映画とネットのDIARY(tDiary版)

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2004年08月05日 [Thu]

日記壊れる

tDiary.confを弄っていたら、エラーが出て表示されなくなった。いろいろ復旧を試みたが、ダメ。しょうがないので、アンインストール&再インストール。むむむ、アンインストールすると、データもすべて消してしまうわけですね。しょうがないので、またまた一から設定し直す。とりあえず、過去の日記はローカルにダウンロードしておいたので無事だったが、7月分は表示されても8月分が表示されない。仕方がないので、4日分を手動で登録。こういう場合、hnsだったら、復旧が簡単なんだけどなあ。

あと、テーマを弄ったり、サイドバーを出したり、各種プラグインを入れたり。困ったのはsqueeze.rbで、HTMLを作成しようとCGIから実行したらサーバーエラー。シェルから実行してもうまく動かず。うーん、どこがいけないのか。

いろいろやってみたが、原因不明なので、結局、日記を1日ずつ再登録。こうやって再登録していけば、ちゃんとHTMLファイルが生成されるのである。なのに、なぜCGIやコマンドラインからでは動かない。うーむ。こちらのRubyの知識が足りないのが決定的だなあ。Perlと違ってデバッグの方法さえ知らないものなあ。本格的に勉強しよう。

それと、tDiaryに関してはやはりローカルにきちんとバックアップを取っておいた方がいいと痛感。設定ファイルとか日記ファイルとか、squeeze.rbで生成したHTMLとか、いざという時に必要だ。他の人はどうしているのだろう。

「キネマ旬報」8月下旬号

「キネマ旬報」8月下旬号前号に続いて創刊85周年記念号。「時代劇」「ラブストーリー」「アニメーション」のジャンル別ベストテンが特集されている。

時代劇の1位はやはり「七人の侍」。もうこれしかないという感じ。2位の「十三人の刺客」はちょっと意外で、3位の「座頭市物語」には何だか納得。「たそがれ清兵衛」は14位。これには不満。

ラブストーリーの1位は「ローマの休日」。以下、「男と女」「アパートの鍵貸します」。ラブストーリーはあまり興味ないので、まあそんなものか、という感じ。

アニメは「ルパン三世 カリオストロの城」が1位。宮崎駿なら、「千と千尋の神隠し」が1位になりそうなものだが、「カリオストロの城」は何しろ、公開時の反響が大きかった。宮崎駿の本格的な劇場版アニメ第1作と言えるから、これはこれで納得する。

アニメのベストテン13本(10位が4本ある)のうち、宮崎駿作品は「となりのトトロ」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」の4本(「太陽の王子ホルスの大冒険」も10位に入っているが、これは監督作品ではない)。

ベストテンは10本投票して、投票数を単純に集計したものだから、年末のベストテンのような重み付け(1位10点、2位9点とかの)がないので、差がつけにくいデメリットはありますね。

@options

再び、tDiary.confを弄ったら、またまたエラー。原因はtDiary.confに@optionsを付けたためだった。それを消してもエラーになるので、よく見たら、末尾に変な文字列が入っていた。「CGIによる設定ファイルを読む指定【必須】」部分が2つになり、間に変な文字列があった。なぜ、こんなことになるのでしょうね。

設定ファイルをシステムが勝手に書き換える仕様は便利なようで、余計なお世話という感じもするな。ま、tDiary.confに記述を追加する時はバックアップ必須ということだけはよく分かりました。

[MOVIE]「キング・アーサー」

「キング・アーサー」パンフレットアーサー王伝説を「トレーニング デイ」「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のアントワン・フークア監督が映画化。ジョン・ブアマン「エクスカリバー」のような剣と魔法のファンタジーを期待したら、魔法の部分はさっぱりなく、剣が中心の活劇映画になっていた。「エクスカリバー」は15世紀にまとまったトーマス・マロリー「アーサー王の死」を基にしていたのに対して、この映画はアーサー王伝説そのものを取り上げているからだ。だから、魔術師マーリンは魔術師ではなく、ローマ帝国に反逆するブリテン人のリーダーであり、円卓の騎士たちの聖杯を求める旅のシーンもない。だからといって、つまらないかというと、そんなことはなく、中盤までは傑作と思った。いや、物語に入るまでの序盤の処理はあまりうまくないので、中盤はとても面白かったと言うべきか。「ロード・オブ・ザ・リング」には負けていても、この中盤があるだけで「トロイ」には十分勝っている。ジェリー・ブラッカイマー製作の映画にしては珍しく、骨太の映画に仕上がっている。

中盤、アーサーたちは最後の任務でハドリアヌス城壁を越えて、北の地方にいる一家を助けに行く。そこでアーサーたちが見たのはキリスト教の布教を理由に現地の人々を苦しめる愚かな司祭。アーサーは懲罰を受けている長老を助け、閉じこめられた蛮族ウォードの女と子どもを救出する(ここでようやくヒロイン、キーラ・ナイトレイが登場するのだった)。自由と平等をローマ人の司祭から教わったアーサーはここで行われていることを見て、愕然とする。表面とは裏腹に腐敗したローマ帝国に対する怒りがわき上がってくるのだ。村には凶暴なサクソン人が迫っており、アーサーたちは村の人々も一緒に連れて帰ろうとする。ここから氷った湖上でのサクソン人との対決までがこの映画の白眉。フークア監督は文句の付けようのない場面に仕上げている。

映画はローマ帝国とウォードとサクソンの三つどもえの状態から、アーサーとウォードが手を組んでサクソンの侵略に対抗する流れを見せ、クライマックスはハドリアヌス城壁でのスペクタクルな戦闘シーンが描かれる。ここは黒沢明「七人の侍」風の展開で、スペクタクル的にはあまり演出がうまいとは言えない。しかし、ローマ帝国の兵士として15年間戦ってきたアーサーがそれと決別して民衆のための戦いを繰り広げるわけだから、心情的には納得のいくものとなっている。

アーサーを演じるクライブ・オーウェンが地味なので、最初に登場するランスロット(ヨアン・グリフィス)が主人公かと思った。他の出演者もグウィネヴィア役のキーラ・ナイトレイを除けば、地味な役者ばかりだが、それぞれに渋い味を出していて悪くない。ナイトレイは薄汚れた格好で登場した後、お約束通り、美女に変貌していく。弓の引き方も決まっており、好感度が高い。

秀丸4.10

ベータ版ではおなじみだったタブモードがようやく追加された。タブモードは善し悪しで、僕はブラウザなどではタブが好きだが、秀丸ではどうも慣れない。使っているうちに慣れてくるのか。慣れれば、便利と思う。また、バイナリモードでもファイルが開けるようになった。ま、バイナリで開いても何をどうするわけではありませんが。


2005年08月05日 [Fri]

東大将棋8

昨日、届いた。インストールしてさっそく対局。6級でやったら何とか勝てる。以前使っていた東大将棋5より検討モードが充実した。悪手も指摘してくれる。対局モードもいろいろ選べていい感じ。機能がたくさんあるのでしばらく遊べそう。

[MOVIE] 「亡国のイージス」

「亡国のイージス」パンフレット映画の登場人物たちがこだわる亡国に関する部分がよく伝わってこない。今の日本の現状にどう不満があるのかの説明が不足しており、分かったような分からないような気分になるのだ。残るのは「ダイ・ハード」的シチュエーションのアクションということになるが、これは阪本順治にとって得意な分野ではない。例えば、中盤のイージス艦から発射されたミサイルで護衛艦が沈むシーンなどもう少し緊迫感が欲しいと思えてきてしまう。中井貴一の「よく見ろ、日本人。これが戦争だ」というセリフほどアクションが戦争には見えないのである。「ダイ・ハード」的シチュエーションにしては、アクションに入るまでの前ふりが長すぎると思う。

加えて、登場人物の背景を思い切り簡略化した結果、ヨンファ(中井貴一)と工作員の女ジョンヒ(チェ・ミンソ)の関係(原作では兄妹)がよく分からなくなっている。殺人マシーンであるジョンヒは原作では強烈な印象を放つが、チェ・ミンソはそれほど強そうにも見えない。一番弱いと思うのはテロリストたちの正体で、原作では北朝鮮とはっきり書いてあるのに映画ではこれがあいまい。具体的に国名を出せないさまざまな事情は分かるけれど、それなら架空の国にでもしてしまえば良かった。ヨンファの国がどういう状態か、どういう扱いを受けたかが示されないので、テロリストたちの真の目的もあいまいになり、ヨンファに同調するイージス艦副長の宮津(寺尾聰)にも説得力がなくなっている。ヨンファが自分の国をどうしようとしているのかをもっと描くべきで、それとヨンファの過去を組み合わせなければ、テロリストたちの動機が見えてくるはずはない。テロリストに対抗する仙石(真田広之)と如月行(勝地涼)にしてもキャラクターの描き込みが足りず、この映画、キャラクターの掘り下げ方が足りなかったのが一番の敗因なのではないかと思う。長い原作のまとめ方としては「ローレライ」の方がうまかった。

ヨンファとジョンヒの兄妹は収容所に勤務する両親を暴動で殺され、軍の高官に引き取られた。工作員として育てられたが、過酷な任務でジョンヒは声を失う。敵国の捕虜になり、拷問によって廃人になる寸前のところをヨンファに救出される。やがてヨンファは育ての親の高官を殺し、政府の打倒と国の立て直しを意図するのだ。凄腕の特殊工作員であることと、父親殺しという点で如月行とヨンファには共通点があり、だからこの兄妹は如月を仲間に引き入れようともする。映画ではこうした部分が一切なく、水中の戦いで如月とジョンヒが唐突にキスをする意味がまったく分からない。宮津は国家に息子を殺される。国家への復讐という点でヨンファと共通点があるのである。そうした暗い情念を持った登場人物たちが映画ではまったく薄っぺらになっている。もちろん、原作をそのまま映画にできるわけはないから、省略や変更があるのは当然のこと。しかし、それにしても中途半端な描写が多すぎるように思う。阪本順治は本来なら、こうした人物を描き分けるのが得意のはずだが、脚本にする段階で失敗しているのではどうしようもない。

原作を読んだ時に気になったのは福井晴敏の国防に対するスタンス。敵と対峙しても先に発砲することを許されない自衛隊の在り方への批判と受け取られかねない部分があるのだ。原作は冒険小説的側面を強調しているので、後半、この部分は薄くなるけれど、こういう考えは改憲派に利用されるなと感じた。映画に自衛隊が全面協力したのも原作にこういう部分があったからだと思う。協力をもらったからといって、自衛隊PR映画にする必要はさらさらなく、巧妙に反自衛隊映画にすることもできるのだが、阪本順治にはそういう意図はなかったようだ。この種の映画には政治意識が必要で、硬派の話が書ける人でないと、脚本化は難しい。そういう人材、今の日本映画にはあまり見あたらないのが悲しいところだ。

言わずもがなのことを書いておけば、原作の主人公ははっきりと如月行である。如月行を演じられる俳優もまた見あたらないので主人公を仙石にしたのは仕方がない。原作の仙石は真田広之ほど格好良くはなく、普通のおっさんの感じだが、真田広之はそうした部分も少し取り入れつつ、アクション映画の主演をこなしていて悪くないと思う。


2006年08月05日 [Sat]

夏の家族旅行

去年と一昨年は沖縄に行ったが、沖縄本島の観光地はほぼ見たのでので、今年は石垣島に行こうと6月に予約した。ところが、飛行機が取れない。旅行会社によると、各旅行会社が押さえているためで、1カ月前になれば、手放すので取れるかもという。沖縄から石垣島までの便がなかなか取れなかったが、ようやく取れた。一時は県内旅行に切り替えようかと思っていたところだったので一安心。

ホテルは軽井沢倶楽部ホテル石垣島。海のそばではない(車で10分かかるという)が、どうせうちの子供たちは海では泳がないから関係ない。関心事はプールがどれぐらいの広さかということ。写真で見る限りはそんなに大きくはないようだ。あと心配なのは台風。行って帰ってこれない分にはいいのだが、行けない場合は悲惨だなあ。台風、来ませんように。


2009年08月05日 [Wed]

tDiaryバージョンアップ

2.2.2が出たのでFilezillaから上書き。無事に動いているようだ。テーマの変更はないようなので、テーマディレクトリは転送しなかった。tDiaryは将来的にUTF-8への移行を予定しているようだが、まだ先の話になるのかな。

最近はMySQLとPHPを使ったブログが主流で、こうした日記システムは不利な立場にある。ま、確かにデータベースを使う利点は大きいのだけれど、tDiaryも頑張ってほしい。


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