映画とネットのDIARY(tDiary版)
検索エンジンからのアクセスで、お探しのキーワードが見あたらない場合はNamazuで再検索してみてください。
【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2004年07月15日 [Thu]
■ [MOVIE] 「スパイダーマン2」
昨日見たのだが、体力がなかったので、書けなかった。長い文章書くには体力が要りますね。
同じサム・ライミ監督による2年ぶりの続編。ダニー・エルフマンの音楽に乗って、前作のストーリーをイラストで見せるオープニングがいい感じである。前作の話をそのまま引きずっており、スパイダーマンことピーター・パーカー(トビー・マグワイア)とMJことメリー・ジェーン・ワトソン(キルステン・ダンスト)の恋の行方と、グリーン・ゴブリンだった父親(ウィレム・デフォー)を殺され、スパイダーマンに復讐心を燃やすハリー・オズボーン(ジェームズ・フランコ)のドラマを軸にしている。これに絡めて、核融合実験の失敗から機械のアームを持つ怪人ドック・オクとなった科学者ドクター・オクタビウス(アルフレッド・モリーナ)とスパイダーマンの対決が描かれる。
前作は「大いなる力には大いなる責任が伴う」というテーマを抱えながらも、ドラマ部分が軽かったのが不満だったので、ドラマ重視の作りは悪くない。高層ビルの壁面で展開されるアクションなどVFXも充実している。十分に面白いことを認めた上で不満な点を書くと、主人公の悲壮感が決定的に足りないと思う。どうもスパイダーマンとして生きる主人公の苦悩が響いてこない。その苦悩とはMJへの思いである。MJが自分と親しくなれば、悪いやつらから狙われる。だからパーカーはMJに思いを打ち明けられない、というわけだ。
このほかパーカーが家賃の支払いを迫られたり、仕事や大学の講義に遅刻したり、伯母が銀行からの融資を断られたりするエピソードがあるけれど、こうしたエピソードがスーパーヒーローものに必要だったかどうか疑問に思う。もちろん、サム・ライミは人間的な部分を強調したいがためにこうしたエピソードを入れたのだろうが、これはスーパーヒーローのキャラクター形成方法としてはほとんど間違っているとしか思えない。
宿敵ワルダスターを倒すために民間人を巻き添えにした「宇宙の騎士テッカマン」とか、近いところで言えば、地球生態系を守るために人間の犠牲をも厭わない「ガメラ3 邪神覚醒」のガメラの設定を見習って欲しいところだ。こういう悲壮な決意を持つ孤高のヒーローに比べると、サム・ライミのスパイダーマンはいかに表面で深刻な問題を抱えていても根底にはアメリカらしい脳天気さがある。スパイダーマンはNYの人々からスーパーマンのように正義の味方として認知されており、人々に理解されない孤高のヒーローではない。登場人物が深刻に悩んでいても基本的に明るいのはライミの資質が影響しているのかもしれない。僕のスパイダーマン原体験が平井和正原作、池上遼一作画の悲壮な スパイダーマン(このコミックは現在、メディアファクトリーから再刊中だ)にあるので、そういう部分に不満を感じてしまう。
主人公はスパイダーマンであることをそのコスチュームとともに一度は捨て去るが、伯母の言葉とMJをドック・オクにさらわれたことで復帰を決意する。このエピソードは「スーパーマンII 冒険篇」などを参考にしたのだろう(ロイス・レーンと結婚するためにスーパーマンの能力を捨てたクラーク・ケントは街のチンピラに叩きのめされたことと、スーパー3悪人が行っている悪行を見て復帰を決意する)。「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉は「大いなる力」を持った者は不用意にそれを捨てることは許されないという意味もあるのだと思う。スーパーヒーローには個人の幸せよりも社会の平和を優先する義務があるのだ。
だからクライマックス、ドック・オクがブレーキを壊して暴走した列車をスパイダーマンが身を挺して止める場面は、それを象徴している場面と言える。ここでスパイダーマンは前作同様、マスクを脱ぎ去る。そしてMJにもハリーにも素顔をさらすことになる。明らかに第3作が作られそうなラストの処理だが、スパイダーマンの苦悩の一つが解決したことで、この路線での第3作は相当に脚本を練らないと難しいような気がする。バットマンシリーズのように第3作ではそういう部分をばっさり切り捨てて映画化することもできるが、それではあまりにも芸がない。サム・ライミ、次が正念場だ。
■ さくらのレンタルサーバー申し込み
正午から申し込めるようになった。何も考えずにプレミアムサービス(3GB)に申し込んだ(年額15,000円。これに消費税が付くのかな)。すぐにIDと仮パスワードが送られてきた。標準で設置できるCGIを見てみたら、tDiary(バージョン2.0)がある。ほー。これを機会に移行しますかね。インストールしないで使えるのは便利。ただし、Namazuでの検索の仕方をよく知らないし、日記用のエディタを作る必要があったり(ないのか)。悩むところだな。ちょっと勉強してみよう。
移行するにはNamazuのインストールをする必要がある。telnetからサーバーの設定を見ようとしたら、接続できず。うーん、仮パスワードでは無理なのか。コントロールパネルからのパスワード変更もできないし、これだと不安が残りますね。サーバーはFreeBSDなので、これまでのインストール方法でも大丈夫なはず。完全に移行してからインストールしますか。
仮パスワードではメールの受信もできないもよう(設定が悪いのかなあ。Webメールは使える)。メールアドレスは何個でも作れるし、コントロールパネルからはディレクトリごとのアクセス制限(.htaccessの設定)もできて便利。
ちなみに新しいURLはhttp://cinema1987.sakura.ne.jpとなる。将来的には「シネマ1987online」も移行するつもりだけど、3月にURLが変わったばかりなので、移行するにしても来年3月ぐらいでしょうか。
それにしても3GBの容量は広大。このうち1割使うかどうかも分かりませんね。現在、2つのサイトを合わせても80MBぐらいなんですから。
2004年07月16日 [Fri]
■ tDiaryインストール
といっても、さくらインターネットの場合、コントロールパネルのCGIインストールから送信ボタンを押すだけだった。昨日はうまくいかなかった。サーバーの申請で混雑していたためか。 tDiaryはテーマが多すぎてどれにするか迷いますね。じっくり選んで、そのうち変えます。とりあえず、Hatenaテーマ。 しかし、このテーマ、デフォルトでは日付の色が見えにくいので.date A:visited{color:white; text-decoration:none;} .date A:link{color:white; text-decoration:none;} .date A:hover{color:yellow; text-decoration:underline;}を追加。日記セクションのリンクもカスタマイズするため
.section A:link{text-decoration:none;} .section A:visited{color:blue; text-decoration:none;} .section A:hover{color:blue; text-decoration:underline;}も追加。あと、カレンダーのプラグインを入れたり、サイドバーを表示してタイトルリストを入れたり。カスタマイズが簡単なのはいいな。
■ tDiary-mode
インストールしてみる。xyzzyはキーバインドが特殊なので、慣れるのが大変だな。このモードはファイルをHTTPから取得して追加、修正できる。これなら、ひまわりでもできそうな感じ。体調よくなったら、作りたい。
で、tDiary-modeから更新してみたら、401 Authorization Required.あれ、パスワードを間違っているのか?
■ hnsも移行
まだシェルが使えないので、hns-liteで新サーバーに移した。ファイルが1400以上あったので大変だった。Namazuがインストールできないので検索にはpnamazuを使っている。十分速いですね。やはりサーバーのスペックが高いからか。
旧サーバーの日記も1年間は表示されるはず。ネット上には現在、3つの「映画とネットのDIARY」があります。
■ 白血球数8500個
今日の血液検査結果。一昨日は14,000個あったので、抗生剤の点滴と薬が効いているもよう。正常値は約6,000〜8,000個。ま、確かに随分楽にはなりました。
■ squeezeプラグイン
Namazuで検索するにはこのプラグインが必要なのか。とりあえず、使っておくように設定。
■ AreaEditor
テキストエリアに書く文章を好きなエディタで書けるソフト。これは便利だな。テキストエリアで右クリックして「エディタで編集」を選ぶと、登録したエディタが起動する。文章を書いて保存すると、テキストエリアに反映される。
このソフトに秀丸のマクロを組み合わせれば、tDiaryの更新が楽になる。リンクの挿入とかタグ挿入のマクロはあるので、マクロ登録しておこう。
2004年07月17日 [Sat]
■ 仮パスワード中もtelnet許可
さくらインターネットのコントロールパネルに書いてあった。希望が多いんでしょうね。このほか、ログ解析機能の追加、メーリングリストの作成、tDiaryインストールの問題修正(だから一昨日はインストールできなかったのか)など。telnetができるようになると、Namazuもようやくインストールできる。ほとんどの人は試用期間から本番へ移行するでしょうから、早く許可してほしいものだ。
■ トップページ
このサーバーのトップに一応サイトマップを置いた。トップページがないと、Googlebotも呼びにくいし。映画チラシコレクションもこちらに移動。問題は全文検索ソフト(Perl版)徹底比較用の検索プログラムの数々だなあ。これは気長にやらないとしょうがないです。
で、GoogleにURLを登録申請。さて、いつごろ来るかな。このサーバーのアクセスログはWebalizerで見ることができるのでチェックしておこう。
■ msearch
検索スクリプトの移転を少しずつやって、半分ぐらいすんだところ。最新版が出ている場合はそれに切り替えている。サーバーのスペックが上がったため、どれも検索が速くなった。中でもmsearchは0.01秒余り。検索対象ファイルが17ファイルしかないのを差し引いても、これは速い。公的機関で数多く利用されているのも分かります。
もっともpnamazuは1500ファイル以上を対象にしてもそれぐらいなんですけどね。インデックス作成に要する時間も大幅に短縮されたし、サーバーのスペックが高いというのは快適です。
■ 携帯からの更新
tDiaryは携帯からもアクセスできて更新もできる。やってみたら、当然というか何というかパスワードがアスタリスクで表示されるので分かりにくいことこの上ない。認証が通らなかった。携帯での文字入力に慣れている人は何でもないんでしょうけど、僕はダメですね(同じような人は、やはりいるのだった)。いいや、携帯からの更新なんてしないから。
携帯と言えば、hns-liteの方のi-systemにアクセスしてみたら、タイトルがHoge's Nikkiとなっていた。ああ、config.phを書き換えていなかったのだった。hns-liteは自分で書き換える必要があるわけですね。当然か。
■ キネマ旬報8月上旬号
創刊85周年記念特集が組まれている。巻頭にある「表紙で振り返る『キネマ旬報』の歴史」で、僕が最初に買ったキネ旬は1976年11月下旬号だったと分かった。ジョン・ギラーミン監督「キングコング」が表紙で、当時の価格は500円。高いなあと思ったものである。そのころ、「ロードショー」は400円足らずだったと思う。
毎号欠かさず買うようになったのは1978年ごろから。引っ越しに際してその大部分は決算号を残して捨ててしまった。とっておいてもほとんど読み返すことはないのだ。
記念特集は今号と次号(8月下旬号)の2回で、次号では「時代劇」「アニメーション」「ラブストーリー」のジャンル別オールタイムベストテンを発表するとのこと。「時代劇」は普通に考えれば、「七人の侍」が1位になるのだろう。「七人の侍」は創刊60周年記念号の「日本映画オールタイムベストテン」でも1位だった。
■ バックアップ
tDiaryは普通に日記を書いていると、ローカルのPCには何も残らない。AreaEditorを使うと、テキストファイルは残るが、いつの日記だったかまるで分からない。サーバートラブルで日記がすべて消滅なんてこともありうるわけで、時々ローカルに日記ファイルをダウンロードしておいた方がいいですね。
ローカルにも日記と同じ形式でファイルを残せるような何かうまい方法はないのかな。メールで更新するプラグイン(posttdiary.rb)はあるから、これを使うのもいいか。あるいは日記を更新すると同時にローカルにその日記ファイルをダウンロードするプラグインとか(無理か)。
それともAreaEditorで使うエディタを自作して、ローカルにも日記形式で残すようにするとか。それなら秀丸のマクロを考えた方が早いかも。いずれにしても何か考えたいところだ。
2004年07月18日 [Sun]
■ 日記ファイルダウンロードのバッチファイル
考えてみた。まず、以下のようなコマンドを書いたファイル(ファイル名は例えば、get.scr)を用意する。hogeはユーザー名、pass1234はFTPパスワード。user hoge pass1234 cd /home/hoge/diary/2004 get 200407.td2 c:/test/200407.td2 byeで、以下のようなバッチファイル(例えば、get.bat)を作る。hoge.bar.ne.jpは接続するFTPサーバー。
ftp -n -s:get.scr hoge.bar.ne.jpこの2つのファイルをC:\testというフォルダに置き、get.batをダブルクリックすれば、2004年7月の日記ファイルがC:\testにダウンロードされる。 一応成功したので、拙作のftp.mac(ファイルをアップロードする秀丸マクロ)と同様の書式でマクロが書けるはず。
■ tDiaryファイルをダウンロードする秀丸マクロ
というわけで、書いてみた。//ftpget.mac ver.0.1 (C)2004 hiro //接続するサーバー $server = "foo.bar.ne.jp"; //ローカルのダウンロード先フォルダ。\ではなく、/を使うこと。 $drive = "c:/diary"; //ユーザー名 $user="hoge"; //パスワード $passwd="pass1234"; //ダウンロードするサーバーのディレクトリ $ftpdir ="/home/hoge/diary"; //------------設定終了------------------- $year=year; $month=month; $ftpdir2 = $ftpdir + "/" + $year; $filename = $year + $month + ".td2"; $getfile = $ftpdir2 + "/" + $filename; $localfile = $drive + "/" + $year + "/" +$filename; $scriptfile = "get.scr"; openfile ""; insert "user" + " " + $user + " " + $passwd ; insert "\n"; insert "cd" + " " + $ftpdir2; insert "\n"; insert "get" + " " + $filename + " " + $localfile; insert "\n"; insert "bye"; saveas hidemarudir + "\\" + $scriptfile; question $filename + "をダウンロードしますか?"; if(result == yes){ runsync "ftp -n -s:get.scr" + " "+ $server; if (!result){message "FTPに失敗しました\n設定を確認してください。";} else{message $getfile + "をダウンロードしました。"; openfile $localfile; } }else{endmacro;} endmacro;このマクロの場合、ローカルにC:\diary\2004というフォルダ(別のドライブのフォルダでも可)がないと、ダウンロードに失敗するので、あらかじめ作っておく必要がある。マクロの中でフォルダを作成してもいいけど、そうすると長くなるので、ここでは割愛。
■ ファイル形式
上のようなマクロで日記ファイルがダウンロードできるのだから、それに書き足してアップロードすれば、日記が更新できそうなのだが、tDiaryのファイルは1カ月分がまとまっているので、月末になるとFTPが大変。それに1日分の日記の先頭にDate: 20040718 Title: Last-Modified: 1090121035 Visible: true Format: tDiaryみたいなコマンドがあるのでこれを書き換える工夫も必要になる。好みの問題だが、hnsのように1日1ファイルの方が融通は利きますね。
2004年07月19日 [Mon]
■ Namazuインストール
シェルが使えるようになったのでNamazu2.0.13をインストール。NKF(nkfのPerlモジュール)、KAKASI、Text::kakasi、Namazuの順番でインストールでき、これは簡単と思ったら、インデックスが作成できず。どこが悪いのか。たぶん、Text::kakasiだろう。
で、ちょっと設定を変えて再インストール。Namazuも再インストールした。これでOK。まだ出力が英語なのだが、これはドットファイルを書き換えれば、何とかなるだろう。それにCGIから使う場合には、ディレクトリ内の.namazurcを読むのであまり関係ない(でもなぜかNMZ.bodyの部分だけ英語表示になるんだよなあ)。ま、とりあえずインストールできて安心した。
参考にしたサイトは拙作のNamazu正規版インストール覚え書きと、Naney's Diaryとマニュアルに書いてないNAMAZU。
■ LANG
Namazuの日本語処理の説明に関しては藤原誠さんのNamazu 2.0 入門が一番詳しい。ここを参考にしていろいろ設定したけれど、うーん、相変わらず英語表示。インデックスはちゃんとできていて、日本語の検索もできるのだが、ヘルプは英語だし、namazu -Cもmknmz -Cも英語。どこが悪いんだか。ちなみにnamazu -Cの結果はこんな感じ。%namazu -C Loaded rcfile: /home/cinema1987/local/etc/namazu/namazurc -- Index: /home/cinema1987/local/var/namazu/index Logging: on Lang: ja_JP.eucJP Scoring: tfidf Template: MaxHit: 10000 MaxMatch: 1000 EmphasisTags: <strong class="keyword"> </strong>環境変数の設定に問題はないと思うんですけどね。
■ mknmz -C
mknmz -Cをよく見たら、NKFとKAKASIのPerlモジュールが入っていなかったので、モジュールのインストールディレクトリを指定(--with-pmdir=$HOME/local/lib/site_perl)した上で./configureからやり直し。これで入った。%mknmz -C System: freebsd Namazu: 2.0.13 Perl: 5.00503 File-MMagic: 1.20 NKF: module_nkf KAKASI: module_kakasi -ieuc -oeuc -w ChaSen: no Wakati: module_kakasi -ieuc -oeuc -w Lang_Msg: ja_JP.eucJP Lang: ja_JP.eucJP Coding System: euc CONFDIR: /home/cinema1987/local/etc/namazu LIBDIR: /home/cinema1987/local/share/namazu/pl FILTERDIR: /home/cinema1987/local/share/namazu/filter TEMPLATEDIR: /home/cinema1987/local/share/namazu/template Supported media types: (16) 以下、略しかし、まだ英語表示のまま。Lang_Msg: ja_JP.eucJPとなっているのに、なぜ日本語にならない? ちなみにシェルの方は「コマンドが見つかりません」とか、ちゃんと日本語になっている。 gettextの問題かと思い、--with-included-gettextのオプションを付けたが、同じ結果。ja_JP.eucJPをja_JP.EUCに変えてもダメ。ウーム。
■ 原因判明
しようがないので、Namazu MLの過去のメールを調べてみる。といっても、現在、namazu.orgでは検索できないので、自分のメールボックスにたまったメールを調べた。
で、localeデイレクトリがインストールされていなかったのが原因と分かった(たぶん)。旧サーバーにあるlocaleディレクトリをコピーしたら、mknmz -Cは日本語表示になったが、他はダメ。コピーでは根本的な解決にはならない。なぜインストールされなかったのか、調べてから再インストールするしかないか。
2004年07月20日 [Tue]
■ 恐るべしGoogle
この日記、もうインデックスに入っていた。先日、URL登録申請をした翌日にはGooglebotが来ていたが、これは前のサーバーからのリンクがあったためかもしれない。古い日記と今の日記のうち、ページランクが高いのは古い日記の方。ま、これは仕方がないでしょう。
pnamazuを使った検索ページ(hns-liteの方)も登録されている。登録したくないページにはMETAタグを仕込んでいた方がいいかもしれない。
■ [MOVIE] 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
昨日、子ども3人を連れて見に行った。1軒目の映画館は満席で入れず。30分後に上映が始まる別の映画館に行く。こちらは客が少なくて快適だった。
前半はこれまでの2作と同工異曲で退屈だが、2種類の狼男と時間テーマが絡む後半の展開にちょっと感心した。2作目では目立たなかったハーマイオニー(エマ・ワトソン)が今回、大活躍するのもいい。ただし、これまでの2作より小味な感じがする。スケール感がないのだ。上映時間が2時間22分と最も短いことが影響しているのではなく(子ども向けなのだからもっと短く、1時間30分程度でいい。前半の描写には無駄が多いと思う)、ハリー・ポッターが戦う敵のスケールが小さいのだ。というか、今回、悪役らしい悪役は1人だけではないか。しかも本筋の敵ではない小悪人であるから、何だか物足りない。
子ども向けの丁寧なファンタジーではあるが、大人を満足させるほどの出来にはなっていない。第1作が公開されたころは、同じファンタジーということで「ロード・オブ・ザ・リング」と比べられたが、今となっては「ロード…」と比較すべくもない。
アズカバン牢獄から凶悪な囚人シリウス・ブラックが脱獄する。ブラックはハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)の両親をヴォルデモード卿に引き渡し、死に追いやった張本人で、今度はハリーの行方を追っているらしい。ホグワーツ魔法学校のダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)は学校にアズカバンの看守ディメンダーを呼び寄せ、警護に当たらせる。しかし、ブラックは密かに学校に近づいていた。
まるで死に神のようなディメンダーの存在は面白い。これは看守とはいっても善玉ではなく、魂を吸い取る悪の存在にもなりうるらしい。VFXはこのディメンダーのほか、馬と鳥を組み合わせたようなバックビーク、狼男などよくできている。ロン役のルパート・グリントを含めて主役の3人は1作目からすると、随分成長した。この3人には好感が持てるので、原作とは離れてもいいから3人の成長を生かしたシリーズにしてほしいと思う。
監督はクリス・コロンバスからアルフォンソ・キュアロン(「天国の口、終りの楽園。」)に代わった。キュアロンはシリーズのテイストを残しつつ独自のものを出したかったのかもしれないが、独自の味わいを出すまでは至っていない。シリウス・ブラック役のゲイリー・オールドマン、トレローニー先生を演じるエマ・トンプソンとも演技派だが、この映画では特に評価すべきところはなかった。
上の子ども2人は原作を読んでいる。感想を聞くと、「いっぱい省略してあった。小説の方が面白い」(長女)、「映画の方が面白かった」(長男)ということだそうだ。
■ パディングを誤解
インターネットエクスプローラーで上の「ハリー・ポッター」の画像を右クリックしてプロパティを見ると、190×255ピクセルと表示される。これ、本当は180×245ピクセルの誤り。
この画像はスタイルシートで縦と横を指定し、パディングを5ピクセルに指定している。IEはパディングの部分を画像の大きさに含めてしまっている。Mozillaの場合はちゃんと、180×245と表示される。IEのスタイルシート解釈のバグの一つか。
■ 白血球数5700個
ようやく正常値に戻った。点滴計4回と薬服用の成果。あと、炎症が少し残っているようだが、ほぼ回復。あさってからの沖縄旅行は大丈夫みたい。
点滴はきょうも受けた。左腕に針を刺したら、いつの間にかウトウト。30分ほどして目覚めたら、ほとんど液が減っていない。あれれ。これはもしかしてと思い、看護師さんを呼ぶ。「あ、これは漏れてますね」。で、右腕でやり直し。20分ほどで終わった。
漏れていてもあまり痛くなかったのが気づくのに遅れた理由。普通はもっと痛いんですけどね。
2004年07月21日 [Wed]
■ 日本語表示できない理由
Namazuホームページに書いてあった。「メッセージを母国語で表示させたい (現在のところ、日本語、スペイン語、フランス語に対応) 場合はGNU gettext (0.13以降)をインストールすることを推奨します」さくらのレンタルサーバーの場合、gettextは/usr/local/bin/gettextにあり、バージョンは0.13.1。libintlライブラリが問題なわけか。./configureの結果で、checking for GNU gettext in libintl... noなのでこれにに当てはまるのでしょう。しかし、libintlってどこにあるんだ。/usr/local/libでいいのかな。
「Namazu 2.0.13 からは GNU libintl ライブラリは同梱していません。システムの libc が gettext に対応しているか、あるいは GNU gettext をインストールする必要があります。 configureで GNU gettext (libintl) を自動認識しない場合は、 --with-libintl-prefixオプションで libintl の場所を指定してください。」
うーん、ダメ。./configureにオプション付けたが、相変わらずchecking for GNU gettext in libintl... no。
■ 解決
何のことはなかった。Namazuホームページに書いてある通り、./configure --with-libintl-prefix=/usr/localオプションを付ければ、日本語化された。 今回は$HOME/local以下にインストールした。./configure --disable-shared --prefix=$HOME/local --with-pmdir=$HOME/local/lib --with-libintl-prefix=/usr/localでOKでした。 ただし、よく調べてみたら、Text::kakasiのインストールがうまくいっていない。まあ、動けばいいや動けば。サーバーのスペックも高くなってインデックス作成も速くなったし。
で、新しく作った「シネマ1987online」の検索サイトはこちら。この日記の検索および、複数インデックスへの対応はそのうち。
と、思っていたが、MUTOPON7 ANNEX - XREA + tDiary + Namazuを参考に作ってみた。左の検索フォームから検索できます。まだ7日分ですけど。
2004年07月22日 [Thu]
■ 家族旅行
家族5人で24日まで沖縄へ。天気予報を見ると、最高気温は3日間とも32度で、まあ常識的な暑さ。本土の方が暑いですね。
昨年と一昨年も仕事で行ったので、沖縄は3年連続になる。宿泊先は残波岬ロイヤルホテル。デジカメは、先日買ったニコンD70はやはり嵩張るので、オリンパスのコンパクトなやつを持っていく。
■ 「妻に捧げた1778話」
沖縄行きの飛行機の中で読む。ガンにかかった奥さんのために1日1話のショートショートを書いたという眉村卓作品。その経緯といくつかの作品が収めてある。ショートショートの第一人者だった星新一が1000編を達成するのにはかなりの年月がかかったが、眉村卓は5年足らずの間にそれを軽く越えた。もちろん商業誌に発表したわけではないので数だけで単純な比較はできないし、本人もそんなことは気にしていないだろう。
ショートショートを読むのは久しぶりだったが、どれも面白く読めた。その経緯も創作の仕方を含めて説明され、面白い。奥さんへの愛情も感動的である。僕は眉村卓の良い読者ではなかったが、映像化された作品はかなり見ている。また作品を発表して欲しいと思う。
■ 1日目
午前10時半ごろ、那覇空港着。空港に迎えに来ていたニッポンレンタカーの人に近くの営業所まで送ってもらう。マーチかステップワゴンか選べと言われ、家内が運転する場合もあることを考えて、マーチにした(しかし、結局3日間とも僕が運転した)。ホテルへのチェックインにはまだ早いので、首里城公園へ。こういう歴史的建物に関してあまり感心する方ではないので、フーンという感じである。公園内の軽食喫茶でサンドイッチを食べ、残波岬へ向かう。車なのでビールが飲めないのが残念。
高速を10分余り走った後、一般道を走り、計40分ほどか。高速料金はたったの300円。これには感動。運転もカーナビ付きなので楽チン。音声ガイド付きならもっと良かったと思う。カーナビが一番役に立っているのはもしかしてレンタカー業界かも。
残波岬ロイヤルホテルはいかにもリゾートホテルという感じの作り。13階建てで部屋は6階。ツインの部屋にエクストラベッドが2つ入れてある。家族5人でここに寝るわけである。それでも広くて快適な感じ。
さっそく着替えてホテル内のプールへ。このプールは花びら型=写真。浅いので水はぬるかったけど、家族で水遊びするにはちょうど良い。客も家族連れがほとんど。しばらく遊んだ後、そばにある残波ビーチへ泳ぎに行く。水に入ったら、海底に岩がごろごろしていて足が痛い。波もほとんどない。これはここだけの特徴ですか。あまり楽しくないので20分ほどいてプールに戻る(結局、3日間で海で泳いだのはこの20分だけだった)。
午後5時半から送迎のマイクロバスで、琉球村に向かう。ここで夕食を頼んでいたのだ。沖縄芸能を見ながらのバーベキュー。出された肉は冷凍。焼き肉のたれも好みに合わない。これまで食べた焼き肉の中では最低の部類。沖縄ではアメリカ産牛肉が中心だが、やはり和牛のうまさの足下にも及びませんね、これで4200円は高いなあという感じ。ミヤチクのステーキハウスの方がここの100倍ぐらいおいしいです。
郷土芸能はまずまず。参加者を交えたショーもあり、長男と次女がじゃんけんゲームに出場。あえなく敗退。食事の後、園内でホタルの観察と星空観察、花火大会。ホタルはですね、ヘイケボタルやゲンジボタルではなく、陸生のホタルということだったが、もう数が少なくてどうしようもない。小林の出の山のホタルの群舞を見た者にとって、数匹飛んでいるのを見るだけでは感動もなにもない。
渡された花火をした後、ホテルに帰る。帰り際に琉球村の人たちが記念撮影してくれた。従業員の方々は良かったです。
9時過ぎにホテルに帰ると、プールサイドのステージで地元の女性歌手がショーをやっている。夏休み中は毎晩、こうしたショーがあるらしい。ちょっと聞いてうまいなあと思う。ショーに心惹かれながら、1階の大浴場へ長男と行く。露天風呂もある。温泉ではないでしょうが、気持ちよかった。
午後11時ごろ就寝。
2004年07月23日 [Fri]
■ 2日目
午前5時半に目が覚める。ふと見ると、長男がベッドから落ちている。慣れてませんからね。午前7時から2階のレストランで朝食。バイキングでいつものようにたっぷり食べる。いろいろそろっていておいしゅうございました。
8時半にホテルを出て、万座ビーチへ向かう。ここは去年も来た。万座ビーチホテルというと、薬師丸ひろ子「メイン・テーマ」を思い出す。思わず口ずさむが、家内も子どもも何それという感じである。ここでサブマリンJrという船に乗る。海底の魚や珊瑚礁を見せる船。30分で、それなりに面白かった。続いて美ら海水族館へ。車で1時間半足らず。沖縄の道路は高速も含めて走りやすい感じがする。水族館は金曜日というのに人がたくさん。ま、夏休みなので当たり前か。水族館の駐車場も工事中のためもあって満車。すぐそばのおばちゃんに手招きされて有料駐車場へ。1日500円。いい商売してますね。
水族館はギネス認定の世界一のアクリルパネルの水槽が目玉。巨大なジンベエザメとかマンタとか泳いでいてまあ、一見の価値はあるのでは。水槽にいたカクレクマノミ=写真=を必死で撮る。
イルカのショーがあるというので屋外へ。暑い。人が多くてあまり見えない。ショー自体も大したことはないですね。園内の軽食喫茶でサンドイッチを食べ(こればかりだな)、ホテルへ帰る。暑かったのでプールに入る。昨日よりも人が多い感じ。午後7時から2階のレストランで夕食。これもバイキング。ステーキがあったので食べてみると、昨日よりもかなりおいしい。やはり昨日は肉が悪かったのだな。
午後8時からプールサイドのショーを見る。きょうは男性歌手である。沖縄民謡のような歌だったが、あまり興味なし。子どもと家内が夜店のくじを引いたら、次女が11等、家内が2等で大きな水鉄砲をもらう。大浴場に行った後、家内と子どもはビンゴゲームがあるので、再びプールサイドへ。僕は部屋でゆっくり。9時半ごろ、花火の音で慌ててバルコニーへ。ここは奇数日には花火が上がるそうだ。6階から見ると、海岸での打ち上げの様子まではっきり見える。数は少なかったが、間近で見ると、迫力がある。
午後11時前に就寝。
2004年07月24日 [Sat]
■ 最終日
午前6時半起床。朝食を食べたら、きょうは何も予定がない。チェックアウトは11時なので、ホテルの売店でお土産を買い、家内と子どもはプールへ。僕は部屋でゆっくり。11時からどこへ行くか、ガイドブックを眺める。結局、僕が一昨年行った「おきなわワールド(旧玉泉洞王国村)」→平和記念公園のコースにする。沖縄に来て南部戦跡を見せないと、子どもは「沖縄って楽しいリゾート」という感想しか持たないだろう。
お土産を宅配便に頼み、おきなわワールドへ向かう。残波岬から高速経由で1時間ほど。今日も暑い。鍾乳洞を見た後、園内を散策。というか、順路に従って歩く。途中、ちゅららうんじでシークヮーサーのジュースとお菓子をいただく(JTBツアーのサービス。というか、これも料金に含まれているのだろう)。冷たくておいしい。ここで長男と長女が園内のスケッチ大会に参加。暑い中、1時間ほど、絵が仕上がるのを待つ。園内のレストランで昼食。僕はシーフードピラフ、子どもはカレーライス。味はそれなりだが、量が多い。去年、フジテレビの中華レストランでもピラフを食べたが、それの2倍以上の量があった。
午後3時過ぎから平和記念公園へ。駐車場から歩いていると、おばちゃんが花束と線香を渡して供えろと言う。なんだなんだと思ったら、600円要求される。いい商売してますね。ところがですね、公園内には花を供える場所なんてないし、「慰霊碑ではないので線香は禁止」と看板が立っている。仕方がないので「平和の礎」の石碑の前に花を置く。
海を望む断崖で、「戦争中はこの海を米艦隊が覆って、艦砲射撃があり、20万人以上が死んだ。畳1枚当たり200発の砲弾が撃ち込まれた」と2年前に仕入れた知識で知ったかぶりの説明を子どもにする。興味を持ったようなので、資料館に入る。炎天下の外からエアコンの効いた室内は天国。しかし、展示されている内容は地獄。沖縄戦の証言のビデオがあったので見せる。まあ、今は分からなくても心に止めておけばいい。
午後4時過ぎにレンタカーの営業所へ向かう。車にガソリンを入れて返し、空港へ。空港内のレストランでサンドイッチ&アイスコーヒー(ほんと、こればかり。汗をかくのでお茶やドリンクばかり飲んでいて食欲がないのです)。売店で泡盛を買って飛行機に乗る。
駆け足の沖縄観光でぐったり。海辺でゆっくりしたかったんですけどね。貧乏性なのでついつい観光してしまう。来年は石垣島あたりに行ってのんびりしたいなあ。しかし、長女は「今度は涼しいところがいい」と言っている。
2004年07月25日 [Sun]
■ 複数インデックス
この日記と前の日記と「シネマ1987online」を検索するように設定。こんな感じ。Namazuに関しては、あとはインデックス更新のための簡単なシェルスクリプトを書けば、移行完了。
サーバーの移行、7割ほど終了というところか。Namazuも設置できてさくらのレンタルサーバーに不満はないので本登録した。
■ やさしくPDFへ文字入力PRO
メディアドライブの新製品。PDFにキーボードで文字入力ができるようにするソフトで、手書きに自信がない人向け(僕向け?)。
PDFは「いきなりPDF」の登場以来、随分普及した感じがする。WebサイトのあちこちでPDFファイルを見かける。それこそ、いきなり、PDFのリンクをクリックさせられる場合もあり、うんざりする。PDFのアクセス性 その光と陰を読むと、PDFは印刷する用途以外には使わない方がいいのではと思いますね。もちろん、改ざんができないというのは大きなメリットではあるんですがね。
2004年07月26日 [Mon]
■ POPアカウント
さくらのレンタルサーバーのメールがメールソフトで受信できないので、サポートにメールを送った。ログインに失敗するのだ。パスワードは何度も確認したので、これはサーバー側の不調だろうと思った。
2日後に回答があり、POPアカウントにはメールアドレスをそのまま書くように指摘してあった。なるほど、オンラインマニュアルにも、そう書いてあった。この仕様、分かりにくいけど、サブドメインだから仕方ないのでしょうね。
2004年07月27日 [Tue]
■ Apple Store
先日、アンケートに答えたら、「3000円のクーポンが使える」とのメールが来た。といっても、31,500円(税込み)以上の製品を買った場合だけ使えるというもの(せこいな)。iPodには興味あるけど、価格が28,140円なので使えない。他のハードウェアはまず必要ない。というわけで不要なクーポンだなあ。
■ www205.sakura.ne.jp
というのが、この日記を置いているサーバー。サブドメインを使っている場合、メンテナンス情報で「www○○○サーバーを緊急メンテナンスします」とアナウンスされても分かりません。コントロールパネルのURLには表示されますけどね。
■ 画像の直リン
某サイトが「映画チラシコレクション」の画像を直リンしていたのが分かった。せめて、画像をダウンロードしてから使ってくれませんかね。このサイト、その手間も惜しんで、いろんなサイトから直リンしているようだ。悪質なのか、無知なのか。
直リンは余計なトラフィックを増やすので、一切禁止することにした。サクっと直リン防止法を参考にさせていただき、.htaccessを画像ディレクトリに設置。これでOK。今まで表示されていた画像が消えた。フフフフフフ。.htaccessの効果は絶大だな。
2004年07月28日 [Wed]
■ [MOVIE] 「シュレック2」
前作は“政治的に正しい”おとぎ話にギャグとパロディを散りばめた作りだったが、ラストに納得はするものの、あれで本当に幸せだったのかどうか疑問も残った。フィオナ姫の魔法が解けてみたら、絶世の美女になるのではなく、怪物になってしまったからだ。このオチは意外ではあるし、人は外見じゃないよというのは分かるのだが、どうもめでたしめでたしという感じではない(もちろん、製作者たちはそんなことを狙ってるわけではないだろう)。いや、美女になったら幸せで、怪物になったら不幸と考えるのは政治的に正しくないし、製作者たちのシニカルな視点も分かるのだけれど、一般大衆の感覚からは離れている。
今回はその疑問を払拭するような話である。ラストでフィオナ姫は能動的にある選択をする。前作との違いはここにある。他人まかせではなく、自分の意思で決める。そこに心地よさがあり、人は外見じゃないという主張も説得力を増すのだ。大衆性にシフトしたからこそ、アメリカでは前作以上にヒットしたのだろう。
前作以上にギャグとパロディが散りばめられている。子どもを無視して、その親の世代をターゲットにしたようなパロディも多い。優れたパロディは元ネタが分からなくても笑えるものだが、この映画のパロディもそのようで、子どもは大笑いしていた。
今回の新キャラクターである長靴をはいた猫がシュレックの洋服の下から飛び出すのは「エイリアン」だし、終盤に登場する巨大クッキーマンは「ゴーストバスターズ」のマシュマロマンを彷彿させた。ついでに書くと、馬車から出てきたシュレックとフィオナ姫を見て、待ち受けた人々が唖然とした表情を見せるのは個人的には「新・猿の惑星」のコーネリアスとジーラが宇宙船から降りてきたシーンを思い出さずにはいられない。ドンキーが「ローハイド」のテーマを歌ったりして、出てくるパロディは年季が入っている。すべったギャグがないのも立派なものである。
ドリームワークスの3DCGアニメは「ファインディング・ニモ」などのピクサーより表現がリアルだ(ピクサーはわざと漫画映画っぽい表現を残している節がある)。このリアルさがキャラクターの表情の細かいリアクションにつながっており、シュレックとフィオナ姫にまとわりつくドンキーの絡みをはじめ、実写以上にキャラクターの表情が豊かである。
あと、感心したのはクライマックスのミュージカルシーン。アレンジした「ヒーロー」とともに展開するこのシーンは、本当に楽しい。ミュージカルが血肉となった国のアニメでなければ、こういう楽しさは表現できないだろう。
次女を連れて行ったので、僕が見たのは日本語吹き替え版。前作同様、シュレックは浜田雅功、フィオナ姫を藤原紀香、ドンキーを山寺宏一が吹き替えている。シュレックの関西弁も悪くない。長靴をはいた猫は竹中直人。
■ npc.cgi
もうあまり流行ってはいないのでしょうけど、このカウンターにはけっこう愛着があるので、「映画チラシコレクション」に設置した。最初、ダウンロードしたバイナリファイルで設置しようとしたが、どうやってもダメなので、サーバー上でコンパイル。ようやく動いた。
FreeBSDのバージョンが違うからダメだったのか。それにしても、肝心の配布サイトでカウンターがエラーになっているのはいただけませんね(ほとんど放置プレイのサイトなのか)。設置してみて気づいたのだが、数字がアップする際のアニメーション、MozillaとIEとで速度が違う。Mozillaの方が速いですね。
■ 更新フォーム
日記更新のテキストエリアが狭いので広くしてみる。Hatena.cssのform.update textarea の部分。デフォルトではwidth: 35em;height: 15em;となっているが、これでは1280×1024のディスプレイで見ると狭すぎるし、長い文章を書くときに不便。width: 40em;height: 20em;にしてみる。幅は60文字分ぐらいあってもいいですね。高さもまだ上下にスペースがあるのであと5文字分ぐらい大きくしてもいいかも。いろいろやってみて、結局60emと30emに決めた。これなら、長い文章でも大丈夫。
2004年07月29日 [Thu]
■ 他人の鯖は直リン用画像置場
直リンに関する2chのスレッド。画像を削除したら、直リンしている相手が逆ギレしてくるというのが凄い。うーん、.htaccessを画像ディレクトリの全部に置いとこうか。
実は@niftyの方にも直リン疑惑のある画像があるのだが、niftyは.htaccess使えないのでどうしようもない(CGIを使って、IPアドレスで弾く方法もあるけど)。やはり、将来的にはさくらに移行するべきか。
■ 「ミステリマガジン」9月号
ジェイムズ・クラムリーの特集が組まれている。新作「ファイナル・カントリー」の出版に合わせたものだ。この新作、今月出たらしい。そうと知っていれば、昨日、「ららら科學の子」と「『秀丸』を100倍生かす強力マクロの使い方」を注文した際に一緒に注文したのに。今からでも間に合うか?
クラムリーの小説は「さらば甘き口づけ」「酔いどれの誇り」「ダンシング・ベア」「友よ戦いの果てに」を読んだ。「明日なき二人」は買ったかな。本棚を調べてみないと分からない。最初の2作は最高のハードボイルド。「ダンシング・ベア」はバイオレンス描写に感心したが、最初の2作に比べれば落ちると思う。
初期の桐野夏生作品の主人公がクラムリーのミルトン・チェスター・ミロドラゴヴィッチ三世(通称ミロ)を基にしているのは有名。今回の新作はそのミロが主人公。8年ぶりの邦訳(アメリカでの出版は2001年)で、CWAシルバーダガー賞受賞作という。特集のエッセイで小鷹信光さんは「筋金入りのファンからは『待ってました!』と声がかかること間違いなしの極上のハードボイルド小説である」と書いている。とりあえず、読んでみたいので楽天ブックスに注文した。
■ ftpupdateとtDiary-mode
この2つのマクロは共存できないようだ。tDiary-modeを入れると、ftpupdateがうまく動かない。で、tDiary-modeの方を外す。ftpupdateは本当に便利で、更新ファイルのみを探し出してアップしてくれる(最初の時は3日以内に更新されたファイル)。テキストファイルだけでなく、画像ファイルもOKで、FTPに関してはどんなソフトよりも処理が速い。アップしたくないファイルも正規表現で除けるし、手動で更新ファイルを探してFTPするより随分手間が省ける上に正確だ。
バイナリモードオンリーなのが気になるが、僕の今の用途はNamazuのインデックス作成のためにローカルのファイルを(サーバー上のHTTPではアクセスできないディレクトリに)アップすることなので、バイナリでも構わない。Namazu for win32の2.0.13正式版が出れば、サーバー上でインデックスを作成する必要はないんですけどね。
2004年07月30日 [Fri]
■ DNS逆引き
さくらのレンタルサーバーでは当初、行っていなかったが、最近始めたようだ。Webalizerのログにもホスト名が記録されるようになった。IPアドレスだけでも不満はなかったけれど、ホスト名が分かれば、外国からのアクセスなども分かるようになるので、便利と言えば、便利。
しかし、さくらのWebalizer、ちょっと不備がありそう。午前3時から10時までまったくログが記録されていない。アクセスがないのかと思っていたが、朝も僕がアクセスしているので、ゼロのはずはないんですがね。
■ 「ららら科學の子」在庫切れ
楽天ブックスからメール。残念。1冊だけでは送料がかかるので、追加したのに。きのう注文した「ファイナル・カントリー」と合わせて送ってくれませんかね。無理か。
2004年07月31日 [Sat]
■ 「『秀丸』を100倍生かす強力マクロの使い方」
楽天ブックスから届いた。マクロを使う意味や文法解説、便利なマクロがいくつか解説してある。初心者向けの解説書なので、あまり目新しい部分はないが、リファレンス的に使えるので、手元に一冊あっても良いと思う。254ページで1,380円。この内容でこの価格なら安い。
秀丸マクロの特徴で「マクロの規模は中型辞典並み」との指摘はもっとも。命令や関数が少ないからだ。秀丸マクロはこれが少ないから、覚えやすいというメリットがある半面、したいことをするのに回りくどい表現をしなくてはいけない場合もある。個人的にはもう少し命令が多いといいと思う。
秀丸ホームページのマクロライブラリで登録マクロの参照数が表示できるのは知らなかった。拙作の秀丸でFTPするマクロ(ftp.mac)は479人、ハイパー日記システム支援マクロ(hnf.mac)は157人が参照している(これアクセス数で、ダウンロード数ではないんですよね)。しかし、ライブラリに登録してあるのはどちらも、古いバージョンなのでご注意くださいませ。この2つの新しいバージョンはハイパー日記システムでpnamazuを使おうに置いてあります。ライブラリは登録したものを修正する作業が若干面倒だったし、大したマクロでもないのにバージョンアップの際、サイトー企画の人を煩わせるのは悪いので、登録するのはやめました。
■ edithelper.rb
tDiaryの更新画面でタグ挿入を簡単にするプラグイン。挿入できるのはem,strong,del,p,pre,br,ul,ol,liとimg、リンク。僕がよく使うタグはpreとblockquoteなので、ちょっと改造してblockquoteも挿入できるようにしたいところ*1。 リンクと画像挿入に関しては、普段は秀丸マクロを使っている。リンク挿入マクロは以前、斉藤秀夫さん作のUrlRef.mac(IEで開いているページのURLを挿入するマクロ)に少し手を加えたものでこんな感じ。//link.mac ddeinitiate "iexplore", "WWW_GetWindowInfo"; if(!result){ddeinitiate "firefox", "WWW_GetWindowInfo"; if(!result){ddeinitiate "sleipnir", "WWW_GetWindowInfo"; if(!result){ddeinitiate "mozilla", "WWW_GetWindowInfo"; if(!result){message "ブラウザが起動していません。"; endmacro;} } } } $url = dderequest( "0xFFFFFFFF" ); $url2 = $url; ddeterminate; if( leftstr($url, 1) == "\"" ) { $url = midstr($url, 1, 1024); #x = strstr($url, "\""); if( #x >= 0 ) { $url = leftstr($url, #x); } } $url2 = midstr($url2, #x, 1024); $url2 = midstr($url2, 4, 1024); #y = strstr($url2, ","); #y = #y-1; $url2 = leftstr($url2, #y); insert "<a href=\""; insert $url; insert "\">"; insert $url2; insert "</a>"; endmacro;ただし、うまくページタイトルが取れるのはSleipnirだけ。IEではタイトルが入らず、MozillaとFirefoxでは日本語が文字化けする。