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2006年01月08日 [Sun]

仙台市の連れ去り乳児を無事保護

犯人はまだ捕まっていないが、何はともあれ子供が無事に帰ってきて良かった。身代金の要求があったが、受け渡しはなかったという。警察が動いているのを見て、犯人は怖くなったのだろう。

今回の事件は1面トップ級で大きく報道され、しかも当初は営利誘拐のセンは薄いと思われたから、当たり前のことながら警察は堂々と動いた。今さら、「警察に連絡したら子供の命はない」という誘拐の常套的な言葉が使えなかったのが犯人に不利な点だった。というか、犯人、バカじゃないのか。誘拐はこっそりやる必要があるのだ。映画や小説のように警察が見張っているにもかかわらず、堂々と身代金受け取りに成功するなんてできるわけがない。それができる犯人なら、ああいう乱暴な誘拐の仕方はしないだろう。

身内でなくても営利誘拐は成立するという点で黒沢明「天国と地獄」(エド・マクベイン「キングの身代金」)をふと思い浮かべたが、映画のようにうまくいく誘拐はまれだ。


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