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2007年03月27日 [Tue]

都城泉ヶ丘2−0桐生第一

まさか勝つとは思わなかった。桐生第一もまさか負けるとは思っていなかっただろう。泉ヶ丘のチーム打率は出場32チーム中最下位。4番打者の昨年秋からの打率は1割に満たないと聞いた。打率に関係なく、高校野球は勝てるものなのだ。出塁し、走塁し(バントで送り)、スクイズで得点する。高校野球の基本の戦い方で泉ヶ丘は勝った。桐生第一がエースを出してこなかった理由は分からないが、21世紀枠のチームを少し甘く見ていた面もあったのかもしれない。とはいっても2安打完封ではエースを出してきてもそれほど結果は変わらなかっただろう。

昨年秋の県大会での優勝時に「あのピッチャー、あと10キロ速かったら打たれたのではないか」との声があったそうだ。打線を誇るチームはもっと速い球を練習で打っているだろう。しかし泉ヶ丘の投手は確かに丁寧な投球をした。あれだけタイミングをはずして内野ゴロばかり打たせたのは褒めていいと思う。まさか、まさかと桐生第一が思っているうちに勝ってしまったという印象だ。

打率は最下位でも、たぶん学力は32校中、トップクラスだろう。応援団の生徒は勉強道具を持参したそうだが、普段のクラブ活動の遠征でも勉強道具は持って行くという。選手たちも甲子園に持参しているはず。海外では文武両道は普通だけれど、日本ではスポーツだけしかしない場合が多い。幸い、組み合わせには恵まれているので、できるなら次も勝ってベスト8入りを果たし、文武両道の強さを証明してほしいと思う。


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