいだろう。ヘルプの日本語化とか、もう少し詳しいドキュメントが整備されていくといいと思う。

今、映画評のページのレイアウト変更を進めている。同じパターンのタグでだいたい書いているので、簡単な秀丸マクロを書けば、手間をかけずに書き換えられる。昨日は80ページ余り。ファイルを秀丸で開いてマクロを実行すれば、1ファイル1秒もかからない。中にはパターンが微妙に異なる書き方もあるので細かな修正は必要だが、外部スタイルシートの利点を痛感しているところ。これがテーブルでレイアウトしていたら、変更は大変だっただろう。


2005年02月20日 [Sun]

「CASSHERN」(DVD)

言いたいことは分かるが、言い方(描き方)がくどい。もう少し描き方に洗練が欲しいところ。といっても映画初監督の紀里谷和明には無理だったのだろう。

最初の40分が死ぬほど退屈。アクション場面で少し面白くなって、後はまたひたすら退屈。セリフで説明している部分を映像で見せる工夫が必要。脚本はプロの脚本家に任せた方が良かったと思う。

アクションで良かったのは元のアニメの動きを取り入れている部分だけ。この題材は上映時間も1時間30分ぐらいが限界でしょう。なのに2時間21分もある。無駄に長いのが自主製作映画のよう。


2005年02月21日 [Mon]

TSUTAYA Wカード

有効期限が切れてもいないのに送ってきた。カードをリニューアルしたらしい。新しいカードの特典でロードサービスが付属している、とある。JAFの年会費を納めていなかったので好都合だが、費用を見ると、基本出動料金1万円+作業別費用がかかるとのこと。全然安くないが、JAFの会員以外の費用よりは安い。めったに使わないからこれでもいいか。

Rfererスパム襲来中

16日から目立って増えた。IPアドレス69.50.166.2から怒濤の攻撃を受けているところ。ほとんどはAnti Referer Spamプラグインが撃退しているが、時々すりぬけるのがある。しょうがないので、リンク元記録除外リストに加えた後、手動で削除。現在、記録されたRfererスパムは308件。

その後も襲来が続いたので、69.50.166.2はdenyした。襲来回数は108回だった。

なでしこ

正式版が出たそうなのでインストール。読点がなくなったのが大きな違いなのかな。ひまわりの時は「ひまわり本」のお陰で簡単にプログラムが組めた。なでしこも体系的なマニュアルを本にしてほしいと思う。


2005年02月22日 [Tue]

Fromの偽装

中国から迷惑メールが届いた。普通なら、日本語以外のメールはSpam Mail Killerが削除するはずだが、このメール、FromもReply-toも僕のアドレスになっていた。僕のアドレスは許可リスト(つまり信頼するアドレス)に入っているので、削除されなかったわけだ。なるほどね、こういうSpamもあるのか。しょうがないので、許可リストからアドレスを外した。メールチェックの簡易テストをしてみたら、無事、削除メールに分類された。最近のSpamは巧妙だな。

スタートメニューへの登録

インストーラーの付属していないソフトの場合、スタートメニューに登録するにはタスクバーのプロパティから追加できる。ただ、フォルダをスタートメニューに登録すると、単なるフォルダへのショートカットになってしまう。他のプログラム同様、フォルダの中にショートカットがある形式にするには、どうするのだろう。

C:\Documents and Settings\ユーザー\スタート メニュー\プログラムの中にフォルダを作り、その中にプログラムやヘルプへのショートカットをコピーしたらOKだった。インストール時に自動で登録するプログラムもこれと同じことをやってるわけですね。


2005年02月23日 [Wed]

WinPT

鶴亀メールが迷惑メールの分類に使う迷惑ワードの自動アップデートに対応した。GNUPGかPGPが必要ということなので、GNUPGをインストール。しかし、これ日本語ドキュメントが古かったりするので、なかなか思うように動かない。PGP日本語版の方が簡単に動いたが、ちょっとバージョンが古い(2002年10月)のが気になる。

で、WinPTをインストールしてみる。GNUPG(バージョン1.4.0)とそのフロントエンド(GnuPT 2.5.8.1)が一緒になったソフト。英語版しかないが、これも簡単に動いた。鶴亀メールの迷惑ワードを受信してみたら、ちゃんと迷惑ワードが自動登録された。

テキスト文書の暗号化・復号化、公開鍵の作成もOK。常駐するのがいやだが、ま、とりあえず動けばいいや。

GnuPG / PGP で暗号化・電子署名

インストールした後にこのページを見たら、GnuPGについてよく理解できた。2003年に書かれたものだけれど、参考になることが多いです。Aprise Inc.という会社のサイトにあるページ。


2005年02月24日 [Thu]

WinPTインストールガイド(PDF)

これは2004年7月に書かれた文書。新しいので、インストールの仕方はこれが一番分かりやすいかも。OOoで作成してPDF化したそうだ。ヘッダーが「WinTPインストールガイド」になっているのはご愛敬だが、スクリーンショットを使って説明しているのが親切。

検索エンジンの画像検索

GoogleもYahoo!も画像の直リンになっているのに気づいた。画像検索は使う側には便利だが、検索結果に表示される側には迷惑な話。MSNサーチには画像の検索結果に表示しないためにはMETAタグかRobot.txtを使えと書いてあったので、とりあえず、タグを入れたが、反映されるには時間がかかるだろう。.htaccessを使うことにした。

SetEnvIf REFERER "cinema1987.org"Lilith
Order Deny,Allow
Deny from all
Allow from env=Lilith

映画チラシコレクションの場合、一部フォルダには既に使ってあったのだが、サブフォルダにHTMLファイルがあるフォルダがあるので、これを何とかする必要がある。画像をすべて一つのフォルダに移すことにした。

で、リンクの書き換えとかいろいろ作業。cinema.1987.sakura.ne.jpとcinema.1987.orgの2つの書き方が混在していたので、これもcinema1987.orgにほぼ統一。こうしないと、上の.htaccessではcinema1987.sakura.ne.jpのURLから移動した場合に画像が表示されなくなる。

Yahoo!で確認してみたら、画像部分だけが表示されなくなった。フレームを使っているGoogleの場合はNot Foundになる。これも困ったものだが、仕方がないだろう。


2005年02月25日 [Fri]

なでしこエディタ

使ってみる。ひまわりエディタとあまり変わらないが、命令の挿入などが簡単にでき、使いやすくなっている感じがする。といっても、最近のひまわりエディタは使っていなかった。簡単なプログラムを書いてみた。

//URLデコード
「デコードしたい文字列は」と尋ねて、デコード対象に代入。
デコード対象をURLデコード。
それをUTF8_SJIS変換して、コピー。
「デコードしてクリップボードにコピーしました」と言う。
終わり。

URLエンコードされたGoogleの検索文字列をデコードしてクリップボードにコピーする。もう、読んでそのまま分かるというのが、さすが日本語プログラム言語。読点が少なくなったので、読みやすくなった。

ただし、こんな簡単なプログラムでも実行ファイルを作ると、1.55MBにもなる。これに、なでしこのDLL(dnako.dll、326KB)も必要。というわけで実行ファイルを配布するには2MB近いサイズが必要で、このあたりは、ひまわりとあまり変わっていない。ま、しかし記述が簡単なのが日本語プログラム言語の特徴なので、簡単な作業の自動化には大いに使えると思う。

時間ごとにあいさつを変える鶴亀マクロ

鶴亀メールのサポートフォーラムで質問した人がいたので考えてみた。CGIでは基本中の基本と言えるスクリプトですね。

loaddll "TKInfo.dll";
$s = dllfuncstr( "RootHeader", "From:" );
#hour =val(hour);
if( #hour > 17 || #hour <= 2){
    insert "こんばんは、" + $s + "さん。";
}else if(#hour <= 17 && #hour >=12){
    insert "こんにちは、" + $s + "さん";
}else{
    insert "おはようございます、" + $s + "さん。";}
endmacro;

そうしたら、別の人から回答があって過去にも同じようなマクロが紹介されていた。


2005年02月26日 [Sat]

Spam Mail Killerの許可リスト

今までメールアドレスしか入れていなかったが、サブジェクトなど他のヘッダーにも使えるんですね(ちゃんとヘルプに書いてある)。

##/^Subject: ほげほげ/km

と、正規表現を使って指定できるのだった。フォームメールを使ったメールの場合、「差出人が@hotmail.com(co.jp)でHotmail回線を使っていないメールを削除」などの条件に該当して削除されてしまうことがある(実際削除された)ので、その回避策に使える。

@niftyのCGIが遅い

今に始まったことではないが、最近、カウンターの表示にも時間がかかる。一つのサーバーにいったい何百人(何千人?)詰め込んでいるのか。niftyに置いているCGIはカウンターとアクセスログ関係だけなので、あまり不便は感じないが、気になることは気になる。

どこからでもCGIが実行できてしまう(例えば、ローカルでファイルを開いてもカウンターがアップする)という仕様を変えた方がいいんじゃないのか。


2005年02月27日 [Sun]

きょう作成したファイルをコピーするVBS

画像ファイルをコピーする時にはバッチファイルを使っていたが、VBSで書くと、こんな感じか。「Windows Script Hostハンドブック」を参考にした。画像だけでなく、すべてのファイルが対象。

'jpgcopy.vbs
Set Obj = CreateObject("Scripting.fileSystemObject")
Set JpgFldr = Obj.GetFolder("C:\homepage\photo\")
count = 0
  For Each F In JpgFldr.Files
    If InStr(CStr(F.DateCreated),CStr(Date)) = 1 Then
      F.Copy "D:\homepage2\photo\"
      count = count + 1
    End If
  Next
If count = 0 Then
  MsgBox "今日作成したファイルはありません。"
else
  MsgBox "今日作成したファイルを" & count & "個コピーしました。"
End If

VBSは実行するたびにウィルスソフトが反応する。ノートン・アンチウィルスの場合はスクリプトを書き換えたら、別のスクリプトと解釈するためか、警告のダイアログが頻繁。VBSで実行されるウィルスが多いので仕方がないが、そういう意味では使いにくいスクリプトだな。

ラジー賞に「キャット・ウーマン」

第25回ゴールデン・ラズベリー賞。「キャット・ウーマン」が作品、主演女優、監督、脚本の4部門受賞。「華氏911」は主演男優(ブッシュ)、助演男優(ラムズフェルド)、助演女優(ブリトニー・スピアーズ)、カップル(ブッシュとライスあるいはペットの山羊)の4部門受賞。リメイク・続編賞は「スクービー・ドゥー2 モンスター・パニック」。念のために書いておくと、すべて賞の前に「ワースト(最低)」と付く。うーん、納得できる結果だ。6部門ノミネートの「アレキサンダー」は受賞ならず。それでは、見に行かねば。

「キューティーハニー」(DVD)

漫画チックに徹している分、「CASSHERN」よりは随分ましだし、上映時間が短いのもいい。ストーリーに破綻もないし、少なくともDVDで見る分には腹は立たない。庵野秀明監督は映画の器というものをよく理解していると思う。もちろん同じ漫画チックでも「下妻物語」には負けている。ああいう弾けたおかしさがもっとあると良かった。

主演の佐藤江梨子は軽薄な役柄によく合っているけれど、原作はもう少し知的な部分があったように思う。秋夏子役の市川実日子の存在が大きく、映画を支えている。ハニーと夏子の関係にもっと焦点を当てると、それこそ「下妻」みたいになったかもしれない。悪の組織パンサークローの面々のメイクは大きな減点対象。漫画チックでもそれなりのリアリティは必要だろう。

DVDを見終わって、テレビを見たら、ロボットグランプリにキューティーハニーが登場。こちらの方が映画よりもはるかに面白いのが困ったもんだ。サトエリのコントロールは悪くなかったけれど、惜しくも負けてしまいましたね。相手のロボットの動きが素晴らしく細かく、ロボット作りの技術で上だった感じ。


2005年02月28日 [Mon]

フリーのMPEG2コーデック「GPL MPEG-2 Decoder」

インストールする気はないが、一応メモ。Area61.NETが公開している。一部はシェアウェア化したけど、ここは動画関係のフリーソフトがたくさんある。最終的にはほとんどシェアウェアになっていくような気がするな。それでも価格が安いので、いいか。Area61 ビデオブラウザはフリーソフトとしては珍しくスナップショットが撮れる動画プレーヤーだが、WinDVDやPowerDVDのMPEG2コーデックでは撮れないとのこと。それがフリーのコーデックを開発した理由らしい。

DVD2WMV

もう1本、動画関係のソフトを。「基本機能のみを搭載した超初心者向け動画作成入門ソフト」。MPEG2を読み込んで、AVIやWMVに変換できる。元になるファイルと出力先を指定して開始ボタンを押すと、変換が始まる。無圧縮のAVIのほか、XviDやWMVなどインストールしてあるコーデックを選べる。MTVX2004で録画した4.7GBのファイルなら約1時間20分でWMVに変換できると出た(パソコンの性能によるだろう)。確かに簡単。出来上がりは確認していない。

同じ作者のMPG2JPGはスクリーンショットが撮れるとのこと。

その後、テレビから録画したVOBファイルを変換してみた。約1時間の「ドッグヴィルの告白」。元は2GB余りあったファイルがWMVの2Mbpsで800MB足らずになった。所要時間は1時間足らず。使用したパソコンはペンティアム4、CPU3.8GHz、メモリー1GB。ペンティアムIII、CPU1GHz、メモリー768MBのパソコンで1時間38分(3.9GB)の「ゴジラ」を変換しようとしたら、6時間以上かかると計算が出た。うーん、やはりエンコードはパソコンの性能で大きく違ってくるなあ。

ただ、他のソフトではテレビ録画のVOBファイルはうまくエンコードできない場合が多かったが、このソフトはできる。それが個人的にはメリット。テレビ録画のファイルを小さくするのに利用しよう。

第77回アカデミー賞授賞式

終わってみれば、「ミリオンダラー・ベイビー」の圧勝と言っていいのではないか。作品、監督、主演女優、助演男優の主要4部門を受賞した。11部門にノミネートされた「アビエイター」は5部門を制したが、ケイト・ブランシェットの助演女優賞を除けば、主要部門に食い込めなかった。マーティン・スコセッシ、またも残念。

「クリント・イーストウッド、私を信じてくれて、ありがとう」。スピーチで一番良かったのは主演女優賞を受賞したヒラリー・スワンクか。アネット・ベニングにも取らせてあげたかったが、仕方がない。

クリス・ロックの司会は可もなく不可もなし、といったところだった。今年は全般的に進行があっさりしていて、壇上ではなく、客席の通路でプレゼンターがオスカー像を渡す趣向もあった。短編賞などはどういう作品なのかの紹介もなかった。実質3時間ちょっとの長さで、アカデミー受賞式は4時間ぐらいないと、なんだか物足りない。

受賞結果は第77回アカデミー賞受賞作品に書きました。


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