映画とネットのDIARY(tDiary版)

since 2004/07/15
ここは古い日記です。2013年11月からadiaryを使った新サイトに移行しました。
検索エンジンからのアクセスで、お探しのキーワードが見あたらない場合はNamazuで再検索してみてください。
映画の感想一覧 2004年7月以降 2005年  2006年  2007年  2008年  2009年

2004年08月01日 [Sun]

Webメール

Webメールを見てみたら、振り分けずに受信箱に置いていたメールが消えていた。あれれ、月が変わると消えるんですかね。と思ったら、鶴亀メールで受信の5日後に消す設定をしていたのを忘れていただけだった。

さくらのレンタルサーバーのWebメールはデフォルトでメール容量が300MBもある(設定で増やすこともできる)ので、別に消す設定は必要はないですね。@niftyのWebメール(20MB)を使い慣れているので、ついつい受信後削除の設定をしてしまう。@niftyもメールボックスの容量増加はできるが、5MBで月額200円。それなら年額1000円のさくらのメールボックス(200MB)借りた方がいいですね。

LIRSとRDF

 生成するようにプラグインを追加した。サーバーのMIMEタイプに.rdfが含まれていないらしく、index.rdfにアクセスすると、ファイルのダウンロードになってしまうので、.htaccessに
AddType application/xml .rdf
を追加。

ドメイン取得

ちょっと迷ったが、ドメイン取得のオンラインサインアップをした。なんせgTLDドメインだと、年間たったの1,800円なので、気軽にできてしまうのだ。ちなみに@niftyでは4,200円もする。さくらで取得した後、niftyでドメインの検索をしたら、ちゃんと「(既に)登録されています」と出た。速いですね。

クレジットカードだと、すぐに運用するかどうかが、コントロールパネルに反映される。まだ、このサーバーでの運用はしない。少し準備してからになります。

CGI関係の移転終了

旧サーバーからこのサーバーへの移転がようやく終わりつつある。「全文検索ソフト(Perl版)徹底比較」の検索CGIもすべて移し終えた。Namazuに比べれば、Perlスクリプトの設置は簡単。更新情報を除くリンクをあと17カ所修正すれば、本当に終わり。ふー。


2004年08月02日 [Mon]

登録完了のお知らせ

昨日、さくらインターネットから郵送で来ていた(7月27日発行とある)。パスワードが書かれているのでこれまでの仮パスワードを変更しようとしたら、できない。だいたい、コントロールパネルには仮パスワードの変更はできないと書いてある。これは試用期間が終わるまで(8月16日まで)できないということか。本登録したのだから、できるようになってもいいと思うんですけどね。

軽くなったWebメール

niftyのWebメールが随分軽くなった。動きがきびきびした感じ。これまではアクセスの多い時間帯にゴミ箱にメールを捨てたり、フォルダを移動する時にずーっと待たされたが、これなら使える。さくらインターネットの場合、ライトコースは300人以上が1台のサーバーを利用するという話だが、niftyはそれ以上に詰め込んでいるだろうから、これまで重かったのだと思う。サーバーのスペックを上げたのかな。

ウィルスバスタークラブ更新

メールで案内が来たので更新。一瞬、ウィルスセキュリティー2005の方にしようかと思ったが、ノートの方には入れてあるし、いろんなソフトを使った方がいいので。ソースネクストのソフト低価格路線は功罪があるにせよ、他社のソフトの価格を引き下げる効果はあるだろう。

価格と言えば、秀丸の4000円という価格はオンラインソフトとしては安くないけれど(その性能と鶴亀メールも無料で使えることを考えれば高くない)、この価格、Windows3.1の頃から変わっていない。先日買った秀丸の本には「(当時の)一般的なソフトウェアの価格は、一太郎5(MS-DOS版)が6万8000円、松Ver.6.0が5万8000円、VZEditorが9,800円、MIFES-98が3万8000円だった」とある。これに比べれば、確かに4000円というのは安かったのだろう。

安く大量に売ることと、高く少数に売ることのどちらがいいかの判断は難しいけれど、高く少数に売る方がサポートの手間だけを考えても企業にとってはメリットが大きいと思う。それにソフトウェアの価格なんて、あってないようなものだからなあ。その算出の基になるのは人件費が中心でしょう(大企業になれば、社屋とか設備とかも)。高いソフトの利幅は高級車と同じでかなり大きいのではないか。

いきなり電話切られました

うちにも昨日、かかってきました。家内が「ちょっと待ってください」と相手に言って、僕にどうするか聞きに来ましたが、既にBフレッツに入っているのでYahoo!BBに入るわけありませんね。断るように家内に伝えたら、もう電話が切れていたそうです。Yahoo!BB、営業を強化しているのでしょうか。逆効果な電話の仕方と思いますがね。

Vine Linux 3.0 リリース

PostgresqlとかSambaとかWebminがインストールCDから省かれているらしい。aptでインストールすればいいだけのことですけど(そのapt、グラフィカルインターフェースを採用とのこと)。

RingサーバーにはまだCDイメージはないようだ。2、3日かかるかな。


2004年08月03日 [Tue]

パスワード変更

サーバーパスワード(コントロールパネルで必要)の変更ではなく、会員メニューにログインする際のパスワードを変更するわけですか。なるほど。ようやく分かったので変更。Cookie処理をしているためか、これがなくても、コントロールパネルから会員メニューに入れる(オンラインサインアップしたパソコンでは)のが間違いの元でした。

日本4-3バーレーン

アジアカップ準決勝。なんとも凄い試合だった。0-1で1人退場となった時にはもうダメかと思った。試合終了5分前に1点リードされた時もダメかと思った。そこから跳ね返す底力が凄すぎる。ロスタイムに同点。延長前半で勝ち越しという奇跡的展開。ダメかとは何度も思ったけれど、どこかで負ける感じがしないチーム。決勝もこの調子で。


2004年08月04日 [Wed]

相手は中国

1-1のまま決着がつかず、PK戦4-3で中国の勝ち。イランは残念でしたね。PK戦の途中まで勝ったと思っていたでしょうに。日本も残念でした。中国とだけは決勝で当たりたくなかったでしょう。まあ、今度はホントのアウェーの試合だから、負けても言い訳にはなりますが。中国のスピードはちょっと脅威だな。日本から大量の応援団は繰り出さないのか?

ゾーン設定

独自ドメインのゾーン設定をとりあえず、さくらのサブドメインと同じにしておく。これで良かったのだろうか。nslookupすると、IPアドレスには間違いがないし、URLでアクセスすると、「ページが見つかりません」の表示から、さくらインターネットまでは来るようになったので、もう少しでしょうかね。


2004年08月05日 [Thu]

日記壊れる

tDiary.confを弄っていたら、エラーが出て表示されなくなった。いろいろ復旧を試みたが、ダメ。しょうがないので、アンインストール&再インストール。むむむ、アンインストールすると、データもすべて消してしまうわけですね。しょうがないので、またまた一から設定し直す。とりあえず、過去の日記はローカルにダウンロードしておいたので無事だったが、7月分は表示されても8月分が表示されない。仕方がないので、4日分を手動で登録。こういう場合、hnsだったら、復旧が簡単なんだけどなあ。

あと、テーマを弄ったり、サイドバーを出したり、各種プラグインを入れたり。困ったのはsqueeze.rbで、HTMLを作成しようとCGIから実行したらサーバーエラー。シェルから実行してもうまく動かず。うーん、どこがいけないのか。

いろいろやってみたが、原因不明なので、結局、日記を1日ずつ再登録。こうやって再登録していけば、ちゃんとHTMLファイルが生成されるのである。なのに、なぜCGIやコマンドラインからでは動かない。うーむ。こちらのRubyの知識が足りないのが決定的だなあ。Perlと違ってデバッグの方法さえ知らないものなあ。本格的に勉強しよう。

それと、tDiaryに関してはやはりローカルにきちんとバックアップを取っておいた方がいいと痛感。設定ファイルとか日記ファイルとか、squeeze.rbで生成したHTMLとか、いざという時に必要だ。他の人はどうしているのだろう。

「キネマ旬報」8月下旬号

「キネマ旬報」8月下旬号前号に続いて創刊85周年記念号。「時代劇」「ラブストーリー」「アニメーション」のジャンル別ベストテンが特集されている。

時代劇の1位はやはり「七人の侍」。もうこれしかないという感じ。2位の「十三人の刺客」はちょっと意外で、3位の「座頭市物語」には何だか納得。「たそがれ清兵衛」は14位。これには不満。

ラブストーリーの1位は「ローマの休日」。以下、「男と女」「アパートの鍵貸します」。ラブストーリーはあまり興味ないので、まあそんなものか、という感じ。

アニメは「ルパン三世 カリオストロの城」が1位。宮崎駿なら、「千と千尋の神隠し」が1位になりそうなものだが、「カリオストロの城」は何しろ、公開時の反響が大きかった。宮崎駿の本格的な劇場版アニメ第1作と言えるから、これはこれで納得する。

アニメのベストテン13本(10位が4本ある)のうち、宮崎駿作品は「となりのトトロ」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」の4本(「太陽の王子ホルスの大冒険」も10位に入っているが、これは監督作品ではない)。

ベストテンは10本投票して、投票数を単純に集計したものだから、年末のベストテンのような重み付け(1位10点、2位9点とかの)がないので、差がつけにくいデメリットはありますね。

@options

再び、tDiary.confを弄ったら、またまたエラー。原因はtDiary.confに@optionsを付けたためだった。それを消してもエラーになるので、よく見たら、末尾に変な文字列が入っていた。「CGIによる設定ファイルを読む指定【必須】」部分が2つになり、間に変な文字列があった。なぜ、こんなことになるのでしょうね。

設定ファイルをシステムが勝手に書き換える仕様は便利なようで、余計なお世話という感じもするな。ま、tDiary.confに記述を追加する時はバックアップ必須ということだけはよく分かりました。

[MOVIE]「キング・アーサー」

「キング・アーサー」パンフレットアーサー王伝説を「トレーニング デイ」「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のアントワン・フークア監督が映画化。ジョン・ブアマン「エクスカリバー」のような剣と魔法のファンタジーを期待したら、魔法の部分はさっぱりなく、剣が中心の活劇映画になっていた。「エクスカリバー」は15世紀にまとまったトーマス・マロリー「アーサー王の死」を基にしていたのに対して、この映画はアーサー王伝説そのものを取り上げているからだ。だから、魔術師マーリンは魔術師ではなく、ローマ帝国に反逆するブリテン人のリーダーであり、円卓の騎士たちの聖杯を求める旅のシーンもない。だからといって、つまらないかというと、そんなことはなく、中盤までは傑作と思った。いや、物語に入るまでの序盤の処理はあまりうまくないので、中盤はとても面白かったと言うべきか。「ロード・オブ・ザ・リング」には負けていても、この中盤があるだけで「トロイ」には十分勝っている。ジェリー・ブラッカイマー製作の映画にしては珍しく、骨太の映画に仕上がっている。

中盤、アーサーたちは最後の任務でハドリアヌス城壁を越えて、北の地方にいる一家を助けに行く。そこでアーサーたちが見たのはキリスト教の布教を理由に現地の人々を苦しめる愚かな司祭。アーサーは懲罰を受けている長老を助け、閉じこめられた蛮族ウォードの女と子どもを救出する(ここでようやくヒロイン、キーラ・ナイトレイが登場するのだった)。自由と平等をローマ人の司祭から教わったアーサーはここで行われていることを見て、愕然とする。表面とは裏腹に腐敗したローマ帝国に対する怒りがわき上がってくるのだ。村には凶暴なサクソン人が迫っており、アーサーたちは村の人々も一緒に連れて帰ろうとする。ここから氷った湖上でのサクソン人との対決までがこの映画の白眉。フークア監督は文句の付けようのない場面に仕上げている。

映画はローマ帝国とウォードとサクソンの三つどもえの状態から、アーサーとウォードが手を組んでサクソンの侵略に対抗する流れを見せ、クライマックスはハドリアヌス城壁でのスペクタクルな戦闘シーンが描かれる。ここは黒沢明「七人の侍」風の展開で、スペクタクル的にはあまり演出がうまいとは言えない。しかし、ローマ帝国の兵士として15年間戦ってきたアーサーがそれと決別して民衆のための戦いを繰り広げるわけだから、心情的には納得のいくものとなっている。

アーサーを演じるクライブ・オーウェンが地味なので、最初に登場するランスロット(ヨアン・グリフィス)が主人公かと思った。他の出演者もグウィネヴィア役のキーラ・ナイトレイを除けば、地味な役者ばかりだが、それぞれに渋い味を出していて悪くない。ナイトレイは薄汚れた格好で登場した後、お約束通り、美女に変貌していく。弓の引き方も決まっており、好感度が高い。

秀丸4.10

ベータ版ではおなじみだったタブモードがようやく追加された。タブモードは善し悪しで、僕はブラウザなどではタブが好きだが、秀丸ではどうも慣れない。使っているうちに慣れてくるのか。慣れれば、便利と思う。また、バイナリモードでもファイルが開けるようになった。ま、バイナリで開いても何をどうするわけではありませんが。


2004年08月06日 [Fri]

楽天カード

メールで案内が来た。入会金・年会費とも無料とのことなので申し込む。ちょうど銀行のバンクカードからクレジット機能がなくなった(銀行が取り扱いをやめた)ところだったので、VISAが付くならお得である。楽天以外で使っても楽天のポイントが付くのがいいですね。さらに楽天で使うと、取得できるポイントが倍になるメリットもある。楽天での買い物はこちらに切り替えますか。

[MOVIE]「赤目四十八瀧心中未遂」

「赤目四十八瀧心中未遂」の寺島しのぶ主人公の生島に新人の大西滝次郎をキャスティングして、その周りにベテランを配置した結果、映画は主人公よりも、主人公から見た世界を浮かび上がらせる。実際、食い詰めて東京から釜ケ崎を経て尼崎に流れてきた生島は流されているだけで、自分からアクションを起こそうとはしない。四畳半の安アパートで焼き鳥用のモツをさばき、串を刺す毎日を「これでいいんです」と受け入れている。仕事を世話した勢子ねえさん(大楠道代)や刺青師の彫眉(内田裕也)の圧倒的な存在感に比べれば、自信を消失した空気のような存在である。大西滝次郎はせりふ回しも含めて演技にぎこちない部分が残るが、それでもかまわないほど、この映画は主人公を描くことにそれほどの興味を持っていないようだ。生島の過去は暗示されるだけで、明らかにされない。生島は同じアパートに住む綾(寺島しのぶ)から、赤目四十八瀧へと死出の旅路に誘われても流されていくことになる。

車谷長吉の直木賞受賞作を荒戸源次郎監督が映画化して、昨年のキネマ旬報ベストテン2位にランクされた。荒戸源次郎にとっては「ファザーファッカー」以来8年ぶりの作品となる。普通、心中を題材にした映画と言えば、男女の情念が渦巻くものだが、この映画にそれは希薄だ(だから心中未遂に終わるのだ)。生島と綾が交わる描写はそれなりに官能的なのだが、荒戸源次郎監督の演出には枯れた部分があり、例えば、こうした題材を撮るのにふさわしいと思える全盛期の今村昌平や神代辰巳の粘りのある描写に比べれば、物足りない部分も残る。つまり性描写を突き詰めることによる生と性の迫力みたいなものには欠ける。

しかし、少し現実離れした描写を入れたことに、この映画を荒戸源次郎が撮った意味があるのだと思う。土管の中のガマガエルや少年の人形を子どものように扱う老夫婦の描写などは生島と綾の生に対する死を象徴している。荒戸監督はシネマプラセットの第1作で生と死の境界線を描いた「ツィゴイネルワイゼン」(鈴木清順監督)をどこかで引きずっているのかもしれない。

赤や白のワンピースを着た寺島しのぶは掃きだめのような環境の中で屹立しており、映画がメインに描いている、あるいはもっとも強い印象を与える存在である。極楽にいる鳥という迦陵頻迦(かりょうびんが)の刺青を背中に彫っている綾は生島にとって生と性と聖なるものを象徴した存在にほかならない。生島も綾もぎりぎりのところで生きており、それをお互いに感じたからこそ惹かれ合うのだろう。この映画の魅力の多くは綾を演じた寺島しのぶの肉感的であると同時に清楚さを感じさせるたたずまいから生まれている。

2時間39分、長いとは思わなかった。描写そのものは平易でユーモアも随所にある。平易な描写の総体をどう解釈するかは考える必要があるのだけれど、深く考えずに監督の差し出す描写を楽しむだけでもいいのではないかと思う。かつて鈴木清順は「映画が分かりにくいのは俳優の演技が悪いからです」と言ったが、少なくともこの映画、俳優の演技は実に分かりやすい。

化け物のような容貌の沖山秀子、にっかつロマンポルノではおなじみだった絵沢萌子、狂気をにじませる大楽源太、卑屈で凶暴な新井浩文、ヤクザがぴったりな赤井英和、麿赤児など脇役の演技がいちいち抜群だ。コンクリート詰めの場面にポップな音楽を流す千野秀一のセンスにも感心した。


2004年08月07日 [Sat]

Momonga Linux 1 リリース

おおおおお、ついにリリース。プロジェクト発足後2年余りかあ。本当にようやくという感じですね。おめでとうございます。デスクトップ環境はGNOME、KDE、Xfce4.0.6。カーネルが2.4だったのは意外。Kondaraのように先進的なディストリビューションではないんですか。

しかし、CDにして4枚もあるのか。むむむ。これでは、雑誌に収録する場合もDVDになるでしょうね。

さくらのレンタルサーバー非公式FAQ

2chのスレッドで出たFAQをまとめたもの。便利なのでリンク。

ドメイン使用可

いつまでたっても独自ドメインでつながらないので、さくらのコントロールパネルからいったんゾーン設定を削除。しばらくして追加ドメインの設定から追加したら、なんなくつながるようになった。今まで待っていたのは何だったのか。まあ、これで一安心。http://cinema1987.org/diary/でこの日記にアクセスできます。トップページの方はサイトマップが置いてありますが、そのうち「シネマ1987online」を引っ越してきます。まだしばらく先の予定。


2004年08月08日 [Sun]

e.Typist10.0 9月発売

あまり使わないんだけど、あると便利なOCR。現在の9.0でも十分高機能だが、認識精度が上がるに越したことはない。とりあえずバージョンアップ版(5,145円)を購入予定。

迷惑メール

まだほとんど使っていないアドレスに迷惑メールが届いた。Web上では公開していないのになぜ、と思ったら、この日記のソースにはlink rev="made" の部分に埋め込んであるのだった(既に書き換えた)。メールアドレス収集ロボットはこういう部分まで収集するのか。

サンビーチ一ツ葉

午後から行く。駐車場に車が多く、ちょっと離れた(マリーナの前の)第3駐車場へ誘導された。いつもは波があまりないところだが、きょうは大きかった。海が荒れているのか。波がまったくなかった沖縄の海より子どもは面白がっていた。ここは家から近い(車で15分程度)のが最大の利点。初めて行った10年ほど前に比べれば、随分整備されている。

1時間半余り、海でゆらゆら。日焼け止めを塗っていたが、背中がひりひりする。シャワー(3分200円)を浴びて、アイスクリームを食べて帰る。

ファイルマネージャー

さくらインターネットのコントロールパネルは.htaccessなどの編集もブラウザ上からできる。ただ、Sleipnirでポップアップ広告の禁止をチェックしていると、ダメ。許可するURLにファイルマネージャーのURLを追加したら編集できた。@niftyのWebメールも同じで、「受信拒否・迷惑メール」に分類する際のURLを許可するURLに追加しておく必要がある。これはどちらも一度ブランクウィンドウを開いた後に別ウィンドウが開くためのようだ。

ただ、Mozillaではこういうことはない。Sleipnirのポップアップの止め方にはちょっと難がありそう。

サンマルク

夕食に行く。ここはパンはとてもおいしいのだが、メインディッシュの方はそれほどでもない。ベーカリーレストランだからパンがおいしいのは当たり前か。料理の方にも同じぐらい力を入れて欲しいところ。本社は岡山なのか。


2004年08月09日 [Mon]

[MOVIE]「スチームボーイ」

「スチームボーイ」チラシ19世紀のイギリスを舞台にした大友克洋監督の少年冒険アニメ。超高圧蒸気を注入したエネルギー源スチームボールを巡り、オハラ財団とイギリス政府と発明一家の少年レイが争奪戦を繰り広げる。元々は大友監督のオムニバス映画「MEMORIES」(1995年)の一編「大砲の街」から構想が始まったそうで、「大砲の街」で描かれたような19世紀の技術で蒸気機関を使った凝った兵器が多数登場する。「科学は人々の幸福のためにある」というシンプルなテーマを少年の正義感に絡めて描く構成は分かりやすく、ちょっと長すぎる2時間6分の上映時間を除けば、少年向けのアニメとして大変良い出来である。善と思っていたものが悪だと分かるひねりは面白く、財団の勝ち気な娘スカーレット(スカーレット・オハラ!)などキャラクターにも凝っている。

ただ、科学の意義を巡って対立するレイの祖父と父親の関係に収まってしまうストーリーには少し不満が残る。「スター・ウォーズ」を持ち出すまでもなく、父親が悪役という映画はたくさんあるにせよ、やはり外部に強力な敵を設定した方がすっきりしたのではないかと思う。事故でやけどを負った父親が機械の義手や仮面を付けているあたり、その「スター・ウォーズ」の影響なのかもしれない。

1866年のイギリス、マンチェスター。紡績工場で働くレイの父親と祖父はアメリカのオハラ財団で蒸気機関の研究をしている。ある日、レイの家に祖父から荷物が届く。入っていたのは発明のメモと金属製のボール。そこへオハラ財団の男2人が訪れ、ボールを渡すよう要求する。「財団に渡すな」との手紙を読んでいたレイは抵抗し、当の祖父も帰ってくる。ボールをスチーブンスンに届けるよう言われたレイは自作の蒸気一輪車で逃げ出し、財団の歯車メカが後を追う。線路で列車と歯車メカに挟まれたレイを助けたのは列車に乗り合わせたスチーブンスンと助手のデヴィッドだった。しかし、財団は飛行船で列車の屋根を引き裂き、レイをボールとともに連れ去る。レイが連れてこられたのはロンドンの万博会場近くにあるオハラ財団のパビリオン。そこでレイは死んだと聞かされた父親に再会する。父親は研究中の事故で大けがをして祖父と意見が対立するようになった。ボールの正体は超高圧のエネルギー源スチームボールで、パビリオンはそのエネルギーで動くスチーム城だった。父親に協力するようになったレイは祖父が閉じこめられているのを知り、スチームボールを奪ってスチーブンスンに届けるが、スチーブンスンもまた、イギリス政府の下で蒸気機関の兵器を開発していた。

序盤の一難去ってまた一難というアクションの呼吸が良く、凝ったメカデザインにも見所がある。クライマックスはイギリス軍と財団の新兵器の戦いで、蒸気兵や飛行兵、蒸気戦車など蒸気機関を使った複雑なメカが次から次へと登場し、CGを絡めてスペクタクルな展開を見せる。こうしたメカニックな面白さと同時に科学技術を戦争のために使ってはいけないという主張も明確になっているが、例えば、宮崎駿「未来少年コナン」で描かれる一直線の正義感ほど力強くはない。これは作画と同様に善悪併せ持つ複雑なキャラクター設定から来ることだと思う。外部に敵を設定した方がいいというのはこのあたりを見て感じたことで、ジュブナイルであることを考えれば、キャラクターは単純化しても良かったのではないか。

主人公レイの声を演じるのは鈴木杏。ちょっと心配したが、不自然さはなかった。大友監督はこの映画を「小学3~5年生の男の子に見て欲しい」と言っている。うちの小学3年生の長男を誘ったら、「行かない」と一言。小学5年生の長女によると、学校では「あの絵はダサイ」ということになっているそうだ。今の小学生、まるで分かっちゃいないのである。

お隣さんたち

気になるので同じサーバーにいる方々のサイトをチェックしてみた。さくらのプレミアムプランではだいたい40人ぐらいが一つのサーバーを共有するらしい。僕が借りているサーバーはtelnetから数えてみたら、34人だった(ls -l /home | grep -c users)。それを全部見てみたが、10カ所ぐらいはまだ準備中。アダルトではないけれど、それに近いサイトが2つ。企業が2つ、残りは個人のサイトだった。これからオープンするサイトが気になるところだが、今は快適な環境と言える。この日記を含めてCGIを一番設置しているのはたぶん僕でしょう。まだアクセスが少ないのでそれほどの負荷にはなっていないと思いますが。

RSSGate

ブラウザ上で動くRSSリーダー。これ便利ですね。Sleipnirのスクリプトに登録しておくと、Sleipnirから起動できる。巡回するブログなどを登録しておこう。ただ、インストールするフォルダ名がスペースを含むとエラーになる。C:\Program Filesには入れない方がいいですね。


2004年08月10日 [Tue]

佐土原3-1塚原青雲

いろいろありますが、勝って良かった。3バントからのバントエンドランとか3バントスクイズとかが決まるのは運も味方につけなきゃ難しい。運を呼び込むのも実力のうちだが、2回戦では得点できるところはきちんと取っておかないと勝てないと思う。試合は15日(第2試合)、相手は東海大甲府。

眼底検査

1年ぶりに受ける。瞳孔を開く目薬を差され、終わってしばらくはまぶしい。去年と一昨年、仕事中に検査を受けたら、その後仕事にならなかったので、今年は夕方から行く。どこにも異常はなし。回復も去年より早かったような気がする。

ケーブルテレビ

工事に来た。テレビに直接つなぐか、家のテレビ配線につなぐかちょっと迷ったが、テレビに直接つないでもらう。WOWOWは衛星アンテナで受信した方がきれいだし、録画が面倒になるから。子どもはさっそくディズニーチャンネルとかキッズチャンネルとか見ている。

配線をよく見ると、DVDレコーダーを外部入力で介してテレビにつないである。なぜこんなことをしたかというと、テレビの外部入力がもう余っていないためだろう(僕は工事の際、不在だった)。この配線でDVDをチューナー入力にして録画して、テレビで裏番組を見られるのかな。ダメだったらつなぎ変えるだけですけどね。

「いきなりPDF」上位版

PDFファイルの分割・結合と暗号化、パスワード処理などのセキュリティ向上ができるとのこと。分割・結合なら、フリーソフトでもできるし、不要。セキュリティも個人で使うだけなので不要。もっと別の機能があれば、考えるんですけどね。「今だけ送料無料」といっても、たったの4.5MBなのだから、ダウンロード販売で買えば、送料はもともと必要ない。

PDF作成ソフトのシェアで「いきなりPDF」が60.5%というのは分かりますね。ただ、売り上げ額ではシェア24.2%のA社が逆転するでしょう。価格が約18倍だから。


2004年08月11日 [Wed]

RSS.CGI

Infomakerのを使ってみる。HTMLに書いたdtとddタグの記述部分をtitleとdescriptionに対応させてRSSを出力する。最初、記述に戸惑ったが、慣れれば簡単に書ける。エンコードがSJISなのが不安だが、十分使えると思う。@niftyに設置してみたら、Perlの標準モジュールがないという恐るべきサーバーの仕様のためsocketを使うとエラー。使わないように書き換えて、変換の基になるHTMLファイルとRSS.CGIをcgi-binディレクトリに置いたら、表示できた。

しかし、こういう方式では基になるHTMLをcgi-binとhomepageディレクトリに2つ用意しなくてはいけない(変換用と表示用)。これもなんだか面倒。

niftyの場合は同じInfomakerのHeadline Editorの方が簡単。これはUTF-8でRSSファイルを生成する。XSLTスタイルシートを用意すれば、普通のHTMLファイル同様の表示ができる。ところが、nifty、拡張子rdfではファイルのダウンロードになってしまう(xmlならOK)。niftyのMIMEタイプの一覧を見ると、rdfもあるのだが、どういうわけだ。

つなぎ替え

DVDをよく見たら、録画はできても再生ができない(テレビで見られない)。きのう、工事の人がしたつなぎ方がダメダメなようだ。仕方がないので、テレビとケーブルテレビのホームターミナルとDVDとビデオとWOWOWのデコーダーをつなぎ替えた。これで裏番組もOK。5台をつなぐわけだから、こんがらがるのは分かるけど、プロなら分かってほしいものです。


2004年08月12日 [Thu]

[MOVIE]「リディック」

「リディック」パンフレットヴィン・ディーゼルの出世作となった傑作「ピッチブラック」の続編。というか、間にアニメ版の「リディック アニメーテッド」というのがあるそうだ。「ピッチブラック」はあの怪物が群れをなして襲ってくる場面などをテレビで断片的にしか見ていないが、前作を見ていなくても話は通じる。宇宙の征服を企む凶暴なネクロモンガーの大軍隊にリディックが単身挑む話。小品だった前作よりセットやVFXはスケールアップして見応えがあるが、話としては今ひとつ大作の感じがない。本筋の真ん中にある昔の仲間を助けに刑務所惑星に行くくだりが長すぎるのだ。

このクリマトリアという惑星、昼間は700度、夜はマイナス300度というとんでもなく過酷な環境で、大地をメラメラと燃やしながら、日が昇っていくシーンなどはなかなか面白い(しかし、人間が燃え上がってしまう描写は700度じゃなくて数万度はありそう)。本来ならば、ここを細かく描いた方が「ピッチブラック」の続編としては正しかったような気がする。スケール感を出すために前後に宇宙征服の設定を付け加えたのではないか、と思えてきてしまうのだ。大作には大作の話の語り方というのがある。「リディック」は話の作り方、語り方に失敗しているのである。デヴィッド・トゥーヒー監督、大作には向いていないのではないか。

「ピッチブラック」のエピソードから5年後の設定。5つの惑星から指名手配されているリディックは宇宙の片隅にある氷の惑星でひっそりと暮らしていたが、自分に賞金をかけた者がいることを知る。襲ってきた賞金稼ぎの船を奪い、旧知のイマム(キース・デヴィッド)が住むヘリオン第1惑星に向かう。そこでエーテル状の生命体エレメンタル族のエアリオン(ジュディ・デンチ)からネクロモンガーのボス、ロード・マーシャル(コルム・フィオーレ)を倒すのはフューリア族で、リディックはその生き残りではないかと指摘される。そこへネクロモンガーの軍隊が襲ってくる。危うく難を逃れたリディックは賞金稼ぎにわざと捕まり、刑務所惑星クリマトリアに連行される。そこには5年前、行動を共にしたキーラ(アレクサ・タヴァロス)がいるからだった。リディックはキーラと再会するが、ネクロモンガーの船がリディックの跡を付けてきていた。

アクションを織り込んで展開する作りもヴィン・ディーゼル自体も悪くないのだが、宇宙征服を企む一団との戦いにしては話が簡単すぎる。ロード・マーシャルは生死を超越した存在で超人的な能力を持つ(加速装置みたいな能力もあり、動きが面白い)。リディックはマーシャルを倒す男と宿命づけられているという設定なのだが、観客にそれを都合がいい設定と思わせないためには刑務所惑星の描写を最小限にして、本筋の話に力を入れた方が良かったと思う。

原題はThe Cronicles of Riddick。年代記というほど長いスパンの話では全然ないが、これから年代記的に映画を作っていくつもりなのだろうか。それなら、次作ではもっとまとまった話のかける脚本家を雇った方がいいだろう。


2004年08月13日 [Fri]

日本3-4パラグアイ

さすがに見ていなかったが、終始リードを奪われた形の試合だったんですね。日本は次で勝たないと、予選突破は難しいが、相手がイタリアだからなあ。イタリア-ガーナは引き分けだったのがさらに痛い。これでイタリアは次の試合、勝ちに来るでしょう。

Windows Update

久しぶりに行ったら、デザインが変わっていた。秋にリリースされるというSP2に備えてのことか。そのSP2、会社のパソコンにインストールするのは少しためらわれる。動かなくなるソフトがあると困るし、自宅でテストしてからでしょうね。

XSLT

昨日から「シネマ1987online」の更新情報のRSSを出力し始めた。これをXSLTスタイルシートで読めるようにして、CSSで見栄えを整えてそのまま更新情報にしてしまってもいいのだが、Operaがうまく表示できないのが難。結局、更新情報にはHTMLファイルを使用している。OperaはXMLの表示にもっと力を入れる考えはないんですかね。

この日記のRSSにもXSLTスタイルシートを適用したいところだが、XSLTを書いてもなかなかうまくいかない(知識がない)。しょうがないので、2年前に買った「Webコンテンツ作成のためのXSLT入門」(毎日コミュニケーションズ)を本格的に読むことにする。自分で必要に迫られないと、こういう勉強はなかなかしませんね。


2004年08月14日 [Sat]

五輪開幕

4年に一度の血がたぎる季節。僕は普段は愛国心のかけらもないが、オリンピック期間だけ、愛国心のかたまりになる。日本選手には頑張ってほしいと思う。こういうスポーツ競技は入れ込むチームがあるのとないのではまるで面白さが違うのだ。がんばれ、ニッポン! 


2004年08月15日 [Sun]

野村、金。谷も金

2人とも決勝で1本勝ちではなかったのは残念だが、立派な金でした。特に谷は「田村で金、谷でも金」という目標通りの結果。3連覇と2連覇。世界のトップランナーをそんなに長く続けるのは並大抵のことではない。などということは4年前の日記にも書いていたりしますね。とにかく、2人ともおめでとう。

佐土原2-6東海大甲府

今回は運がなかった。スクイズは相手の好プレーに阻まれ、ヒット性の当たりもピッチャーのグラブへ。バントからヒッティングに切り替えたらダブルプレー、その後にヒットが出たりとか。負ける時はそんなものでしょう。

UTF-8で出力

さくらのサーバーにはJcode.pmが入っていたので、更新情報用のRSS.CGIをちょっと改造してUTF-8で出力するようにした。改造法はスカラー変数をJcode:convertしただけなので要領は悪いが、一応動作している(RSSGateでも動作確認)。これでなんとか格好はついたか。


2004年08月16日 [Mon]

内柴、金。横沢、銀

オール1本勝ちの内柴は見事。まさか金メダルが取れるとは思わなかった。横沢も準決勝のサボンとの対戦で残り1秒からの袖つり込み腰1本勝ちの逆転は鮮やかだった。決勝で中国の選手に寝技に持ち込まれたのは実力差か、油断か。

2回戦敗退

柔道73キロ級の高松正裕。体調が万全ではなかったので仕方ないでしょう。女子57キロ級の日下部基栄は準々決勝に進出。シドニーでは銅メダルだったので、当然、金を狙っているでしょう。北朝鮮のケー・スンヒはこの階級にいる。48キロ級から始まってオリンピックのたびに階級を上げている。

日下部、残念ながら3回戦敗退。敗者復活戦でも敗れた。きょうは柔道、メダルなし。あーあ。

index.rdfを出力

 RSS.CGIをさらに改造して、index.rdfファイルを出力するようにした。これなら、RSSを参照されるたびにCGIを起動しなくて済む。こんな感じ。index.rdfを置くディレクトリには
DirectoryIndex index.rdf
AddType application/xml .rdf
と書いた.htaccessを置く必要がある。

2004年08月17日 [Tue]

日本8-3オランダ

アテネ五輪野球。午前1時半まで見ていたが、NHKが体操の中継に切り替えた。まあ、金の期待がかかっていたので仕方ないが、リードするところまでは見ていたかった。

先発岩隈がピリっとせず、2回までに3失点。2回2アウト満塁となったところで、交代した石井が速球で難なく仕留めた。これから逆転というところだったんですけどね。抗議電話はなかったのだろうか。遅い時間だったからなかったか。

温泉バンガロー

観音さくらの里の温泉バンガロー家族5人で高城町の観音さくらの里へ行く。3年前はキャンプ場だったが、キャンプ用品を持たずに借りるのは無謀と分かったでの、今回は温泉バンガロー=写真=を借りる。6人用で1泊1万円。外観は普通の民家みたいだが、部屋は10畳の和室と10畳程度のキッチン、ダイニング。家族5人だと、十分広くて快適。エアコンは200円で4時間、ということになっているが、6-7時間は動いた。壊れているのか、良心的なのか。

台風15号の影響で、ぐずつき気味の天気だったので、温水プールで1時間余り泳ぐ。チェックイン(というか、借りる手続き)をした後、バーベキューセットを借りて焼き肉。木製バルコニーではバーベキュー禁止。そばに置いて焼く。

終わって温泉に入った後、アテネ五輪のテレビ観戦。金メダルの体操とか柔道とか。谷本の金メダルは内柴に続いてまたも全試合1本勝ち。1本で勝ちに行く日本柔道が今回の活躍で海外でも高い評価になっているそうだ。それが柔道の本質なのに、そういうことになるのは海外で変則的な柔道が独自に発展しているからだろう。初戦敗退した男子の高松や塘内の試合を見ていると、相手のレスリングと見まがうような構えに大きな違和感がある。あれは柔道じゃないですね。

もちろん、世界的にも1本勝ちの柔道を目指す動きはあるようで、審判を見ると、シドニー五輪の時より随分厳しくなっている。技のかけ逃げとか、前に出ない姿勢を続けると、すぐに反則を取られる。谷本は師匠の古賀を引き継いで決勝を一本背負い(と押さえ込み)で決めたのは良かった。すべて面白い試合内容だった。


2004年08月18日 [Wed]

高千穂牧場

ぐずついた天気の高千穂牧場午前7時ごろ起床。テレビを付けて、またも五輪のニュースを見る。谷本の金メダルとか、山本(200メートルバタフライ)の銀メダルとか、五輪で初めてキューバに勝った野球とか。野球にはいよいよ金メダルの期待が大きくなるなあ。全員プロなのだから、勝って当然ではあるのだが、やはり強いチームを見ていると、気持ちがいい。

朝食(パン)を食べて、高千穂牧場に向かう。途中で激しい雨が降ったりして天気は相変わらず、ぐずついている=写真=。高千穂牧場にはここ数年来ていなかったが、もう何度も来ている。夏休みなので、平日といえども家族連れでいっぱい。定番のソフトクリーム(おいしい)を食べた後、場内を見学して午前11時半から乳搾り体験。お土産を買う。

牧場近くにある夢見が丘で昼食。子どもはカレー、家内はチキン南蛮付きの冷麺、僕は「女性に評判」とPRしているオムライス。味はそこそこ。これが評判になりますか?

天気がダメダメなので帰る。この近辺はよく知っているので、カーナビを使うまでもないのだが、試しにルートをチェックしてみたら、自宅まで2時間半と出る。そんなにかかるわけないだろう。そのまま走っていると、微妙に狭い道路を避けたり、国道を走るコースを設定しているようだ。もちろん、ルート通りには走らず、知っている道を走る。カーナビは3回ほどルートを自動修正していた。で、1時間半で帰宅。

僕が使っているカーナビのDVDは4年ほど前のもの。このため新設された道路が地図に出てこないことが時々ある。買い換えたいところだが、2万円以上もするのがネック。カーナビもネットに接続して、常に新しい地図を表示できるようになりませんかね。パソコン用ソフトでは年間2000円足らずでできるわけだから、カーナビもそういう方向が望ましい。もちろん、そのためには車からネットに接続できる環境が必要だが、技術的には十分可能でしょう。


2004年08月19日 [Thu]

女子3個目の金メダル

柔道70キロ級の上野雅恵。決勝の鮮やかな袖釣り込み腰1本勝ちは見せた。一つの大会で女子が3階級を制するのは初めてという。それだけ、女子柔道の世界は実力が接近していたのだろう。それにしても今大会のニッポン女子は5日間で金、銀、なし、金、金と絶好調だ。

男子90キロ級の泉浩は決勝で惜しくも敗れたが、その柔道の姿勢は素晴らしかった。敗戦の悔しさを静かににじませる姿は古武士のような風情で好ましく、試合会場に入る時出る時の礼儀正しさも印象的だった。少しも恥じることのない銀メダルと思う。相手のグルジアの選手は返し技で足を取ったが、ああいう柔道は個人的には嫌い。すくい投げなんてのが柔道の技か(技だけど)。ああいうのを殲滅する強い柔道を目指してほしいと思う。

XSLTを適用

 この日記のRDFにXSLTスタイルシートを適用してみた。まだ完成ではありませんが、出来上がりはこんな感じ。  makerss.rbの129行目に
<?xml-stylesheet type="text/xsl" href="diary.xsl"?>
を挿入して、diary.xslをこんな感じで書けばいい。diary.cssは適当に書いてくださいませ。  

参考にしたのは@ITのXPath関数で部分テキストを出力するなど。

井上康生、金ならず

準々決勝で敗退。まさかの敗戦というのはこういう試合を言うのだろう。きょうは試合内容がどうもおかしかった。2回戦のけがだけでなく、どこか体調が悪かったのではないか。残念。あとは阿武に頑張ってほしい。


2004年08月20日 [Fri]

阿武、悲願の金

3度目の正直。望んで望んでようやく取った金。阿武のように毎回期待されながら、これまでオリンピックで結果が出せなかった選手にとって金メダルは価値が違うだろう。決勝はあのまま優勢勝ちかと思われたが、袖つり込み腰が一閃した。見事の一言。今大会の女子は本当に凄い。メダルが取れなかった日下部がかわいそうになる。

重圧

井上康生の完敗に関する新聞などの報道を見ると、プレッシャーに加えて精神的な弱さを指摘するものがあった。きょう試合をやっている100キロ超級の鈴木桂治みたいに重圧を感じない(ように見える)タイプもいるが、井上は弱いタイプなのだろう(「王者に死角、まさかの惨敗 「勝って当たり前」の重圧」=共同通信の配信記事)。その意味で阿武と同じタイプなのかもしれない。

シドニー五輪の時は初めてのオリンピックでもあり、死んだ母親に金メダルを捧げたいという気持ちもあったから、重圧を別のものに転嫁することができた。しかし、それから4年間、井上は王者であり続け、それを期待され、今回も日本選手団の主将という重責を負わされた。勝たなければいけないという意識は大きかっただろう。

井上は試合後のインタビューで「次の人生」という言葉を出していた(NHKは「次の柔道人生」と意訳したが、それは違うと思う)。以前から「勝ち続けることに興味はない」との発言もしていたという。恐らく、井上は柔道の王者であり続けることが嫌なのだと思う。それを期待されることも嫌なのだろう。もろさを自覚する自分の姿と周囲が井上に期待するイメージとのギャップは大きい。

だから4年後を頑張ってくれというのは残酷な言葉かもしれない。また4年間、重圧を受け続けてくれというのと同じことなのだ。

男女そろって金

 なんとなんと、こういうこともあるのだ。初日の野村、谷に続いて、締めくくりも男女そろっての金メダル。塚田は有効を取られ、押さえ込まれた時は終わりかと思ったが、わずかなすきを突いて逆転の押さえ込み。鈴木は終始、有利な試合運びで小外刈りの一本勝ち。強い。  

それにしても鈴木のインタビューは井上康生の悲壮感とは逆に楽天的だった。やはり重圧とは無縁の男なのだ。でも日本人は悲壮感の方が好きなんだよな。僕も好きだけど。

 鈴木の楽天的な姿勢は、人のためではなく、自分のために柔道をやっていることからくるのかもしれない。2年前の日記に引用したマーティ・キーナートのコラムからドクター・オルブライトの人生哲学に関する言葉を再度引用しておく。
「創造的になること。あえてほかの人と異なる道を選ぶこと。自分に正直になることね。ほかの人がどう思うかということに悩まされちゃいけない。あなたがどう思うか、そして自ら進んで何をするかってことで悩むの。そして何をするにしても、全力を尽くすことよ。全力を出しきらないで勝つより、全力を出しきって負けるほうがいいわ」
 康生、ガンバレ。

2004年08月21日 [Sat]

日本4-3台湾

延長10回裏、無死1、2塁から送りバントを決めた中村が、まるでホームランを打った後のような喜びようだったのがおかしかった。しかし、値千金のバント。台湾が満塁策を取った後、小笠原のレフトフライで高橋がタッチアップしてサヨナラのホームを踏んだ。苦しい試合だったが、これで決勝トーナメントへ向けて弾みがつくのでは。目指すは金メダルのみだ。


2004年08月22日 [Sun]

glucose

RSSリーダー。インストールしてみる。RSSGateよりも高機能だ。この日記とシネマ1987onlineのRDFもしっかり表示できていて安心(日記の方は当たり前か)。日記の本文もしっかり表示できるのが、見出しだけのRSSGateより優れている点。改行が反映されないのは元がCDATAだからしょうがないか。

朝日新聞やITmediaのRDFは見出しだけを表示していて、それをクリックすると、そのページにジャンプする。このRDFの作り方がいいのか悪いのか、ちょっと疑問にも思う。それならば、Webページを巡回しても同じことじゃないかなあ。サイトの要約を読めるのがRSSリーダーの良い点なので、要約も載せてほしいところ。記事の最初の200文字程度でいいので、そんなに手間はかからないと思いますが、バナー広告とかの効果がなくなるのでサイトを訪問させたいのでしょうかね。

左わき腹の痛み

で目が覚める。午前7時ごろ。激痛ではなく、ずーっと続く鈍痛。トイレに行ったが、治らない。2時間ほど我慢していたが、脂汗も出てきて、痛みに耐えられないので病院へ。ちょうど、自宅近くの内科・胃腸科が当番医だった。超音波でお腹を診断(妊婦さんみたい)。どうも尿管結石らしい。ついでに胆嚢にポリープがあるのも分かる(ゲゲゲ)。まあ、こちらは様子を見るしかないらしい。

尿管を緩くする注射を打った後、検尿とレントゲン。検尿で潜血反応があり、疑いが濃くなる。レントゲンの結果、腎臓と膀胱の間に小さな石があった。やはり、尿管結石。注射打った後から、痛みがひどくなっていたが、医者は「症状としては軽いですね。水やビールなど利尿作用のある飲み物をたくさん飲んでください。昼過ぎまで痛みがあったら電話を」と言うだけ。薬はなし。そういうものですか。鎮痛剤とかあると嬉しかったんですけどね。

ネットで検索してみると、尿管結石の痛みは痛風と並ぶものらしい(「一病息災」というページが詳しい)。激痛のため救急車で運ばれる場合もあるとか。ただ命にかかわる病気ではないので、軽く見られる。本人は痛くてたまらないんだが、そんなに同情もされず、なんかかわいそうな病気であるな。

自宅に帰って1時間ほどしたら、痛みは収まった。あとは石が出てくるのを待つだけ。出てきた石の写真をアップしているサイトもあるが、そこまでする趣味はない。


2004年08月23日 [Mon]

DiskX Tools Ver.10来月発売

ダウンロード版のバージョンアップ価格が1,575円と聞くと、バージョンアップしてもいいかという気になる。ソースネクストより安いですね。裏を返せば、それほど大きな機能向上はないということか。

RNA

Webサーバ上で動作する、RSSアグリゲータの一種。RSSベースの更新情報を収集して一覧表示できる。要するにアンテナみたいなもの。glucoseと連携できるので便利だが、こういうアンテナって自分で運営するよりも、ほかの人が運営しているアンテナに登録された方がいいですね。RNAでglucoseみたいなティッカー表示ができるといいと思う。


2004年08月24日 [Tue]

日本0-1オーストラリア

残念。松坂も好投したが、相手の投手が良すぎた。金メダル、これで15個で終わりですか。

日本0-3中国

続いてバレーボール。負けても野球ほど悔しくないのは相手が格上だからか。セット数の差ほど実力の差はないように思った。将来性を感じさせてくれたので、北京での雪辱に期待。しかし、団体競技がこれだけ連続して負けるとなあ。


2004年08月25日 [Wed]

Windows XP SP2の展開に失敗しないために

不具合が多数発生する可能性があるのに、自動更新させるというのも困ったもんだ。この記事は企業のシステム管理者向けだけど、一般ユーザーの混乱も多いのではないか。だいたい、ソフトウェアの更新なんてしたことがない初心者も多いんですから。

日本11-2カナダ

快勝。しかし、城島、ホームランは昨日ほしかった。昨日の試合で城島がバントの姿勢を見せたり、中村が一塁にヘッドスライディングしたことについて、「プロらしくない」という批判もある。僕は構わないと思う。確かに高校野球みたいなプレーだけれど、短期間のトーナメントではあれほど必死にならざるを得ないのだ。

金メダルを取れなかったのは残念だが、立派な銅と思う。


2004年08月26日 [Thu]

KNOPPIX3.4

使ってみる。CD-ROMからの起動はこれまで同様、問題なくできる。coLinuxを使った起動では、最適なビデオカードが見つからないとのエラーでXが起動しない。QEMUの方はDOS窓が一瞬開いて終了。ふむ、どこが悪いのか。

ビデオカードのエラーはディスプレイサイズ1280×1028用の設定がないためだろう。これは普通のLinuxならXの設定ファイルを書き換えればすむことだが、KNOPPIXの場合は対処の仕方がよく分からない(書き換えようがない)ので、QEMUの方。CD-ROMのqemu-0.6.0-windowsフォルダ内にあるバッチファイルを見ると、CD-ROMドライブの想定がHドライブまでしかない。僕のパソコンのCD-ROMはIドライブ。これでは起動しようがないのも分かる。で、qemuのフォルダをHDDにコピーして、バッチファイルを書き換えて実行してみたが、ダメ。ま、そんなに単純なことではないらしい。

仕方がないので、ノートの方でQEMUを試す。こちらは難なく起動した。しかし、KNOPPIXのホームページに書かれているように動作が遅い。ちょっと実用には耐えられない。試してみるだけなら、いいのではというレベルですね。

いろいろあるけど、産総研が行っている試みは多岐にわたっていて面白いと思う。Linuxの普及には貢献しているのではないか。

[MOVIE]「石井のおとうさんありがとう」

「石井のおとうさんありがとう」パンフレット明治時代に3000人の孤児を救った高鍋町出身の石井十次の生涯を描いた山田火砂子監督作品。身も蓋もない言い方をすれば、極めて凡庸な作品である。題材自体はいいのに、料理の仕方が決定的に凡庸すぎる。石井十次の生涯をなぞっただけで、ドラマティックなポイントがない。だから主演の松平健をはじめ出演者にも演技のしどころがない。おまけに自主上映の形での公開が中心のためか、16ミリフィルム。画質の悪さ、画面の狭さが加わって、これならテレビの方がましか、と思えてくる。脚本も担当した山田監督は「私は一人でも多くの方にこの事実を知って頂きたいと思います」とパンフレットに書いている。あまり知られていない事実(というわけでもないのだが)を知らしめることが映画製作の目的にあったとしても、生涯を単になぞっただけの映画にしていいわけがない。出演者には恵まれているのに、これでは惜しい。

映画は日系ブラジル人の西山洋子(今城静香)が病床の祖父から1枚の写真を手渡される場面で始まる。「石井のおとうさんにありがとうと言ってくれ」。祖父からそう言われた洋子は“石井のおとうさん”について知るために宮崎県木城町にある石井記念友愛社に行き、園長の児島草次郎(大和田伸也)から石井十次がどんな人物だったかを聞く。医学生の石井十次(松平健)は明治20年、岡山県大宮村の診療所で代診中に、食べるものにも困っていた浮浪者の女から男の子を預かる。この話が広まり、十次のもとにはたくさんの孤児が集まるようになる。熱心なキリスト教信者であった十次は妻の品子(永作博美)とともに孤児の世話にあたっているうちに、医師になることをやめ、孤児院を開くことを決意。濃尾大地震や東北の大飢饉などで十次が預かる孤児は急速に増えていく。そんな十次の姿勢に芸者の小梅(竹下景子)や資産家の大原孫三郎(辰巳琢郎)は物心両面にわたる援助を積極的に行っていく。

十次が設立した岡山孤児院には最も多い時で1200人もの孤児がいたという。孤児たちが集合した記念写真がパンフレットにも収められているが、この数は相当なものである。石井十次が成し遂げたことに対しては敬服するしかない。それはいいのだが、パンフレットの扉には「一度は放蕩に身を持ち崩しつつも、改心して立ち直り…」とある。この部分を映画はまったく省略している。10年ほど前に放映された日本テレビ「知ってるつもり?!」では性病にかかったことが十次のターニングポイントの一つだったと紹介していた。これを見た時は、それはあんまりだろうと思ったが、一人の人間を描くからにはそういう部分も必要なのである。映画はきれい事で終わった観がある。

だから十次の人間性も分かったようで分からない部分が残る。もっともっと対象に詰め寄り、深い部分をえぐっていく視点がなければ、深みのある映画にはなりようがない。


2004年08月27日 [Fri]

ケータイにOperaブラウザ、au向けにBREWで提供へ

携帯でも普通のサイトがフルに見られるようになるということ。最終的にはそういう風になっていくのだろう。こういう仕組みが進むと、iモードの牙城を崩せることになると思う。iモード公式サイトなんてのも意味がなくなってくるのでしょう。ただ、横幅を固定したテーブルタグを使ったサイトを見るには横スクロールが大変じゃないかなあ。


2004年08月28日 [Sat]

あおぞらカードは74億円なり--楽天の新たなお買い物

きのう楽天カードを郵便局に取りに行った。本人限定受け取りで届いたが、不在だったため。口座振替依頼書を郵送してから、楽天の決済カードを変更しておこう。

それはいいとして、あおぞらカードの買収はカードローン事業を開始することで金融事業の充実を図ることにあるという。楽天のことだから、インターネットでの借り入れ申し込みもできるようにするようだ。結局は借りる本人に責任があることだけれど、楽に借りられる仕組みというのはカード破産の増加に拍車をかける恐れもあると思う。

APO MACRO SUPERII 70-300mm F4-5.6

その楽天のショップに注文したのが届いた。ショップによってはニコン用のマウントはメーカー品切れ中と出る店もあるが、運良くあったようだ。70-300ミリはデジカメでは105-450ミリぐらいに相当する。運動会などでの撮影用に買った。実売価格は2万円ちょっとか2万円を切る店もあり、価格的には手頃感がある。望遠はあまり使わないので、これぐらいのレンズで十分。こうやってレンズを集め始めると、きりがなくなるんですけどね。

Cygwin

久しぶりにインストール。glucoseのセンサーを作るにはPythonが必要なので、Windowsから手軽に使えるようにするため。Win用のPythonもあるけど、やはりUNIX用がいいでしょう。

Xはインストールするつもりはなかったのだが、全部を選んだら必然的にインストールされた。結局、インストールサイズは2.3GBほどになった。startxしてみたら、ちゃんとGUIなWindowが立ち上がる。emacsもXemacsも大丈夫。Cygwinって、けっこう便利だな、と改めて思う。

コンテナ

レンズとカメラを入れておくために小さなコンテナを買う。これにドライペットなどの除湿剤を入れておけば、乾燥するのでカビが生えることもない。よくある収納方法。カメラとレンズとストロボを入れたら、もういっぱいという感じになった。もう少し大きくても良かったか。除湿剤は1年ほどもつようだ。


2004年08月29日 [Sun]

台風16号接近

なのに仕事。会社にいると、風雨が強まっても何ともないですね。お昼に外に出た時はさすがに風が強かったですけど。九州は風速25メートル以上の暴風域に間もなく入るらしい。ガクガクブルブル…。


2004年08月30日 [Mon]

男子マラソン

どうせメダルは無理だろうと思ったが、結局、最後まで見てしまった。3位に終わったデリマ、途中であのハプニング(沿道の観客の妨害)がなくても、逆転されたような気はするが、納得いかないだろう。前代未聞のひどい出来事。ギリシャの警備はいったいどうなっているのか。

日本勢、メダルは取れなかったが、油谷5位、諏訪6位というのはまずまずの成績でしょう。次に期待を持たせる結果。

台風16号上陸

朝から凄い暴風雨。勢力は中心気圧950ヘクトパスカル、最大風速40メートルになり、「非常に強い」から「強い」に変わったが、それでもこんなに激しいのは久しぶりだ。かなりの被害が出そう。

台風一過

みたいな夕暮れ。昼前から風雨が弱まり、考えていたほど長時間の暴風雨ではなかった。午前9時半ごろ、出勤した時が一番激しかったようだ。猛烈な風雨のため視界100メートル以下だったのでスモールランプをつけて運転。信号で止まると、車が揺れた。突風で物は飛んでいるし、やはり台風の中の出勤は怖い。会社のビルも微妙に揺れた(最初は眩暈かと思った)。

幸い、うちは停電はなかったし、被害もなし。まず、一安心。しかし、この後、台風18号もこちらに来そうな感じがあるな。


2004年08月31日 [Tue]

最近のスパムの件名

「今日主が出張なでです」「アメリ厚生省公!!ペス大薬!!」「顔出OK!→18禁エ柢ル片出会」などの舌足らずなサブジェクトはつまり、出したやつがバカなのではなく、アンチスパムフィルターをすり抜けるための苦しい方法なのだな。海外発のメールでもv*agraとか、伏せ字にしたサブジェクトのメールがあるので、それを参考にしたのだろう。スパム業者もそれなりに考えているわけですか。

でも、これが有効なのはサブジェクトで振り分けるフィルターだけで、Spam Mail Killerなどはヘッダー部分の文字列でスパムを削除できるので、こうしたメールもすべて自動削除してます。

[MOVIE]「NIN×NIN 忍者ハットリくん The Movie」

「NIN×NIN 忍者ハットリくん The Movie」パンフレットハッピーコーラという清涼飲料水のCMや看板や空き缶が至る所に出てくる。タイアップだとしたらあまりにどぎついと思ったが、そんなコーラはないようだ(同名のお菓子はある)。このCMに何の意味があるのか、2度登場するテレビの無表情な女性アナウンサーと同様に分からない。パンフレットを読むと、鈴木雅之監督は「特に意味やオチはないんですが、全体的にちょっと変な感じにしたかったんです。リアルな現代とは違うハットリくん的な世界観を作りたかった」と言っている。忍者という異形の存在を現代に出すことで、リアリティが失われることを危惧したのかどうかは知らないが、元がコメディなのだから、そういう変な世界にシフトさせるよりは現代そのものに忍者を登場させても別に構わなかった。凝るべきところはそんな部分ではないのだ。同じことは最初に登場する手裏剣のまるで円盤のような見せ方にも言える。あんな風に手裏剣をアップで見せることに何の意味があるのか。意味などないのだろう。鈴木監督の演出はそういうビジュアルに中途半端に凝っている。なのに肝心のドラマがありきたりである。

伊賀忍者最後の服部一族のカンゾウ(香取慎吾)が父親のジンゾウ(伊東四朗)から江戸に修行に行くよう命じられる。最初に会った人が主人で、主人以外に姿を見られてはいけないという条件付き。カンゾウが主人にしたのは小学生のケンイチ(知念侑季)。2人は変な友情を感じながら、ケンイチの両親(浅野和之、戸田恵子)に知られないようにケンイチの部屋で共同生活をすることになる。ケンイチは学校ではいじめられっ子。そのケンイチのクラスに新しい担任のサトー(ガレッジセールのゴリ)が赴任する。サトー先生は超人的な能力を持っていたが、その正体はカンゾウの宿命のライバル、甲賀忍者のケムマキだった。そのころ東京ではおかしな事件が起こっていた。毒物で意識不明の重体とされる事件で、被害者には一見、因果関係はなかった。共通するのは現場に残された棒手裏剣と被害者の腕にある刺青。やがて被害者は甲賀忍者であることが分かる。

原作が月刊「少年」で連載開始されたのが40年前。実写のテレビドラマ(全26話)が放映されたのが38年前だ。僕はこのテレビ版をリアルタイムで見ているが、コメディリリーフの花岡実太(ハナオカジッタ)先生(谷村昌彦)に強い印象がある。今回の映画には登場しないのが残念。鈴木監督もリアルタイムで見ている世代だが、テレビ版と同じ作りにするつもりはなかったのだろう。伊東四朗の起用は「ニン」と言えば、伊東四朗だからだそうで、それならばもっと登場場面を増やしても良かったのではないかと思う。全体的にギャグが幼稚である。子ども向けだからということではなく、ギャグのレベルが低い。

多用されるCGはまずまずのレベルだし、主演の香取慎吾も悪くないけれど、どうもテレビの2時間ドラマで十分な作品を見せられた感じ。フジテレビ製作の映画で、そこそこヒットはするだろうが、刹那的な商売してるなという印象がつきまとう。


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