映画とネットのDIARY(tDiary版)

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映画の感想一覧 2004年7月以降 2005年  2006年  2007年  2008年  2009年

2004年09月19日 [Sun]

ジョージ・ルーカス監督のデビュー作『THX-1138』、DVDで復活

「しかし、これらの仰々しさは、野心的な芸術家から生まれたものであり、想像力や知性が欠けている人物のそれとは異なる。さまざまな失敗と引き換えに、『THX-1138』は多くの面で成功している」。元になった短編「THX-1138:4EB」(これもDVDに収録されているそうだ)は見ているが、長編版の方は未見。DVDになって、ようやく見られるか。


2005年09月19日 [Mon]

Vine Linux 3.2リリース

昨日出たのか。サーバーの混雑が緩和したら、dist-upgradeしてみよう。MLのアナウンスによると、「3.1CR に 3.2CR インストール CD を添付するという方向で検討している」とのこと。

迷惑メール75通

今月、きょうまでの合計。月に1800通ぐらい届いていたころに比べれば、激減したが、先月は20通足らずだったから、逆に増えている。増えた要因はYahoo!メールのアドレスに届くスパムが増えたこと。僕はYahoo!のアドレスは公開していないのだが、いったん届くと、アドレスが有効と判断されて増える一方ですね。

@niftyの方はほとんどサーバー上でごみ箱か迷惑メールに振り分けられている。自分のメールボックスに届くのも嫌なので徹底的にスパムメールブロックの条件を強化し、海外からのメールはすべて拒否、info@のメールもすべて拒否、hotmailなどフリーアドレスも拒否している。このほか拒否条件は40ぐらい。これでほとんど退治できるようになった。

Yahoo!の場合は@niftyよりスパム拒否の条件が貧弱なので、ドメインで拒否していくしかない。yahoo.co.jpの迷惑メールが多いのに腹が立ったので、これも拒否することにした。Yahoo!事務局からのメールも届かなくなるだろうが、どうせ転送先にしか使っていないのでどうでもいいのだ。あとは@mpd.biglobe.ne.jpとか、hotmailとか。Yahoo!のメールは信頼できるアドレスを登録できないのが弱いな。


2006年09月19日 [Tue]

暖かい1票

「ポイントはDVDの販売なんですよ。作品を認めてくれた人はDVDを買ってくれるんです。次も頑張れよと、暖かい1票をくれる」。スラッシュドットに引用されていた。「惑星大怪獣ネガドン」の製作・配給を行ったコミックス・ウエーブの関係者の言葉。「惑星大怪獣ネガドン」は昨年11月に東京で公開された25分の短編。すべて1人(粟津順監督)で作った3DCG映画で、昭和の怪獣映画を思わせるタッチになっているそうだ。

公式サイトにある予告編を見たら、面白そうだったのでamazonで買おうかどうか迷っていた。そこでこの言葉を読んで、買う気になった。自主製作映画のDVDを買うというのは多分にそういう応援の気持ちがある。amazonにあるユーザーレビューは決して良いものばかりではないが、まあ、少しぐらいつまらなくてもいいかという気分になる。

粟津順監督、2作目も頑張ってほしい。いや、まだ1作目も見ていないんだけど。2、3日後には届くだろうが、見られるのは週末。


2009年09月19日 [Sat]

KeyHoleTV

KeyHoleTVの画面

「TVは見てはいけない」(苫米地英人)という本にKeyHoleTVというアプリケーションが紹介されている。超軽負荷型のP2PによるインターネットTV。地上波のテレビ(アナログ)の放送を見ることができる。いやテレビだけでなく、自分で作ったビデオを流したり、Webカメラがあれば、自宅から生放送することもできるという。P2PのソフトをWindowsにインストールするのは何かと怖いので、Ubuntuに入れてみた。

Linuxの場合は圧縮ファイルを解凍して、sudo make installするだけ。シェルからlkeyholetvすれば、起動する。起動すると、東京などのテレビ局のチャンネルが並んでいる。いくつか見てみたが、画面が小さい(320×240ピクセル)のになめらかではないし、音質が悪く、音も途切れることがある。ルーターなどの使用環境にもよるのだろう。僕の環境では実用的とは言いがたいが、面白いソフトだと思う。

それにしても「TVは見てはいけない」という本を書いたのに、テレビに関するアプリケーションを開発するというのは面白い。いや、KeyHoleTVの方は本が出る前から行われているので逆か。「TVは見てはいけない」はまだ読み終えていない。読み終わったら、ブログの方に感想を書きたい。


2011年09月19日 [Mon]

「未来を生きる君たちへ」

アカデミー外国語映画賞を受賞したデンマーク映画。内容を伝えない邦題だが、原題は「報復」「復讐」を意味しているそうだ。英語のタイトルは「In a Better World」。「憎しみの連鎖を断ちきる」という今はやりとも言えるテーマを描きながら、監督のスサンネ・ビアは緊張感あふれるドラマを展開させ、見応えのある作品に仕上げた。

アフリカの難民キャンプとデンマーク郊外の学校でドラマが繰り広げられる。特にデンマークの描写が良く、いじめられる少年クリスチャンを演じるヴィリアム・ユンク・ニールセンは「オーメン」のダミアン役にも似合う冷たさを漂わせている。

「ミッドナイト・ミート・トレイン」

クライヴ・バーカー原作で血の本シリーズの第1作「ミッドナイト・ミートトレイン」を読んだのはもう20年以上前。電車の中のスプラッターという記憶しか残っていない。映画は北村龍平監督のアメリカ映画デビュー作であり、不遇な公開のされ方をしたらしいが、作品自体はよくできたホラーになっている。屠殺場に勤め、地下鉄で殺戮を続けるマホガニーを演じるヴィニー・ジョーンズが怖い無表情をしていて秀逸。主演は「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」のブラッドリー・クーパー。ブルック・シールズも久しぶりに出ている。

「スプライス」

ヴィンチェンゾ・ナタリは異能とか異才という言葉がぴったりの監督に思える。「CUBE」も「カンパニー・マン」も通常の発想では作れない作品だと思う。この映画の場合は通常の発想で作れるのだけれど、遺伝子操作で誕生した新しい生命体の気味の悪さが尋常ではない。人間のようで人間とは非なるもの。生まれた時は羽根をむしった鳥のような形態で、毒針のあるしっぽを持つ。成長するにしたがって人間の姿に近づくが、言葉はしゃべれず、足は鳥の足のような形のまま。それが人間に恋をするから始末に負えない。

NERD(オタクだ)という研究機関に勤め、生命体を誕生させる研究者夫婦は要するにマッド・サイエンティストなのだが、そうは見えないエイドリアン・ブロディとサラ・ポーリーが演じているのがポイントか。気味の悪い生命体にドレン(DREN=NERDの逆)と名付け、かわいがるのが尋常ではない精神構造を表している。


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