映画とネットのDIARY(tDiary版)
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【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2004年09月01日 [Wed]
■ KNOPPIXのGRUB
MBRではなく、Cドライブのルート(C:\boot)にインストールされる。boot.iniにKNOPPIXのエントリーが追加され、NTローダーからGRUBを起動できる仕組み。MBRにGRUBをインストールした場合とは逆の順番となる。Turbolinuxのgrub.confの設定をKNOPPIXのGRUBのmenu.lstに追加したら、Turboも起動できるようになった。当たり前と言えば当たり前だが、これはけっこう便利だな。MBRを触りたくない人向き。
ただ、Cドライブにあるという仕様によって、デフラグを行うと、起動できなくなる場合があるとのこと。そういう場合はsetup.batを再度実行すればいいらしい。
■ クセロPDF無償配布開始
さっそくインストールして試してみた。PDFを作成すると、ブラウザが起動し、クセロのホームページが開く。アドウェアですね。PDFの作成者やタイトルを入力できたり、セキュリティの設定もできるのは大きなメリットだが、出力されるPDFの品質はフリーソフトで作った場合と比べて、劣る部分もある(一太郎の文字罫線が表示されない)。よくPDFを作成するなら、製品版の瞬間シリーズを買った方がいいかも。
■ 「亡国のイージス」映画化
公開は来年夏という。同じ福井晴敏原作「終戦のローレライ」の映画版で、時期的にはちょっとずれるが、来年春に公開される「ローレライ」(樋口真嗣監督)と対決することになる。監督は阪本順治。監督だけ比べると、イージスが勝ちそうな気配だ。「ローレライ」は映画館では既に予告編が始まっている。予告編はどうもピンとこなかったが、樋口監督には頑張ってほしい。
「イージス」は数年前に買った原作をまだ読んでいない。これから読まねば。
2004年09月02日 [Thu]
■ SP2をインストール
ダウンロードは95MB。ファイルのバックアップや設定などがあり、インストール終了まで40分余りか。長いので「生まれ変わったWindows XP - SP2のすべてを知る」を読みながら行う。ファイアーウォールなどセキュリティ関係のアップデートが中心らしい。再起動すると、「コンピューターを保護してください」とのダイアログが出たので、推奨の自動更新にチェックを入れる。起動すると、Windowsセキュリティセンターが出てくる。これも適当に設定。
ソフトの不具合はまだ起きていない。アップデートしたばかりだから当たり前か。
2004年09月03日 [Fri]
■ [MOVIE] 「LOVERS」
「石井のおとうさんありがとう」とか「忍者ハットリくん The Movie」など、どこか壊れた映画を見た後ではチャン・イーモウ演出は一級品に見える。映画はこう撮るんだよ、という見本みたいに美しい場面が多い。当たり前のことだが、映画はショットの積み重ねなのであって、この映画のようにワンショット、ワンショットを計算し尽くして撮るのが本来的な在り方なのだろう。最近、それをないがしろにした映画が多すぎるのだ。
序盤にあるチャン・ツィイーの華麗な舞踊から始まって、竹林や平原で繰り広げられるアクション場面がどれもこれも素晴らしい。この美しく極めて映画的な映像で描かれる話が結局、三角関係に収斂していくことには不満もあるのだが、「十面埋伏」(四方八方に伏兵がいるという意味)というアクション映画的な原題を海外用として「LOVERS」というタイトルにしたのだから、これは恋人たちの話であっても別にかまわないわけである。たっぷり見せてくれるチャン・ツィイーの美しさと金城武のいい男ぶりに比べて、「3年間思い続けてきたのに」と恩着せがましく言うアンディ・ラウがしつこい中年おやじみたいにしか見えないのはかわいそうなのだけれど、キャラクターの心情を繊細に微妙な部分まで演出したチャン・イーモウには拍手を送りたい。身振りや言葉とは裏腹な真意をすくい取って見せる演出はそうあるものではない。その点で話が上滑りした「HERO」より僕には面白かった。
反政府組織が乱立した中国、唐の時代。その中で最大勢力の飛刀門の重要人物が遊郭の牡丹坊に潜入しているとの情報を朝廷の捕吏・金(ジン=金城武)と劉(リウ=アンディ・ラウ)がつかむ。飛刀門を殲滅するため、金は牡丹坊で客になりすます。潜入しているのは盲目の踊り子・小妹(シャオメイ=チャン・ツィイー)らしい。激しい戦いの果てに劉は小妹の捕獲に成功するが、小妹は口を割らない。劉は金に命じて小妹を牢から連れ出し、逃亡させる。信用させて飛刀門の本拠地を突き止める計画だった。北へ逃げる金と小妹に朝廷の追っ手が波状攻撃を掛けてくる。その戦いの中で金と小妹の間には愛が芽生え始める。多数の追っ手の攻撃で、竹林の中で絶体絶命の危機に陥った2人を飛刀門の首領が救出。連れてこられた本拠地で金は意外な事実を知らされる。
キネマ旬報9月上旬号の「刻み込まれたのはアニタ・ムイの不在」という記事によれば、当初、飛刀門の首領にはアニタ・ムイがキャスティングされていた。しかし、病状の悪化から1場面も出演することなく、アニタ・ムイは亡くなった。チャン・イーモウは代役を立てず、脚本を書き換えることで、映画を完成させたという(最後に「アニタ・ムイに捧げる」という献辞が出る)。だから映画の結末は本来の物語とは違うものになっている。確かにアニタ・ムイを登場させれば、クライマックス以降はもっとスペクタクルなものになっていたはずだ。朝廷と飛刀門との戦いも詳しく描かれたはずである。アクション映画としてはだから残念な結果なのだが、物語はスケールダウンしたものの、破綻はしていない。三者三様に本心を隠して進行する物語の中で、金と小妹に本当の愛が芽生えたことが悲劇を生むことになる。任務と愛情の間で心が揺れ動く金と小妹の描写がいい。大変深みのある描写であり、演技であると思う。この一直線の魅力を見せる2人に対抗するには、劉のキャラクターにもうひとひねりあった方が良かっただろう。
ワイヤーアクションを使った竹林の中での戦いは全体の白眉。この映画、アクションの撮り方に関しては他の追随を許さない完成度があると思う。一部吹き替えはあるが、踊れてアクションもできるチャン・ツィイーの魅力も十分に伝えている。飛刀門はその名の通り、短刀を投げて相手を倒す技術に長けている。CGも使って表現されるこの短刀の描写が面白い。金城武の矢の放ち方は「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラスに負けないくらいスマートで、アクションも申し分なかった。
2004年09月04日 [Sat]
■ 「Pythonテクニカルリファレンス」
4年前の出版なので迷ったが、Python関係の本はあまりなかったので、注文。きょう届いた。4年もたってるのに未だに第1刷なのは哀しいものがあるけれど、496ページもあって読み応えは十分な感じ。ざーっと読んでみましょう。
■ Googleニュース関連のRSS
RSSで読めちゃうと、メチャクチャ便利だったりしますね。しかし、Googleニュース、著作権問題は大丈夫なのか。
2004年09月05日 [Sun]
■ RAID0
購入を考えているエプソンダイレクトのEndeavor Pro3000の場合、HDDが160GBを越えると、RAID0の構成となる。これは迷う。RAID0の場合、2台のHDDのうち1台が壊れてもデータを読み出せなくなるからだ。HDDの壊れる確率は使い方によってはけっこう高い。僕の場合、この4年で2台壊れた。
データ読み出し、書き込みの速さが通常の2倍程度というのは大きな動画ファイルを扱う場合などに魅力的なのだが、壊れた場合のことを考えると、RAID0はどうもなあ、という感じがする。データのバックアップにも同じ構成のHDDが2台必要なわけだから、何か無駄な感じもある。
■ 右クリック不可
SP2を適用したノートパソコンでファイルを選んでの右クリックができなくなった。右クリックすると、ハングアップ状態になる。こういう場合、頼りになるのはWindowsFAQ。FAQの項目からは見つけられなかったが、掲示板を見たらあった。SP2でアイコンの右クリックが変のスレッド。この人の場合、DivXのシェル拡張が原因だったらしい。
そう言えば、ノートにはDr.DivXを入れていたはず。と思って、探したら、いつの間にかアンインストールしてしまっていた。さらに掲示板を探すと、こういう場合、ShellExViewを使うと、いいらしい。で、インストールして起動。項目がたくさん出てくるので、Product Nameでソートしてみると、EncodeDivXContextMenu Classというのがあった。これを選んで右クリックして、Disable Selected Itemsを実行したら、ファイルを選択しての右クリックができるようになった。
それにしてもDivX、アンインストールする際に設定を元に戻すぐらいの気遣いはないのか。せめてダイアログ出すとか。
■ Turbolinux Update2キット
ISOイメージからCDを焼くのは面倒だったので、Turboアップデートから実行。400MB余りをダウンロードしてインストールした。しばらくアップデートしていなかったので、パッケージ数は126個もあった。
アップデートされるプログラムにはGRUBもあり、MBRにインストールされた。まあこれが正常な状態ではあるんですが、中にはMBRにインストールしたくない人もいるでしょうから、選択肢があると良かったと思う。
2004年09月06日 [Mon]
■ 誰がデビルマンを殺したのか、ゆっくり検討していきたいと思います
「映画評論家緊張日記」より。予告編を見てあまりと言えばあまりのVFXに心配してましたが、やはりその程度の出来なんでしょうね。あーあ。密かに楽しみにしていたんですけど。
■ Windows.FAQの掲示板
書き込みがすごく多いので、きのう書いたリンクはもう過去ログに移行してリンク切れになってしまった。これほど書き込みが多いと、Web Forumでは追いつかない感じがしますね。別のに変えた方がいいような気が。念のために、きのうのリンクの投稿番号を書いておくと、No.458468です。
2004年09月07日 [Tue]
■ リンク元
正体不明のアクセスが多数ある。アダルト系サイトの検索ロボットか? ホスト名を正引きしてみたら、69.50.187.19と69.50.187.18。denyしようと思って、.htaccessに書いてみたが、ダメ。リンク元の偽装だけでなく、IPアドレス偽装の可能性もある? このIPアドレスを逆引きすると、69-50-187-18.esthost.comなどと出る。で、.esthost.comをdenyしてみた。さて、これで効果があるか。
tDiaryの場合、詳しいアクセスログが取れないのが残念。カウンター付ければ、いいんでしょうけどね。
■ UPS
朝、台風18号による停電が4、5回。このうち2回はパソコンを起動していた。そうすると、当然のことながら、再起動した場合にディスクチェックが始まる。こういう時に無停電電源装置(UPS)があるといいなと思う。楽天で調べると、専門のショップもある(UPS百貨店)。
手頃な2万円前後の製品の場合、停電になって3分から9分程度、電源を維持できる。あれ、そんなものかと思うが、要するに電源が突然切れてパソコンのデータが壊れるのを防げばいいわけで、安全にシャットダウンする時間と考えれば、これぐらいの時間でもいいのだった。それに最近の停電は数分で復旧する。今朝の停電はいずれも1分以内だった。
まあ、停電が心配な時はノートパソコンを使った方がいいでしょう。ただ、ルーターやモデムの電源がないと、ネットには当然、接続できない。UPSはこういう機器に接続しておくと、いいかもしれない。この程度の機器なら、UPSの電源も数十分はもつのではないか。
2004年09月08日 [Wed]
■ referer spam
昨日の大量アクセスはreferer spamというらしい。PRのためにURLを残すのだとか。といっても、きのう残っていたURL、アクセスしてもつながらない(一瞬表示された後にNot Foundになる)ものばかり。何の意味があるんだか。それに1個のURLを192個も残す意味があるんですかね。ま、迷惑なやつであることに違いはありませんが。
■ マイケル・ムーア、アカデミー賞辞退
「華氏911」のテレビ放映を優先したいためとか。アカデミー賞には公開後9カ月以内にテレビ放映された場合、ノミネートの対象にならないとの規定がある。ただ、辞退したのは長編ドキュメンタリー部門で、作品賞にこの規定はあてはまらないとのこと。
ムーアは去年、「ボウリング・フォー・コロンバイン」で長編ドキュメンタリー賞を取っているし、ノミネートされるかどうかも分からない段階なので、テレビ放映を優先した方がブッシュ大統領を再選させないという目的にはかなうだろう。映画の観客よりもテレビの視聴者の方が圧倒的に多いというのは間違いないですからね。しかし、小さなテレビ局で放映しても意味がない。4大ネットワークで放映するテレビ局があるのかな。
2004年09月09日 [Thu]
■ KINE-NOTE
キネマ旬報創刊85周年を記念して定期購読者向けに作製した特製手帳。きのう、郵送で届いた。A5判、127ページ。観賞した映画やDVDの感想などを書き込む手帳で、1ページに1作品書き込む仕様。このページ数だと、熱心な映画ファンなら1年も持たないでしょう。手書きはいやなので、僕は使いませんね。
2004年09月10日 [Fri]
■ プラグイン
日記にちょっとした機能を付けたいので、プラグインを書こうとしてみた。CGIでは動くようになったけれど、プラグインとして登録するとエラーが出る。ふむ、もう少しRUBYとtDiaryの構造を勉強しないといけませんね。
■ [MOVIE] 「ヴァン・ヘルシング」
「ハムナプトラ」シリーズのスティーブン・ソマーズ監督がドラキュラの好敵手ヴァン・ヘルシングを主人公にしたホラーアクション。本来のヴァン・ヘルシングは教授のはずだが、この映画ではヴァチカンの指令でモンスター退治に動く007のような存在。ちゃんと秘密兵器も持っている。ジキルとハイドやフランケンシュタインのモンスター、狼男も登場するが、メインの敵はやはりドラキュラ。これまでのドラキュラ映画を多少スケールアップし、「エイリアン」風の描写を取り入れただけで、目新しさには欠け、これ以外に話の作り方はなかったのかと思えてくる。同じく多数のモンスターを登場させた昨年の「リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い」同様、出来の方は芳しくない。
主人公ヘルシングを演じるのはヒュー・ジャックマン。これに協力するのが、「アンダーワールド」で狼男と戦う女吸血鬼の戦士をカッコよく演じたケイト・ベッキンセールである。ベッキンセール、同じようなタイプの映画に出ることに抵抗はなかったのだろうか。
映画はフランケンシュタイン博士がモンスターの創造に成功するモノクロ場面から始まる。「It's Alive!」と叫ぶフランケンシュタイン博士がいかにもな感じである。研究に資金協力しているのがドラキュラ(リチャード・ロクスバーグ)で、その研究を盗み、モンスターを連れ去ろうとするが、モンスターは逃げ出し、村人に追われて風車小屋の中で火に包まれる。1年後、舞台はパリ。ヴァン・ヘルシングが凶暴なハイドを苦労の末倒す。ヘルシングはヴァチカンの命令で邪悪な存在を倒しているのだが、モンスターが死ぬ時は人間の姿になるため、世間からは人殺しと思われているという設定。ダークなヒーローなのである。ヴァチカンに戻ったヘルシングに新たな指令が下る。トランシルバニアでドラキュラと長年対決してきたヴァレリアス一族のヴェルカン(ウィル・ケンプ)とアナ(ベッキンセール)に協力して、ドラキュラを倒す任務だった。そのころ、ヴェルカンは狼男と戦い、崖の下に落ちてしまう。船と馬を乗り継いで、トランシルバニアにやってきたヘルシングと助手の修道僧カール(デヴィッド・ウェンハム)は、いきなりドラキュラの花嫁の女吸血鬼たちに襲われる。女吸血鬼はアナを狙っていた。ヘルシングとアナは協力し、ドラキュラ打倒を目指すことになるが、ヴェルカンが狼男になっていたことが分かる。
話のポイントはドラキュラがなぜフランケンシュタインの研究を必要にしていたのか、というところにある。これはまずまずのアイデアだが、ここでVFXが炸裂すべきところなのに、冒頭から連続してVFXを見せられると、クライマックスあたりで、飽きてくるのである。その意味でメリハリがないというか、演出が一本調子なところがある。ドラマティックな盛り上がりがなく、ヘルシングのキャラクター描写も通り一遍という感じである。ラストの処理も何か勘違いしているとしか思えない。VFXは充実しているのに、なぜこの程度の出来に終わるのか。ソマーズの捲土重来を期待したいところだ。
■ 大手映画会社による業界団体、デジタルシネマの標準規格を策定
「映画会社は作品のマスターファイルを1つ作成して、高速ネットワークで映画館にそのファイルを送信するだけで配給作業が完了する」とのこと。ネットで一般家庭への映画配信サービスもあるくらいだから、実現性は高いのではないか。フィルムにかかるコストを飛躍的に削減できるので、映画会社にとっては大きいでしょう。映画館もコスト削減ができる。DLPの品質がフィルムに負けないぐらいのものになれば、観客としても不満はない。ただ、こういうのが導入されると、映写技師さんは職を失いますね。
2004年09月11日 [Sat]
■ Quicklinkプラグイン
フォームから任意の月の日記にジャンプするプラグイン。フォームを表示するプラグイン本体と任意の月にジャンプさせるCGIの2つのスクリプトになった。Rubyに関しては超初心者なので、この書き方でいいのかどうか全然自信がない。ようやく表示はできたけれど、動作確認していたら、どうも日記の他の機能に問題を起こしているようだ。ちょっと改善中。
で、調べてみたら、プラグインのデバッグモード用の0000debug.rbの関係らしい。これをプラグインディレクトリから削除したら、正常動作するようになった。エラーが出ていたのはupdate.rbで、更新しようとすると、なぜかファイルのダウンロードになってしまう。やはり僕のプラグインにどこかエラーがあったのか。NameErrorなので変数がぶつかっているのかもしれない。
■ 「生きる」のリメイクはジム・シェリダン監督
シェリダンなら期待できるのではないか。ドリームワークス製作と聞いていたので、監督はスピルバーグかなと思っていた。主演はトム・ハンクスで調整中という。
■ ラスパ高崎
秋の星空鑑賞会に参加。一昨年に続いて3回目である。今回は親子7組と少なめ。前回同様、開会式の後にちょっとしたゲーム。その後、そうめん流し用の器を竹で作る。といっても竹を鋸で切って、サンドペーパーで磨くだけ。30分ほどで終了(汗びっしょりになりましたが)。温水プールで1時間余り遊んだ後、焼き肉交流会。ビール2缶。7時から星空鑑賞のはずだが、雨なので星のお話&プラネタリウム。上を見続けていて、首が痛くなりました。話は面白かったです。
9時過ぎから温泉に入って、ビール。同時テロ3周年式典などテレビで見る。疲れていたので11時半ごろ就寝。
2004年09月12日 [Sun]
■ ナシ・ブドウ狩り
7時過ぎに起床。朝食の後、記念撮影。今回は栗拾いはなかったので、これで終了。車で小林に向かう。11時から会社の慰安会。ナシ・ブドウ狩りである。家族で初参加。雨もようの天気なので、ビニールハウスの中が会場。暑い。ナシとブドウを取った後、またもや焼き肉&ビール&焼酎。けっこう飲みましたね。2時に終了。帰る途中、実家に寄って、ナシとブドウをお裾分け。帰宅後1時間ほど寝る。
■ 修正
なるほど。プラグインが日記の動作に影響を及ぼしたのは日記更新ページのフォームとname(yearとmonth)がだぶっていたのが敗因。nameを変えたのでOKのはず。なんだが、やはりエラーが出るな。
というか、僕のプラグインを外しても、0000debug.rbを有効にしていると、日記更新時にエラーになる。これ、やはりデバッグ時にだけ使った方がよさそうだ。
2004年09月13日 [Mon]
■ 改造
Quicklinkで2004年の1月から6月までを選ぶと、hnsの方にジャンプするようにした。なにせ、この日記はまだ3カ月なので、Quicklinkの意味があまりないんですよね。最初はなぜか1月だけがジャンプできなくて悩んだが、何のことはない、条件判定の部分に間違いがあった。ここを書き換えたら、うまくいくようになった。
■ Ruby 1.6と1.8の両方でCGIスクリプトを動かすには
スクリプトをいじっていると、Rubyもちょっと分かってきたかなという感じ。2年ほど前に買った「Ruby de CGI」「たのしいRuby」「Rubyデスクトップリファレンス」という本をパラパラ読んでいるのだが、残念なことに、どれもRuby1.6が対象。この「Ruby de CGI」のサポートページは「Ruby 1.6用のスクリプトがRuby 1.8で動作しない」「Ruby 1.6と1.8の両方で動くスクリプトが書けない」という問題点を指摘している。しかも「Ruby 1.8.1でもRuby 1.8.0と非互換な変更が入っている(ふざけているの?)」とのこと。
過去の互換性を犠牲にするようなバージョンアップは困ったものだが、僕みたいな初心者がそれを言っても仕方がない。Ruby1.8対応の本も買う必要があるか。楽天ブックスで探してみたら、「Rubyレシピブック268の技」という本があった。6月に出たばかりなので、いいかもしれない。
2004年09月14日 [Tue]
■ MpegCraft LE Windows XP SP2 対応アップデータ
9月6日に出ていたのでインストール。といっても、MTVX2004で録画なんて最近していない。テレビを見るだけの使い方です。サポートフォーラムによると、特定のマザーボードで起きるFEATHER2004のフリーズ対策は次のバージョンで行うらしい。そのころにはパソコン替えているかもしれませんが。
■ VAIO新製品発売のご案内
一応、VAIOユーザーなのでメールで案内が来た。10月2日発売とのこと。やはり注目はType Rだな。ソフトウェアが豊富に入ってこの値段なら安いと思う。これを見ると、エプソンダイレクトの製品はやや見劣りしますね。HDDも1.6テラバイトまで搭載可能だし。しかもRAID 0じゃないタイプも選べる。
2004年09月15日 [Wed]
■ ペンタックス、小型軽量505g、10万円を切るデジタル一眼レフ発表
11月上旬発売。10万円を切る価格というのはいいですね。標準ズームが18-55mmというのは少し物足りないかも。ま、デジ一眼使う人はレンズもいろいろ替えるだろうから、シグマあたりのレンズ買えばいいんですけどね。この後、コニカミノルタからもα-7デジタルが出る。デジ一眼もいよいよ普及価格帯での競争が厳しくなるな。あ、でも「コニカミノルタ、手ぶれ補正機構内蔵一眼レフ「α-7 DIGITAL」」によると、実売価格は20万円前後とか。これでは普及価格帯とは言えませんか。
■ 「エピソード3」はかなり暗いよ!ルーカス卿が重大発言
やっぱりね。しょうがないでしょうね。そこをなんとかカタルシスを感じさせる映画に仕上げるのが腕の見せ所なわけですけどね。「善人たちがみんな死ぬからね」とはいっても、オビ=ワン・ケノービとロボット2台とルークとレイアは生き残るわけで、なんとかなりそうな感じではあります。
2004年09月16日 [Thu]
■ [MOVIE] 「ヴィレッジ」
「僕が恐ろしいのは君が危険な目に遭うことだ。だから、今このポーチにいる」。中盤、主人公のルシアス(ホアキン・フェニックス)がアイヴィー(ブライス・ダラス・ハワード)に話す。村を外界と隔てる森には得体の知れない魔物が住んでいると言われる。その魔物から守るためにルシアスはアイヴィーの家のポーチで寝ずの番をしていたのだ。M・ナイト・シャマラン監督が初めて恋愛映画的要素を取り入れたというこのルシアスとアイヴィーの描写がいい。秘めた思いを表面に出さない奥ゆかしさというのはアメリカ映画では新鮮である。この後、ルシアスはアイヴィーに促されて結婚を申し込むことになる。そしてそれが悲劇を生む。本筋とはあまり関係のないこの2人の描写に感心した。シャマランは描写がうまいと思う。
「ホラーの装いをまとってはいるが、プロットは純然たるミステリ」とシャマランの出世作「シックス・センス」(1999年)の映画評に書いたのだけれど、それと同じことがこの「ヴィレッジ」にも当てはまる。予告編ではホラーのパッケージングが施されていたが、これはミステリ以外の何物でもない。「アンブレイカブル」(2000年)を見た時、僕はシャマランをSFの人と思ったが、それは勘違いで、SF的設定を強化した前作「サイン」(2002年)のバカバカしさによって、シャマランはSFに理解がないことを露呈してしまった。それが本来の得意なジャンルに戻ったら、破綻のない映画が出来上がった。これを見て「騙された」とか「ラストでがっかりした」と怒る人は本格ミステリとは一生縁がない人である。
映画は葬儀の場面で始まる。死んだのは子どもで、墓石に刻まれた文字から時代が19世紀末と分かる。ペンシルベニア州のその小さな村には60人ほどが住んでいる。村人たちは近くにある町を汚れた場所と信じて、外とは交流を断った生活をしていた。しかも町へ続く森の中には何か凶暴な魔物がいると言われている。魔物は村人が森に入らない限り、襲ってくることはない。主人公のルシアスは外界への好奇心を持ち、ある日、森の中に入る。その晩、村を魔物が襲い、家畜が犠牲になった。ルシアスは盲目のアイヴィーを密かに愛していた。ミステリの性格上、詳しく書くのは避けるが、この後、事件に巻き込まれて重傷を負ったルシアスを助けるため、アイヴィーは町へ薬を取りに行こうと、禁断の森に入ることになる。
ネットに氾濫するネタバレ感想によって、大まかなネタは知っていた。ネタの盗用問題が云々されているのも知っていた。だから僕がこの映画に臨む姿勢には「貶してやろう」とのバイアスがかかっていた。そのネタが成立するには、どうしても回避すべきことがあるのだ。しかし、それは映画の終盤、いつものようにゲスト出演しているシャマラン自身の言葉によって、ちゃんと説明された。なるほどね。そこまで気を遣っているなら、これは褒めるべき映画でしょう。傑作と胸を張るほどの作品ではないし、小味ではあるけれど、きちんとまとまったミステリだと思う。
ネタの盗用に関しては、僕は元ネタの映画を見ていないので何とも言えない。ただ、その元ネタの作品よりもこちらの方が面白いのではないかと思う。ミステリに関しては何を語るかよりも、どう語るかが重要な場合もある。過去にあったトリックを上手に再利用することは悪いことではない(知らないふりをして盗用するのはもちろん非難されるべきことだが、黒沢明だって「用心棒」で「血の収穫」のプロットを借りているのだ)。付け加えれば、シャマランは「刑事ジョン・ブック 目撃者」あたりもヒントにしたのではないかと思う。
アイヴィーを演じるブライス・ダラス・ハワードはロン・ハワードの娘という。途中から実質的な主人公となるハワードはこの映画の魅力の一つでもある。このほか、シガニー・ウィーバーやウィリアム・ハートも村の年長者を過不足なく演じている。「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディは本来的にはこの映画のような役柄が合っているのだろう。
2004年09月17日 [Fri]
■ [MOVIE] 「スウィングガールズ」
昨日見た。「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督がビッグバンドジャズに打ち込む女子高生たちを描いた青春映画。シンクロをジャズに替えただけと言われそうだが、それでも面白い。ジャズの演奏は出演者たちが猛練習して吹き替えなしだそうで、だんだん楽器の音が出ていくあたりにリアリティがある。元気で溌剌過ぎてトラブルメーカーの主人公をはじめ、漫画みたいなキャラクターの造型に優れており、細かいギャグのセンスも抜群。ゲラゲラ笑って見終わる気持ちの良い映画である。設定からして、どういう映画になるかはほぼ予想がつくのだが、それでも面白く見せる技術は大したものだと思う。悪意を持つ人物が出てこない点、ズッコケたキャラクターばかりな点、細部まで手を抜かない点に矢口脚本の大衆受けする理由があるように思う。ただ、ジャズを扱っていても音楽映画にはならず、あくまでも青春コメディ。そのあたりは「ウォーターボーイズ」と同様で、物足りないと言えば物足りないのだが、素人がジャズに挑戦する話なのだから、バランスを考えれば、こういう仕上がりでいいのだろう。
なぜ、女子高生がジャズをやることになったのかという説明がうまい。東北のある高校。夏休みの補習授業中、吹奏楽部が野球部の応援にいくのをぼんやり見ていた友子(上野樹里)は、遅れてやってきた弁当店を見て、「弁当届けよう」と提案する。補習授業を抜け出すのが目的で、十数人で列車で追いかけるが、途中、弁当1個を食べてしまう。おまけに居眠りして駅を乗り過ごしたため、炎天下、歩いて球場に向かう羽目に。このため、届けた弁当は腐っており、食べた吹奏楽部の生徒と顧問の先生が食中毒でダウン。ただ一人弁当を食べられなかった拓雄(平岡祐太)だけが食中毒を免れる。野球部の試合はまだあるので、責任を感じた(というか、補習を受けない理由のために)友子たちが拓雄の依頼を引き受けて、猛練習に励むことになる。ジャズの魅力も分かって、さあ試合というところで、吹奏楽部の面々が復帰。友子たちはお役ご免となる。吹奏楽部の前では強がりを言っていた友子たちが外に出た途端号泣するのが微笑ましい。ジャズの魅力を知ってしまった友子は買ったのにほとんど使っていなかったiMacを売って、中古のサキソフォンを購入。拓雄をはじめ、スウィングガールズの面々も再結集し、ジャズに詳しい(と思えた)数学教師・小澤(竹中直人)の指導で練習に打ち込むことになる。そして演奏会を目指す。
吹奏楽部は最低24人必要だが、ビッグバンドジャズなら17人でできるというのがジャズを始める理由で、このあたりの脚本の配慮に手抜かりがない。演奏されるジャズは「ムーンライト・セレナーデ」「イン・ザ・ムード」「A列車で行こう」など耳になじんだ有名な曲ばかり。このほか、大イノシシ退治の場面で「この素晴らしき世界」が流れる(ここはホントに漫画チック)。上野、平岡の2人に加えて貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、豊島由佳梨の主要メンバーがそれぞれに面白く、キャラクターをきっちり描き分けてある。他のスウィングガールズや脇役の木野花、大倉孝二、白石美帆、徳井優、田中要次、渡辺えり子もうまい。頼りない兄弟デュオの真島秀和、三上真史が失恋の歌をデュエットする場面などは爆笑ものである。その失恋相手のヤンキーな関根香菜、水田芙美子まで含めて、この映画、本当にキャラクターの描き分け、キャラの立たせ方が絶妙だと思う。
■ [MOVIE] 「バイオハザードII アポカリプス」
前作のラスト、目覚めたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が荒れ果てた街を目にする場面から始まるのかと思ったら、映画はそれより少し前、アンブレラ社の地下研究所ハイブに完全装備の特殊部隊が入っていくところから始まる。案の定、それによってアンデッド(ゾンビ)たちが地上にあふれ出てきて、ラクーンシティはパニック状態、人々は次々にアンデッドになっていく。そこでアリスが目覚める場面へとつながる。アリスが目覚めた理由は実は、というのが映画の中心主題で、今回はアンデッドは少し背景に退き、アンブレラ社が行っていたT-ウィルスの研究とそれによって生まれたモンスター、その目的が明らかになっていく。前作よりSF度は増しており、これはゾンビ映画というよりもSFアクション。B級テイストたっぷりの出来の良いノンストップアクションである。
ポール・W・S・アンダーソンからバトンタッチした監督デビューのアレクサンダー・ウィットはスピーディーな演出で物語を語っていく。その反動か、喜怒哀楽の感情描写はどこかに置き忘れたようだが、アクション中心なのだから、それほどの不満は感じない。ビジュアルな題材をビジュアルに撮ることに徹して、ウィットは十分な演出を見せている。
前作はアンデッドに汚染されたハイブからの脱出を描くサバイバルものだったが、今回も核兵器によって消滅させられるラクーンシティからの脱出がメインプロットとなる。アリスやバレンタインたちはT-ウィルスを開発したアシュフォード博士(ジャレッド・ハリス)の依頼で、脱出路を教えてもらう代わりにシティで行方不明となった娘アンジェラ(ソフィー・ヴァヴァサー)を助けることになる。シティにはアンデッドのほか、T-ウィルスに感染してモンスター化した犬ケルベロスや生物兵器のネメシスがアリスたちの前に立ちはだかる。果たしてアリスたちは脱出できるのか。
SF度を増したのはアリスの設定で、前作では普通の人間だったが、今回は超常能力を持つスーパーヒロインとなっている。この能力を得た秘密が物語と関わっており、ネメシスの正体もまたそうである。腕のある監督なら、このあたりの悲劇性をもっと前面に出したはずで、その点がウィット演出の弱いところではある。また、アクション場面でカットを割りすぎるきらいがある。ジョヴォヴィッチにハードアクションが(たぶん)できないのだろうが、もっとじっくり見せてくれと言いたくなる。
注目すべきは今回初登場のジル・バレンタイン役シエンナ・ギロリーの抜群のカッコよさ。ゲームからそのまま出てきたような髪型、スタイル、コスチューム、身のこなしでアクションをこなし、ジョヴォヴィッチに負けない魅力を放つ(「ラブ・アクチュアリー」にも出ているそうだ)。この2人、ともにいかつい顔つきが似ていて、ひたすらクール。この2人が出るのなら、当然作られるであろう3作目にも期待を抱かせる。
2004年09月19日 [Sun]
■ ジョージ・ルーカス監督のデビュー作『THX-1138』、DVDで復活
「しかし、これらの仰々しさは、野心的な芸術家から生まれたものであり、想像力や知性が欠けている人物のそれとは異なる。さまざまな失敗と引き換えに、『THX-1138』は多くの面で成功している」。元になった短編「THX-1138:4EB」(これもDVDに収録されているそうだ)は見ているが、長編版の方は未見。DVDになって、ようやく見られるか。
2004年09月20日 [Mon]
■ 「トロイ/TROY」
原題は“Helen of Troy”。前後編のテレビムービーで、監督はテレビ専門のジョン・ケント・ハリソン。全く興味はないが、シエンナ・ギロリーが出ているらしいので、WOWOWでちょっと見る。元々はブロンドなのか。タイトルロールのトロイのヘレン役だが、やはりジル・バレンタインのような魅力はないですね。ギロリー、「タイムマシン」でも印象なかったものな。
■ recent_list.rb
「最近の日記」を表示するのにこれまではtitle_list.rbを使っていたが、こちらが本当の「最近の日記」なので変更。デフォルトでは30日分表示されるが、長くなりすぎるので14日分にした。
2004年09月21日 [Tue]
■ メアド500万件
このほかドコモのメアド100万件、掲示板URL2万件、ダイレクトメール配信ソフト5本などなどがそろって、たったの1万5000円とか。以前来たメールではメアド100万件で1件あたり1円と書いてあったが、これは格安すぎる。これだけ安いと、逆に情報の信頼性に疑問を感じさせる。せめて10万円以上にしないと、信用されないぞ。ま、一般人には関係ない情報ですね。
■ ミステリー・サスペンス オールタイムベストテン
キネマ旬報10月上旬号に掲載されている。1位は「第三の男」と「太陽がいっぱい」。以下、3位「恐怖の報酬」4位「情婦」5位「裏窓」「サイコ」「チャイナタウン」8位「北北西に進路を取れ」「めまい」10位「ジャッカルの日」となる。
いちおう全部見ていて何だか安心。1位の「第三の男」はジャンルなしのオールタイムでも必ず上位に入るから当たり前でしょう。ヒッチコックが4本も入っているのはさすがと言うべきか。広く影響を与えたのが「サイコ」、ウェルメイドな作りで「裏窓」、一般的にすごく面白いのが「北北西に進路を取れ」だが、僕が一番好きなのは「めまい」。僕なら、これを1位にします。
■ DRM
同じキネ旬10月上旬号に「にっかつロマンポルノchネット配信好調」との記事がある。「DMM」というアダルトサイトが配信しており、月額料金は3,150円。月間3万件のペースでダウンロードがあるそうだ。ただし、DRM(デジタル著作権管理)方式なので、ネットに接続した環境が絶対条件。それに会員をやめた途端、見られなくなる。脳内ダビングしておくしかないわけである。
これを安いと見るか、高いと見るかはその人次第。名作だけなら1カ月もあれば、全部見られると思うが、DVD買った方がましかとも思えてきますね。難しいところ。まあ、DVDだと、パッケージを子どもに見せられないとかの事情もあるので、そういう事情がある人は入会して見ておく方がよいか。
2004年09月22日 [Wed]
■ Mozilla Firefox 1.0 Preview Release
日本語版が出たのでインストール。旧バージョンに上書きしたら、起動しない。アンインストールした後、入れ直す。今回の目玉はライブブックマークなのかな。サイトがRSSファイルを用意している場合、ブラウザ下部にRSSのアイコンが出る。それをクリックすると、RSSのブックマークができる。ブックマークされたフォルダの中にRSSの更新項目が並ぶ仕組み。これはなかなか便利で、Firefoxを起動すると、特に操作しなくてもRSSを自動的に読みに行くようだ。まあ、更新時間などは表示されないけれど、これでも十分な感じ。RSSがいよいよ一般化したのだなあと思う。
ただ、この日記の場合はちゃんとRSSのアイコンが表示されたが、中にはダメなサイトもある。「シネマ1987online」の場合はRSSのファイルを別サーバー(つまり、このさくらインターネットのサーバー)に置いているからダメなのだろうが、朝日新聞とかもダメですね。同じサーバーにRSSがあるサイトでもダメな場合があるのはなぜだろう。
よく調べてみたら、そうではなかった。別サーバーにあっても関係ない。FirefoxはHTMLソースのlinkタグを読んで、RSSのあるなしを判断しているようだ。
<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS" href="RSSファイルのURL">
を追加したら、「シネマ1987online」も大丈夫だった。なるほどね。
一つ気づいたのは、同じURLのページで複数の更新がある場合、更新項目が同じタイトルになってしまうこと。「シネマ1987online」では週に1度、トップページの写真を替えているのだが、表紙に関する更新項目はすべて同じものが表示される。これはRSSリーダーのglucoseなどでもそうだが、URLで記事を区別しているためだろう。まあ、これぐらいは仕方ないか。
■ 英語版は150万ダウンロードを突破
というのも分かるぐらい、今回のFirefoxにはインパクトがあるな。レンダリングが向上しているし、さらに軽くなった感じ。ほとんど進歩していないIEより確実に機能が上回っている。ポップアップ制御を今ごろになって入れたIEはやめて、Firefoxを使った方がいいですね。
もう一つ気づいたこと。Tabbrowser Extensionsは古いバージョンだと機能しない。削除した後、改めてインストールする必要がありますね。日本語化の手順はここにあった。
2004年09月23日 [Thu]
■ 松下、Blu-ray再生専用機を2006年に投入へ
価格が10万円以下というのが驚きだし、「Sony Pictures Entertainmentや(先日ソニーが買収した)Metro-Goldwyn-Mayer Studios(MGM)がHD DVDを採用するかは疑問だ」という言葉にも説得力がある。ということはBlu-rayが有利なのだろう。互換性は維持されるだろうが、今の片面2層DVDの運命も先が見えてきた感じ。2年先に再生専用機が発売されるのなら、今のDVD、あまり買わない方がいいのかも。
■ イチロー、あと「10」
6打数4安打。敬遠が一つあるので7回も打席が回ってきたことになる。普通の2試合分ですね。これほど打席が多いと楽だなあ。残り10試合だが、今のペースなら、あと3試合で記録達成の可能性もある。
■ みんなの光プロジェクト
不要なメールを削除していたら、@niftyからのお知らせが目に入った。9月1日から光ファイバーコースの会員はメール、ホームページとも容量が20MBから100MBに増えるという連絡。しかも家族用IDが2つから4つに増えるという。メールにはちゃんと目を通さなくちゃいけませんね。それにしても、全然容量が変わっていないぞと思ったら、申し込みが必要なわけですね。で、さっそく申し込む。
少し残念なのは、実は「シネマ1987online」、家内のIDで取得している。だからここが100MBになるわけではなく、20MBのまま。増えたのは僕のIDで取得したホームページスペース。ここには現在、テスト的なCGIを置いているだけでリンクも公開もしていない。ここを増やしてもあまり意味はないんですけど、そのうち何かに使うかもしれないし、狭いより広いのに越したことはない。
家族用IDのホームページとメールも増やしてくれるとうれしいんですが、さくらインターネットには3GBもあって、まだ100MB余りしか使っていないのだから、もういらないや。家族用ID4つということは、うちの家族はこれで事足ります。まだ子どもはメールなんて使わないし、家内も使っていないけど。家内はたぶんメールアドレスさえ覚えていないはず。それによく考えてみたら、さくらインターネットでメールアドレスは無制限に作れるのだった。そうなると、あまりメリットはないなあ。
2004年09月24日 [Fri]
■ DNSエラー
昼頃、この日記にアクセスしたら、つながらなかった。URIを独自ドメインのcinema1987.orgではなく、サブドメインのcinema1987.sakura.ne.jpにしたらつながったので、さくらのサーバーのDNSエラーか。
その後もつながったりつながらなかったりなので、とりあえず「シネマ1987online」からのリンクをsakura.ne.jpにしておく。2、3日このままかな。
2004年09月25日 [Sat]
■ [MOVIE] 「アイ,ロボット」
昨日見た。「ダークシティ」のアレックス・プロヤス監督がアイザック・アシモフのロボットシリーズにインスパイアされて撮ったSF。ジェフ・ヴィンターの“Hardwired”という脚本が基になっており、これにアシモフの「われはロボット」や「鋼鉄都市」などを組み合わせたという。ロボットが犯人とみられる殺人事件によって始まり、ロボット工学三原則をメインにしたプロットから、アクションたっぷりのスケールの大きな話に展開していく。この脚本の完成度が高い。知的なプロットであるばかりでなく、ミステリとしても良くできており、しかも大衆向けの視線をずらしていないので、同じような展開を見せた押井守「イノセンス」より分かりやすい。ロボットのVFXはレベルが高いし、ロボットを嫌悪する主人公のキャラクターも彫りの深いものになっている。しっかりしたSFになっている点でここ数年のSF映画では最も充実感があり、数少ないロボットテーマのSF映画に限れば、スピルバーグ「A.I.」など軽く越えてこれがベストだろう。
三原則とは言うまでもなく、
1.ロボットは人間に危害を加えてはならない
2.ロボットは人間から与えられた命令に服従しなければならない
3.ロボットは第1条、第2条に反する恐れのない限り、自分を守らなければならない
の3項である(ポール・バーホーベン「ロボコップ」では独自のものに置き換えて使ってあった)。アシモフの小説ではこれに矛盾する状況が現出し、ミステリ的に展開されることが多い。アシモフはミステリ方面でも評価の高い作家で、「黒後家蜘蛛の会」シリーズなど非SFのミステリもある。
「アイ,ロボット」も三原則との矛盾が発端となる。2035年のシカゴ、ロボット工学の権威であるラニング博士(ジェームズ・クロムウェル)がビルから転落死する。博士の死の状況から刑事のスプーナー(ウィル・スミス)は他殺を疑う。その第一容疑者がUSロボティクス(USR)社の新型ロボットNS-5のサニーだった。サニーは逃走するが、警察によって署に連行される。スプーナーの尋問に対し、サニーはロボットが持つはずのない怒りの感情を見せた。サニーはラニング博士によって感情回路をインプットされたユニークな存在らしい。警察はサニーの犯行と断定。しかし、ロボットに殺人罪は適用されないと主張するUSR社の社長ロバートソン(ブルース・グリーンウッド)によって、社に連れ帰られ、廃棄処分を受けることになる。USR社はそれまでのNS-4型に代わって、NS-5型の量産を進めていた。世界中に2億体のNS-5が送り込まれていく。スプーナーはNS-4型のロボットが格納された地域で、NS-5がNS-4を破壊している光景を見る。そして大量のNS-5たちが人間に対して反乱を起こし始める。
三原則があるのに、なぜサニーは博士を殺せたのか、なぜ博士はサニーをユニークな存在にしたのか、なぜロボットたちは反乱を起こしたのか、その背後にいるのは誰なのかという謎を散りばめつつ、ストーリーは進行する。加えて、主人公スプーナーにも三原則を頑固に守ったロボットに絡む哀しい過去がある。スプーナーはロボットを毛嫌いし、アナログな生活を送っている男なのである。さまざまな状況をタイトにまとめ、ユーモアを織り込みつつ映画を作り上げたプロヤスの演出は見事で、つくづくSFを分かっている監督だなと思う。
プロヤスは「アイ,ロボット」に飽きたらず、純粋なアシモフ作品を映画化したい希望を持っているそうだ。それならば、同じロボットシリーズで、人は本能的に宇宙を目指すものだという力強い主張に彩られた傑作「はだかの太陽」をぜひぜひ映画化してほしいと思う。
2004年09月26日 [Sun]
■ PowerProducer
子どもの運動会で写真を100枚ほど撮った。ニコンD70に望遠ズームを付けての撮影だったが、一眼レフの良さを再確認しましたね。連写が何枚でもできるし、書き込み時間がストレスにならない。シャッターチャンスも逃さない。コンパクトデジカメで撮った去年とは大違い。
今年はビデオを撮らなかったので、DVDにスライドショー形式で焼くことにする。デジカメde同時プリントはCDにしか焼けないので、PowerDirector3で写真100枚を入れ、タイトルとBGMを編集してmpeg2を作成。書き込みボタンを押すと、PowerProducerが起動する。メニューを見たら、なんだ、スライドショーの作成というのがある。最初からこれを使えば良かったのだ。
で、再度、PowerProducerだけでスライドショーDVDを作ってみる。操作は簡単。VOBファイルを作るのは同じなので、非力なパソコンではエンコードに少し時間がかかるが、オリジナルの写真も一緒にDVDに入れられるし、スライドショーの効果もいろいろできる。僕が使っているのはPowerDirector3に付属するPowerProducer2 Expressだけど、けっこういいソフトですね、これ。
■ XSL書き換え
tDiaryは日記にタグを記述した場合、Pタグを入れた方がソースの見通しが良くなる。ただ、冒頭にPタグを入れると、今使っている自作のXSLスタイルシートでは、スペース以下を抽出するように指定してあるため、RSS(index.rdf)から本文が抽出されず、何も表示されなくなる。で、ちょっと書き換えて、該当部分を以下のようにした。<xsl:template match="rss:item"> <div class="section"> <xsl:value-of select="dc:date"/><br/> <strong><xsl:value-of select="rss:title"/></strong><br/> <a href="{rss:link}"><xsl:value-of select="rss:link"/></a><br/> <div class="descr"> <xsl:choose> <xsl:when test="contains(content:encoded,'<p>')"> <xsl:value-of select="concat(substring(substring-after(content:encoded,'>'),0,200),'...')"/> </xsl:when> <xsl:when test="string-length(content:encoded) >= 200"> <xsl:value-of select="concat(substring(substring-after(content:encoded,' '),0,200),'...')"/> </xsl:when> <xsl:otherwise> <xsl:value-of select="substring-after(content:encoded,' ')"/> </xsl:otherwise> </xsl:choose> </div> </div><br/> </xsl:template>付け加えたのは<xsl:when test="contains(content:encoded,'<p>')">以下の3行。言うまでもなく、XSLスタイルシートの中ではタグは使えないので<p>などは実体参照で書く必要がある。
2004年09月27日 [Mon]
■ 「デジカメの秋」到来! いまどきのCF活用指南
広告連動企画みたいだが、HDカードとCFカードの使い分けの参考にはなる。HDカードは安価なので、デジカメのRAWモードで撮影する場合は有利。ただ、この記事には書き込み速度に関する記述がない。広告企画の限界だろうが、運動会の写真など連写が必要な場合は向かないのではないか。
と思って、ロジテックのサイトを見たら、D70で撮影した場合、1分間に画質Fineで43枚撮影でき、書き込み完了までに1分11秒とある(EOS Kiss デジタルの場合は画質Large24枚で1分29秒かかる。これはカメラの性能差による)。僕は普段、画質ノーマルなので、これなら十分使える。耐久性に問題は残るにしても、2.2GBで2万5500円余りというのはCFの半分以下。1枚持っていてもいいか。楽天で一番安かったのはスリートップで、税込み25,200円。
2004年09月28日 [Tue]
■ 安心楽々でぃすく印刷
CDの内容を読み取って、ディスク印刷のデザインをするソフトとのこと。普段はキヤノンのプリンタに付属していた「らくちんCDダイレクトプリント」を使い、自分でデザインしている。これでも十分だが、安心楽々でぃすくは中身の写真などを抽出し、テンプレートに沿って自動レイアウトしてくれるのが便利か。音楽CDのタイトルも抽出できるが、CD TEXTを読む方式で、CDDBには非対応。
僕の場合、DVDの印刷が多いが、DVDの内容も大丈夫なのかな。ま、基本的な情報しか抽出できないのでしょうね。一昨日作った写真を入れたDVDなら大丈夫かも。価格はダウンロード版で1,290円(30日までのキャンペーン価格。もっと早くメールしてほしいものだ)。これだけ安いと、騙されたと思って使ってみようかと思うが、そのうちどこかのプリンタにバンドルされるのかもしれない。
■ Webデザイナーとの会話
2年前の5月の日記に書いたWebデザイナーから電話。「パスワードが変わったんですか? FTPがつながらないんですが」。この人、救いようがないと思う。
そうそう、サーバーを更新した時にIDとパスワードが変わったのだった。それにしてもこの人、まだうちの会社の仕事をしていたのか。で、ホントは教えたくなかったのだけれど、IDとパスワードを教える。
すぐに電話がかかってくる。
「つながらないんですけど、パスは/home/httpd/html/でいいんですよね?」
違う違う、ちゃんとFTPつなげば、分かるだろうに、GoLiveなど使ってるからそうなるのだ。
「あ、普通にpublic_htmlになったんですよ」。念のために綴りも教える。「p、u、b、l、i、c、アンダーバー、htmlです」
すぐに電話。
「つながらないんですけど」。
ふーん、この人、アップロードするパスまで教えないと、ダメか。
「public_htmlの下に○○○を付けなくちゃいけません。public_html/○○○/です。あ、public_htmlの前にもスラッシュ付けてください」
またもや電話。
「つながらないんですけど、IDもパスワードもこれでいいんですよね」
再確認したが、間違いない。
「どこか、設定を間違ってますね。GoLiveじゃなくて、フリーのFFFTPというソフトがあるから、それ使ってみてください」。
「GoLiveでもちゃんと設定すれば、使えるはずでしょ」
「それはそうなんですけどね。うーん、メッセージはなんて出てます?」
「えーと、サッチ・ファイル・ノット・ファウンドとか何とか」
ということは、FTPはつながっているわけだ。パスが違うらしい。
「綴りはp、u、b、l、i、c、アンダーバー、htmlですよ」
「p、u、b、ああ、エルですか。アールを書いてました」
2004年09月29日 [Wed]
■ 台風21号接近
今月3個目。3個とも同じ時間帯に接近してくれる。出勤時間帯と重なるので、困るんですよね。ま、今回は勢力がやや弱い(といっても“強い台風”)ので16号、18号の時ほど大変ではないみたいだが。
■ @nifty 固定IPサービス開始
ようやく始めるのか。初期登録費用5,000円、月額料金2,650円。2,000円程度なら考えてもいいが、少し高い。といっても専用レンタルサーバーを借りるとなると、これよりずっと高い。さくらインターネットの場合、月額6,800円だ。FAQを見ると、固定IPに対応した独自ドメインは別に取得する必要があるとのこと。
■ FEATHER2004D
MTVX2004が特定のマザーボードでフリーズする現象の対策を施したドライバ。1カ月前に出ていたのか。さっそくインストール。暫定版とあるが、快調に動くようになった。デザインも少し変わっている。
■ e.Typist v.10.0をインストール
きょう届いた。とりあえず、インストールしただけ。こちらもインターフェースが前バージョンとは変わった。
2004年09月30日 [Thu]
■ 一太郎とATOKのLinux版、まもなく登場
「今秋発売予定のTurboLinux次期デスクトップ製品のほか、主要Linuxディストリビューションの最新版への対応を明らかにしている」という部分に愕然とするなあ。Turbolinuxはまたバージョンを上げるのか。10F...を含めると、半年に一度のバージョンアップになる。
そのTurbolinuxについて、買収したライブドアの社長は「全体の出来としては、Windows 98、いや、Windows Meくらい」と言っている(「日本初のLinux球団も」ライブドア堀江氏、吼える」)。それはインターフェースとか操作性とかの表面上の問題であって、あんな不安定なOSと比べられても困る。第一、これが社長の発言か。今さら、Windows MeレベルのOSを誰が買うのか。WindowsライクなLinuxを目指す方針は下手をすると、「Linuxは出来の悪いWindows」との価値判断を招く恐れがある。開発環境を一切使わないユーザーにとっては実際にそうなのかもしれないし、Turbolinux自体、デフォルトでは開発環境を省いてインストールされるが、Windowsとは違う思想に基づくOSなのだということをはっきり主張した方がいいのではないか。
■ ワンクリックサイト
携帯でインターネット中にリンクをクリックしただけで数万円請求するというサイト。「携帯サイトに潜む「ひっかけサイト」の罠」「ご注意 携帯電話のショートメッセージサービスを悪用する料金請求」など参照。さくらインターネットでは運営を禁止した(ワンクリック登録サイトの運営禁止について)。架空請求の一種と言えるだろうが、携帯の場合、リンクのURLが分からないのが原因の一つじゃないのか。PCだったら、怪しそうなリンクはクリックしないものな。